2019年11月03日

大人の苦味


皆様、3連休を楽しんでいますか?
カーヴミツクラは当然、営業しております

今年も休まず12月31日まで毎日営業します
(お正月の1月1日〜3日はお休みです)



イベントページに11月の試飲会と、ボジョレーなど2019年の新酒試飲会の案内を載せました

今年もやります、ヌーヴォーなど新酒300円試飲会

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11月21日木曜日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です。
カーヴミツクラでは毎年恒例、全ての新酒を1杯300円で試飲できます。
14時から21時
予約不要
着席ですが相席あり


詳しくはイベント案内をご覧ください。

今年のヌーヴォーは収穫も早く、醸造に時間をかけられたようなので期待したいです
定点観測、バンザーイ

消費税が上がっても値上げなし、です
是非お越しください〜

もう1回くらいご案内すると思いますので


さて、今日はファンの多い貴重なイタリアワインの生産者とそのワインを紹介します
最近イタリア続いてるなー、我ながら珍しい。

ワインはこちら ↓

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一番左のスプマンテを除いて

ジュゼッペ・クリンタレッリ

この名前を知らないイタリアワインファンはいないでしょうね
トスカーナやピエモンテには有名な高級ワインが沢山ありますが、クインタレッリはヴェネト州の素晴らしいワイン、アマローネの名前を世界に知らしめた功労者です

アマローネとは「アマーロ=苦い」というイタリア語に由来するワインですが、全然苦くありません
陰干したブドウを使って発酵させるのでかなり濃厚な強いワインとなり、外観も黒々としています。
そのことから苦みのワイン(フルボディ)と言われるのかもしれません、苦いと言ってもチョコの様なほろ苦さです。

かつては一部の貴族しか飲めなかったアマローネ、今でも貴重なワインなのです。
中でもクインタレッリのワインは特別、アマローネの頂点です

創業は1924年、3代目になる功労者のジュゼッペ氏は残念ながら既に鬼籍。
てんちょ、訃報聞いて慌てて発注増やした記憶あります
今はお嬢さんが蔵を継いでいます、ラベルの独特の文字はお嬢さんの手書きなのです

クインタレッリでは栽培から醸造、熟成、出荷までほとんどすべてを伝統的な手法に則って行っています。
作業には機械をあまり導入せず、発酵も自然酵母で手を加えることなく見守るだけ。
なので生産量は自ずと少なくなり、名声が高まって人気になった後でも生産を増やすことなくレアワインとなっているのです

輸入元の解説ページがありますので、参考までに ↓
https://www.fwines.co.jp/lineup/winery/it_veneto01/


ワインは左から、

ビアンコ・セッコ2016

こちらはクインタレッリで唯一の白ワインです。
ヴェネト州のブドウであるガルガネガとイタリア代表品種のトレッビアーノに国際品種のソーヴィニヨンブラン、シャルドネをブレンド。
大樽発酵の爽やかな辛口です。


プリモフィオーレ2012

こちらはアマローネの様に陰干したブドウを使用しています。
カベルネ フラン 、カベルネ ソーヴィニヨン 、コルヴィノーネ 、コルヴィーナのブレンドです。
ヴェネト州のブドウでアマローネに使用するコルヴィーナ等に国際品種のフランなどを使用してるのが面白いですね
アルコールもしっかりしたフルボディですが、この後にもっとフルボディが続きます

ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ2010

コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ。こちらはDOCG、収穫したブドウを約2ヶ月干しています。
スロヴェニア産の大樽で熟成。
レーズンの香りとブランデーの様な深い余韻があります


ロッソ・カ・デル・メルロ2010

こちらも上記のヴァルポリチェッラと同じく、コルヴィーナ以下3種のブレンドです。
カ・デル・メルロという畑の名前です、ブドウのメルローじゃありません、鳥の名前なんですって
山の斜面の標高の高い場所にあるので鳥の名前が付けられたのでしょうね、こちらも深い味わいです。
ガブガブ飲むようなワインではありません。


ロッソ・デル・ベピ2005

こちらも同じ3種のブドウです、アマローネは良い年だけの生産で作られない年もありますので、その時にはこちらのワインが代わりとなります
ベピ(ジュゼッペの愛称)の赤ワイン、っていう意味ですね。
良年でなくとも十分に重厚で美味しいのですけど。


アルゼロ・カベルネ2006

これはカベルネソーヴィニヨン40%、カベルネフラン40%、メルロー20%のモダンなブレンドです。
アマローネよりも収穫が早いので生産が可能なのでしょう、暑い時期に収穫できるために乾燥機関が短くて済みます。
貴腐の状態になったブドウが多く、醸造は伝統的な大樽ですが熟成にはフレンチバリックを使用しています。
アルコールもボディもすごく強いので、意気込んでも返討&飲んだ後には行き倒れはよくあります


アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2006

こちらが真打、同じく3種の伝統ブドウで作られています。
良い年だけに限って生産されるために、90年代にはわずかに5ヴィンテージの生産しかありませんでした
作っても納得がいかないとアマローネの名前は名乗らない、リリースしないこともあります。
現行ヴィンテージでもようやく2011が出荷される程、蔵できちんと熟成させています
簡単には開かない豪胆なワインです、13年目ですが、果たしてどうでしょう


レチョート・デラ・ヴァルポリチェッラ2004

ハーフなのに2万円以上します
非常に希少なレチョート=甘口ワインです。しかも赤。
伝統の3種にサンジョベーゼとネッビオーロをブレンドしています。
アマローネと同じ仕込みで発酵が終了し残糖の多い物がレチョートとなりますが、出荷まで7年以上も熟成させています。
これだけでデザートが要らないと思う

で、最後に左のスプマンですが、

フェルゲッティーナ フランチャコルタ・ミッレディ2015

イタリアを代表する本格スパークリングのフランチャコルタです。
こちらはシャルドネ100%
1000日間瓶熟しているのでこの名前です(ミッレ=千)
四角い瓶はファッションではなく、瓶熟中に酵母がよりワインと触れ合う効率を高めるための工夫です
特許取得しています
「コクがある」「クリーミー」とは正にこれの事ですな


さー、こうなったら料理に期待が高まります

ワイン会のワインもそうなんですが、今からではもうこれだけ集められません
数年たってるヴィンテージもですし、お値段の事もですし。

個人的にはダル・フォルノ・ロマーノのアマローネ会をやったので、これで双璧の登頂終了だ

大事に飲もう






posted by cave MITSUKURA at 13:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする