2018年03月07日

バラ色のお酒


春が来た〜という陽気になってますね
ちょっと肌寒いですが、もうあの凍えるような寒さはないですね。

ダウンコートはクリーニングに出してしまえ
まだ早い??

暖かくなった一方で、今年の花粉は辛いかも…
てんちょ、今年の花粉は諦めましたもうダメです

昨日、業界向けの試飲会に行ったんですが、どうも美味しく感じないというか…
香りはするんですけど、いつも扱ってるワインの味が「あれ…」という印象で
花粉症のせいだけではないかもしれませんが。

来週もあちこち行きたいので頑張ろう


昨日は新しい南仏ロゼをいくつか試したかったのですが、結構いいのもありました
(実は主眼じゃないのが良かったという、皮肉な感想)

巷では多少、ロゼへの「中途半端甘口」であろうという偏見が薄らいできてるように感じます
実際、皆様はどうでしょうか?

店頭でも、先日ご紹介したマス・デ・ブレサドのロゼが非常に好評です
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写真が下手ですみません。
本当はもっと綺麗なピンク色です

こりゃーいいですよ
価格もお手頃で香りも味もいい、綺麗な辛口

このロゼは、キュヴェ・トラディションの赤ワインを作る過程で抜いた果汁を使用してつくられています
グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(年によって異なります)

分かりますか?
まず、品種ごとに黒ブドウを潰して皮や種と一緒に漬け込みます。
(この工程をマセラシオン=醸し、浸漬と言います、ここでの醸しは発酵前浸漬です)
低温で置いておくと酵母が働かないので、アロマや果皮の色をゆっくり抽出する事が狙いです。

この途中で果汁の一部を抜くと、残った果汁にはより高密度で果皮が触れる事になり、一層濃いワインを作る事が出来ます。

ある程度色が移った時にこの果汁引き抜きを行うと、綺麗な色のロゼと濃厚な赤の両方が出来るという、優れた技です

が、これも引き抜くタイミングが非常に重要で難しい

一度の仕込みで二つのワインが出来るって。
おお、まるで錬金術

ですが、当然ながら果汁の量が増えてるわけではないので(ロゼと赤に分かれただけ)、出来るワインが増えたのではありません
まぁ、2種類のワインが出来るんですけど。
離れ業と言えばそうかも

この引き抜きの製法をセニエと言います。
瀉血、血抜きの事です。

一方でプロヴァンスのロゼの様に淡い色のロゼもありますよね?

こんなの ↓

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昨日、これが良いと思った

全てのプロヴァンスがそうではありませんが、こちらの製法は直接圧搾という方法です

黒ブドウをゆーくっり潰すだけ
じわわーんと潰す事によって、果皮の色素も一緒に抽出する方法です。

横文字だとブラッシュ、と言います
カリフォルニアのホワイトジンファンデルによく使われる方法ですね。
(ホワイトジンファンデルという名前ですがワインはロゼです)

大体、現行のロゼはこの2種類のどちらかの方法で作られています

ソムリエ試験用には、
ドイツのロートリング(黒と白のブドウを混ぜて圧搾発酵する、所謂混醸です)とか勉強しますけど、
市場ではほとんど見ません

でも、やっぱりロゼの手法で一番の禁じ手はシャンパーニュでしょう

なんてたって、赤と白のワインを混ぜるんですから
果汁やブドウではなく、出来たお酒を混ぜるという最も単純明快なやり方。

これはシャンパーニュだけに認められている唯一のロゼの作り方です

赤ワインと白ワインを混ぜるのが、一番簡単なロゼワインの作り方だと誰もが思うはず。
そうですよね??
ワインに詳しくない方では、そうやって作られてると思っている人が大半かも。

でもねぇ、この作り方、フランスでは全面禁止です
ダメなんですよねー、唯一例外がシャンパーニュです。

簡単で安上がりなんですが、どーしてもワインの品質が悪くなっちゃう懸念があるんです

規定を統一するのが難しくて、何でもアリになりそう、と言う事で優良ロゼの生産者が大反対しています。
そういう訳で、この最も原始的なロゼは(シャンパーニュを除いて)テーブルワインでもフランスには存在しません

7,8年前にこの手法を認めるかどうかで大揉めに揉めて、結局認可に至らなかったという…
今後は一定の規定を設けてアリになったりするんでしょうかね〜


今後も注目のロゼワインですよ

未だに偏見から抜け出せないあなたま、とりあえず飲んでみませんか??












posted by cave MITSUKURA at 15:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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