2019年08月03日

海を眺める畑


連日、暑すぎますね…



ソムリエ・ワインエキスパート試験を受験中の皆様、
今年も我が青木先生が2次対策講座を開催します

9月5日(木)から全10回の予定。
別で、ハードリカー&リキュールテイスティング会も行います。
もちろん、受験しなくても受講可能です。
ブラインドテイスティングに興味ある方は是非ご参加ください

月末までには、詳細を含めた日程など発表いたします

てんちょ、ブラインドでどのくらい得点できるのかなぁ…
カルバドスとアルマニャックの区別つくだろぉか…


さて、店頭には新しく美味しいワインが入っています
このワイン、ご存知ですか?

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シャトー・ド・ピバルノン バンドール・ルージュ2015

ワイン好きには昔から認められているワインです
てんちょ、初めてこのワインの事を知ったのは20数年前、当時世界一になった田崎真也さんがオススメしていました
「南仏最高のワイン」とか何とか。

20年経った今でもその評価は高いままです

このワインは、フランス、プロヴァンス産です

プロヴァンス、場所と主な産地名、分かりますか??
一括りに「南仏」と言われてしまうこの辺りですが、隣のラングドック、さらに西のルション、さらに内陸へ行った南西地方とはやはり全然違うのです

プロヴァンスはイタリア国境からアヴィニョンまでの地中海沿いの地域です
行政区としてのプロヴァンス(コートダジュール)と同じ。

この地域は地中海に面し温暖な気候であることから、ローマ以前からブドウの栽培が盛んです。
言うまでもなく、フランス最古のブドウ栽培地なのです

最大の都市はマルセイユ
少し東へ行った、お金持ちの街・ニースも有名ですね。

こんな感じ ↓

ピバルノン3.png
かなり小縮尺、広範囲

プロヴァンスで最も早く認定された産地はマルセイユのすぐ隣になるカシー(またはカシス)です
認定は1936年。
ブイヤベースに最も合うとされる、カシー・ブランの産地です。
(カシスリキュールのカシスと混同しませんように。カシーは地名です。リキュールの方は果物の名前です

次に認定されたのが、今日のバンドールベレという二つの産地です。

カシーも含めて3つとも非常に限られた小さな地区なのですよ
バンドールもカシーと同じく地中海沿いで、トゥーロンの西にあります。

ACバンドールは赤白ロゼの3つが認定されていますが、ほとんどが赤とロゼです
昔は赤が多かったのですが、ここ10年くらいのロゼブームで6割以上がロゼになっている現状です。
ピバルノンでは60%が赤です、次にロゼで、わずかですが白も作っていて大変貴重なんですよ


ピバルノンの歴史は1977年に始まりました。
パリで事業を営んでいたアンリ・ド・サンヴィクトール氏は奥様を伴いこの地を旅行します。
バンドールの土地の美しさに魅了された彼は仕事を辞め、ブドウ園を買収してここへ引っ越してきちゃったんです

しかも、その時51歳という決して若くない年でした。

「不安は一切なかった」というご夫妻。
畑を耕し、新しい区画を開墾して自分たちの納得のいくワイン作りを始めます

こんな方 ↓

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HPより、以下同様
(左はご子息のエリックさん、アンリさんは既に鬼籍)

こういうお話は少なくないんですが…

でも、そんなチャレンジがよくできるなーと思うわたくし
だって、いきなり農民になるんですよ。
まじですか。

ここの畑はちょっと個性的です
レスタンクと呼ばれる段々畑で、劇場の様に円形になっています ↓

ピバルノン.jpg

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いい眺め

石灰粘土質の土壌にはムールヴェードルが主に植えられています。
セパージュはムールヴェードル90%、グルナッシュ10%

フルボディで旨味も多く、リッチですが凝縮しすぎていないので、飲みづらさが全然ありません
アルコール度数の高さは14度でまーま―ありますけど、上品です
やっぱり素晴らしいワインは余韻が長い。

流石、バンドルで一番の生産者です

確かに安くはありませんけど

それでも、新ヴィンテージが入荷するとすぐに完売しちゃう人気ぶり。
このワインを飲んでる方は尊敬しますね〜

店頭には2018年のロゼとセカンドのレスタンクの赤2015も入荷しています。

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一度飲んでみる価値はあります












posted by cave MITSUKURA at 20:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする