2017年04月16日

カベルネの過去のポートレート


今日は快適な気温ですね、いつもこうならいいのに(花粉さえなければ)

イベントページにマルセル・ラピエールのクリュボジョレー会のご案内を載せました

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興味のある方はどなたでも歓迎です
ワイン代はほとんどタダみたいなモノなので、めちゃくちゃお得な会です

甥のパカレも入れてみました(モルゴンないからムーラン・ナ・ヴァンね)
15年のサンスフル(so2無添加)の話もしますね〜

ガメイかぁ… という人は来ないでください

この話を会場のラヴィッスマンの野村さんにお話ししたら、即答で、
「いいですね〜、バックヴィンテージが凄く期待できますねと言っていただけました
(そして、よくそんなワインありましたね、とも)

ラピエールやシャトー・デジャックなどの優良生産者のクリュボジョレーをちゃんと飲んでいる方は、熟成の素晴らしさ(まるでピノ、間違えても不思議はない)や、元の酒質の高さをよくご存じですね
ヌーボーしか飲んだ事なくて、ガメイを低級のブドウだと決めつけてる人には永遠に訪れないであろう経験。

ま、好みは自由ですから。

ロウキャップですし、元から強めのモルゴンなので、自然派ワインだと言う事抜きにして、良い熟成しててほしいなぁ
悩ましいお料理(メイン)ですが、そこはお店に丸投げ
期待してまーす。

今回、シャトー・デジャックは入れませんでした💦
ラピエールとは毛色が違うんですよね、それはそれでまた機会があれば

…てんちょ、シャトー・カンボン2009を持っていたはずなんですが、どこを探してもない
99%飲んじゃったんだと思うんですが、何故この機会まで待てなかったんだろう…
ばかばかばか

きっと、
「まー、いっか。これで」と深く考えもせずに、一人で開けたんだと思います
お酒は飲んでなんぼ、くよくよするでない(自己憐憫)


さて、新入荷ワインの紹介します
今日のは高級ボルドーです。

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シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン1996


高くなったわね〜

現行の13年でもおっとびっくりなお値段です。
(アンジェリュスの値上がりも絶句だけど同じくらいだわ)
ついぞ飲んでいません、この銘柄💦

ボルドー、グラーヴ地区の赤ワインです
AOCはペサックレオニャン、1級オーブリオンの向かいにあります。
ラ・ミッション自体も超有名シャトーですし、お向かい同様に500年以上の歴史があります
1983年にオーブリオンのディロン家に買収され、同じ経営となっています。
この時、ラ・ミッションと一緒に所有していた、ラヴィルとラ・トゥールの二つのオーブリオンも売却されたので、4つのシャトーは同じ経営者に属することになりました。

似た名前が多いですが、整理しましょう

シャトー・オーブリオン
1級5大シャトーの一つ、現在のラ・ミッション・オーブリオンはここと同じ所有者です。

シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン
今日のワイン、ワインしか作っていません。

シャトー・ラヴィル・オーブリオン
ここは逆に白だけのシャトーでラ・ミッションと同じ経営でしたが、売却に伴いオーブリオンに帰属。
その後、2009年に名称を変更して「ラ・ミッション・オーブリオン・ブラン」となり現在に至る。

シャトー・ラトゥール・オーブリオン
ここも赤だけ。ここは元は上記二つの所有者とは異なる経営でしたが、当主のクストー氏が亡くなった後、近所の親しかったラ・ミッションのウォルトナー氏が未亡人の為に醸造を含む経営を引き受け、その後譲渡されています。オーブリオンに買収後、2005年を最後に生産は中止、現在はラ・ミッションのセカンドにブレンドされています。

お分りいただけました??
グラーヴは赤も白も作っているシャトー、片方しか作っていないシャトーがあるのでややこしいですね
しかも、格付けが赤のみ、白のみ、両方あり、となっているので、
どのシャトーがどれを作っていて、どっちが格付けだったか、良く忘れます

普段触れないシャトーは全然整理できないまま、毎度調べることになるわたくしです

んで、今日のラ・ミッション・オーブリオンですが、
96はカベルネの権化です

10年以上前に何度か続けて飲んだ事ありますが、カベルネソーヴィニョンのアロマがぎっしりでした
刈りたての芝生と墨汁とインクが濃厚に混ざっていて、むわん〜とピーマン、
青いわ、強いわ
カベルネって果実の香りが全然しないって驚きましたよ💦

今では考えられない、素直なフルボディです
もちろん熟成していますので、まったく同じ香りはしないでしょうけど。
当時、カベルネソーヴィニョンが好きならこれだね!って全員、文句なしでしたよ。

現在はメルローの比率が高めで半分はメルローです、
83年の経営統合以降から同様の対応だった用ですが、それにしては96は青々だったわよ

日本語のHPありますよ
http://www.mission-haut-brion.com/jp/

シャトーのコメントも、
「長熟型のスタイル、カベルネの良い年に見られるクラシックなスタイル」となっています。
まだまだ飲み頃の途中、余裕でしょう

このシャトーには面白い「伝説」があります

有名な話だから聞いた事ある方も多いと思います。

ラ・ミッション(伝道師)の名前の通り、このシャトーはラザリスト修道院の所有でした。
今でも、シャトーはサン・ヴァンサンを祀っていますが、ラザリスト会の創設者も偶然サンヴァンサンと言います。

シャトーが祀っているのは「ワインの守護神」サンヴァンサンです。

4世紀に殉教した司祭らしいですが、何故ワインの守護神なのかは、いまいち定かでない。
聖ヴァンサンのお祭りはブルゴーニュにもありますし、ヨーロッパでもあちこちで聞く名前です。

聖人となったサンヴァンサンは天国でのどが渇いて仕方ない、理由を考えると地上で飲んだワインの味が忘れられないからだと気づき、天使に頼んで一時だけ地上に返してもらいます。
彼は真っ先にラ・ミッション・オーブリオンへ行き、ワインをたらふく飲んだそうですが、
時間が来ても戻らないので、天使は彼を石に変えてしまいました。
この石は今でもラ・ミッション・オーブリオンにあるそうです。

それくらい美味しいワイン、という訳です

値は張りますが、これを選ぶ人は渋い鑑識眼をお持ちですね
あー、飲んでみたいわ。









posted by cave MITSUKURA at 13:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする