2017年04月29日

スパークリングの新たな頁


ヨーロッパの冷え込みは予想以上に深刻です…
フランスのみならず、イタリアにまで被害があるようです💧

2月3月の気温は低くなかったのに、4月になって急に気温が下がってしまい、
各地で氷点下を記録しています

当初、そうした心配には蚊帳の外かと思われていたボルドーも霜害に遭ってしまいました…
右岸も左岸も

新芽は霜が降りるとこうなってしまいます ↓

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ムーリスのシャトー・アントニック SNSより

2016年は連続で収量減のブルゴーニュやシャンパーニュを横目に、一人勝ちのグレートヴィンテージになったボルドーですが、今年は暗雲立ち込めまくりです。
1991年の様になってしまわないで〜
(91年は霜害が酷く、ペトリュスもオーゾンヌも生産ナシでした)

2009年を最後に収穫が減ったままのブルゴーニュは、言うまでもなく良くないですが、
シャンパーニュの被害が一番深刻です

こんな畑が多い ↓

champagne-frost.jpg
英国誌デキャンターHPより

余裕のある各生産者は徹夜で畑で火を焚いて霜を食い止めようとしていますが、
重油を燃やすには費用が高いし、干し草や薪でも費用も労力もかかります ↓

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同前

全ての生産者がこうした対策を取れる訳ではありませんし、二酸化炭素排出の懸念も取り上げられています

またもや品薄&値上がりがぁぁぁぁ


では、気を取り直してワインの紹介です

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ハッティングレイバレー クラシックキュヴェ2013


御覧の通り、スパークリングワインですが、こちらはイギリス産です

今、世界で最も注目されているスパークリングワインの産地はイギリスなんです
イングランド南部やウェールズなど、緯度の低い地域です。

温暖化の影響で、2000年当時、20年前のランスの平均気温がもはやロンドンのそれとなっている事が非常に話題になりました

気温の上昇が続くと、シャンパーニュ地方でのシャンパーニュ作りは困難になると考えたシャンパーニュメゾンは続々とブリテン島南部へ進出しています
ルイ・ロデレールとか。
英仏海峡を挟んで、どちらの土壌も石灰の豊富な白亜質なのでシャンパーニュに酷似してるのです

今では日本に輸入もそれなりにあり、有名な会社も増えました

ナインティンバー
リッジヴュー
ハンブルドン
キャメルバレー
チャペルダウン
などなど

知ってる会社ありますか??

既に200以上のワイナリーがあり、最近は国際博覧会でもよく上位入賞しています

てんちょ、ナインティンバー(最大規模)とあと2種類くらいしか飲んだ事ないんですが、
どれも質は高いですね
ほとんどが瓶内二次発酵で、シャルドネやピノノワールなど、シャンパーニュをお手本として国際品種を使っています。

今日のハッティングレイバレーはロンドンの西、ウィールドという田舎に1999年、弁護士のサイモン・ロビンソン氏が土地を購入した事に始まります
こんな方 ↓

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HPより

その後、土壌研究を重ね、2008年にようやく植樹を開始しました。
余裕あるんだなぁ〜
ま、有名弁護士みたいだし。プロヴィダンスみたいね。

現在では24haの自社畑と買いブドウでスパークリングワインを生産しています。
昨年にはシャンパーニュメゾン、ポメリーのイギリスでのパートナーとなっています
女性醸造家がワインメーカー・オブザイヤーに選ばれているなど、話題の多いワイナリーです

近代的な設備を持っていますよ
資本は大事ね…

ブドウの内訳は、シャルドネ48%、ピノノワール33%、ピノムニエ17%、ピノグリ2%
蝶のモチーフ ↓

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いかにもイングランド南部って感じの畑ですね ↓

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HPより

生産は4種類ほどあるようですが、日本へはまだこれしか入ってないみたいです。
今日のは一番スタンダードなキュヴェで、瓶熟13か月。

まだ飲んでいませんので、中身については何も言えませんので悪しからず

しかし、イギリススパークリングはどれもみーんな高い

シャンパーニュとさほど変わらないくらいの価格です。
なので、気軽に試せないなんだよなー。そこが欠点



















posted by cave MITSUKURA at 15:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする