2018年04月11日

コンドリューお勉強


夜は雨が降るようですが、一雨ごとに春が深まっていくって事ですね
そろそろ花粉も終了してほしい…

この前、アルバリーニョのエスプモーソ(スペイン語でスパークリングワインの事)を見かけまして…
是非飲んでみたい ↓

マルデフラデス・エスプモッソ-thumb-380x380-2722.jpg

アルバリーニョ100%、瓶内二次発酵で産地はもちろんリアス・バイシャス
ボトルが清々しい 

買ってみよう が、ちょっとだけお高いわね



さて、いよいよ金曜はコンドリュー会です

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お申し込みいただきました方、ありがとうございました。
ご都合悪くて参加できない方、またよろしくお願いします。
告知がすっかり遅くなりましたが満席になっております

参加できない方の為に、ちょっと書きますね。
コンドリューへのアプローチは大体3つでしょうか

何事も多角的に当たると理解も深まるし忘れにくいので、ワインを「勉強」したい方は効率よくあちこちから頑張ってください。
一番肝心なアプローチが4番目で、「実際に飲む」ですが

では、

まずはコンドリューと言う場所、土地について

コンドリューはコート・デュ・ローヌのセプテンリオナル(北部)にあり、最も北に位置する赤ワインの産地であるコート・ロティのすぐ南に続く小さな産地です。
フランス第二の都市、リヨンから車で1時間もかかりません

地図は自分で探してね

コート・ロティと同様にローヌ河の右岸にあり、急斜面に張り付くようにブドウ畑が細く南北に連なっていますが、面積はコンドリューの方が小さいです。
斜面は60度もある場所があり、栽培にかかる作業時間は平地の2倍から3倍、しかも機械が使えないので労働の負担は更に増しています ↓

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ローヌワイン.コムより

南部ローヌ(メリディオナル)が広く開けていて多くのアぺラシオンを有しているのとは正反対です。

コンドリューの起源はやはりローマ時代にあるようです
今では信じがたい事に、その当時にはこの辺りがブドウ栽培の北限であった様です。

その後、中世には修道院や騎士の庇護の下でコンドリューの名声は大きく躍進します
アヴィニョンの教皇庁へも献上され、唯一無二の白ワインとして有名になります。
ベルエポックの時代にはキュルノンスキーにフランスで最も偉大な白ワインだと言わしめています

が、やはりいい時代がずーっと続く訳ではありません

フランス全土で甚大な被害をもたらした第一次世界大戦がはじまり、労働者はみんな戦場へ行ってしまい、その多くが命を落としてしまいます…
戦後の混乱時にはもう誰も高価なコンドリューを求めようとはせず、男性の働き手を失った多くのブドウ畑は打ち捨てられていきます

その結果、1958年にはブドウ畑は僅かに29haにまで減少してしまいます
更に60年代になると畑は14haまで減少し、コンドリューは消滅寸前です。
…中堅ドメーヌが1軒で持つ程度の畑しかなかった訳です。

そこへ現れた救世主が、ジョルジュ・ヴェルネ氏です
彼は父から引き継いだドメーヌで新しく畑を開墾しヴィオニエの植樹をすすめます。
「地獄の棚畑」を作ったのは彼です。
更に30年以上もコンドリュー委員会の会長を務め、コンドリューの名声復活に尽力した功労者です

彼の様な人がいなければ、失われたシャブリ周辺の畑の様に、「コンドリューという幻のワイン」が昔はあった、となっていたかもしれません
今でもジョルジュ・ヴェルネのドメーヌはコンドリューのトップ生産者として皆に尊敬されています。

その後、コンドリューは甦るのですが、唯一無二の希少なワイン作りにみんなが乗り出したせいで、今度は畑が広がり過ぎちゃうという皮肉な事態に陥ります
その時畑は387ha、増えたなぁ

少なすぎてもダメ、多過ぎてもダメ、って難しい…

そこでAOCの規定を見直し、標高が高い場所の畑などをAOCから外し、現在の168haに落ち着きます
(外れた畑はヴァンド・ペイになりました)

因みにAOCの認定は1940年、当初はコンドリュー、ヴェラン、サンミッシェルの3つの村のみの認定でした。
67年には更に4つの村が加わります。
当初からブドウはヴィオニエのみ。
慣習的に辛口ですが、一部貴腐も認められています。

コート・ロティから続く急斜面ですが、土壌は違います
花崗岩のコート・ロティに対して、コンドリューでは石灰と雲母に砂が混ざっています。
見た目にも白い土地で白ブドウを植える場所であろうと思われます。

今日はここまでね。

あとは、
ヴィオニエと言う品種について
各生産者の特徴
について書けるかなぁ…

明日頑張ります











posted by cave MITSUKURA at 18:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする