2019年11月23日

エーゲ海の夕日に乾杯


昨日は夜遅くなってもG20の交通規制で結構な渋滞が発生してたようですね
伏見近辺は今日もお巡りさんだらけ。

伊勢神宮ローマ法王の来日と警察官、大忙し

ローマ「教皇」というのが外務省の方針らしいですね。
インノケンティウス1世やボニファティウス8世は教皇でいいんだけど、今のパープは法王って呼び方に慣れてるので何か違和感が…



さて、木曜に解禁になったボジョレー・ヌーボーですが、まだ若干ございます

そして毎年気になるんですけど…
「ボジョレー」を「ヌーボー」っていう意味で使ってる方が非常に多い

ボジョレーにはヌーボーではないボジョレーも当然ありますので、
全てのボジョレーがヌーボーなのではありません
ボジョレー=ヌーボーと混同してる方、ご注意ください。

ボジョレー・ヌーヴォーって全部言うのが面倒ってのも分かりますし、もちろん今、ボジョレーって言われたらヌーボーの事なんだろうとは思いますけど。
一応店頭でも「ヌーボーですよね?」って確認しています

「ヌーボーありますか?」には「マコンとミュスカデ、ボジョレーがありますよー」という返答もあり得ますし。
(意味わかりますよね??)

「ボジョレーありますか?」だと「ムーランナヴァンがおすすめですよ」となってもおかしくないですし。
(こちらも同様、意味分かりますかね)

フランスでは新酒として発売してもいい物が法律で規定されています
どこのワインでも勝手にヌーボー(またプリムール)として販売できるわけではありません。
当然ながら、新酒として販売される物のほかに、通常の醸造・熟成を経て出荷される本来のワインもあるのです。

ボジョレーはこの本来の普通のワインよりもヌーボーの方だけが突出して有名になっちゃったので、上記の様な事態が起こるんでしょうね

まぁ、フランスワインの法規制が細かすぎるって言うのも敗因の一つですけど



さー、久しぶりに新しいワインを紹介します

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ミロナス・ワイナリー アシルティコPGI アッティカ2018&マラグジアPGI アッティカ2018

ラベルが可愛いですね
中身も良かったですよ。

これだけで、赤ワインか白ワインかロゼワインか分かる方いたら、詳しいですね
アシルティコは見かける事もたまにありますので知ってる方がまだいるかもですが、マラグジアって言われても、てんちょ全然ピンときませんでした

ワインは両方とも白ワインです
アシルティコマラグジア共にブドウの品種名なんです。

こちらのワインはギリシャ産です

土着品種の宝庫ともいうべきギリシャの品種は、そこにしかない無双セパージュが多くて一生勉強できますよ

ギリシャのワインに詳しい人は業界でも少数でしょうねぇ
てんちょも試験で勉強したくらい、オパップとか覚えたけどもう忘れてしまったー
(今オパップって言わないんだね…)

ギリシャはエジプトやメソポタミアと並んで、ローマ以前からブドウ栽培やワイン作りの長い歴史がある国です。
南イタリアやスペインには(おそらく)ギリシャ由来であろうと思われる品種が今でも多く栽培されています。

ワイン法も当然ながら整備されていますが、81年にEUに加盟したことによりEUの法規制に従う形で、全てのワインが4つのカテゴリに分けられました

上から、
PDO(フランスで言うAOCに相当)
PGI(こちらもフランスのIGPと同じ)
ヴァラエタル(特定品種を75%以上使用した物)
テーブルワイン(上記の規制に当てはまらない全てのワイン、品種や年の記載は不可)

PODは産地ごとに7つの地域に分けられ、全部で33の呼称があります。

むかーしむかし、てんちょが受けた試験で、
「ギリシャで最初に認定された産地呼称を書け」って言うのがありましたけど、
「はぁ???」って感じで思い出せもしませんでした
そもそも覚えてもいなかったという…
答えは「ナウサ」、マケドニア地方の産地です。


さて、掲出のワインに話を戻しまして、
今日のミロナスワイナリーはアッティカ地方にあります ここ ↓

ミロナス.png

首都アテネの周辺がアッティカ地方です。
因みにクレタ島はもっとずーっと南、大きな島なのでクレタ島まで入れた地図だと本土が小さくなってしまうので割愛しました

もう少し拡大して、ワイナリーはここです ↓

ミロナス1.png

ギリシャ文字読めない…
街中なので畑はここじゃないでしょうけど、海が近いですね。

1917年創業の蔵で現在3代目のスタティマス・ミロナス氏がご当主、こんな方 ↓

ミロナス2.jpg
輸入元HPより、以下同様

大学で化学を専攻したのちにWSETのディプロマを取得している誠実な努力の人です。
ワイナリーはアッティカ半島に12haの畑を所有、ギリシャで最も歴史のあるワイン産地で石灰岩を含む土壌です。

ミロナス3.jpg

↑ 機械は使えませんね、南仏のガレと同じくらいのゴロゴロ岩

ミロナス4.jpg

↑ 品種名が書いてない… 樹齢はとても古そう


個性的で素敵なラベルはイラストレーターのNearchos Ntaskas氏がデザインした物だそうです。
わたくし、苗字が発音できないんですけど… タスカスさん?Nは?

それはそうと、マラグジアのラベルってアレですよね?? いいんかなぁ…

どちらのワインもステンレスタンク醸造で綺麗な酸が残っています、
香りのボリュームもあってフルーティさがいい感じの辛口ですよ
マラグジアの方が少し肉厚です、樽の風味はありません。

馴染みのない品種ですが、食事のお供にすっきりしたシャルドネの様に合わせられます。
そんなに個性に富んだ難しいワインではないのでご安心ください

値段もお手軽価格なので気軽に試せます

でも、これをブランド会に持っていったら、友達減りそうなんでやめといた方がいいですよ
「分かるかっ」となる事請け合い。

飲み口がすっきりしてるので、取っ付きにくさは全くなし
珍品試してみたいチャレンジャーなあなた、是非お待ちしていますよ〜



因みに、違うワイナリーですが、例の松脂ワインのレッツィーナも入荷しています

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アクトン レッツィーナ2017

レッツィーナは前述の4段階のギリシャワインのカテゴリーとは別で、伝統呼称として個別に認定された呼称になります
産地の規制というよりは製法や歴史的な背景を重視する呼称ですが、PGIやテーブルワインとしても分類できます。

写真のワインはPGI アッティカで、サバティアーノ100%
(これまた土着品種です、レッツィーナはサバティアーノで作るのが伝統製法です)

トーっても個性的な香り、味も香りに引っ張られます
うーん、一人で1本飲むの厳しいかもなぁ…
しかし、何事も経験だ

ギリシャ料理ってムサカくらいしか分からないけど、何が合うんでしょね〜
行ってみたいけど当分行けなさそうだ


















posted by cave MITSUKURA at 20:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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