2019年03月14日

ビショーワイン堪能


昨日の夜のみぞれ?には驚きました〜
しかも寒いのなんのって

ちょうど皆さんが集まる時間だったので、なんてこったい

しかし、アルベール・ビショーセミナーは大変よかったです

ご参加いただけた皆様ありがとうございました。
キャンセル待ちでご案内できなかった方には申し訳ございませんでした。

アルベール・ビショーの栽培責任者のクリストフ・ショヴェルさん

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一般の方の前でテイスティングセミナーを行うのは初めてだそうですが、
大変優しいお人柄と真面目に畑に向き合う姿勢がとても印象的でした
(来店は奥様も一緒でした、可愛らしい奥様だった

こういう方の作るワインが不味い訳がないですよね

ミツクラとしても、立ち飲みでのセミナーは初めてでした ↓

アルベール・ビショーセミナー2.jpeg

着席の方がお話はじっくり聞けます
立ち飲みの方が種類はたくさん飲めます

うーん、どっちがいいんだろう


昼間は業界向けのセミナーでした、講師はMWの大橋健一さんでスライドはすべて英語でした
といっても平易な英語でしたので。
これからはそれでいいと思います。

一般の客様には直接関わらない事柄もありましたが、印象的なことを少し紹介ます。

近年のブルゴーニュワインを取り巻く世界事情として、Global shortageという単語があります

ショーテージ=品薄、供給不足のことです
ブルゴーニュはこの単語抜きには最近の市場は語れないほど、世界中で同様です。
そして高騰(price increase)

…この二つの単語で楽しくなる人はいまい

こうした状況に対して、セミナーであった提案や取り組みはとても納得できるものですが(詳細には触れませんけど)、ある意味当たり前でとっくにやってる事であり、いかに我がカーヴミツクラは恵まれた環境にあるのだろうかと再認識いたしました
いやほんとに。
だっはっは。

そうした事にまで言及するセミナーは皆無ですので新鮮でしたね。


そして、ショヴェルさんのお話でもある、アルベール・ビショーの有機栽培への取り組みですが、彼のお話は大変正直で感動しましたね

てんちょ、実家も半分農業をやっていましたので、無農薬なんて簡単に言えないってよくわかります。
朝4時に起きて草を抜いたのに、夕方までにまた生えてるんですよ
天候不順で病気になる作物もあるし、理想通りにいかない方がはるかに多い。

ショヴェルさんは、有機栽培の取り組みは非常に時間がかかるものだ、とおっしゃっていました

まず、有機に移行する準備が必要ですし、
初めてからも結果が出るまでにさらに時間がかかり、
取り組みが相応しくない時にはよくない結果にもなり…

昨日や今日で上手く行くような事ではないのです。

有機栽培というのは魔法ではありません

少し脱線しますけど、
ワインについてだけ、急に有機だの無農薬だの、亜硫酸無添加だの騒ぐ人がいますけど、
口に入れるほかの食べ物にも同様に拘り、毎日の生活にもその原則を貫いているんでしょうか???
甚だ疑問です。

携帯電話使ったり、コンビニのお茶買ったりしてるのはいいの?
ラ・ターシュの畑なんで送電線が上を通っているんだよ、飲んで大丈夫なのか?? ← これ気になるよねぇ

極論に走ると宗教になっちゃいますけど、
そもそも、ブドウの木を仕立てる、とか、剪定する、っていうこと自体が自然に逆らってる行為じゃないんでしょうか?
化学的な物がダメでも、硫酸銅はいいんだ、ってそれは何故だ?
って、なっていっちゃうんですよねぇ〜

長くなるからメールでショヴェルさんに伝えたい日本の事もあります✨


ま、てんちょは美味しいお酒が飲みたいだけです
そして私にとっての美味しいお酒は全員にとってそうかは分かりません。


話を戻して、
とにかく時間をかけて(約20年)、アルベール・ビショーの栽培を有機農法に移行したショヴェルさん。
ルフレーヴにいたピエール・モレの下で一緒にビオへ移行してた人なんですから、それはすごい専門家です。

さらに言えば、彼はパリのレストランで、
世界ソムリエのチャンピオンになった、ジャン リュック プトーさんと働いた経験を持っています✨

弊店のあの小さいせらーの入って、
「懐かしい香りだね」と言ってくれました。
嬉しいです✨

そして、本題。
有機栽培の事を、sustainable な手法などと表現されるのを聞いたことがありますよね?

サステイナブルとは「持続可能な」という意味で、広くは農業にとどまらない考えです。
温暖化や化学薬品の乱用などで地球と人類の危機が危惧されるようになって、これまでの生産・消費の繰り返しばかりではいけないという危機感から生まれた概念で、人類と自然のバランスを保って安全に永らえようという思想が根底にあります。

農薬に頼った栽培ではいずれブドウ畑は荒廃・衰退し、ひいてはワイン作り自体が消滅してしまうのではないか(もっとはっきり言うと、儲からなくなるって事)という現実味を持った懸念は確かにありますね
そうした事から、自然にあるもので補うような農業に目が向けられている訳です。

ショヴェルさんは、ワインもバランスが大事だとお話になっていました
(土とブドウの木、ほかの植物、働く人すべてを含めて持続可能と言う事には「バランス」は欠かせない)
大賛成です。

できるだけ土地に何も持ち込まないようにしたい、とも

病害が広がれば何か対処は必要ですが、有機的な対処といってもそれも外因物であるので、そもそも病害を避けるような早めの取り組みが必要になってくるそうで、
そのためには、畑をくまなく注意深く観察することが大変大事になってきます

彼の話はとても簡潔です

細部を観察し、
全体を考えることも忘れず、
費用もかかるし(人件費など考えたら農薬買った方が安い)、
試行錯誤の繰り返しで(上手く行かないこともあった)、

これらすべての過程に膨大な時間が必要だ、というのが彼の有機への考えの全体像です
畑で仕事の大部分を終える人の意見は大事です。

「認証を取るためだけの見せかけの有機では何の意味もない」

現場を常に見てる方のお話です。
畑に行くのにオシャレもプライドも必要無いのです。
今日の小さい仕事が、ずーっと後になって評価されるという事をとても分かっているんですよね。


ビショーのワイン、11種類も試飲しましたけど、どれもよかったですね

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マルコンソールはちょっと控えめクラシック、酸味が綺麗です
ピュリニー・モンラッシェは低価格でこれからとても楽しみ、今既にいい飲み頃でもある
クレマンもキレがあって上品なシャルドネです

どれを買っても損はない
てんちょももう少し買います。

メルシャンの皆様、特に押尾さんにお礼申し上げます

また、どなたか来てくれないかしら〜
2回目3回目も歓迎だわ。













posted by cave MITSUKURA at 17:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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