2019年06月23日

長ズボン派の無添加ワイン


沿道の植え込みのクチナシの花が香しいですね

香りが強いので好き嫌いがはっきり分かれるかもしれませんが、ワインの勉強には有効ですよ
沈丁花よりもモノテルペン香がはっきりしていますし、金木犀よりもヴィオニエやアルバリーニョに探しやすい香りではないかと思います

「白い花の香り」というと、このクチナシやユリの様な香りを差してます。

ただし、強烈な香り、という意味ではありませんのでご注意ください。
こういう種類の香り、という事であって、香りのボリュームとはまた別の話ですよ

ヨーロッパだと白い花の定番はアカシアなんですが、日本ではニセアカシアが多くて本物とはちと違うらしい
個人的にはニセアカシアは香りと言うより蜜が多いとか、そんなイメージですが、あれも確かにテルペンですね。

しかし最近はニセアカシアも見なくなりました。
皆様のご近所にはありますか?

こうした香りは、ソーヴィニヨンブランにはほとんど感じません、
アロマティック品種と言われるブドウ由来のアロマが豊かな白ブドウの、

リースリング
ヴィオニエ
トラミナー

などに感じられる事が多いです


フランスはここ数年では遅めの開花になっているようです。
(20年前なら平年並み)
先月くらいの予想からは失速、概ね9月後半の収穫見通しが多いみたいですね。

一昨日くらい、クーリー・デュティーユ(シノン)のSNSにカベルネフランの開花が紹介されていました ↓

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すごっ、こんなに花付けるんですね
こんな花だらけなブドウ、初めて見ましたよ〜

美味しいワインになってください



では、新しいワインを紹介します

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ヴィノヴァリー サンキュロット・ブラン2017

お手軽ですが、色々と面白いワインなのですよ

まず、産地はACガイヤックです
これだけで産地が分かる方は詳しいですね〜

ガイヤックはボルドーの南西にある街で、オック地方(オクシタン)の古い都市です。
歴史も長く、近くのアルビと並んでローマ時代からワイン作りが盛んでしたし、12、13世紀のアルビジョワ十字軍によりトゥールーズなどと一緒にフランス王家へ併合されています。

ワイン産業はその後もエレオノール妃のおかげで発展し、イギリスではガイヤックワインは大変持て囃されました
13世紀半ばのヘンリー3世の発注書が残っています。

場所はここです ↓

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ガイヤックと言うと、甘口の白ワインが有名でガイヤック・ドゥー(ドゥーとは甘口の事)や、ガイヤック・ヴァンダンジュ・タルディヴ(遅摘み)というカテゴリーになりますが、現行法的にはただのACガイヤックだと、赤白ロゼ発泡と何でもアリで辛口になります。

今日のはその辛口、ただのガイヤックです。

ヴィノヴァリーは協同組合で、2006年に4つの組合を統合して誕生した大手メーカーです
フロントン、カオール、ガイヤックなどに1570haの畑を所有、組合員は680名もいます。

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春の新梢固定、生産者SNSより、以下同様

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品種不明

今日のワインは非常にお手頃価格なんですが、なんと酸化防止剤(SO2)無添加なんです

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そして味も悪くない。

濁って上下差がありすぎたり、瓶差が激しいビオワインが苦手な私ですが、このワインは全く抵抗ありませんよ〜
軽い飲み口です、これからの季節にはいいですね。
控えめなアロマですが、爽やかです

品種は、ロワイン・ド・ルイユ100%

なんだ、それは
全く知りません。

これかなぁ ↓

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品種書いといてほしい
そしてHPが重くて動かない…

サン・キュロットとはフランス革命の主役と同じです、キュロットなし=平民、の日常のお酒、と言う意味です

余談ですが、当時の貴族はキュロット=半ズボンを穿くのが習慣でしたが、美男子の条件に「足が綺麗な事」と言うのがあったのです
昔は男子が足のラインを気にしてたのです。
足が綺麗なことを自慢したいルイ14世はよくバレエを踊ったという話、肖像画もみんな白タイツの足が描かれていますよね。


気兼ねなく飲める辛口さっぱり白ワイン、良く冷やして飲んでみてください

実はこの生産者のワインは、ACカオールの赤で同じく酸化防止剤無添加の物があります。
価格も同じ、こちらも軽やかなワインです。





posted by cave MITSUKURA at 15:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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