2020年06月03日

香りを想像してみて


曇りでも暑い名古屋です。
暑さは気温よりも湿度ですよね


今日も飲んでないけど新入荷ワインを紹介します

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安心院ワイン アルバリーニョ2019

珍しく日本のワインです
白ワインだよ。

清々しいラベルですね🌟

アルバリーニョを集めてワイン会をやりたくて国産も買ってみたという訳。
リアス・バイシャスやヴィーニョヴェルデだけじゃなく、世界中のアルバリーニョの飲み比べがしたい

安心院ワインは有名だと思いますし、てんちょ以上にご存知の方も沢山いそうです
なので簡単に。

安心院、これで「あじむ」と読みます
が、読めませんよね??
かろうじて「あ」にだけは賛成できそうですが…
地名、人名は読めなくても仕方ないです

主税町水主町という地名が名古屋市内にもありますけど、読める県外人はまずいないでしょうね〜
(主税町=ちからまち、水主町=かこまち)

安心院ワイン(安心院葡萄酒工房)は大分県宇佐市安心院町にあります
地図は自分で見てちょ

焼酎のいいちこを作っている三和酒類が持っているワイナリーです。

大分かぁ、はるか昔に別府に行ったくらい…

安心院ワインは1970年代に始まったワイナリーですが、本格的になって来たのは2000年以降でしょうか
生食用の品種から醸造用の品種へと栽培を転換し、安心院産のブドウを100%使用するようにしました。
安心院の名前が前面に出たワインになったのですね

今では赤白スパークリング、甘口、ブランデーと28種類も生産があります
泡だけで3種類もあるわ。

シャルドネや甲州、メルローなどはお馴染みですね
デラウェアやナイアガラ、マスカットベリーAもあるある

でも、アルバリーニョを作ってる日本のワイナリーはほとんどないですよね
め、珍しい。
2011年から自社畑で試験栽培されていたそうです。
初ヴィンテージはいつかな??

アルバリーニョはイベリア半島の固有品種で、スペインのガリシア地方ではDOリアス・バイシャスとして、ポルトガルのミーニョ地方ではDOヴィーニョヴェルデで有名です
どちらの産地も赤白ロゼがあり、品種もアルバリーニョ100%ではありませんが、リアス・バイシャスでは90%以上がアルバリーニョで作られる白ワインで占められています。

ガリシア地方には大都市サンチアゴ・デ・コンポステーラがあり、ここには(なぜか)聖ヤコブの遺骨があるとされ、エルサレムがイスラム教徒に支配され訪問が危険な時期にはここを訪れる巡礼の旅が大変人気でした
ドイツやベネルクス3国など北方からの巡礼が多く、みんなヤコブの象徴である帆立貝のシンボルをつけて各地の修道院を回りながらサンチアゴ・デ・コンポステーラを目指したんですねー

因みに、その巡礼の中継地として栄えたのがサンテミリオンです
巡礼が泊まれる簡易の宿泊所を持ち、巡礼は出発の前に自分の革袋(水筒)にワインを詰めることが出来たそうです。
ワインが出る蛇口があったらしい。
いいわね〜、ポンジュースか
その修道院は世界遺産になってます。

しかし、なんでヤコブの骨がわざわざあんな遠くまで運ばれていったんでしょうねぇ??
地中海を船で行ったそうですけど。
スペインは確かにゴリゴリのカトリックなので聖遺骸や聖遺物が集められるのも分かるんですけど、ヤコブの骨だと思われているのはきっと誰の物かも分からないんだろうなぁ…

…冒涜?
敬虔なカトリックの皆様、どうかこの不信心者を見逃しくてください

そもそも、アルバリーニョ自体もドイツの修道僧が巡礼の際にイベリア半島へ持ち込んだという説があります

リアス・バイシャスでは圧倒的に小規模な家族経営の農家が多く、自家農園のワインが沢山作られています。
湿度の高い土地なので低い棚作りにすることが多かったアルバリーニョですが、今では垣根栽培も採用されています
ここの話はまた今度。

アルバリーニョの特徴はその華やかな芳香とはっきりとした強い酸味にあります
房は小さめ

香りの高いブドウと言うと、ゲヴェルツトラミネールヴィオニエなど、あーあの香りね、とすぐに思い出せそうな品種がありますが、アルバリーニョも同様にくちなしの花やユリの様な「白い花」の香りとリンゴや洋ナシなどの(南方系じゃない)フルーツの香りが複雑に交ざり、かつボリュームがあります

ゲヴェルツの欠点がもしあるとするなら、酸が少ない事かもしれません
個人的な好みですけど。
酸が少ないが故に、ワインがボヤっとしてしまったり、寿命が短くなってたり、とたまーにありますね…
ヴィオニエは酸はあるんですが収量が少ないし、病気に弱い

その点では、南の海岸で逞しく育ってるアルバリーニョは香りも酸も収穫もクリアできてる優良品種なんです
繊細なのに逞しい
スペイン最高の白ブドウ高貴品種です

湿度にも適応してるアルバリーニョ、だからなのか日本の土地でも上手く行くのですね
気候よりも日本は土がねぇ… ブドウよりもジャガイモやキャベツ、トマト畑がいいって土地が多い。

さて、19年の出来立てアルバリーニョはどうなんでしょうか
あなたも是非飲んでみてください〜

アルバリーニョ会やろう、あと何本か欲しいけど













posted by cave MITSUKURA at 15:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする