2019年05月06日

昆布は旨味出汁の元


一気にになった名古屋です
昼間はもう半袖で十分、照り返しが眩しい。
夜には雨だというのが信じられません

10連休も終わりですね。

明日からワイン、ちゃんと届くかなぁ
物流関係の皆様、本当に大変だろうと思います。



今日はブルゴーニュワインを紹介しがてら、畑の場所を確認したいと思います

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左から、
ルネ・ルクレール ジュヴレイ・シャンベルタン 1er ラボーサンジャック2001

フィリップ・ルクレール ジュヴレイ・シャンベルタン 1er レ・シャンポー2016


フィリップのヴィンテージラベル光っちゃった
しかもルネのヴィンテージシール曲がってるし

見た目が全く違いますが、この二つの蔵は兄弟です

ルネがお兄さん、フィリップは弟。
1974年に両親の畑を継承して分割、二つのドメーヌとなりました
現在はどちらも息子さん(達)も活躍しています。

この二つのワイン、ラベルを見てもお分かりの通り、中身も全然違います
多分兄弟の性格なんでしょうけど。

こちらが弟のフィリップさん ↓

フィリップ・ルクレール.jpg
HPより、吉田鋼太郎さんに似てますね

レストランや博物館までやってる精力的な方です。

フィリップのワインは、今でこそ多少大人しくなってますけど、90年代の前半はアメリカで人気になったのもうなずける、パワー全開&押しの強ーいワインでした
何度も櫂入れを行う濃い目の抽出、レジョナルから100%新樽を使用というバリバリのニュージェネレーション・ブルゴーニュだった

今はレジョナルの新樽率は下げていますけど、1級で100%は以前と同じ。
ピジャージュもやめて、優しいルモンタージュに変えたそうです

一方の、ルネのワインはしっとり落ち着きのある感じ、100%除梗で発酵前に低温浸漬を行い2週間をかけてゆっくり発酵させます。
低めの新樽率で樽熟12ヶ月以上。
今でも昔と変わらず、言ってみれば最初っから地味、長男だから??(悪口ではない)

ルネさんの写真がないなぁ…

てんちょ、ルネの方が好きです
ただ、ルネのワインは熟成過程で期待と違う方に行っちゃうことがよくありますけど。
当たりに出会えば本当に素晴らしいですよ

さて、この二人、ルネは特級グリオット・シャンベルタンを0.7ha所有していますが、あとは1級及び村名の畑です。
しかし、二人の持っている今日のワイン=谷の1級畑はそれは素晴らしいのです

場所、分かりますか??
これがジュブレ・シャンベルタンの畑です ↓

20319.jpg
ブルゴーニュワイン委員会より

小さいですから、こちらから確認できます ↓
http://www.bourgogne-wines.jp/our-wines-our-terroir/all-bourgogne-wines/gevrey-chambertin,2640,9884.html?&args=Y29tcF9pZD0xNzk4JmFjdGlvbj12aWV3RmljaGUmaWQ9NjMwJnw%3D

左の「もっと詳しく」の「アペラシオンの地図を見る」で確認・ダウンロードできますよ


ジュヴレイ・シャンベルタンのAOC、全部言える方いらっしゃいますか??
(ブルゴーニュではボルドーとは異なり、それぞれの特級、1級としてまとめて、の畑にAOCが与えられています。
だから余計にややこしいんですけどね)
特級は9つ
1級は26もある← てんちょ全部言えない

特級はグランクリュ街道に沿って9つ全てつながっています
一塊なんです。
1級はその周辺と丘の上の谷側にあります。

そして、
この「谷」にある1級畑は特級にも負けない素晴らしいワインを生む畑としてとても高い評価を得ています

特級シャンベルタンやクロ・ド・ベーズに接していないから特級認定されなかったと言われていますが。
今日の二つのワインはそこのモノですよ。

先程の地図ではこんな感じです ↓

20319-1.jpg


↑ 青い線で囲んだ場所が塊の特級、グランクリュ9か所
緑の線で囲まれた箇所が谷の1級畑です

この緑線で囲んだ1級畑を拡大するとこうです ↓

20319-2.jpg

Lavaut ラボー(サンジャック)とChampeaux シャンポー、あるでしょ

グーグルだとこう見える ↓

ジュヴレイ.png

谷の畑が南東に向かっているのがよくわかりますよね。
日当たり&水はけ最高

航空写真、素晴らしい


実はラボーサンジャックの隣にあるクロ・サンジャックが最も評価の高いそれは素晴らしい1級畑なんですが…
ルクレールの兄弟は残念ながらこの畑を持っていません

アルマン・ルソー
ジャド(クレール・ダユから取得)
ブリュノ・クレール
フーリエ
エスモナン

と僅か5人の所有者しかいないクロ・サンジャック
評価は高く、味も香りもそりゃーものすごくいいんですよ
てんちょも大好き

ですが、値段も今や恐ろしく高い…
平地の特級買った方が作り手によっては遥かに安いという
(余談ですけど、何故「帆立貝」なんでしょうね。巡礼がらみかなぁ)

谷に話を戻しまして、
写真でもお分かりの通り、この様な谷はブルゴーニュのニュイ、ボーヌに多く存在しています

こうした谷は「comb=コンブ」と呼ばれ、風通しが良いのでブドウが病気になりにくく健全に育つ利点があります
なのでヴィニョロン達はこういう場所をとても大切にしています。
(コンブ・ドルヴォーやラ・コンブの名前も有名)

日当たりもよく、ブドウの生育も素晴らしい1級、大事に作ったワインが不味い訳がありません
ヴィンテージが違いますけど、二人のワインを試してみれば、ジュブレイのコンブ・ワインが良く分かります


平地の特級よりも魅力があるコンブワインです








posted by cave MITSUKURA at 13:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする