2018年12月10日

サングリエ限定ラベル


寒い 急に寒い
いつもの冬の店内になってしまった…

寒くてストーブの前から動けない


皆様、クリスマスや年末年始のワインの準備はいかがでしょうか?

てんちょはまだ何にもやってません💦
クリスマスは無縁ですし、年末年始も下手に準備すると飲み過ぎるだけ、というオチが


今日はちょっと気が早いかもしれませんが、お年賀にぴったりなワインですよ

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テッレ・デル・バローロ バルベーラ・ダルバ スペリオーレ2015 猪ラベル

普段、干支や年号を意識する事が滅多にありませんが…
来年は亥年、己亥=つちのとい、です

テッレ・デル・バローロはイタリア、ピエモンテ州の協同組合です

名前の通りバローロを始め、バルバレスコやネッビオーロダルバなどお値打ちで高品質なワインを生産しています。

こちらのワインは日本でもかなり人気があると思います、店頭でも人気ですよ
ほんと、ここのワインは何飲んでも美味しい
しかもお手頃で素晴らしい

このラベルに見覚えのある方は多いかも ↓

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現在組合員は400を超える大規模組合です。
バローロに認定される11の村の全てに畑を所有しています

こちらのバルベーラなんですが、通常は普通クラスのバルベーラ・ピエモンテのラベルが猪デザインなんです ↓

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しかし、
今だけ限定でバルベーラ・ダルバ スペリオーレのラベルが猪デザインで発売されています
それが今日のワインなんです。

通常のバルベーラ・ピエモンテに比べて選別され、熟成させたワインを使用しているスペリオーレです

抽出も濃く、500リットルの新樽で1年熟成させた飲み応えのあるワインになっています。
バルベーラなので真っ黒になったりしませんが、コクがあって良い香りです

価格もとってもお手頃です

ピエモンテと言うとどうしてもネッビオーロにばかり目が行っちゃいますけど、こういう素敵なバルベーラもあるんですよ
新年をこれでお祝いしてみてはどうでしょう???









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2018年12月09日

ルビー色のシャンパーニュ


急に気温が下がって、名古屋も冬になりました
今日は手袋あっても良かったなぁ

お天気は快晴ですけど、流石に店内は寒い…



今日はシャンパーニュの紹介をします

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シャルリエ・エ・フィス プレステージュ・ロゼNV

てんちょには個人的に懐かしい銘柄です
昔務めてたシャンパーニュ・バーで「ロゼ祭り」をやってたんですが、その時に初めて扱いました。
10年以上前で、当時はまだ正規代理店がなかったです。

このシャルリエ、とても好評でした
ラベルが今と違ってましたが、同じように赤いロゼでしたね。

シャルリエはマルヌ川の北、エペルネから7,8キロ西にあるモンティニー・シュル・シャティヨンという村にあります。
ここ ↓

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小さな村ですが(シャンパーニュの村は大抵どこも小さい)周りにもレコルタンが色々あります
十字軍の遠征を決めたローマ法王ウルバヌス2世の出身地なので銅像が立ってます。

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綺麗ですね、HPより

1892年に樽職人のペラン家が伝統的な大樽でシャンパーニュを製造し始めたことに起源をもち、現在は4代目になるシャルリエ家が経営を担っています。
生産は色々あるのですが、日本への輸入は現在ロゼだけ
マール漬けのチェリーとかすんごく美味しそうなんですけど

しかし、このロゼも素晴らしい

こちらのロゼはロゼ・ド・セニエといい、赤と白のワインを混ぜて二次発酵させる通常のロゼとは違う製法を採用しています

セニエという言葉はスティルワインのロゼの製法で聞いた事がある方が多いと思います。
この言葉は「瀉血」を意味するのですが、赤ワインのマセラシオンの途中で果汁を抜く事で作られるためにそう呼ばれています

シャンパーニュでも同じく一次発酵の時点で果皮を漬け込んで色を付ける製法です
シャルリエで12時間から16時間マセラシオンしているそうです。

しかし、
果皮と液体を分離するタイミングがとても難しく、気温やブドウの状態によって毎年異なるために寝ないで見張っていないといけないそうです


さらに。
シャンパーニュの規定覚えていますか??

シャンパーニュにはブドウの搾汁規定がありましたね

2000キロのブドウから1番搾り(キュヴェ)で2050リットル、2番搾り(プルミエタイユ)で500リットルの果汁を取ってもいいことになっています。
セニエで果皮を漬け込むとこのタイユが非常に面倒で厄介なんだそうです。
だからうちはやらない、って言う生産者に会ったことがあります

絞った果汁に皮を戻すんじゃないのでしょうか…
それだけならそんなに難しくないような気もしますけど💦

因みにシャルリエではキユヴェのみを使用、あとはフィーヌに回しちゃいます‼️

ブレンドに比べてセニエのロゼの方がしっかりした骨格や酒質の厚みを感じます
とは言え、やはり繊細なシャンパーニュには変わりません。

セニエのロゼは果皮を漬け込むのでブドウは全て黒ブドウです
シャルリエではピノノワール80%、ピノムニエ20%

こちらは樽発酵に続いてMLFも行い、さらにバトナージュもしています。


このロゼはなんといっても香りが素敵です

最近のスティルのロゼもそうですが、味わいは白と変わらない辛口で食事にもよく合います
しかしやはりロゼ特有の華やかな香りがありますよね。
あれと同じです

フローラル&フルーティですが、甘さだけを連想させるような香りではありません
コクがあって華やか、食事をずっと通して楽しめます。


今ならマグナムもありますよ

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飲んでみてください〜









posted by cave MITSUKURA at 14:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

メルヘンラベルなのは何故


今日はちょっと寒いかな、本格的な冷え込みは明日からのようですが


来年もワイン会をやっていきたいと思っておりますが、さて、何をやろうかと

ボーカステル
アンリ・グージュ
グロフィエ
も一回ボングラン、今度はマグナム

そして、そろそろやらねば…トロタノワ

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なるべく多くのヴィンテージを飲み比べたいのですが、いつも上手く揃えられる訳でもなく…
今後は増々難しくなっていくと思う


そう言えば、揃っているとは言えませんが、これの会をやってみたいです

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ポッジョ・スカレッテ カポガット2015

イタリア、特にトスカーナの新進ワイナリーがあまり得意じゃないてんちょですが、これは別です
しかし、このカポガットは初めてですね、数がないのです。

スカレッテと言えば、やっぱりこれですよね ↓

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イル・カルボナイオーネ2015

キャンティ・クラシコ2015

輸入元ではカポガットもカルボナイオーネも完売
店頭にもあと1本ずつしかありません💦

人気だなぁ

ポッジョ・スカレッテの記事は過去にも何回か書いたことがあります。
オーナーのヴィットーリオ・フィオーレ氏はイタリアワイン業界ではめっちゃめちゃ有名な人です

アルトアディジェ出身の彼は、農業学校を卒業していますが自分のワイナリーを興す前に多くの年月を他州のワイナリーで経験を積みました。
カパルツォ
ヴィッチオマッジョ
テラビアンカ
モンテヴェルディ
など、一流メーカーばっかりです
そしてフィオーレ氏のおかげでこれらのワインの名声があると言っても過言ではありません

イタリア醸造技術協会の理事にまでなった彼は37歳でついに自己ブランドを確立します
最初から全く妥協のない畑と醸造設備はイタリア人の気質を考えるとかなり例外的です

これくらいいっか…
まぁしょうかないよね…
という事が一切なく完璧に管理されています

畑は、第一次世界大戦直後に植樹されたサンジョべーゼ・ディ・ラモーレのオリジナルクローンが占めています
フィロキセラでイタリアのサンジョベーゼが全滅した後の最初のクローンが植わってるという事です
うーん、すごい。

畑のある場所は、グレーヴェ・イン・キャンティというフィレンツェ近郊 ↓

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因みに今ではキャンティ・クラシコがありますが、
イル・カルボナイオーネと他のワインは
IGTアルタ・ヴァッレ・デラ・グレーヴェです

なんじゃ、そのIGTは。知らないなぁ
DOCGキャンティじゃないんです…

初ヴィンテージは1992年
最初はイル・カルボナイオーネだけを生産していました。
1種類だけを妥協なく作ってんですよー

今では白も合わせて5種類のワインがあります

現在、蔵は4男のユーリさんが仕切っています。
カポガットはユーリさんは07年に作り始めた銘柄です。
彼はボーヌの醸造学校を出ています、他のお兄さんたちもみんなアメリカや南アでワインビジネスに従事しているワイン一家です

カポガットは、サンジョベーゼじゃなく、
カベルネ、メルロ、フラン、プティヴェルドが25%ずつのボルドーブレンドです

白も手に入らないかなぁ…
一緒に飲んでみたいのです










posted by cave MITSUKURA at 14:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

アモリーノとは小さな愛


今年は本当に暖かい…

なので、グリューヴァイン(ホットワイン)が全然売れません
週末には寒くなるようですが、ようやく冬の気温になるのでしょうか。


カストラーニの赤と白が入荷しました

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アモリーノ ロッソ
モンテプルチャーノ・ダブルッツオ2013

アモリーノ ビアンコ
トレッビアーノ・ダブルッツオ2017

です。
どちらも本当に美味しいです
もう一度飲んでみたいなぁ

赤は13年⭐️
落ち着いたいいフルボディですよ。

ボトルにはカストラーニの名前入り、特注品ですね✨‼️ ↓

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そして、このラベルに描かれているのはペンダントなんです‼️

その昔、村の女の子に恋した男性が求婚の返事を確かめたくてその女性にペンダントを贈りました。
もし、好意を受け入れてくれるなら、次の日曜の教会のミサにそのペンダントをしてきて欲しい、と。

果たして…
その女性はペンダントを着けていました✨❤️

こうしてめでたく結ばれた二人ですが、その話を聞いた彼女の父親がそれはいい、とそのペンダントを商品化したんです‼️

お父さんのお仕事は宝石商でした💦✨

それをラベルに採用した、アモリーノ。
小さな愛という意味です。

バレンタインにはもってこい、だと醸造家のアンジェロさんが言ってました‼️㊗️



来年も沢山の生産者さんに来て欲しいです

頑張ります


…いかん、やっぱり書いていられない
明日事、長々ワインを語りたい



posted by cave MITSUKURA at 16:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

今日も書けません


す、すみません
ブログがちっとも書けません…

紹介したいワイン色々あるんですが。

明日こそ
posted by cave MITSUKURA at 16:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

大スター来ました


今日から12月

2018年ももう僅かですねぇ、
毎年1月にはまだ12カ月もあると思うのですが、過ぎてみればあっという間で


今日はやはり、スターご来店の報告をしないとね

29日には、元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリ氏をお迎えして、カストラーニ・セミナーを開催しました

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キャンセル待ちで参加できなかった方には申し訳ありません
なんせ、席数がなくて。

時差ボケでお疲れの様子だったヤルノさん
それなのにサインも写真もにこやかに対応してくれました、とても優しいお人柄ですね

「ワイン作りをしていたおかげで、また日本へも来ることが出来て嬉しい」って

てんちょも早速サイン頂いておきました

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サインボトルは完売です。

実をいうとてんちょ、彼にワイナリーの話なんてできるんだろうかと訝っておりましたが、
心配無用、ちゃんと醸造家のアンジェロ・モリサーニさんがご一緒でした

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アンジェロさんの真摯なお話しぶりといい、それぞれのテイスティングを尊重しようとする姿勢など、非常に尊敬できる方でした

F1ドライバーのトロフィー的なワインかと思っていましたが、全然違った💦 ← すんません
(ナパや南アにはそういうの多いでしょ)

ワイナリーはイタリア、アドリア海側のアブルッツォ州にあります。

日本でも人気のモンテプルチャーノの赤が有名です
彼はこの州の中心都市、ペスカーラの出身です ↓

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元々ヤルノさんの祖父もワイン作りをしていたそうで、故郷で大きなワイナリーが売りに出ていることを知り1999年に買収したのが今のカストラーニの始まり、再スタートです
(カストラーニ自体は1793年からある大変古い蔵なんですが、買収当初はかなり荒廃していたそうです)

作っているワインは、土着の代表品種で赤はモンテプルチャーノ、白はトレッビアーノです。
日本でもお馴染みの、

モンテプルチャーノ・ダブルッツオ
トレッビアーノ・ダブルッツオ

って、人気もありますが、お手頃価格のデイリーワインというイメージが強いと思うんです

ですが、ここは違う。所謂「安物」ではない。
全然違う

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白はともかく、赤はコンクリートタンクで発酵後、澱と共に数年熟成させ、そこからさらに樽(500リットル、産地と年数はワインによる)に移してまた熟成させ、最後にアッサンブラージュしてから瓶詰めするというものすごい時間をかけて作っているんです

ですから、
エントリーレンジの赤ワインでも現行ヴィンテージが2014年という驚き

1600円なのに…

こうした行程は行った方がワインの味が良くなることは明白なんですが、要するに数年間はお金にならない訳で…
資金的に余裕のあるワイナリーでしかできない事ですね。
流石だわー
他も2013,2012とクラスが上がればヴィンテージも古くなるという、特にアブルッツォでは大変珍しいワイナリーです。

アモリーノのラベルには素敵なペンダントの模様が描かれていて、いいお話があったのですが長くなるので割愛。
聞きたい方は店頭までどうぞ。

今はありませんが、来週再入荷してきますので是非皆様にも飲んでいただきたいです
白も赤もすごく美味しいですよ、ほんとに。

醸造家のアンジェロさん曰く、
土壌の持つ塩味=ミネラルと寒暖の差によって温存される酸味のバランスが取れたワイン

ハイアルコールで疲れるワインでなく、飲んだ後でも喉が乾かないワイン


を意識している、と。

うんうん、そーですね
確かに、皆さんのグラスはほぼ空になっていましたし、お水のお代わりも必要なかったみたいで。

最上級品のヤルノ・ロッソはブドウをアパッシメント(陰干し)してアマローネと同じ製法で作っています
モンテプルチャーノでアパッシメントは珍しいなぁ…

アルコール度数16度もありますが、そこは流石に長期熟成、それ程辛くないんですよね
鼻が痛いとか全くなかったです。


どれも素晴らしいワインでした
またお目にかかる日があるんだろうか…










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2018年11月29日

大スターくるよ


昨日は夜に雨でしたね…

午後に行ったシャンパーニュ、ジャクソンのセミナーですが、昨日で3回目の出席でした。
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以前の資料を探してみたいと思ってます

が、実家に行かないといけないので時間かかりそう…

どんどん生産量を減らしているジャクソンですが、てんちょは昔のシナチュールが好きなんだけどなぁ


さて、今日はイタリアのカストラーニのセミナーです
これまで沢山の生産者さんをお迎えしてきましたし、一流の生産者にもご来店いただきました

でも、F1ドライバーが訪問してくれる日が来るとは思わなかったです

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ヤルノ・トゥルーリ氏、さぞかしカッコいんだろうなあ〜

次はハリウッドスターか(うそうそ)



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2018年11月28日

シンパシー・シャンパーニュ


今日って雨かと思っていましたが、降らないで済みそうですね
日差しが眩しくて、冬らしからぬ陽気ですね。

今日と明日の名古屋はシャンパーニュ騎士団の叙任式があるおかげで、シャンパーニュメーカーだらけです

ミツクラにもいくつかアポのお申し出がありましたが、今日もワイン会、明日はカストラーニで、無理無理
これからジャクソンのセミナーに行かなくちゃいけませんし。
3日前とかホント無理です。

もっと早くアポ取ってくれー

まぁ、その程度のアポって事ですね。


でも、今日は朝から素晴らしい方にお会いできました

シャンパーニュメゾン、カナール・デュシェーヌ醸造長のローラン・フェドーさんが来てくれました
日本語めちゃ上手い販売担当のジェレミさんも一緒。

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写真撮りませんでした…ま、いっか

簡単なお話だけだと思っていましたが、醸造やデゴルジュマンの細かい技法まで1時間以上も説明してくれまして、最後はパワポの資料をモニターで動画も見ながらの解説となった、とても有意義な時間でした
畑の地図も一緒に見ながら確認。

くーっ、こんなんならセミナーやってくれたらよかったのにぃぃぃ

と思うくらい素晴らしい内容で、てんちょ一人で聞いててええんかい、って思いましたよ
も、もったいない。


全てはとても書けませんので、今日もかいつまんで紹介します

カナール・デュシェーヌ1868年創業のとても古いシャンパーニュメゾンです。
カナールさんという樽職人とブドウ栽培家のデュシェーヌのお嬢さんが結婚してできたネゴシアンで、
今年で150周年となっています。

この蔵はメゾンにしては珍しく、モンターニュ・ド・ランスの北の端、リュードという1級畑(村)にあります
多くのメゾンが商売を拡大する中でランスやエペルネ都市に移っていったのですが、カナール・デュシェーヌだけはブドウ畑の中にとどまったのです。

この蔵の創始者のヴィクトールさんは商売熱心で、早くから輸出に力を入れました
19世紀の終わりには最大の輸出市場だったロシアへ出荷し、ロマノフ王朝のニコライ2世に気に入られ、カナール・デュシェーヌの紋章はこのロマノフ家の双頭の鷲をつけることを許されました。
さらにナポレオンの騎兵隊のサーベルが加わり、現在の紋章となっています。

ここで、お話には出ませんでしたが、
ニコライ2世は暗殺により死亡、その後のロマノフ王朝も革命により消滅し最大の買い手を失い、途中でベルエポックはあるものの、戦争やアメリカの禁酒法で、シャンパーニュ地方は踏んだり蹴ったりです…

ここで多くのメゾンが倒産してますが、とある有名メゾンRが言うには「当時、つぶれそうなうちを買いたいと思う他社も、その金を持っているところもなかったので今でも存在している」んだそうで
今のゴージャス、絢爛豪華なイメージとは程遠い時代もあったのですよ。


カナール・デュシェーヌも、その後経営にはあまり力が入っておらず、スーパーマーケットに並ぶ銘柄だと思われるほど長らく低迷しちゃってたんですが、2003年に大手のティエノの傘下に入りました
今日来てくれた醸造長のフェドーさんは元々ティエノの醸造長だった方です。

ティエノの傘下に入るとすぐに、フェドーさんは新しいキュヴェを3つ作りました

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シャルル7世 ブラン・ド・ブランNV

あとは、
キュヴェ・レオニー ブリュットNV
パーセル181 エクストラブリュットNV


です。
3つとも試飲させてもらいましたよ

ものすごく美味しかった

香りが非常に繊細です、ブランドブランは48カ月も瓶熟していますが、濃すぎる酵母香がなくとてもフレッシュです。
それでいて(特に私シャルドネがそんなに好きじゃないので)固くもなく、シャープじゃないってところが非常に気に入りました

それぞれのキュヴェのコンセプトが的確に伝わる、正確な醸造だなぁと感動です

爽やかで上品、でも軽い訳じゃないって感じ



特筆すべきは、二つの事です
(基本的なお話も大変貴重なんですけど)

まずは、ブショネ対策としてミティーク・コルクを採用している事
これのおかげでカナール・デュシェーヌのシャンパーニュには99.9%ブショネはない。

ミティークというのはスティルワインで言うディアムコルクの事です。
簡単に言うと、蒸気殺菌した圧着コルクですが、ブショネの原因となるTCAを繁殖させません。

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一般的なコルクと比べると均一ですよね、
これは一見、安物に見えますが違うのでご注意ください

