2020年07月06日

懐かしサンテミリオン


よく降りますね〜
百年の孤独だわ

街中でも雨の匂いがしますけど、ワインでも「濡れた石」が香る事がありますね
テイスティング環境の湿度には無関係ですが、決してカビっぽいとかではありません。
(濡れた子犬の香り、という表現がありますが私が想像する柴犬じゃないだろうなぁ、一体なんだその表現は)

アリゴテやシュナンブランが熟成した時の金属っぽい香りかな。
石を割った時の火薬っぽい感じに近いですけど、あんなにはっきりは感じられません。
フルーツのアロマが落ち着いてから現れるので、新しいワインでは顕著ではないですし。

コンドリューのブラックマイカを濡らすとそういう香りで、これが僅かですがワインの中にもちゃんとあるのが驚きです。

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この写真、あんまりブラックマイカ含まれてないなぁ
雲母が香るんだろうか??そうは思えないけど。

どちらにせよ、きちんと説明できない表現は使わなくていいと思います
だって自分で何か分からない、って事ですからねぇ
テイスティングのゲシュタルト崩壊
「何言ってんの??」でしょ



くだらない話は置いといて、ワインの紹介します
この前、書いたのに消えちゃったサンテミリオンです。
ワインは別のですが。

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シャトー・ダッソー2000

このワイン、飲んだ事ある方少ないだろうなぁ…
てんちょも、もちろん名前は知ってますけど記憶にないです
飲んだ事があるだろうけど。

ラベルをよく見ていただければ分かる通り、このワインはフランス、ボルドーのサンテミリオン産です
なので赤ワインです。

グランクリュ・クラッセに格付けされています

サンテミリオンの格付けとAOCはもうしつこいくらい書いてますので、皆様のご理解はきっと完璧かと思いますが、
今一度、簡単に書きますね

サンテミリオンには
(ただの)サンテミリオン
サンテミリオン・グランクリュ
という二つのAOCがあり、全て赤ワインです

絶対に赤しかありません
(ロゼや白、または泡だと「ボルドーまたはボルドーなんちゃら」になります)

メドックに遅れて100年後の1955年にサンテミリオンでもシャトーの格付けが行われましたが、
この時グランクリュから2つのランクにシャトーが選抜されました

上位がプルミエ・・グランクリュ・クラッセ
下位がグランクリュ・クラッセ
です。

上位のプルミエ・グランクリュ・クラッセ(日本語だと第一特別級と書くことが多い)の中で、特に優良であると認められた
シャトー・オーゾンヌ
シャトー・シュヴァルブラン

の二つの蔵だけはAというクラスに、それ以外はBというクラスに分けられたので、厳密にいうと格付けが3つ出来た事になります。

AOCのグランクリュは言葉の響きこそ立派ですが、収量制限を守れば意外と簡単に名乗れますので(申請制)、ブルゴーニュの様なありがたさはありません

これと(プルミエを含めた)グランクリュ・クラッセを混同してる方が実に多いですね〜
ご注意くださいね

さらに、サンテミリオンならではの問題もありまして。
メドックの不動の格付けとは違って、サンテミリオンでは10年に1度見直しをする、というチャレンジャーな規定が盛り込まれていたのがその後のすったもんだの原因です

現状に則さないシャトーを外して、新たに活躍してるシャトーを入れる、と言うのは大変フェアな事に思えるのですが、
そんな聖人君子ばっかりじゃない、商売と名誉と金の世界なのはワイン業界も政治も同じ。
落とされたら売り上げに響くからどんな手を使っても阻止したい、格付けに入りたいが故にわざと高値で販売する、とか消費者置き去りの行為もまま、あったりします

と言う事で見直ししても揉めまくって裁判沙汰は常套手段、中々新しい認定が施行されなかったりする中、なんとか収めて今日に至る訳です
あっちを立てればこっちが立たず、そろそろ次の10年じゃないかしら。

現在は、2012年に決着した格付けに従っています
今日のダッソーは、プルミエじゃないクラッセなので、あんまり知らないかもしれませんね。

プルミエ・グランクリュ・クラッセは18シャトーしかありませんので、どこも有名なんですが、ただのクラッセだと64シャトーもあるんですよ〜
イタリアのDOCGか。
多いなぁ、サンテミリオン全体の半数弱をカバーしてたりするんだろうか??

で、今日のダッソーですが、すみません、シャトー名よりも2000年というヴィンテージを重視して買ってみたんです
やっぱり「〇〇年のワインありますか」というお問い合わせは結構いただきますので。

ダッソーは1955年、戦闘機のミラージュを作るフランスの重工業の中心会社を経営するダッソー家が購入したシャトーをダッソーと改名したのが始まりですが、現在ではポムロルの希少人気シャトーであるラ・フルールも傘下に収めて、さらにラフィットグループとも提携しています

サンテミリオンの伝統的なコンクリート発酵槽で発酵後、新樽を多めに使って熟成しています。
リッチな超熟スタイルですが、ワインは実は大人しいとの評価をもらっています
70%程度がメルロー、25%カベルネフラン、そしてカベルネソーヴィニヨンのブレンド比率の年が多そうですが、00年の資料がない。

ラベル通りの小さめの美しいシャトーですが、こちらも写真が載せられません。
ベルリケに似てる
ダッソーはコート地区の丘の北側にあります。

なんか、イマイチちゃんとした紹介にならなくてすみません…

ミレニアムワインお探しの方、お待ちしてます



今日のワインとは無関係ですが、
シャトー・ヴァランドローのテュヌヴァンさんが早朝のサンテミリオンの写真を載せていらっしゃるのを紹介して、今日は終わりにします

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観光案内所の前の教会広場から取った眺めです。
綺麗ですね、サンテミリオンの中心は丘の上にあるので急坂なんですよ。
見えませんがこの先にオーゾンヌがありますよ〜

あーまたサンテミリオン行きたいです

















posted by cave MITSUKURA at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする