2017年04月29日

スパークリングの新たな頁


ヨーロッパの冷え込みは予想以上に深刻です…
フランスのみならず、イタリアにまで被害があるようです💧

2月3月の気温は低くなかったのに、4月になって急に気温が下がってしまい、
各地で氷点下を記録しています

当初、そうした心配には蚊帳の外かと思われていたボルドーも霜害に遭ってしまいました…
右岸も左岸も

新芽は霜が降りるとこうなってしまいます ↓

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ムーリスのシャトー・アントニック SNSより

2016年は連続で収量減のブルゴーニュやシャンパーニュを横目に、一人勝ちのグレートヴィンテージになったボルドーですが、今年は暗雲立ち込めまくりです。
1991年の様になってしまわないで〜
(91年は霜害が酷く、ペトリュスもオーゾンヌも生産ナシでした)

2009年を最後に収穫が減ったままのブルゴーニュは、言うまでもなく良くないですが、
シャンパーニュの被害が一番深刻です

こんな畑が多い ↓

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英国誌デキャンターHPより

余裕のある各生産者は徹夜で畑で火を焚いて霜を食い止めようとしていますが、
重油を燃やすには費用が高いし、干し草や薪でも費用も労力もかかります ↓

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同前

全ての生産者がこうした対策を取れる訳ではありませんし、二酸化炭素排出の懸念も取り上げられています

またもや品薄&値上がりがぁぁぁぁ


では、気を取り直してワインの紹介です

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ハッティングレイバレー クラシックキュヴェ2013


御覧の通り、スパークリングワインですが、こちらはイギリス産です

今、世界で最も注目されているスパークリングワインの産地はイギリスなんです
イングランド南部やウェールズなど、緯度の低い地域です。

温暖化の影響で、2000年当時、20年前のランスの平均気温がもはやロンドンのそれとなっている事が非常に話題になりました

気温の上昇が続くと、シャンパーニュ地方でのシャンパーニュ作りは困難になると考えたシャンパーニュメゾンは続々とブリテン島南部へ進出しています
ルイ・ロデレールとか。
英仏海峡を挟んで、どちらの土壌も石灰の豊富な白亜質なのでシャンパーニュに酷似してるのです

今では日本に輸入もそれなりにあり、有名な会社も増えました

ナインティンバー
リッジヴュー
ハンブルドン
キャメルバレー
チャペルダウン
などなど

知ってる会社ありますか??

既に200以上のワイナリーがあり、最近は国際博覧会でもよく上位入賞しています

てんちょ、ナインティンバー(最大規模)とあと2種類くらいしか飲んだ事ないんですが、
どれも質は高いですね
ほとんどが瓶内二次発酵で、シャルドネやピノノワールなど、シャンパーニュをお手本として国際品種を使っています。

今日のハッティングレイバレーはロンドンの西、ウィールドという田舎に1999年、弁護士のサイモン・ロビンソン氏が土地を購入した事に始まります
こんな方 ↓

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HPより

その後、土壌研究を重ね、2008年にようやく植樹を開始しました。
余裕あるんだなぁ〜
ま、有名弁護士みたいだし。プロヴィダンスみたいね。

現在では24haの自社畑と買いブドウでスパークリングワインを生産しています。
昨年にはシャンパーニュメゾン、ポメリーのイギリスでのパートナーとなっています
女性醸造家がワインメーカー・オブザイヤーに選ばれているなど、話題の多いワイナリーです

近代的な設備を持っていますよ
資本は大事ね…

ブドウの内訳は、シャルドネ48%、ピノノワール33%、ピノムニエ17%、ピノグリ2%
蝶のモチーフ ↓

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いかにもイングランド南部って感じの畑ですね ↓

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HPより

生産は4種類ほどあるようですが、日本へはまだこれしか入ってないみたいです。
今日のは一番スタンダードなキュヴェで、瓶熟13か月。

まだ飲んでいませんので、中身については何も言えませんので悪しからず

しかし、イギリススパークリングはどれもみーんな高い

シャンパーニュとさほど変わらないくらいの価格です。
なので、気軽に試せないなんだよなー。そこが欠点



















posted by cave MITSUKURA at 15:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

暗号会話


そうか、今日はプレ金なんですね…💦
これってずーっとやるの???


近所のくるくるK(正しくはサークルK)がファミマになっていた
もうすぐサンクスなども見納めなんですね…
店員さんに「今、Tマネーを1000円以上チャージするとシュークリームが2個もらえます」って勧められたんですが、
てんちょ、甘い物はいりません
これが缶ビール2本だったら速攻チャージしてたんだけどなぁ…


5月はまた、沢山ワイン買っちゃいました
頑張って売らないと。
おススメのワイン、順にご紹介しますね〜


唐突ですが、お客様の使うワイン語って面白いのがありますね

最近のヒットは「ガメラー」
怪獣みたいですが、ブドウ品種のガメイを愛する人の事らしい。
ガメリスト、じゃないんですね??
揚げらーと同じね。

あとは、「ただむら」とか
前に村名のムルソーを、「ただの(1級じゃない)ムルソー」っていう意味で「ただむる」ってのがありましたが、それの派生版ですな。
昨今のブルゴーニュは村名と言えどもやたら高いので、十分でございます。
ヴィラージュでも十分美味しいし。

ワイン名も略しますね。
「ルイロデ」とか。
殿堂入りは「ドメシュバ」〜
(意味わかります?)

でも、てんちょ、ワイン名は出来るだけ略さないで言う、書くようにしています
シャンパーニュもシャンパンとは言わないでシャンパーニュと言います。

面白いわ
「ピンドン」とか言ってる輩とは別次元です。

醸造用語や畑、生産者など、やたらとカタカナが飛び交うワインの世界ですが、
覚えればたやすいモンです

あなたのオリジナルのワイン語あったら教えてください

今日はワイン話なしでゴメンなさい。






posted by cave MITSUKURA at 19:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

試飲会報告


清々しい快晴の名古屋です

もうすぐ5月だというのに、
フランスでは気温が低くて、シャンパーニュやブルゴーニュでは零下になっっちゃったり、霜が降りたり、
北部では雪降ってる所もあるくらいで…

シャンパーニュの新芽はかなりの被害を受けてます
今年の収穫も減っちゃいそうです
シャブリでもストーブ炊いたりしてますが、被害はやはり同様です

ボルドーはいいけど、またブルゴーニュ、ダメそうだ



昨日は月例の試飲会、テーマは「ローヌ、南仏」でした
ご参加の皆様ありがとうございました。

この流れで行くと、来月は「ロワール」ですな
5月24日水曜です
よろしくお願いいたします。

昨日好評だったのは、やっぱりこれかな ↓

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イヴ・キュイルロン コンドリュー レ・シャイエ2014

ヴィオニエの良い香りでした
そして、意外としっかりしたがありましたね

通常のコンドリューって甘口ではないものの、甘い香りと優しい酸味でやや辛口くらいに感じる事が多いですが、これはかなりキリッとしてました。
温度次第では特に切れを感じさせます。

ま、まだ飲み頃の手前過ぎて若いので、アロマとアタック、余韻がバラバラです
もう5年10年経って、酸味がこなれて調和が取れてくるとそれはそれは美味しくなるでしょうね〜
昨日でも十分美味しいですが、もっと良くなるワインです
(んが、そんなに待てやしないわ💦)

流石の長いコルク  ↓

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パプのバックヴィンテージや、白のパプ、ロゼ等どれも良かったです(今月も自画自賛)が、
これも好評でした ↓

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シャトー・ド・カンテンランヌ キュヴェ・スザンヌ1995

ラベルが地味?なので、あまり店頭でも目立ちませんが、これ、すんごく美味しいんですよ

南仏、ACコート・ド・ルションです。
グルナッシュ85%、カリニャン15%ですが、今、正に熟成の頂点です

果実味が豊かで誰にも受け入れてもらえる柔らかいボディです。
全然枯れていないし、余韻も長くてすんごいいいわ
グラスエッジは多少オレンジがかっていますが、くいくい飲めますよ

しかも、95年なのに価格は税込み2050円だ

この蔵は昔から82や85を長く販売してたらしく、
(てんちょ飲んだ事ありませんが、昨日の参加者の方が言ってた)
この95年もしばらく前からずっとあります

単純すぎるぺらっと濃い南仏が嫌いな方(わしだ)にも、是非お勧めします


そしてねぇ、いつも試飲会ではテーマのワインとは無関係に、
遊びで3種類のブラインドコーナーを設けていますが、昨日は面白かったです
3択で、品種と国にそれぞれ〇をつけるだけ。

遅くついたお二人が、急かされて真っ先にブラインドをささっとやってくれましたが、
なんとお二人とも非常に好成績でした

先に選択肢を見ないでワインを飲んだほうがいい
香りで品種を絞って、飲んで国を推測する


など、速攻作戦が功を奏したようです

だから、てんちょが何回も言ってるじゃないですか
何回も飲まずにさっさと第一印象で素直に行け、って
(偉そうにすんません)

そうは言っても、
立ち飲みで、わいわいがやがやの中での唯の遊びですので、お気楽にやってください

しかし…
昨日はそこからスピンオフしてしまって、こんなブラインドに発展しました ↓

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ウィリアム・フェーブル シャブリ2015&シャブリ・グランクリュ レ・クロ2014

ずばり高いのはどっち?

その差額、1万円以上

コルクもこんなに違います ↓

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ディアム〜

でもね…
これがさー、意外とさっぱり分からんもんだよ…
まぁ、結構飲んでますから、てんちょ含めて適度な酔っ払いばっかりですしね

そしてはっきりした事は、
フェーブルってただのシャブリ(ただしゃぶ? ←この言い方はよそう)でも十分に品質が高いって事です

費用を負担してくれました一部の皆様、ありがとうございました。
こういうのまたやりたいね。


最期に、てんちょ、ちょー心狭いんで言わせてもらいます。
一人前に悪態付くなら酒量の調整くらいちゃんとしろ
初対面のみんなに失礼だろう、振る舞いも言動も最後まで許せないわ











posted by cave MITSUKURA at 12:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

ドイッチャーおすすめ


もう週末からGWですね雨で花粉が少なくて、今日は嬉しいわ

毎度の事ですが、ミツクラは連休は関係なし。
無休で営業します


今日はこの前飲んだドイツワインの紹介します
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モーゼルシルト エルデナー・トレプヒェン シュペートレーゼ1996

熟成21年目のリースリング
てんちょ、こういうお酒大好きです〜

世界的に甘口の市場が減少している事もあり、
日本でもドイツワインはかなり下火になってしまいましたが、やはり古酒はいいですよ

ドイツも辛口白や赤ワインへと生産の主軸をシフトしていますので、輸入量は多少戻っているでしょうか。

ドイツワインはフランスに並んで、ローマ時代から名だたる銘醸畑があります
2000年に及ぶ歴史を持つ畑は、やはりいいワインを生みますね。
そうした名声のある畑は、長い歴史上で色んな困難があっても、やはりブドウが植えられ続けてきたんですね〜

頂点の6つの畑以外にも、良いラーゲはありますよね
何個か言えますか?

宗教的にも(私の)人生にもワインは欠くべからざる物です

今日のワインは、ドイツ西部にあるモーゼル地区産です
フランス国境がすぐで、向こうにはアルザスがあります。

醸造所はユルツィンにあります。
こんな素敵な建物です ↓

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HPより、以下同様

シルト家はワイナリーとして7代も続いた名家ですが、作るワインはほとんどが自社経営のホテルで消費されていました
残りは近隣の個人へと販売されていたために市場にはまったく出回っていない、希少な生産者です。
現在、シルト氏は引退しており、ワイナリーは既に閉鎖されています。

蔵にある在庫は、「本当にワインを理解してくれる人に」少量ずつ販売しています
その内なくなっちゃいますね…

エルデナー・トレプヒェンの畑は斜度が75度もあるそうで(歩けないよね)、栽培にかかる労力はそれはそれは重労働だってでしょうねぇ…💦

こんな感じ ↓

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…ほとんど垂直

くねくね蛇行するモーゼル河が日光を反射してくれるので、それがブドウの成長を助けます
畑は見事に南向きに揃ってます
分かりやすい。

更に河から発生するが貴腐菌の定着を助け、あの素晴らしい甘口ワインを生み出すのです
甘口ワインは現代ではガバガバ飲むもんじゃないかもしれませんが、やはり美味しいですね。

今日のシュペートレーゼはそんなに甘くありません
ほのかな甘さで、リースリングのアロマとブケがちょうど混ざっています

石油香バリバリのリースリングは、てんちょ、あんまし得意じゃないです…
が、これは大丈夫。

和食の出汁や旨味を邪魔しないので、和の料理に合わせるのもお勧めです
一番には酸味が少ないので、後味が酸っぱくならずに、いいフィニッシュが相乗するからでしょう。

21年目とは言え、蔵出しでずーっと寝かせてあったらしい、良い状態です。

それにねー、お値段が非常にお手頃なんですよ

古いドイツワイン飲んでがっかりした事、まずありません
あなたも経験してみませんか〜







posted by cave MITSUKURA at 13:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月23日

歴史お勉強 こんどりぅ


朝晩は多少肌寒いですが、気持ち良い陽気です

今日は仕事前に名古屋市長選挙に行って来ました。
てんちょ、名古屋に住んでもう20年以上、もうちょっとで人生の半分が名古屋になります💦


ところで私、Facebookのミツクラのページに先日の「ピエール・ダモワの垂直試飲会」のご案内を載せたはずなんですが…
見当たりませんね

「満席になりました」とコメントに書いたんですけど…
誤って削除しちゃった???んなアホな。
もう終わっちゃったし、満員御礼で問題ないからいいけど、なんでかな〜 夢か?

次の縦飲みはこれのつもり ↓
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そしてこれも ↓

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ブルゴーニュばっかになってますね

間にボランジェ挟もうかな
RD2002の美味しさを一緒に味わいませんか



さて、今週は月例の試飲会「ローヌ・南仏」ですが、まだ余裕です
誰か来ませんか〜

価格的に流石にコート・ロティは出せなかった💦
シラー100%をニューワールドと比較したかったんだけど、ロダニエンヌで。

コート・デュ・ローヌはフランスで2番目にAOCの多い産地です
最近でもケラーヌなど、新しいアペラシオンが増えています。


試飲会で最も経験すべきなのは、やっぱりコンドリューでしょうか

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この二つ出しますね。

コンドリューって、名前は知ってるけど、普段飲む機会がないという方が多いと思います

香りの高い辛口白ワインです
香りはゲヴェルツと比較されることが多いでしょうが、ヴィオニエ特有の香りがありますよ〜

ヴィオニエはフランスでも最も古くから栽培されている品種の一つです。
病虫害に弱く、収量が少ない上に、十分な日照に恵まれないと著しく品質が落ちるという、
とても厄介なブドウです

コンドリューにはローマ時代からヴィオニエが植えられていましたが、
ローマ帝国第11代皇帝のドミティアヌスは92年にヴィオニエの栽培を禁止してしまいます
当時は兵士の給料の一部がワインでも支払われていたのですが、ヴィオニエのワインは兵士に有害だと考えられたそうです。
多分、よっぽど美味しかったんでしょうね〜

甘い物がない古代では甘口のお酒はそれはそれは重要で、普段ローマ市民はワインを蜜などで甘くして飲んでいました
完熟したヴィオニエの甘い香りと味わいは、大変魅力的だったんだと思います。

しかし、その後3世紀に軍人皇帝プロブスが再び植樹を命令し、ヴィオニエは復活します

中世にはリヨン司教の所有となるコンドリュー地区ですが、ワインの評判は高く、
アヴィニョンの法王に献上されたり名声を築きます

19世紀にはキュルノンスキーと呼ばれた美食家のモーリス・エドモン・サイヤンに「フランス最高の白ワイン」と言わせていますね。

しかし、そんなコンドリューは名声に恵まれながらも、近年は苦境が続きました

フィロキセラ
グランドゲール(第一次世界大戦)
世界恐慌

そうして、ローヌで最も歴史のあるコンドリューの畑は打ち捨てられ、
市場の縮小とと共にヴィオニエのワインはほとんど消滅してしまいました
第一次世界大戦での人口の減少はフランスでは著しく、国が傾くほどだったんです…

AOC制定時には170haほどあった畑は僅か10haほどになって時期もあったとか…
当初3つの村から始まったコンドリューのワインは、後に周辺の4つの村へと広がりますが、
80年代になり、生産者たちはワインの品質を守るためにヴィオニエが完熟する畑だけを残して、以外はAOCから排除する決定を下しました。

そんなこんなの長ーい歴史を経て、今日のコンドリューがある訳です

畑はコート・ロティと同じく、こんな急斜面です ↓

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ローヌワイン委員会より、以下同様

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ブドウ樹がに結んであるの、お分りでしょうか?
こうしないと、斜面の下へと傾いて行っちゃうんです…

くちなしの花の様な華やかな香りのヴィオニエ、楽しみです〜






























posted by cave MITSUKURA at 14:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月22日

ボンドのシャンパーニュ


今日は風が強いですね〜
日傘が役に立ちませんでした…💦

木曜は大阪へシャンパーニュの一大メゾン、ボランジェのセミナーを受けに行って参りました

去年は二次発酵前の原酒(ヴァン・クレール)の試飲を含む大きな会だったのですが、
今年はラ・グランダネ2007のお披露目を兼ねたテイスティング会でした。

コマーシャル・ディレクターのギィ・ド・リヴォワール氏が今年も来てくれました

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因みにこちらが去年の記事 ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20160407-1.html
(改めて読むと肝心な事を割愛していますね

今年も一番前に座ったので、よく目が合いました
そして、勉強になりました

毎年、順調に生産数が増加していそうなシャンパーニュですが、
2016年のシャンパーニュ全体の消費量は2.1%の減少
フランス国内では-2.5%、輸出で-1.6%

これはテロの影響だそうです
観光客が減り、フランス人も外出を控えてホテルやレストランでの消費が下がったり、
クリスマスや年末の最大の需要がある時に、前年ほど売れなかったようです。

これは日本への輸出量でも同様に減少していますが、
2016年には輸入第3位のドイツを抜いて日本が3位になりました

ボランジェだけの販売統計では、日本は7位
昔からイギリスで売れていたボランジェは、やはりイギリスが1位。
んで、国内(フランス)が2位で、3位はなんと、オーストラリアです。
これはアングロサクソン系に強いからでしょうね〜

007のシャンパーニュですしね

でも、日本は高額のシャンパーニュ(クリュッグは2位ですし)やロゼが占める割合が多いので
シャンパーニュメゾンにとって、日本は非常に重要なマーケットなんです
いいお客なのよ

ボランジェは大手メゾンとは言え、特異な点がいくつかあります

ヴィンテージ以上は全て225リットルなどの樽発酵で、
リザーヴワインはマグナムボトルで保存、
自社で樽職人(クーパー)を抱える唯一のシャンパーニュメゾンで、無形文化財に指定されています

樽発酵って、めっちゃくちゃ面倒なんですよ。
早い段階から果汁を少しずつ空気に触れさせる事で、より熟成の耐性を付けることが出来るそうで。
これ、昔から何度も聞いてるけど、果たして本当にそぉなの???
(個人的にはどーも腑に落ちん)

自社畑の比率も高いですね
170haもの畑を持ち、ヴィンテージに至っては全体の70%を自社畑のブドウで賄っています
買いブドウに頼る事が大半のメゾンにあって、これはすごい事です

ブドウの主体はピノノワール
メゾンが特級アイにある事からも、ピノノワールを一番の主軸に据えています。

試飲は4種類。

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2007年のグランダネは日本では4月1日に発売になったばかりですが、
当初は難しいヴィンテージと考えられていました

春が寒く、開花が遅れた上に雨の多い6月になりブドウの健全性が懸念されました。
7月には天候と気温が回復して、遅れを取り戻しました。
8月31日にヴェルズネイから収穫をスタート、雨が降る恐れがあったので急いで作業し、最後はキュイのシャルドネを収穫して終了でした

その後、一次発酵後のテイスティングで予想以上に出来が良かったので、
ヴィンテージを作る事になったそうです

2008年6月に瓶詰め、その後最初のロットが2016年5月にデゴルジュマンされるまで、
実に8年も瓶熟されていたことになります

05よりずっと円熟感がありますよ
既にいい飲み頃になっています、早くはないですね。
04年がいい感じですが、それよりも早くピークが来ているようです

それにしても、RD2002は素晴らしく美味しいですね

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ヴィンテージ違いますが

去年もすごく美味しいと思いましたが、今年も全く変わらず美味しかったです。
まだまだ熟成するでしょうし、今後数年以上、頂点が長く継続するでしょう

最期に貴重な赤ワインもありました

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スティルワインです

ボランジェの作るコトー・シャンプノワは、コート・オーザンファン(子供たちの丘)と呼ばれる単一畑のピノノワール100%です。
良いヴィンテージのみの生産ですよ。
アイの北の急斜面にあるこの畑は、あまりにも斜度があるために「敏捷な子供くらいしか登って行って収穫作業が出来ない」という意味で先の名前が付けられています

子供の遊び場って訳じゃないのね…

ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズに次いで生産量が少ないこのワイン、
てんちょ、3年くらい前に2009年を飲んだ時には強烈な印象でした
固くて固くて、まったく飲み進められない…

が、13年は優しかったですね〜
無理なく飲めて、果実味も豊かですし、アロマが豊富で非常にいい出来です
あれ?って思うくらいしなやかだったわ…
13年からは一部全房発酵を取り入れたそうで、14年以降は本格的に始めたそうです。
スタイルが変わってきましたかね??

そんなに飲んだ事なくて、あまり「これがコート・オーザンファンだ」って言えないの

もう多分09年もこなれてきているとは思いますよ
ボランジェ会やろう、秘蔵ボランジェあるんです。

因みにこの赤ワインが、グランダネのロゼの色付けに使われています

「あらゆる果実のアロマを体現する」というボランジェ、
機会があれば是非飲んでみてくださいね
























posted by cave MITSUKURA at 19:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月21日

ダモワの13年制覇


うーん、4月も後半だというのに花粉が一向に収まりませんね

昨日はピエール・ダモワ2013水平テイスティングでした
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
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結果から申し上げますと、非常に満足です
(そりゃそーだわ)

てんちょも入れて13人で11本なので、余裕でしょ、と思っておりましたが…
結構減りませんでしたね
13年は寒い年で収量も少ないのですが、予想したほどシャープではなくてエレガントでした
しかも、07や09と比べて色が薄い
08年の様な酸はなかったですね。

クロ・タミゾも透明度が高くて、チャーミングでした。
私、居並ぶ特級よりもこのクロ・タミゾが一番好きです。
たみぞうさ〜ん

当然ながら、13年ではまだ飲み頃の手前なので、アルコール感もはっきりしてて酸味もバリバリですが、
そこまで辛い訳でなく、非常に美味しいです
アロマがとても豊かで複雑でしたね〜
これがあと5年10年したら、もっといい香りになるんでしょうね
(とても待てませんが)

ダモワの力強さやジュヴレイらしさよりも、エレガントさやふくよかさを真っ先に感じた13年です
当然まだ若いですし、ワインだけで飲むにはちょっと厳しい感じですが、食事のお供には既に問題なさそうですよ。
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しかし、価格は正直ですね〜
並べて飲むから一層、価格の差がはっきりしちゃいます…
特級になると途端に香りも味も一段上がって、全然別物です

やっぱり、1級と特級では格段に違います、こういう所はシャブリモンラッシェに似てますね
特級への力の入れ具合が1級や村名とは全く違うのがよく分かります、特級を飲んでみないと分からない世界です。

クロ・ド・ベーズは流石の香りと余韻です
余韻が長いってホントいいワインです。
あーぁ、4万超かぁ…

皆様、真面目にワインに向き合ってくださって嬉しかったです。
結局飲み会になっちゃうんですが、それでいいのさー

また、何かネタを探してやりますので、興味ある方は是非ご一緒に体験してください






posted by cave MITSUKURA at 16:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

エレガントリッチよ


18時なのに、もう結構な酔っ払いかも…
仕事しますよ、できますよ(やって当然ですけどね💦)

今日はブルゴーニュの大ドメーヌ、ジャック・プリウールのメーカーズランチでした

醸造家のナディーヌ・ギュブランさんがわざわざ来名してくださり、
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新シリーズのネゴシアン物
「ラブリュイエール・プリウール・セレクション」
↑ 日本人には言いづらいけど、名字が二つくっついてるだけ

これまた新シリーズのシャンパーニュ
「JMラブリュイエール」
↑ 1850年マコンで創業した当時のマダム、ジャン・マリーさんの名前を取ってます

の二つをドメーヌワインと共に試飲、解説いただく会でした

試飲は5種

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でも、全然試飲じゃなくて、結構飲んでしまったかも

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集まってくださったプロフェッショナルの方からも、とてもいい質問があり、
ディアムコルクとスクリュ―キャップの話
プレモックス(プレマチュア)の話
など、真面目で丁寧な解説を聞くことができました

知ってた事も知らなかった事も含め、一人の醸造家としてそうした問題に向き合っている彼女の真摯で誠実な姿勢がよく分かりました。
市場のせいにしたり、消費者の問題にせずに、率直で潔い印象です
販売を行う業界のプロにもはっきりそうした点は言及されてましたね。

が、また細かい話は後で書きます
(ネタがない日に書くね)

四間道レストランの食事も美味しかった✨

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一部だけ

もう少し頭を整理してから、書いた方がよさそうだわ💦

だって、今日はその後ワインコンプレックス(業界展示会)行くだけ行って、
知ってる業者さんと業界人に挨拶して終わってしまったくらいバッタバタで、
発見は二つくらいと言う、ていたらくな収穫で…

だりー

21時までお茶を濁したら(こらこら)、はよ帰って寝よ。
明日は大阪でボリンジャーの勉強で、その後ピエールダモワにとんぼ返りだて


まーかん。

いや、ちゃんと勉強しましたよ😘✌️



posted by cave MITSUKURA at 18:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月18日

珍品あったわ


雨も上がって快晴になりましたね
が、今年の花粉は多くてしつこいです〜今日も辛い…

急に暑くなった日本ですが、フランスは寒さでピンチです

4月なのにほぼ全土で気温一桁です。
シャンパーニュでは展葉が始まっているのに、気温がマイナスになりそうで…
やめてー、今年も波瀾万丈のヴィンテージの予感

で、名古屋ですが、
明日と明後日は何かとワイン関連のイベントが重なっておりまして、大変かも💦
いつもそうですが、何故同じ日にやるのぉ

明日は名古屋初のワインコンプレックス(業界向け展示会)なので、生産者も来てるところが多く、
あちこちでセミナーやらメーカーズディナーやらありますが。
てんちょ昼の部でダブルヘッダーするから、これ以上余力ありません

また報告します。

今日のワインは間違いなく珍品です
ご注文いただいて、そういえばあったな、と思い出すほどのセラーの肥やし状態

ワインはこちら ↓
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ミレスチ・ミーチ 
トランダフィール・モルドビ1986 & ネーグル・デ・プルカリ1986


何だか分かりますか??

これ、モルドヴァのワインです

こんな可愛いワイナリーです ↓

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HPより

ワインの噴水〜

写真の右は白の甘口、左は赤ですが、何にも分からないです
ヴィンテージは86ですが、瓶詰めは2005年との表記です。
手書きだ、全部で2500本程度の希少品らしい。

ワイナリーはシャルドネやメルローのような国際品種と土着品種の両方を栽培しているみたいです
土着品種はララ・ネアグラ、サベラウィ… ??

今日のワインは通常ワインとは異なる「コレクションシリーズ」です
HPのコメントにも「珍品」と書いてあります。

ロウキャップで長熟ですが、果たしてどんな香りと味がするんでしょうか?

うーん、こういうの買ってくれる人いらっしゃるんだなぁ〜
マニア万歳







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2017年04月16日

カベルネの過去のポートレート


今日は快適な気温ですね、いつもこうならいいのに(花粉さえなければ)

イベントページにマルセル・ラピエールのクリュボジョレー会のご案内を載せました

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興味のある方はどなたでも歓迎です
ワイン代はほとんどタダみたいなモノなので、めちゃくちゃお得な会です

甥のパカレも入れてみました(モルゴンないからムーラン・ナ・ヴァンね)
15年のサンスフル(so2無添加)の話もしますね〜

ガメイかぁ… という人は来ないでください

この話を会場のラヴィッスマンの野村さんにお話ししたら、即答で、
「いいですね〜、バックヴィンテージが凄く期待できますねと言っていただけました
(そして、よくそんなワインありましたね、とも)

ラピエールやシャトー・デジャックなどの優良生産者のクリュボジョレーをちゃんと飲んでいる方は、熟成の素晴らしさ(まるでピノ、間違えても不思議はない)や、元の酒質の高さをよくご存じですね
ヌーボーしか飲んだ事なくて、ガメイを低級のブドウだと決めつけてる人には永遠に訪れないであろう経験。

ま、好みは自由ですから。

ロウキャップですし、元から強めのモルゴンなので、自然派ワインだと言う事抜きにして、良い熟成しててほしいなぁ
悩ましいお料理(メイン)ですが、そこはお店に丸投げ
期待してまーす。

今回、シャトー・デジャックは入れませんでした💦
ラピエールとは毛色が違うんですよね、それはそれでまた機会があれば

…てんちょ、シャトー・カンボン2009を持っていたはずなんですが、どこを探してもない
99%飲んじゃったんだと思うんですが、何故この機会まで待てなかったんだろう…
ばかばかばか

きっと、
「まー、いっか。これで」と深く考えもせずに、一人で開けたんだと思います
お酒は飲んでなんぼ、くよくよするでない(自己憐憫)


さて、新入荷ワインの紹介します
今日のは高級ボルドーです。

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シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン1996


高くなったわね〜

現行の13年でもおっとびっくりなお値段です。
(アンジェリュスの値上がりも絶句だけど同じくらいだわ)
ついぞ飲んでいません、この銘柄💦

ボルドー、グラーヴ地区の赤ワインです
AOCはペサックレオニャン、1級オーブリオンの向かいにあります。
ラ・ミッション自体も超有名シャトーですし、お向かい同様に500年以上の歴史があります
1983年にオーブリオンのディロン家に買収され、同じ経営となっています。
この時、ラ・ミッションと一緒に所有していた、ラヴィルとラ・トゥールの二つのオーブリオンも売却されたので、4つのシャトーは同じ経営者に属することになりました。

似た名前が多いですが、整理しましょう

シャトー・オーブリオン
1級5大シャトーの一つ、現在のラ・ミッション・オーブリオンはここと同じ所有者です。

シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン
今日のワイン、ワインしか作っていません。

シャトー・ラヴィル・オーブリオン
ここは逆に白だけのシャトーでラ・ミッションと同じ経営でしたが、売却に伴いオーブリオンに帰属。
その後、2009年に名称を変更して「ラ・ミッション・オーブリオン・ブラン」となり現在に至る。

シャトー・ラトゥール・オーブリオン
ここも赤だけ。ここは元は上記二つの所有者とは異なる経営でしたが、当主のクストー氏が亡くなった後、近所の親しかったラ・ミッションのウォルトナー氏が未亡人の為に醸造を含む経営を引き受け、その後譲渡されています。オーブリオンに買収後、2005年を最後に生産は中止、現在はラ・ミッションのセカンドにブレンドされています。

お分りいただけました??
グラーヴは赤も白も作っているシャトー、片方しか作っていないシャトーがあるのでややこしいですね
しかも、格付けが赤のみ、白のみ、両方あり、となっているので、
どのシャトーがどれを作っていて、どっちが格付けだったか、良く忘れます

普段触れないシャトーは全然整理できないまま、毎度調べることになるわたくしです

んで、今日のラ・ミッション・オーブリオンですが、
96はカベルネの権化です

10年以上前に何度か続けて飲んだ事ありますが、カベルネソーヴィニョンのアロマがぎっしりでした
刈りたての芝生と墨汁とインクが濃厚に混ざっていて、むわん〜とピーマン、
青いわ、強いわ
カベルネって果実の香りが全然しないって驚きましたよ💦

今では考えられない、素直なフルボディです
もちろん熟成していますので、まったく同じ香りはしないでしょうけど。
当時、カベルネソーヴィニョンが好きならこれだね!って全員、文句なしでしたよ。

現在はメルローの比率が高めで半分はメルローです、
83年の経営統合以降から同様の対応だった用ですが、それにしては96は青々だったわよ

日本語のHPありますよ
http://www.mission-haut-brion.com/jp/

シャトーのコメントも、
「長熟型のスタイル、カベルネの良い年に見られるクラシックなスタイル」となっています。
まだまだ飲み頃の途中、余裕でしょう

このシャトーには面白い「伝説」があります

有名な話だから聞いた事ある方も多いと思います。

ラ・ミッション(伝道師)の名前の通り、このシャトーはラザリスト修道院の所有でした。
今でも、シャトーはサン・ヴァンサンを祀っていますが、ラザリスト会の創設者も偶然サンヴァンサンと言います。

シャトーが祀っているのは「ワインの守護神」サンヴァンサンです。

4世紀に殉教した司祭らしいですが、何故ワインの守護神なのかは、いまいち定かでない。
聖ヴァンサンのお祭りはブルゴーニュにもありますし、ヨーロッパでもあちこちで聞く名前です。

聖人となったサンヴァンサンは天国でのどが渇いて仕方ない、理由を考えると地上で飲んだワインの味が忘れられないからだと気づき、天使に頼んで一時だけ地上に返してもらいます。
彼は真っ先にラ・ミッション・オーブリオンへ行き、ワインをたらふく飲んだそうですが、
時間が来ても戻らないので、天使は彼を石に変えてしまいました。
この石は今でもラ・ミッション・オーブリオンにあるそうです。

それくらい美味しいワイン、という訳です

値は張りますが、これを選ぶ人は渋い鑑識眼をお持ちですね
あー、飲んでみたいわ。









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2017年04月14日

うっとりスーハー


昼間はもう暑いくらいですね、日傘デビューしよ

ようやくスマホをiPhone7に変えました
6を使っていたので、8が出るまで粘りたかったけど、どうもここら辺が限界みたい…

しかし、どことは言わんが、携帯屋さん、色々と問題あるよな〜

オンラインショップでシュミレーションしたプランに「申し込めません」と言われたり
(↑ 印刷して持ってったら申し込めた
ある程度はお仕事だし仕方ないけど、やたら営業トークが長く、しつこかったり
(↑ いらんオプションなんて一切申し込みません

違うキャリアでも大差ないみたいね

今回、夜中に酔って最初の設定をやり始めた私。
案の定上手くいかず、翌日素面でやり直そうとするも、
6桁のパスコードがどーしても思い出せない

片鱗も出てこないし、やればやるほどロックされていくだけ
バックアップ復元する前だったし、初期化して事なきを得たけど、時間は無駄になった 

たしか、20年以上前に初めてパソコン買った時にも、
酔って設定始めたが故に、後々、何かと厄介な事になったよなぁ…

教訓
パスワードが必要になるデジタル関連の初期設定は酔ってやってはいけません
(当たり前だ)


くだらない話は置いといて、ワインのご紹介します
まーた、ブルゴーニュなんですが💦

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イヴォン・クレルジュ ヴォルネイ1er カレル・スー・ラ・シャペル2005

ブルゴーニュ、コートドボーヌの赤ワイン、ピノノワール100%
一度売り切れましたが、再入荷です

イヴォン・クレルジュはヴォルネイで1268年からブドウ栽培をしている超老舗ドメーヌです
「ブルゴーニュで最も古い家系」としてギネスに載ってるらしい

1400年代にはパリの宮廷に納品していた記録があるそうです。
1936年にモノポールのクロ・デ・ヴェルセイユを取得。
現在の当主はティボーさん、スイスでワイン醸造の仕事をしていましたが83年に先代の逝去を受けて帰国しています。

所有畑は、ヴォルネイ、ポマー、ムルソーに6ha。
ブドウの一部はネゴシアンに売却もしています。
ホテルもやってますね〜

今日のカレル・スー・ラ・シャペルノ畑はヴォルネイの真ん中、広めのシャンパンの北隣です
完全除梗で発酵後、228リットルの樽で18から20か月熟成。
新樽は30%以下で、香りにはあまり感じません(それがいいの)

とにかく香りがいい
ワインの魅力は一番に香りだと思うてんちょ、このワインは最初からいいですわー

非常に出来の良いヴィンテージとなった2005年、リリース直後にあった固さはもう全くありません
しなやかで、伸びやか、正にエレガントとはこういう事だよというワインです。

どっしり重厚なポマールに比べて、軽やかなでシャープさもあるヴォルネイ。
てんちょ、ポマー派なんですが、このヴォルネイはお勧めしたいわ〜

他にも来てて、全部で4種類

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07や09だよ〜
諭吉で余裕で買えますので、ブルゴーニュ好きにはお勧めします








posted by cave MITSUKURA at 19:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

甘口賛歌


強風の名古屋、花粉も多くて…
まーかん、エー加減にしたってちょ

ワインが続々と入荷してきました

スカスカだったブルゴーニュもだいぶ充実しました
んが、ちょっと買い過ぎたかも…
ま、1年かけて売りますから大丈夫


今日のワインはちょっと変わり種です

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シャトー・ドーリニャック ピノーデ・シャラントNV


これ、何か分かりますか?
ブランデーみたいな色ですが、蒸留酒ではありません

これは甘口ワインです

ワインの種類としては、ヴァン・ド・リキュールという名称です

ブドウ果汁にブランデーを混ぜて作るお酒です。
発酵前の甘い果汁にアルコール分の高い蒸留酒が混ざっていますので、甘口ですがアルコール度数は20度前後あるんです

似たようなお酒に、ヴァン・ド・ナチュレルっていうのがありまして、ワインの勉強する人は大抵セットで覚えるんですが、こっちは「発酵途中の」果汁にブランデーを添加するんです。
そこが大きな違い。
南仏のルション周辺に多いですね、こうした酒精強化のお酒は

バニュルスがおそらく最も有名でしょう
ミツクラにもありますよ。

他は名称が細かくて沢山あるから記憶が追い付かない…
いつまで経ってもうろ覚えなんです

で、

ヴァン・ド・リキュールも産地によって更に細かい名称があり、
今日のピノーデ・シャラントはコニャック地方で作られるヴァン・ド・リキュールの事です。
添加するのはもちろんコニャック、一応白とロゼが認められていますが、てんちょはロゼ見た事ありません💦

シャラントというのはコニャック地方の県名で、ピノーとはブドウの事です。

小さなドメーヌが作ってる事がほとんどですが、大手のレミーマルタンのピノーデ・シャラントなんてのもあるんですね
飲んでみたーい

作り手のシャトー・ドーリニャックはこの地で少なくとも800年以上ブドウ栽培をしている大変な名家です
こんなきれいなシャトーです ↓

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HPより、以下同様

ここも主にコニャックを生産する傍ら、今日の甘口ワインも作っています。

意外な事に、ブドウはメルロー60%、カベルネソーヴィニョン40%
ほんとかなぁ…

225リットルのオーク樽で最低5年は熟成した「原酒」をブレンドしています

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食前酒、食後酒として飲まれる事が多いですが、
「必ず冷やして」飲んでほしいと醸造家イヴァン・メイヤーさんのコメントがあります

日本人には馴染みのないお酒だとは思いますが、
日持ちしますので、ナイトキャップに少し飲むにもいいですよ

沢山在庫は必要ないけど、店頭にあってもいいかな、と思うVDLやVDN
甘口好きな方におすすめ、
そうでなくても、たまにこういうの飲むと美味しさがしみじみ実感できますよ〜








posted by cave MITSUKURA at 17:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

素直が一番


今日は肌寒いですね…

早速ですが、新入荷ワインを紹介します

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フィリップ・パカレ ムーラン・ナ・ヴァン2015

人気ですっかり高くなったパカレ
ただの村名ジュヴレイでも1万円をとっくに超えています

なので、長らく仕入れておりませんでしたが、この度特価が出ましたので店頭に復活
最近そんなんばっか。でも、そうでもないと、なかなか買えません💦

他にも来てます ↓
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あと、コルトンシャルルマーニュもある。

が、今日はボジョレーを取り上げます〜

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シンプルラベル

そういえば、てんちょ、パカレのボジョレーってヌーボーしか飲んだ事がなくて、
今回、初めてクリュボジョレー扱います

パカレといれば、マルセル・ラピエールの甥にして自然派ワインの代表的生産者として有名ですね
故マルセルとジュール・ショヴェの教えを最も体現している作り手です。

醸造学校時代にジュール・ショヴェに出会い、ビオの理念を教わる一方で、畑仕事や醸造の実務は叔父のマルセルから学んだフィリップは、卒業後、プリューレ・ロックで10年間醸造責任者を務めてます。
その後、2001年にフィリップ・パカレとして独立、現在に至るまで取り扱うワインの種類は増え続けて、今じゃコルナス(ローヌ)まで作っています

全て野生酵母で全房発酵、自然派と言われる手法です。

マルセルでも言われていますが、ワイン作りの基本理念は非常に合理的です
「必要ない化学薬品を捨てる為にはワインに関する化学を全て知るしかない」
ジュール・ショヴェの言葉です。

昔に比べて、力が抜けてよりエレガントになったと言われるパカレ。
確かに昔は「これって美味しいの??」というワインもあったような気がする…

素直な美味しさ、が増したそうです

このガメイ、是非飲んでみたいです
来たばっかりで、どれも飲んでません〜

実は、古いマルセル・ラピエールあるんですよ

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何故かマグナムまであるんだよ。
混ぜて一緒にワイン会やりましょうか〜



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2017年04月09日

ローマ人を偲んで


今日は風が強いですね
夢見が悪くて朝から動揺してた、てんちょです…

あ、昨日のタイトルは「わぁ、良い泡!」です。
(分かってくれてますよね


では、ワインの紹介します

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ニコライホフ シュタインリースラー2004

ニコライホフ、ご存知でしょうか?
オーストリアの老舗大手生産者ですよ

オーストリアワイン、最近ではあちこちで見かけるようになりました
グリューナ・フェルトリナーという品種で作る白の辛口が一番有名ですね。

ニコライホフは、オーストリアでも最も歴史の古いワッハウにあります
ドナウ川沿いの北斜面が一面ブドウ畑です。

ここは2000年以上も前にローマ人がブドウを植え、それ以来ずーっとブドウ栽培が行われています。
昔のブドウって、どんなんだったんでしょうね??

ワイナリーのシンボルは、名前の由来にもなっている聖ニコライ修道院ですが、
この建物は985年建設という、驚くほど古い物です
1894年に現在のサース一族が手に入れ、ワイナリーとして復活させました。

サース家の奥様は、クリスティーナさん
去年会いました〜 ↓

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とても朗らかで優しい奥様です
民族衣装は普段着だそうで。

ニコライホフの栽培は全てビオディナミ、92年にデメターの認証を受けています
息子さん達と一緒に、今では化粧品の生産、販売もしています。
ワイナリーにはレストランやゲストハウスもあります。

ワッハウは独自のワイン格付けを持つ事でも知られていますが、皆様もご存知でしょうか?
下から、
シュタインヒューダー
ヒューダーシュピール
スマラクト
の3段階です。

最高ランクのスマラクトは緑色のトカゲの名前です
こんなのです ↓
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しっぽ入れずに15センチくらいかなぁ、
てんちょ、もっとイグアナカメレオンみたいなおっきいの想像してましたよ

日当たりの良い石の上で日向ぼっこしているらしいですが(トカゲが出る畑は日当たりが良く、ブドウが完熟する)、人の気配を感じると逃げちゃうので見られるのは非常にラッキーです

独自の格付け故に、DAC制度(フランスのAOCみたいなの)には参加しないワッハウですが、それではDACの権威は半減ですね…

さて、ワッハウの話をしておきながら、すみませんが。
今日のワインはワッハウ産じゃありませーん

シュタインリースラーはワッハウの東隣の地区、クレムスタール産です

ブドウはリースリング100%
フォンシュタインという畑のリースリングで、発酵後、大樽で11年以上もゆっくりと熟成されていました
瓶詰めは2016年4月。

白ワインで10年以上前の物が味わえるのは、オーストリアでは大変珍しい事です

翌年の新酒が出るまでに古いワインは飲んでしまおう
という伝統がある国なんです

これ見て、わぉ、飲んでみたいなーと思ったので、さっそく注文しました
まだ飲んでおりませんが、どんな香りかな〜

石油香するでしょうか、11年熟成とは思えない爽やかな酸味があるらしい
ちょっとお値段は高めですが、中々ないのですよ〜









posted by cave MITSUKURA at 19:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

わあいいあわ


急に雨続きで、湿度も気温度高くて不快な名古屋です
3月の乾燥注意報が嘘みたい。


この前Eテレで「旅するスペイン語」で、舞台がサンセバスチャン(バスク)だったから、
あー懐かしぃと思い見てました

でも、3月にチラ見してた時よりもかなり平易な表現ばっかりで???と思ったら。
そーじゃん
4月だから、ここからスタートなんだ

この手の語学番組は5月くらいまでかなりゆっくり優しく進行するのに、そこから急速に加速して類似表現や活用も既に習得したものとして進んでいくから、ついていけなくて挫折する人多いよね…
てんちょもそのクチです…
最近は現地画像のトピックシラバスを多用してて、途中から見ても親しみやすいからいいけど💦


さて、では新入荷ワイン、今日は大特価シャンパーニュです

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ドラピエ カルトブランシュNV


ドラピエは有名ですね

超大手メゾンではありませんが、オーヴ県で最も有名な生産者だと思います。
蔵はコート・デ・バールのウルヴィルにあります ↓

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HPより 綺麗な畑だわ〜

ネゴシアンで所有畑は53ha、年産90万本でかなりの規模です。

1152年クレルヴォー修道院の創始者、サンベルネールによって作られた地下セラーは今でも現役で使用しています。こんな感じ ↓

ドラピエセラー.jpg
HPより、以下同様

小規模レコルタンを訪問すると、地下セラーの壁も床も掘ったままでツルツルな事が多く、雨が降ると滑って怖いんですが、流石のレンガ積みですね

今の当主は8代目のミッシェルさん。
彼は89年から畑を完全無農薬に切り替えました

今では当たり前になった有機栽培やビオ、80年代から取り組んでいる人はほとんどいませんでした
きっかけは御嬢さんの誕生で「子供の将来を考えた栽培をするべき」と方針を決めたのですが、最初の頃は病気や虫の発生で3割も収穫が落ち込んだ事もあったそうです。

しかし、今では「見栄えは悪くなったが本来の畑の姿」になったといいます

ドラピエの基本ブドウはピノノワール

かつてオーヴでは、栽培がより容易で収穫量の多いシャルドネに切り替える農家が続出、このままではピノノワールを育てる農家がなくなってしまうのではないかと言う時に、先代がピノノワールの作付けを増やし、それを食い止めたという事がありました。
なので、ドラピエは「ピノノワールの父」と呼ばれてたんです

ドラピエの取り組みは多様です

SO2の使用を出来るだけ減らし、07年にはついにSO2無添加のシャンパーニュを作りました

いやぁ、瓶熟もするし、出荷してからも決して早飲みだけではないシャンパーニュで、サンスフルなんてよくやれましたねぇ
それだけ良いブドウで、いいワインが出来てるってことなんでしょう

ドサージュに使うリキュールは、自家製でなんと25年も瓶熟させています

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タンクや樽熟成の物もありますが、ドラピエのドサージュはいつもごく少量です。

しかも、
ここでは、シャンパーニュで唯一、30リットルのシャンパーニュを作っています
メルキデゼック(旧約聖書の人物名)と言います。40本分でっせ。

10種類ものサイズのシャンパーニュを作るって、まめだなぁ〜 ↓

ドラピエ ボトル.png

他所がやらない事もやっていますが、シャンパーニュの質は非常に高いです
ビオですが、ヘンテコな香りも味も一切なし。当たり前だけど。


で、話をやっと、今日のシャンパーニュに戻しますね

名前のカルド・ブランシュは、そのまま「白ラベル」を意味します。
他に黄色いラベルの「カルト・ドール(黄金色)」もあるんですが、ついこの前、カルド・ブランシュは生産を終了して、カルト・ドールに1本化されました

この二つのキュヴェ、セパージュはほとんど同じで、ピノノワールにピノムニエをブレンド。
ムニエの量に違いがあってブランシュの方は15〜20%で、ドールには5%。

ドラピエでは、ピノムニエの畑をピノノワールに植え替えていましたが、それが完了し、樹齢も高くなってきたのでムニエの比率の多いカルド・ブランシュの生産を終了させることにしたのです

と言う事で、最後の入荷分が大特価になっています

今月から値上がりする銘柄もあり、シャンパーニュでは3000円台、それ以下の物ってほとんど見なくなりました
あっても名もなきレコルタンで、いまいちだったり…

その点、このシャンパーニュは安心です
この価格ならアウトドアでもいいですし、普段使いにも出来ますよ。
細やかな泡と香ばしい香り、外れません。
やっぱりシャンパーニュはいいなぁ

売り切れたらお終い、あるだけの勝負ですが、買ってみませんか〜


タイトルより良い回文を思いついた方に1杯おごります







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2017年04月07日

香りが正にそれ


急に生ぬるい気温になって気味が悪いような名古屋
数日は雨続きの様です…

も今週末で御終いでしょうか、気温が高いのにお天気が悪くて残念ですね💦

てんちょは当然、「花よりお酒」です

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花を横目に行った、古い知り合いのやってる焼き鳥屋さんが非常に美味しくてリーズナブルだった
もっと早く行くべきだったなぁ、開店して1年も経ってた。
店主の許可があれば今度紹介しますね〜


新入荷も色々あるんですが、全然違うワインの話にします(おいこら)

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ニコラ・ジョリー サヴィニエール ヴュー・クロ2014


12年を最後にしばらく入れてなかったので、来週やってきます。

このワインは有名ですね、フランス、ロワール地方の白ワインです
シュナンブラン100%

基本的な事ですが、ロワール河はフランスで最も長い河です
ボルドーのジロンド河、ローヌのローヌ河と同様に流域には沢山のブドウ産地が並んでいます。

ロワールは下流から大きく4つに分けられています

ナント地区
その名の通り、河口にあるナントはフランスで6番目に大きな都市です。
ここはミュスカデの大産地です、牡蠣をはじめとするフレッシュな魚介には欠かせません

アンジュー・ソミュール地区
今日のサヴィニエールはここにあります。
かつてはロゼ・ダンジュー(アンジュー・ロゼ)で有名だった産地ですが、現在ではカベルネフランの赤も盛んに作られています。
白はシュナンブランがほとんどで、甘口から辛口まで様々なので勉強する人には厄介な産地かも

トゥーレーヌ地区
「トゥール・ポワティエ間の戦い」のトゥール市が中心になる地区です。
ここから海洋性の気候と内陸の大陸性気候が混ざりだしますので、ヴィンテージチャートはボルドーとリンクする事が多いですね
シノンの赤ヴーヴレイの白が有名でしょうか。

中央フランス地区
フランス語ではCentreNivernaisサントル・ニヴェルネと言われる地区です。
ニヴェルネと言うのは革命前の地名で、現在のニエーブル県に当たります。その真ん中(センター)なので、セントル・ニヴェルネと言うのです。
ここでは、ソーヴィニヨンブランから作られるサンセールプイイ・ヒュメが最も有名です
飲んだ事ある方も多いと思います。

で、話をサヴィニエールに戻して、
サヴィニエールで独自のAOCを単独所有しているのが、今日のニコラジョリーです。

そのAOCはクレ・ド・セランですが、掲出のワインはその兄弟のヴュー・クロという区画です
後はクロ・ド・ラベルジュリーと言うワインがあるけど、輸入がない
共に白、モノポール。

ジョリー氏ももう高齢なので、今は御嬢さんのヴィルジニーさんが醸造を担当しています
こんな方 ↓

ジョリー1.jpg
HPより

お話ぶりも優しいんだよね〜
去年チラっとお話しした時には、
「13年よりも14年の方が親しみやすいかも、しかし、どちらもサヴィニエールのワインです」と。

その土地らしさ、その年らしさ、を大事にしている生産者はみんなそうですが、いつも同じワインではなく、そのテロワールとヴィンテージを反映したワインを作るべき、という姿勢です

この前のクリュッグもそうでしたが、
こうあるべきと言う完成形が先にあるのではなく、毎年ゼロから作り上げて出来上がる最高の姿がその年のワインになるという考えですね〜

うーん、だからキャラクターが年によって結構違います
てんちょ、13年は手ごわいなーと思いますが、よりジョリーらしいのが好きな方には13年の方がいいかも

なんせ、「飲む前に数回デキャンタージュするか、数日前に抜栓してください」なので

ま、ニコラ・ジョリーと言えば「ヴィオディナミの伝道師」であり、第一人者ですもんね…
日本語の本も出ていますが、結構難解ですよ…
興味ある方、どうぞ。「ワイン 天から地まで」

とにかく時間をかけて向き合うべきワインです
短時間でわーっと飲んでしまうと、なんか変な香りと後味だったなぁ、で終わってしまいます…
美味しければいいですけど。
それで美味しい人は、ゆっくり飲めばもっと美味しいですよ

非常に個性的なので苦手と言う方がいるかもしれません、
が、守備範囲はものすごく広いので、色々な料理に挑戦し甲斐があります

14年はクリアで、ジョリーのスタイルを理解しやすいと思います。
てんちょ、12年のように14年も好きです

しかし、ニコラ・ジョリーを飲む上で非常に重要な事があります

それは、
このワインはニコラ・ジョリーのワインで、シュナンブランとはいつもこうだと思うと大間違いでーす
と言う事を忘れないでください

どのシュナンブランが本当のシュナンなのか、百面相探求は続く〜

いやね、単純に久々に試飲していいな、と思った訳です
あとはね、ここのワインはいつもコルクが心配なんですよ、そう思う方いませんか?














posted by cave MITSUKURA at 18:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月04日

闇が深まったぞ


片付けが追い付かない…
月初はいつもこんな感じ

入荷してきたDRC2本は、紹介する間もなく売れていきました〜💦
世の中、景気いんですかねぇ(とてもそうは思えない)

今日は珍しいセミナーに参加してきました

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今月は試飲会やセミナーなど、沢山あるので出来るだけ出かけたいです。
基本的に無料です、新しいワインを試すチャンスでもありますし、こういう機会を上手く使って、知識も経験も増やしたいものです。

どこもそうでしょうが、我々の業界もちょっと放っておくだけで、あっという間に浦島太郎になってしまいます
特に字だけ読んでいても絶対に分からない味については、飲んでみるしかない
勉強に終わりはありませんね〜

今日は「オーストリア ブラウフレンキッシュセミナー」でした

3生産者が来日して、自社及び周辺のブラウフレンキッシュワインについて語ってくれました。

ブラウフレンキッシュと言うのは、オーストリアの黒ブドウ品種です
公式に認定されている13の黒ブドウの内の一つで、オーストリア国内では7%の栽培面積しかありません。
(2009年の統計、因みに赤の一番はツヴァイゲルトで13.9%、赤ワインは全体の34.2%です)

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より

うーん、ネッビオーロだと言われたら、そーか、と思いそう…

オーストリア人はこのブドウの由来に長らく関心がありませんでしたが(そんなもんです)、
DNA鑑定の結果、ブラウアー・ツィメートトラウベとヴァイサー・ホイニッシュの交配品種で、
1922年にツヴァイゲルト博士によって作られた品種だと判明しました
(この有名な博士の名前をとって、既出の「ツヴァイゲルト」と言う品種があります)

ドイツではレンベルガー、ハンガリーではケクフランキッシュと呼ばれる品種です。

今日はこの、普段特に馴染みのない品種だけのセミナーでした

来日生産者は3名。
エスターハージーからゼネラルマネジャーのステファン・チェッペ氏
グロッサーワインからオーナーのマティアス・クルン氏
ヴェーニンガーからオーナーのフランツ・ヴェーニンガー氏

全て中部のブルゲンラントの生産者です。

チェッペさんが映ってないけど ↓

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エスターハージーは名門の大貴族、でっかい宮殿に多くの宝物を持ち、かつては音楽家のハイドンのパトロンでもありました
なので、ここだけ色んなワインを作っていますが、あとの2社は自社畑の小規模生産者です。

ブルゲンラントでは、ブラウフレンキッシュは非常に重要なブドウです
先祖から受け継がれた樹齢の高い樹を皆さん大事にしています。

寒いイメージのオーストリアですが、国の東側にあるワイン産地は一年を通して日本とあまり変わらない気温です。
ハンガリーに向かって広がるパノニア平原は夏暑く、アフリカの熱波が地中海を回ってやってきます。
雪山なのはアルプスのあるチロルなど、西のほうだけですよ〜

粘土質やスレートに石灰岩が混ざった複雑な土壌と、この熱波の影響でエレガントな赤ワインが出来上がるのですが…

香りはややスパイシーです
赤い果実の香りもあるんですが、時間が経つとコーヒーや醤油みたいな香りも混ざってきます。

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うーん、何だろう。これは。

「甘くないジンファンデル」というか、「シャープなネグロアマーロ」というか、そんな感じ
試飲した6種類のワイン、アルコールは全て13〜14度なんですが、もっとあるような気がします。

率直に言うと、香りと味の印象があまり調和しませんねぇ
(ワインがダメだっていう意味ではありません)
もっと熟成させた方がいいんでしょうね
ウヴェ・シーファーみたいに「さっさと売っちゃう」というのが、オーストリア本来のワイン消費の姿勢なので。

個人的な意見ですが、
国際市場において、ある意味「遅れてきた客」であるオーストリアワインは、
古参の真似でなく独自の道を行く一方で、熟成にはもっと多くの配慮をするべきかと思います


うーん、今日のセミナーは生産者の個々の情報を得られた事と、飲み比べとしては非常に良かったですが、
品種の個性に迫るっていう点では不完全燃焼だなぁ…

ヴェーニンガーさんのブドウ樹の話は面白かった
「ブドウの根は地中深く伸びる物よりも、地表近くを横に伸びる物によって香りや味の影響を受ける」という、これまでの根っこに対する正反対の意見でした。
薄い表土も有効なんでしょうか、確かにC層(岩盤)からは吸収する物はなさそうですが。

やっぱ、良く消化できませんね。
訳分かんない方、申し訳ございません

そんな品種もあるんだよ、という事で







posted by cave MITSUKURA at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

AOCのイメージ返上


今日はようやく暖かいです、お花見してる方も多そうですね


てんちょ、昨日、久しぶりに美味しさを再確認したワインがあります
取引先のお店を回って、せっせと自社ワインを消費するという作戦で出会いました。
(冗談ですよ、もちろん

ワインはこれ

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ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン マコン・ヴィラージュ2011 テヴネ・エ・フィス

ブルゴーニュのマコネー地区の白ワイン、シャルドネ100%です。
マコンの名前は知っている人が多いでしょうが、このボングランはかなり別格です

マコンの白と言うと(ヴィラージュと付くと白のみになります)、
ボーヌのシャルドネに比べてさっぱりタイプで、
価格も低めのデイリーワイン向きで、
そこまで高貴なワインではない
と、思っていませんか??

確かに大部分はそうした「低価格、お気軽」ワインなんですが、このボングランは全然違うんです

ボングランとは、「Bongrain(良いブドウの粒から造られるワイン)」の意味で、
ジャン・テヴネ氏と息子のゴーティエさんが二人で運営しています。
こんなお二人です ↓

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輸入元HPより

HPもありますけど、フランス語のみかぁ… コピペもできないし読むの大変

今では、ドメーヌ・ロアリーと同族のエミリアン・ジレも傘下になって、
3つのラインナップでワインを作っています。

が、とにかくここは変わってる

まず、「さっぱり早飲み」のイメージのマコンにあって、3年以上も熟成させています
今日のワインも2011で、これが市場に出てる最新ヴィンテージなのです
味が整っているのはそのおかげでもあります。

しかも、マコンなのに貴腐ワインを作ってます
キュヴェ・ボトリティスと言う名のワインは(そのまんまですが)、100%貴腐ブドウで造られた極甘口で30年くらいは熟成可能でしょう

今日のマコン・ヴィラージュには貴腐は入っていません。
が、完熟した健全なブドウを感じる、めちゃくちゃ旨い辛口です

樽はナシですが、非常に良いコクがあります
砂糖漬けのレモンやハチミツの香りで、余韻も長いですね〜

テヴネ親子のワイン作りの基本姿勢は、「何もしない」事です
ビオの認証も取っていますが、有機栽培は当たり前なので敢えてシール張ったりせず、説明もなし。
発酵は出来るだけゆっくり低温で行うために、途中で発酵が止まっちゃったりする事もあるそうですが、
それでも人為的な制御は一切しない。

MLFの後で再びアルコール発酵が始まる事もあるそうです
は、初めて聞いたわ💦 そんなの。

先祖代々のブドウ栽培やワイン作りを継承しているだけ、だそうですが

ある意味「変わり者」な訳ですが、作るワインは素晴らしく美味しいのです
ワインはクリアで、欠点が全くない。
物足りない要素もなく、嫌な刺激もつらい酸味もなく、最後まで非常に健やかです

これで3000円しないんだから、絶対買うべし
これからの季節にも、冷やして楽しめるし。
いいですよ〜

もちっと高いけど、ここのヴィレクレッセもいいんだよ〜







posted by cave MITSUKURA at 18:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

片付いたけど


今日から新年度、弊社も事例が出たり色々と異動もあるようですが、
ミツクラは不変でーす

今日、4月1日だし
「特別ワイン会企画 DRCの会 会費1万円」などと、
イベントページに載せようかと思っていたのですが…
揉め事になるといけませんので、やめておきました 

さて…
月初の入荷はまだ続きます。

が、紹介はまた明日以降で。
ごめんね




posted by cave MITSUKURA at 17:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする