2019年04月05日

微笑む天使の泡


今日は暖かいですねー
でも花粉と黄砂がたくさん…

フランスではブドウの芽が出てきてます✨

7403E52B-BF39-49E3-9BC1-C7B77DB3414D.jpg
生産者SNSより

霜が降りそうな時にはストーブ焚いて予防します ↓

E6D84210-497F-495E-AD8E-F9BC9CE2415F.jpg
シャロネーズSNSより
これも二酸化炭素排出の批判があります



さて、皆様、10連休はどこかへお出かけでしょうか?

カーヴミツクラは休みなし、毎日営業しています


では、アルザスの復習もしている一方で、新しいワインを紹介します

096130A7-A021-4AEA-8372-46D7BC532695.jpg

B0F14B26-28F5-4F60-B0D5-E8086C150286.jpg

アンリ・アベレ スーリール・ド・ランス2008

このシャンパーニュを知っている方は通ですね
今では正規代理店がないのでしょうか…
滅多に見かけなくなりました

アンリ・アベレはランスにあるシャンパーニュ・メゾンで、創業1757年と5番目に古いメーカーです
創業当時は違う名前でしたが、のちに改名してアンリ・アベレとなりました。

1985年にはスペインの巨大カヴァメーカーであるフレシネの傘下に入っています

今日のワイン、スーリール・ド・ランスは、アンリ・アベレが作るシャンパーニュでも特別なヴィンテージ・シャンパーニュです
ロゼもありますが、当然良い年だけの限定生産です。

直訳すると「ランスの微笑」ですが、これは微笑みの天使と呼ばれる天使の彫像で、ランス大聖堂の側廊を飾るモニュメントの一つです
これ ↓

ange-sourire.jpg
HPより

因みに、頭を持ったサンドニの彫像も並んであります。

歴代のフランス王が戴冠式を行ってきたランスの大聖堂は歴史上でも宗教上でも大変重要な建造物です
パリと同じくノートルダムという名前です。

ランス大聖堂.jpg
シャガールのステンドグラスが有名

その大聖堂があるが故に街が栄え、ランスで開催されるにはヨーロッパ全土から多くの人が商いにやってきました。
ブルゴーニュでも有名な大手メゾン、ブシャールも元はランスのマーケットに参加するためにスイスからブルゴーニュを経由して旅をしていた事がワイン商となるきっかけになっています

2011年には大聖堂建立800周年を祝う式典が執り行われました
800年かー

しかしながら、この大聖堂は火災に見舞われることも多く、現在の姿はまだ100年程の新しいものです。

最大の悲劇が第一次世界大戦です
夏に始まった戦争はクリスマスには終わるだろうという大方の予想を裏切り、西部戦線がほとんど膠着したまま4年も続き、ランスの市街地はドイツ軍が陣取る東シャンパーニュから毎日砲撃に晒される事になります

当然ながら大聖堂は格好の標的となり、砲撃と火災で完全に消失してしまいます
焼け野原のランス、今では信じられませんけど。

戦後、アメリカの大富豪、ロックフェラーが資金を提供し大聖堂は再建されますが、ロックフェラーの出した条件があり、それはフランス人の手で大聖堂を元通りにする、というものでした
そこで大聖堂復興基金が作られ、アンリ・アベレも資金を提供しました。

大聖堂の鐘楼ツアーで屋根裏が見学できますけど、結構な見ごたえがあって壮観ですよ
因みに、鐘は大きすぎて電子機器などに影響を及ぼしてしまうので、現在は取り外されていて鳴らされることはありません。

大聖堂が再建されるとアンリ・アベレは自社のヴィンテージシャンパーニュにその名前を採用し、天使のエンブレムをアイコンにしました

E05456FA-C0F3-4486-B580-BA348257BA5A.jpg

昔は金色のエンブレムが付いていたのに、今は付いていません💦
あれ、かっこよかったのになー

セパージュは、シャルドネ60%、ピノノワール40%
(瓶熟期間が明記されていませんね)

クリーミーという言葉が正にピッタリな細やかな泡立ちです
08年は他社と同じく良いヴィンテージです、期待できますね

久しぶりに見たスーリール・ド・ランス、飲んでみたいですね〜








posted by cave MITSUKURA at 18:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする