2019年12月21日

これでもかっていう白


やっぱり今年はかなり暖かいです
今の所は。
スキー場が大変だよね


今、店頭にあるワイン以外でも、世界中でワインが作られていて数えきれないほどのワインがありますよね
新しい注目産地や、昔からの人気の産地。
そんな中でちょっとマイナー下降気味だと思う産地ありますか??

てんちょ、ありますよ
それはね…

ボルドー・ブランです

グラーヴ(ペサック・レオニャン)なんて正当な格付けもある由緒正しい地区なのに、昔ほどはそこまでみんなが熱狂していませんよ…ね…

シャトー・パプ・クレマン・ブランが争奪戦!、とか
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブランが6桁の高値に!、とか聞いた事ないですもん
(いや、値上がりしなくていいんですよ)

オーブリオン・ブランは置いといて、そこまでボルドーの白ってキャーっていう銘柄がないでしょうか

てんちょ、ドメーヌ・ド・シュヴァリエ白もスミス・オー・ラフィット白も好きですよ
でも、世間は同じくらいの価格なら、ピュリニーの1級を向いてる気がします
うちだけ???

では、弊店で最も高額なボルドー・ブラン・セックを紹介します
(甘口の方が実は高いんですが)

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イグレック・ド・シャトー・ディケム2014

紙に包まれてて剥がしたくないので、ラベルはHPより拝借 ↓

イグレック2014.jpg

シンプルでかっこいいですね〜
少し前に紹介しましたが、このワインはボルドー、ソーテルヌの頂点にあるシャトー・ディケムの辛口バージョンです

シャトー・ディケムと言えば、世界3大白ワインの一つでもあり、ボルドー、ソーテルヌ地区の貴腐ワインのトップに格付けされてただ一つのシャトーです

甘露エリクサー、どんな病気もたちどころに治りそうな無敵の滴、それがイケムです

貴腐ワインは甘い物が乏しかった時代には、それはそれは贅沢な貴重品で、本当に薬として病人に与えられていたほど。
ドイツ・モーゼルでドクトール(医者)っていう名前の畑があるくらいです。
(ただし、医者の隣は墓場という名前ですけど、なんまんだぶ)

しかーし、甘いものがそんなに持て囃されなくなった今日では貴腐ワインのメーカーははっきり言って苦戦しています
極甘口のワインがあんまり売れないので、どこのシャトーも辛口白を作り始めたのです
今やドイツワインも辛口主体ですしね…

そして、そこは大事に育てたブドウですから、辛口でも当然美味しいでしょう

イグレックdomain-photo-2.jpg
HPより

イグレックの生産は1996年に始まりました
HPによれば、それまでも、収穫の最後に樹上にある完熟したブドウを使用して白ワインが作られていたようですが、貴腐菌が付いているためにアルコール度数が上がらず、毎年の生産はできなかったようです。
それを96年からは、より早い段階で熟したブドウをより分け早く収穫し、辛口ワインを作るためのプロセスに変更しました。
そうして2004年からは毎年の生産が可能になったそうです。

酸味が残るソーヴィニョンブランを早めに収穫し、それに完熟したセミヨンを加えることでフレッシュでありながらクリスピー(濃厚な噛み応えがあるよう)なしっかりとした辛口の白ワインになっています
ブレンドは熟成の最後です。
発酵の最後と熟成は樽で行われ、澱と共にバトナージュされて一層の深みが出るように工夫されています

「イグレック」とはフランス語のアルファベットYの呼び名です。
因みにHはアッシュ

で、お味なんですけど。

そりゃーもー、こってこてのフルボディでっせ
「コクがある」なんて生易しいもんじゃなく、樽と完熟感に果実味とアルコールが重厚に重なり合ってます

や、やり過ぎでは…  ってくらい
新樽にバトナージュ… 聞いただけで辛い。
紹介しておきながらすみませんが。

…コングスガードの向こうを張れるんじゃなかろうか

こってり白ワインが好きな方にはそりゃ天国ですよ
リッチさは本当に流石です

HPにはかしこまらないで気楽に飲め、って書いてあります
でも諭吉二人では足りません、どんな気楽さだ

いかん、紹介してるのに恨み節になってしまった

しかし店頭ではよく売れまして残り2本だけ
おためしあーれー






posted by cave MITSUKURA at 19:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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