2018年03月31日

やっぱりシャンパーニュだ


急に気温上昇で着る物、迷う…
夜寒いのは嫌だけど、荷物になるのも嫌だし…

今日で3月もお終い。
もぅ今日はなんもせん(昨日もだけど)

明日からは新年度ですね。
やろうと思ってて中々開催できないワイン会を、今年度はこなしていきたい


唐突ですが…
英語でピュリニー・モンラッシェを発音すると(当然ですが)、全く別物に聞こえますね

ワインの話が急に理解できなくなって(そんな訳ない)、それはもしや…と。
puligny montrachetを素直に英語読みすれば、そりゃそうだろーなー

てんちょ、大昔ですが、アメリカンが「ジョルジュ・サンク」を「ジョージ・ファイヴ」って言うのが一番最初の衝撃でした
何事も経験ですな。



店頭ではスパークリングワインやシャンパーニュがいつもながら、よく売れます
今週は特に送別会やお花見で開ける機会が多いのでしょう

てんちょ、スパークリングワインもシャンパーニュも大好きです
それこそ、いつ飲んでもいいなぁ

今日は大御所のシャンパーニュを紹介します。

グランシエクル.jpg

ローラン・ペリエ グラン・シエクルNV

このシャンパーニュ、飲んだ事ありますか?
大手メゾンのローランペリエが1957年に初めて発売した、蔵の最高級シャンパーニュです
ノンヴィンテージ、という稀有な存在。

ローランペリエはご存知の方が多いでしょうね

ローランペリエは、夫ローランと妻のペリエの名字を合わせて出来た名前です。
シャンパーニュにはこうしたジョイントネームが非常に多い。
モエ・エ・シャンドンもそうだし、
ペリエ・ジュエ
ビルカール・サルモンなどなど、大手に限らずいーっぱいあります

トゥール・シュル・マルヌに1812年にあったネゴシアンのシェフ・ド・カーヴだったローラン氏はその後事業を引き継ぎ、自分達の名前をメゾンの名前にした後も大きく事業を発展させますが、1920年から30年にかけてアメリカの禁酒法や世界恐慌の影響で他の大手メゾン同様、経営は瀕死の状態に陥ります

この時代、メゾンを売りに出しても他の生産者にも財政的な余裕が全くないために、どこにも買われないで結果残ったというブランドがいくつもあります
ルイロデールとか💦
今では信じられませんけどね…

窮地に陥ったローランペリエを救ったのは、ランソン一族の娘、マリー・ルイズ・ド・ノナンクールです
この女性の話だけで本が何冊も書けちゃうくらい、このシャンパーニュ暗黒時代には非常に重要な女性です。

こんな方 ↓

グランシエクル3.jpg
ローランペリエHPより 以下同様

ランソンの3人兄弟に生まれた彼女は1924年に夫を亡くしています。
実家の家業も経営が苦しい中、二人の息子の将来の為に彼女はローランペリエを購入する事にし、その前にはドラモットも買い取っています。
(ドラモットはその後メニルに移転され、1988年にサロンともどもローランペリエ傘下になっています
ただし、こうなるまでにはランソンの経営の元で沢山の変遷があります)

二人の息子はそれぞれドラモットとローランペリエ指揮を取る事になりますが、間もなく第二次世界大戦が起こります
またまたドイツ軍の略奪に合っちゃうシャンパーニュですが、その辺の話は今日は割愛。

ローランペリエを任されていたベルナールはレジスタンスに参加し、そこでドゴール将軍と知己になります。
(余談ですが、もうちょっとドゴールがチャーチルと仲良くしてたらEUも出来てなかったかもね)

戦後、蔵に戻ったベルナール氏は、
「プレステージシャンパーニュとはヴィンテージ入りでなければならない」という当時の定説を覆し、マルチヴィンテージのプレステージシャンパーニュとしてグランシエクルを発売します

ノンヴィンテージではなく、マルチヴィンテージというのです。

この時、ドゴールにシャンパーニュの名前について相談したところ、彼はすぐさま、
「グランシエクルがいいに決まっている」と返事をし、即決したそうです
この偉大なシャンパーニュの名付け親はドゴールです。

グランシエクルは、グランクリュのみ11の厳選した畑のブドウを使用
シャルドネ55%、ピノノワール45%程度ですが、詳細は非公開。
7年から8年の瓶熟。

でも、ミレニアムの記念に2ヴィンテージほどヴィンテージ入りが作られたことがあります
主にアメリカ向けだったようですが、日本にもありましたよ。
どっちも飲んだ。

ベルナール氏は既に鬼籍ですが、家族経営で伝統を守る手法は今も受け継がれています

こんな素晴らしい設備 ↓

グランシエクル1.jpg

カーヴも流石 ↓

グランシエクル2.jpg
見学したーい


てんちょ、10年以上前ですがシャンパンバーの店長でした
それを知ってる方は古い付き合いですな。

当時、レコルタンの輸入がまだ少なかった頃にモエやクリコだけでない、フィリッポナやビルカール、ローランペリエなど飲んで沢山「勉強」しましたね〜
感動の美味しさでした、特にプレステージシャンパーニュは

グランシエクルも、とにかく美味しかった
今でももちろん美味しいのですが、値段は高くなりましたね…
あと、ラベルが小さくなった。

良いシャンパーニュは沢山ありますが、こういうのを贈り物にしたら喜ばれるだろうなぁ

夜の街でだだくさに流されているクリュッグの事を思うと泣けてきます

そーゆー人達は、〇ン〇リニ〇〇だけでいいだろうが
あと、〇ルマン・ド・以下省略、とか

頼むからこっちに来ないで

クロ・デ・ゴワセとか、グランシエクルはもっとしっとり飲むんだよ
ま、てんちょも飲み方についてはさほど威張れないけどさ。

「勝った時には飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある」とナポレオンに言わしめたシャンパーニュ、
あなたのセラーにもどうですか??

最後に、シャンパーニュの歴史を気軽に勉強したい方は、これがお勧め ↓

シャンパン歴史物語.png

シャンパン歴史物語―その栄光と受難  ドン・クラドストラップ

もう再版ないですかね。
これ読めば超訳知り顔でシャンパーニュの背景を語れます










posted by cave MITSUKURA at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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