ディアムコルクって長い天然コルクと変わらないくらいのお値段なんです
製造ロット管理もされていて厳格な規格があります。
因みに、カナール・デュシェーヌのコルクにはいつもシャンパンサーベルが描かれているそうです

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そして、もう一つはデゴルジュマン後の驚きの技術です

シャンパーニュは、

瓶内二次発酵

瓶熟

デゴルジュマン

ドサージュ

コルク打ち

(ちょっと馴染ませて)ラベルを張って出荷

という手順で我々の手元に来ますが、デゴルジュマン〜コルク打ちまでは一気にやってしまいます
のんびりしてると泡がなくなっちゃいますからね。
(とは言ってもそこまで大慌てでなくても大丈夫)

機械化された流れ作業で、ポンポン抜かれてサクサクコルクがはめられていきます
爽快な眺め。

多分youtubeで検索すればすぐに出てきます

で、ドサージュの行程についてはご存知でしょうか??
澱引き(デゴルジュマン)で減った分をリキュールで補い、味を整えるのですが、
ここで、どんな蔵でも多少ワインが泡立ちます

長い瓶熟で二酸化炭素は溶け込んでいますので、瓶口の泡立ちには問題はないのですが…
よく見てると、
泡が上まで立つボトルと、ほとんど立たないボトルがあります

そこに目を付けたフェドーさん

つまり、泡がほとんど立たないボトルには、そのままコルクで蓋をすると液面までの空気が瓶に含まれることになります。
一方で、上まで泡立ったボトルにコルクとすると、泡が収まった後には空気がほとんど残りません。

この差、分かりますか??
見せてもらった写真をお見せしたいが…ない 涙

これが出荷後の経過で瓶差となって表れるので、それを防ぎたいと秘策を講じたんです


瓶差=ボトルバリエーションは熟成すればどんなワインにも現れても仕方ない物です
でも、それを少しでも減らそうという試みは驚いたなぁ

カナール・デュシェーヌで特別に誂えた機械は、ドサージュした後にほんのちょっと、僅かに1滴だけ「水」を垂らして全てのボトルを物理的に泡立たせ、空気が入らなくしたうえでコルクを打つそうです

この技術、元はビール業界の物だそうですが、め、めんどくさい事やってますなぁ
すごいわ。

ミティークコルクとこの密閉作戦のおかげで、SO2の使用を30%も減らすことが出来たそうで、それは大変良かった

いやぁ、いいお話だった。
しかもフェドーさん、普段はあまり秘密を語らないそうで、ラッキーかも。

今度来るときはお客様向けに話してくださいね、と約束してお別れました〜













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2018年11月25日

語らずとも瞭然


めっきり寒くなっていますがさすがは太平洋側の名古屋、今日も快晴です

ゴーン氏逮捕の裏側には(世間の目をそらしたいくらいの)どんな大事件があるのか。
東京地検特捜部が出てくる時って大抵そうだもんね


木曜のブログ、スマホから書いたのでやはり加筆が難しいです
気紛れに頑張ります。
その内ネタがなくなったらスピネッタの事、書きますね、ごめんなさい…
(タイトルのサイはバルバレスコ、ライオンはバローロのラベルなんですよー、知ってた??))



今日は先に一昨日の報告から。

一昨日はシャンパーニュメゾンのポル・ロジェから、社長のローラン・ダルクール氏に来店してもらいセミナーを開催しました

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試飲も豪華5種類
新発売のサーウィンストンチャーチル2008もありました。

ご参加の皆様には沢山お買い上げいただきましてありがとうございました

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サインもらうのに結構並んでましたが、ダルクールさん全て一つずつ手寧に書いてくれてました。

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昨日ブログ書けなくて、しかもちゃんと紹介すると恐ろしい長さになっちゃうので(それくらい内容の濃い、良いセミナーでした)、
当日見たパワポの写真を添えて、かいつまんで紹介する事にします。

メゾンについて簡単に書きますと、
創業は1849年、現在5代目となるメゾンです。
全生産の80%を輸出しています、最重要で最大の輸出先はイギリスです
(ロイヤルウェディングのシャンパーニュになった事も有名です)


まずはチャーチルについて

ポル・ロジェのプレステージシャンパーニュである、キュヴェ・サーウィンストンチャーチルは当然ながらイギリスの首相だったチャーチルから命名されています。

二度の戦争を経て英雄となった豪傑チャーチルですが、パリで開かれた戦勝記念パーティでポル・ロジェ社の3代目ジャック・ポル・ロジェの奥さんのオデットさんが同席し親交を深めていきます

二人の写真はパンフレットにも載っています ↓

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製法などには一切こだわる事はないが常に最高の物だけを好んだ、というチャーチルはポル・ロジェの力強いキュヴェを大変気に入り首相官邸送りでオーダーするようになります。
チャーチルは本当にポル・ロジェのシャンパーニュが大好きだったようで、自分の持っている競走馬にも「ポル・ロジェ」という名前を付けたほどです ↓

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前はもっと分かりやすい写真があったのになぁ

そして彼の死後、10年経って遺族の同意を得て、チャーチル好みのシャンパーニュは商品となって発売されることとなりました。
これが現在まで2008年で17ヴィンテージを数えるキュヴェ・サーウィンストン・チャーチルの始まりです。

最初のヴィンテージである1975年のお披露目はチャーチルの生まれたブレナム宮殿で行われました

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お貴族〜

因みに最初はマグナムだけ、今後はマグナムを増やすかもとのこと。
現在でも新ヴィンテージの発売前には、敬意を払い必ずチャーチルの一族に最初に飲んでもらうそうです。


そして、もう一つ。
今年の夏くらいでしたっけ?
ポル・ロジェ社の地下から100年以上前のシャンパーニュが発見された、というニュースがありましたが覚えている方はいらっしゃいますか

その昔、118年前、ポルロジェの20世紀のスタートは本当に散々で…

1900年2月23日、地下セラーを含む社屋が倒壊しちゃっています

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50万本のストックとリザーヴワインを失うという大惨事です
(そしてこの後、グランドゲール=第一次世界大戦がありシャンパーニュ地方は塹壕だらけになります)

よく倒産しなかったよなぁ…


この場所には埋もれたままの当時のシャンパーニュがあると言われており、歴代の醸造長はじめシェフ・ド・カーヴはその発掘にひそかな情熱を燃やしてたそうなんですが、危険もあり中々掘る訳にはいかず…
今年ようやく行われた調査で10数本のボトルが発見された、という事です。

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前醸造長の夢が叶った

今でも崩落の危険があり、それ以上の調査は行われませんでしたが、
そりゃーもっと埋まっているだろうと全員が思ってます

因みに、本数があまりにも少ないのでダルクールさんも誰もまだ飲んでいないそうです


ロゼやドゥミ・セックも含めて美味しい物ばっかりだった
流石の08年、チャーチルも既に美味しいですね
もうちょっと待ってもいいかー

もちろん、てんちよもキープしてまっせ ↓

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輸入元では年内在庫は完売、店頭にもあと1本しかありませんので欲しい方はお早めに。
またご来店して欲しいなあ











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2018年11月22日

サイとライオン


昨日は月例の試飲会でした‼️

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沢山の方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
飲めなかったワインがあった方には申し訳ありません。

今年最後の来月は19日水曜です⭐️
テーマは「シャンパーニュ&おすすめ」です。
来月も会費4000円です。


さて、今日はお休み✨
ですが、イタリアから素敵なワイナリーの方が来ていてランチ会に呼んでいただきました‼️

メーカーさんは、ピエモンテのスピネッタ⭐️
輸出部長のルカさんとご一緒しました

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酔ってるなぁ

バルバレスコのトップ生産者として有名ですが、バローロやほかのワインも作っています。

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美味しいイタリアンでお腹いっぱいー



くーっ、全然時間なくて書けない💧💦

もっと色々詳しく紹介したいので後日加筆します💦
明日はポルロジェ です。




posted by cave MITSUKURA at 18:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする