2019年08月11日

ラショー新星


お盆休みは前半で10日から14日というような会社が多いでしょうか??

もちろんカーヴミツクラは無休で毎日営業しております

台風の影響もまだどうなるか分かりませんね



ヴォーヌ・ロマネシャルル・ラショーさんが自分の(ネゴスで)ワインを発売したそうで

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ご自身のSNSより

素敵なラベルです
ニュイじゃないのもいいですね。

ラショーと言えばヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌです

元はロベール・アルヌーという名前でしたが、ロベールには娘しかなく、3人うち末娘のフローランスさんが薬剤師だったパスカル・ラショーさんと結婚してドメーヌを継ぎました。

てんちょ、当時にラベルの04年を1本持っていますが(確かスショ)、箱の一番下で出すの大変なので写真は諦めました。
ごめんなさい

パスカルさんはドメーヌ仕事もする一方で自分のブランドであるパスカル・ラショーのワインも作って販売し始めました。
こちらもネゴスでしたが、現在は生産がありません。
店頭でも売ってましたが、てんちょ、流石に持っていません

2008年にアルヌー・ラショーと名前を変更(義理の父は95年に他界)、現在は二人の息子のシャルルさんが蔵を仕切っています

こちらが父と息子 ↓

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輸入元HPより
シャルルさんは今30代でしょう、彼にも既に息子あり。

今のラベルはこんな ↓

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グロフィエと同じ、コルクがまっすぐに入るボトルです。

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この瓶高いんだよね

パスカルさんは自分が元々ワイン作りやブドウ栽培とは無縁だったせいか、息子の挑戦には一切口出しせず、何でも好きにやらせているそうで、こういう父親はワイン業界(特に老舗)では珍しいのです

イタリア、ピエモンテのガヤのアンジェロ氏が、自社のバルバレスコの畑で伝統品種ネッビオーロを引き抜いてカベルネにしちゃったのを見て、
お父さんは失意のあまり「なんて残念な!」と叫んだ事に由来するダルマジは、現在では大変評価の高い素晴らしいワインですが、お父さんの賛同は最初は得られませんでした
そんなもんだ。
(確かにいきなりカベルネは過激だったと思う)

ラショーは、ピノノワールでも栽培が難しいとされるピノ・ファンをレジョルナル(普通のブルゴーニュっていうワイン)に採用しています
小粒で収量が減るので普通の農家は育てたがりません。
結果不良(ミルランダージュ)が起こりやすい昔のクローンなのです

(他のランナップと比べれば)大変お買い得なワインですが、今では彼のレジョナルは5000円以上するので、全然安くない

栽培はリュット・レゾネlutte raisonnee:減農薬栽培です

直訳すると「理性ある戦い」とでも言うんでしょうか、最低限の必要な農薬は使用する対処療法と呼ばれる減農薬栽培です。

雨の続く年や病虫害が発生する時には薬も必要だという論理的な考えです。
「病気になったら病院行って薬飲むでしょ?」っていう思考で、何でもかんでも無農薬がいいとは思わない、認証だけが目的になっている有機栽培に一石を投じる取り組みです

シャルルさんはルロワのラルー・ビーズ マダムとも仲良しです

こうした交流から栽培のノウハウも受け継いでいるんでしょうね。
最近ちょっと聞かなくなりましたけど、新しいブドウの病気であるエスカ病にもどうやって対処してるんでしょう。
基本的には気を切るしかなく、この病からブドウ樹を救済することはできない、と数年前までは言われてたんですが

彼のワインは2000年以降でも強くしっかりしています
13年とかリリースしたばかりで飲んでみたら、口がシカシカしちゃって
酸もアルコールもしっかりしてたなー、タンニンもいっぱいだったし。

しかし、そうしたワインは寿命が長く、素晴らしいブケを期待させてくれるのです

近頃のブルゴーニュは早くから楽しめますけど素晴らしい余韻とブケがするかと言われると、ちょっと物足りないかも
さほど感動しないと言うか。


さて、彼のネゴスワイン、どこが輸入してくれるんでしょう
飲んでみたいですね〜


ラショーワインも何本かありますので、1回くらいはワイン会できそうです
ルフレーヴの後ね。











posted by cave MITSUKURA at 14:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする