2017年04月04日

闇が深まったぞ


片付けが追い付かない…
月初はいつもこんな感じ

入荷してきたDRC2本は、紹介する間もなく売れていきました〜💦
世の中、景気いんですかねぇ(とてもそうは思えない)

今日は珍しいセミナーに参加してきました

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今月は試飲会やセミナーなど、沢山あるので出来るだけ出かけたいです。
基本的に無料です、新しいワインを試すチャンスでもありますし、こういう機会を上手く使って、知識も経験も増やしたいものです。

どこもそうでしょうが、我々の業界もちょっと放っておくだけで、あっという間に浦島太郎になってしまいます
特に字だけ読んでいても絶対に分からない味については、飲んでみるしかない
勉強に終わりはありませんね〜

今日は「オーストリア ブラウフレンキッシュセミナー」でした

3生産者が来日して、自社及び周辺のブラウフレンキッシュワインについて語ってくれました。

ブラウフレンキッシュと言うのは、オーストリアの黒ブドウ品種です
公式に認定されている13の黒ブドウの内の一つで、オーストリア国内では7%の栽培面積しかありません。
(2009年の統計、因みに赤の一番はツヴァイゲルトで13.9%、赤ワインは全体の34.2%です)

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より

うーん、ネッビオーロだと言われたら、そーか、と思いそう…

オーストリア人はこのブドウの由来に長らく関心がありませんでしたが(そんなもんです)、
DNA鑑定の結果、ブラウアー・ツィメートトラウベとヴァイサー・ホイニッシュの交配品種で、
1922年にツヴァイゲルト博士によって作られた品種だと判明しました
(この有名な博士の名前をとって、既出の「ツヴァイゲルト」と言う品種があります)

ドイツではレンベルガー、ハンガリーではケクフランキッシュと呼ばれる品種です。

今日はこの、普段特に馴染みのない品種だけのセミナーでした

来日生産者は3名。
エスターハージーからゼネラルマネジャーのステファン・チェッペ氏
グロッサーワインからオーナーのマティアス・クルン氏
ヴェーニンガーからオーナーのフランツ・ヴェーニンガー氏

全て中部のブルゲンラントの生産者です。

チェッペさんが映ってないけど ↓

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エスターハージーは名門の大貴族、でっかい宮殿に多くの宝物を持ち、かつては音楽家のハイドンのパトロンでもありました
なので、ここだけ色んなワインを作っていますが、あとの2社は自社畑の小規模生産者です。

ブルゲンラントでは、ブラウフレンキッシュは非常に重要なブドウです
先祖から受け継がれた樹齢の高い樹を皆さん大事にしています。

寒いイメージのオーストリアですが、国の東側にあるワイン産地は一年を通して日本とあまり変わらない気温です。
ハンガリーに向かって広がるパノニア平原は夏暑く、アフリカの熱波が地中海を回ってやってきます。
雪山なのはアルプスのあるチロルなど、西のほうだけですよ〜

粘土質やスレートに石灰岩が混ざった複雑な土壌と、この熱波の影響でエレガントな赤ワインが出来上がるのですが…

香りはややスパイシーです
赤い果実の香りもあるんですが、時間が経つとコーヒーや醤油みたいな香りも混ざってきます。

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うーん、何だろう。これは。

「甘くないジンファンデル」というか、「シャープなネグロアマーロ」というか、そんな感じ
試飲した6種類のワイン、アルコールは全て13〜14度なんですが、もっとあるような気がします。

率直に言うと、香りと味の印象があまり調和しませんねぇ
(ワインがダメだっていう意味ではありません)
もっと熟成させた方がいいんでしょうね
ウヴェ・シーファーみたいに「さっさと売っちゃう」というのが、オーストリア本来のワイン消費の姿勢なので。

個人的な意見ですが、
国際市場において、ある意味「遅れてきた客」であるオーストリアワインは、
古参の真似でなく独自の道を行く一方で、熟成にはもっと多くの配慮をするべきかと思います


うーん、今日のセミナーは生産者の個々の情報を得られた事と、飲み比べとしては非常に良かったですが、
品種の個性に迫るっていう点では不完全燃焼だなぁ…

ヴェーニンガーさんのブドウ樹の話は面白かった
「ブドウの根は地中深く伸びる物よりも、地表近くを横に伸びる物によって香りや味の影響を受ける」という、これまでの根っこに対する正反対の意見でした。
薄い表土も有効なんでしょうか、確かにC層(岩盤)からは吸収する物はなさそうですが。

やっぱ、良く消化できませんね。
訳分かんない方、申し訳ございません

そんな品種もあるんだよ、という事で







posted by cave MITSUKURA at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする