2017年08月03日

懐石からカレーまで


今日は風があって涼しい名古屋です。
これから冷夏に… ならないですよね

フランス各地の暑さも毎年の様で、温暖化の影響がはっきりと表れています
暑い夏がやって来てブドウの完熟を約束してくれるのはいい事ですが。

今日のワインはお天気次第の作り手、でも神様なんです

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ユエ ヴーヴレイ・セック ル・オー・リュー2016

最新ヴィンテージの16年が早くもやって来ました
まずは辛口からリリースなんですが、年に一度の入荷で辛口は早く完売しちゃうんです
なので買ってみた。

ユエはロワール好きなら必ず知っている有名生産者です

1928年にヴィクトールと息子のガストン・ユエによって創業したドメーヌで、現在ロワール川右岸のヴーヴレイに30haを所有しています。
ユエはヴーヴレイだけに畑があり、栽培しているのシュナンブランだけ、という生産者です
赤もソーヴィニョンもなし。

こんなブドウです ↓

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ユエSNSより

なので作っているのは当然白ワインだけですが、味わいの違いで3種類あります ↓

セック(辛口) 残糖9g以下
ドゥミ・セック(中甘口) 残糖9〜15g
モワルー(甘口) 残糖15g以上 貴腐混じりの事もあり大抵はもっと糖分が多いです

所有畑は3つの区画(だけ) ↓

ル・オー・リュー
褐色の石灰粘土質が30メートルの深さまで続き、丸みのある味わいになる
今日のワインはここです。

ル・モン
薄い表土の緑色粘土質でシレックスを含む。柔らかさと軽やかさを持つ

ル・クロ・ド・ブール
名前の通り塀で囲まれた区画で、薄い表土の下は石灰岩盤、強靭な骨格を作る
この区画は村の真ん中で教会の真ん前にあります。

オーリューの畑 ↓

ユエ オーリュー.jpg
ユエSNSより

この3つの区画はそれぞれ別々にワインとなり、前述の辛口〜甘口となりますので、
理論的には全部で9種類のワインが出来る事になります。

一部ペティヤンも生産しています。
ペティヤンは瓶内二次発酵で微発泡のスパークリングです、ユエのは3年熟成でとても美味しいです
(法定は9カ月なので非常に長い瓶熟です)
ペティヤンは畑の表記がないのでブレンドなんでしょうね、情報なし。

ユエは完全ビオディナミで自然酵母のみを使用しています
シャプタリ(補糖)は一切なしで、全てのキュヴェを同じように仕込みます。

収穫したブドウを選果し、破砕した後にデブルバージュします
(液体を置くことで不純物を沈殿させて取り除く工程です)
あとは600リットルの古樽で発酵が始まるに任せて、終わり。これだけ

先に「理論的には9種類できる」と書いたのはここに理由があります

天候に恵まれ完熟したブドウが採れる年は、ブドウの糖度も高く発酵後も十分な糖分が残り甘口とすることができますが、日照に恵まれない年にはどうしても甘口は作れません
ブドウの糖度がどの程度の時に収穫するかで、味わいの甘辛が決まる訳です。

お天道様次第なんです〜
作りたくても作れない事もあるある

2003年は非常に日照が豊富で(暑すぎましたけどロワールにはいいヴィンテージ)、全てのキュヴェを作る事が出来ました
でも、2013年は寒い年でドゥミ・セックすら生産がなく全てセックとなりました

16年は03年に似た良いヴィンテージで、全てのキュヴェを生産しています

さて、入荷したての16年、まだ飲んでおりませんが、期待できそうですね
しかも、てんちょ、オーリューの畑は初めてじゃないかな。飲んだことあるかな…

世間では専らルモンを見る事が多いです✨

ユエのシュナンはとても完熟感があってリッチで美味しいです‼️
樽に頼ったコクじゃないところがいいですね✨

飲むたびに、「あ、やっぱり美味しいな」と思うのです。

相性料理に、エビ蟹、オマールとなってて、ふんふんと思う
さらにスパイシ―インドカレーやタンドールチキンにも、となってる
この辛口は和食にも、お寿司、天ぷら、蕎麦、焼き魚など結構いけそう。

1本で外野全てをカバーできる守備範囲の広さです
ライトからレフトまで。
あなたも飲んでみませんか

うーん、もっと写真載せたいのにコピーできないわ









posted by cave MITSUKURA at 14:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする