2018年04月29日

夏の香りがする白ワイン


連休前半は晴れが続くようですね
1日,2日が仕事の方はどのくらいいらっしゃるかな。


さて、では昨日の続き。
イタリアワイン、バンフィ・ピエモンテのスプマンテが大変美味しいのは良いとして。

スティルにも注目のワインがありました

バンフィ ガヴィ.png

バンフィ ガヴィア・ガヴィ プリンチペッサ2016

皆様、ガヴィはご存知でしょうか?
結構昔からあるので知ってる方は多いでしょう。

しかし、
「名前は知ってるけど、ちゃんと飲んだがない」
「ガヴィと言うワイン名とコルテーゼっていうブドウの名前は覚えたけど、実際はよく分からない」
って方もきっといらっしゃるはず

確かにガヴィと言うワインは試験勉強する際には絶対に覚えるワインですし、
ピエモンテ州の白ワインとなると一番に名前が挙がるでしょう

てんちょもあんまし詳しく知りません

一緒に勉強しましょう〜

まず、ピエモンテ州についておさらい ↓

ピエモンテ州.png
Wikipediaより

ピエモンテ州は8つの県で構成されています。

最も有名なバローロやバルバレスコはクーネオ県です。
昨日、ご紹介したアルタランガの高級スプマンテは、アレッサンドリア、アスティ、クーネオの3つの県で生産が認められています。

今日のガヴィは南東のアレッサンドリア県のワインです

この県の南側はリグーリア州で、州都でもある港町ジェノヴァがあり、海産物も豊富です
州都のトリノへ行くよりもジェノヴァへ行った方が近いという地理関係です。

なので、この地方では魚介を食べる文化が栄え、それに合うワインとしてガヴィが重宝されています

余談ですが、ジェノヴァ出身で最も有名なのは文句なしでコロンブスでしょうね

しかし、新大陸の発見により世界航路が発展し、地中海の海洋都市は衰退していく訳ですから、ちょっと皮肉かも。
今でもベネチアに行くという方は多いでしょうが、ジェノヴァに行く方はあまり周りにいませんね。
一度は行ってみたいものですが

話をガヴィに戻して、

ガヴィは元々アスティ同様、近世まで甘口の白ワインだったようですが、海産物を食べる食文化に合わせて辛口が作られるようになりました
1998年にDOCGに昇格しています。
ガヴィ、またはコルテーゼ・ディ・ガヴィと名乗ります。

が、巷には「ガヴィ・ディ・ガヴィ」「ガヴィ・デル・コームネ・ディ・ガヴィ」などの表記も多く見受けられます。
ワイン生産規定には違いはありません。
ちょっと紛らわしいかも💦

規定としては、

白のスティル、フリザンテ、スプマンテで、
ブドウはコルテーゼ100%でなければならない
最低熟成は1年で、その内6カ月は瓶熟期間である必要があります


となっており、シャルマーによる発泡ワインの外にも、瓶内二次発酵による発泡のリゼルヴァの生産も認められています

と、書いては見たものの…

へぇ、瓶内二次発酵、そんなのあるんですね、知らんかったわ
ガヴィはスティルしかないと思ってましたよ
飲んだ事ない、飲んでみたーい。

セミナーで飲んだのはスティルの白です。

(ガヴィは戦後の落ち込みから1960年代に復活し、大ブームがあるのですが、その後また少し低迷した時期を経て今に至ります。
「黒ラベル」のガヴィで知られるスコルカ社のガヴィは特に有名です)

コルテーゼはこの地域特有の土着ブドウで、寒さには強いとされる一方で南向きの日照条件の良い斜面でないと育たず、
石灰粘土質の白い土壌の斜面に畑が広がっています
黄緑から黄色になる大きめの房です。

が高いのが特徴の様ですが、近年の温暖化でちょっと油断するとすぐに完熟→過熟となってしまうために、
バンフィでは酸を温存して早目の収穫をしている、という事でした

暑い夏が必ずやって来てブドウの完熟を約束してくれるはいいのですが、登熟が進み過ぎると一方でアルコール度数が上がり過ぎたり、ぼやけた味のワインになってしまう懸念もあるので、温暖化はもろ刃の剣ですな
最近のワイナリーは、どこも青い果実を除く事よりも、微量なミネラルや香気成分を上手くワインに取り入れる方に重きを置いていますね。
糖度の心配はそこまでしなくてもいいから、ワインの洗練度や複雑さを表現するための酸やミネラルが大事なのです。

バンフィの醸造家のラッツァリーノ氏も盛んに「美味しい酸を表現したい」と話していました

もう一つ、彼は「コルテーゼの持つデリケートな香りをいかにワインに表現するか」も大事だと言ってます

その為に、バンフィでは発酵の際にタンクに窒素ガスを充てんしてアロマを閉じ込める工夫をしています
(もちろん発酵に必要な酸素は供給した上で、です)

ワインの香りはそこまでではないものの、口中でリンゴやパイナップルの香りがよく広がります
これが余韻となって鼻に抜け、長く続くのが感動です

辛口で軽やかな口当たり、余韻も綺麗。
いいねぇ〜

と素直に思えますよ

大抵は3年以内に飲まれる、気軽な白ワインですので、良く冷やしてお手軽に楽しむのがいいと思います。
試飲したスティルじゃない、微発泡の物を買ってみました。
お値段は普通、全然高額じゃないのでご安心ください。

暑くなるこれから、ヴィーニョ・ヴェルデやチャコリみたいに楽しめそうです

昨日も紹介しましたワインも含めて、全て5月2日に入荷しますので、是非買いに来てください
待ってまーす




















posted by cave MITSUKURA at 13:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする