2019年05月14日

寒冷地だと知ってました?


今日はセミナーなのに、生憎の雨模様の名古屋
一瞬ですが土砂降りになってビビりましたよ。

奄美はもう梅雨入りしたそうですが、それでも平年より3日遅いとか

セミナーの様子は明日以降でまた報告します。



ではワインの紹介します

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ヴィーニャ・ファレルニア カルムネール・レゼルバ2016

赤ワインです。
どこのワインか、分かりますか??

「カルムネール」と聞いて、あっ、きっとあそこだなと思えました?

(カルメネールと言う表記もありますが、今日は輸入元に倣ってカルムネールで
フランス語ではEを「ウ」と発音するのでこうなるのでしょう)

これはチリワインです

カルムネールと言う品種は、開拓時代にボルドーや南西地方から移民によってチリに運ばれ栽培されるようになったんですが、
元々のボルドー周辺ではその後、フィロキセラの被害にあって絶滅してしまうのです

こんなブドウです ↓

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Wikipediaより

うーん、あんまりよく分かりませんねでへ

カルムネールは今でもフランスに少ーしだけ残っていますが、非常に僅かな極少栽培です
一応、ボルドー原産ブドウ品種6つの内の一つです

そして、このカルムネールはメルローによく似ているために、
チリでは長らくメルローと混同して栽培・醸造されてきました

チリにはフィロキセラ禍はなく、乾燥した気候である為に病害に侵される事がないまま長らく繁栄を遂げて来られたようです
そして、なんとなく違うけど「メルローの亜種(クローン)」だろうと考えられていたのです

が、1944年フランス、モンペリエ大学において、
「チリで早熟のメルローと考えられている品種はメルローではなく、別の品種だ」
という発見がなされ、
その後、DNA鑑定の結果、メルローのクローンではないことがはっきりしました

と言う訳で、カルムネールと言う品種はボルドー生まれでありながら、今やチリの固有品種と言ってもいいほどチリで広く栽培される品種となっているのです



さて、で、
今日の生産者、ファレルニアですが、こちらの蔵は1998年創業のまだ新しい蔵です
二人のイタリア人(いとこ同士)が始めた蔵で、エルキ・バレーにあります

チリの産地、よく理解してる方は少ないでしょうね。
何を飲んでも美味しいですし、あんまり産地毎の特徴を考える必要がありませんし。
さらに地域における栽培品種にも差がないからでしょう

チリは皆様ご承知の通り、南北に細長ーい国です。
北から南まで4000キロ以上もあります。

そして、他のワイン生産国と同じく、ワインは産地によって法規制がされています
最北と最南はワイン産地ではありません。
それ以外の地域を大きく6つに分けていて、更にその内部にも細かな産地名称が規定されています。

一般に良く見かけるのが、首都サンチアゴの周辺のセントラルコーストと呼ばれる広大で、チリ最大の産地です
その中の、マイポバレーラペルバレークリコバレーという産地名は多くのチリワインのラベルで見る事が出来ます。

しかし、今日のファレルニアはそうしど真ん中のワインではないのです。
ワイナリーはここにあります ↓

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うーん、縮尺が大きすぎて位置関係がイマイチ分かりにくい…

サンチアゴから北に400キロくらい、エルキバレーと呼ばれる産地は大きくはコキンボというリージョンに属しています


元々ここでピスコというチリの蒸留酒用のブドウを栽培していたファレルニアに創業者のオリヴィエ・グラモラさんですが、イタリアからワインメーカーである従兄弟のジョルジオ・フレッサティさんが遊びに来たところ、エルキのブドウが素晴らしいので蒸留酒だけを作るのは勿体ないと、二人で醸造用のブドウ栽培を始め、ワイン作りを手掛けるようになりました

90年代後半の事ですが、その当時、この北の産地では誰もワイン用のブドウを作っておらず、周囲にはかなり馬鹿にされたそうです

しかし
彼らの正しさはすぐに証明されました

自根のブドウ、乾燥した環境で病害はほとんどなし、できるワインは非常にエレガントで美味しく、すぐに大評判になりました。
彼らの成功のおかげで、エルキバレーという産地が新しく出来る事になったといっても過言ではありません

今ではこんなに素晴らしい蔵が建っています ↓

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HPより、以下同

すごーい
チリって南国のイメージですけど、意外にもフンボルト寒流の影響で寒いのですよ💦

こんな二人 ↓

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二人ともご出身はトレンティーノです。

ラベルは先住民の壁画を採用しています

他の魅力的なチリワインと同様に価格的にはとても手頃ですが、品質も間違いないです
欠点がなく、飲み飽きない味わい。

気楽に試せてハズレなし、のチリワイン、あなたも飲んでみませんか??










posted by cave MITSUKURA at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする