2018年02月22日

キメリジャンのトップはどれか


昨日の試飲会はゆっくりボルドー右岸を楽しむことが出来ました

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ご参加のみなさま、ありがとうございます😊

フルボディの赤はあんまし得意じゃないてんちょですが、それぞれに香りや味わいの違いがあってとても良かったです
同じメルローでも新世界とは全く違いますしね。
面白かった

また来月もよろしくお願いします


そして、今日はまたまた業界向けの試飲会に行ってきました
今日の会場は大名古屋ビルの28階。いい眺め〜

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ワインはアルベール・ビショー社からロン・デパキのシャブリです

ドメーヌ・ロン・デパキはシャブリで最も古い歴史がある作り手で、1791年創業の大老舗です
中世からブドウ畑を開墾し所有していたシトー派のポンティニー修道院の畑を継承している、由緒正しい名門です

ポンティニーはシャブリの北東10キロほどの場所にある村です。
シトー派の分院として初期に建てられた4つの修道院の内の一つで、ここの修道士たちがシャルドネを植えて世界に名だたる名酒、シャブリを作った訳です

こんな修道院、建築的にも重要らしいです ↓

ポンティニー修道院.jpg
Wikipediaより拝借

この修道院の歴史を見ると、

マグナカルタの草案が作られたり
シャンパーニュのチボー伯爵が援助してたり
100年戦争ではブルゴーニュ伯側になり
宗教改革で新教徒に襲撃されたり
ついにフランス革命で廃止された


と、フランス(とイギリス)の歴史が余すところなく出てくる、という凄さ

革命で廃止された修道院の畑は小作人に払い下げられ、その一部がロンデパキの物となりました
(これは他のブルゴーニュの畑も同様です)

ロンデパキはその後、1972年に大手ワイン商のアルベール・ビショーの傘下に入ります。
今でもオーナー会社はアルベール・ビショーです。

今日はロンデパキから、栽培・醸造責任者のマチュー・マンジュノ氏が来日していました
優しい物腰の紳士。

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個人的に質問してみましたが、やはり2016年の霜害は大打撃だったようで、生産量は激減
霜は降りるわ雹は降るわで、一部のワインはすぐに完売が予想されます

フランス各地で良年となった2015年はシャブリでは暖かく、酸味が穏やかでバランスの良いアロマが感じられます。
2009年もいい年でしたが、それよりも15年の方がシャブリらしい綺麗な酸が顕著でより良い、と。

シャブリに樽香は必要ない、とおっしゃる通り、新樽はゼロ
グランクリュでも2年から5年使用の樽を30%以下しか使いません。

良いね、全面的に賛成だわ
シャブリには酸のキレが最も重要だ

そして、ロンデパキと言えば、ムートンヌですね

ムートンヌとは、シャブリグランクリュ7つの他に認められた「非公式」の特級畑です
レ・プルーズに5%、ヴォーデジールに95%、二つの特級畑にまたがる僅か2.35haの小区画です。
そしてこの区画はロンデパキの単独所有です。

この区画は、先述の修道僧たちが真っ先に開墾した畑だと言われ、南東向きの円形の畑は上部の斜度が40度もあり、シャブリで最も良い区画とされています

こんな畑です ↓

ムートンヌ.jpg
輸入元HPより

綺麗な畑ですね
去年はここへは行かなかったです。行けばよかった

ワインはこれ ↓

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同、ちゃんとグランクリュの表記もあります、モノポールの文字も見えますか。

でもね… 以前は樽でこってこてだった時代もあったよなぁ
まぁ、その辺はウィリアム・フェーブルも同じだけど。


14年と13年のスタイルが違ってて興味深いですね
14年が一番シャブリらしいのではないかと思います。
鉱物と酸味、清涼感

昨日は、昼間にラロシュ
夜はウィリアム・フェーブル(試飲会でブラインドで出した)
そして今日、ロンデパキ

と、シャブリ3王者を連続で飲めた
どれも甲乙つけがたいなぁ〜

限定のムートンヌが買えるかも
もし来たらご紹介しますね。


















posted by cave MITSUKURA at 17:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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