2020年06月20日

踊るポイヤック


昨日まで夜が寒いくらいでしたね

てんちょ、早速10万円の給付受けました
一昨日振り込まれてました。
早い。
「他を優先してください」にチェックしたんですけど。
ありがとうございます。


ハマグリとナーエ、デーンホフは感動でした

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繊細でありつつ、酒質のしっかりした芯のある作りです
全てトロッケンで、綺麗な酸が和の出汁にも調和してました。

最近の辛口ドイツワインのいい経験にもなりましたし、桑名さんの巨大ハマグリがもう美味しくて

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幸せでした〜



さて、今日は王道ワインを紹介します
暑い季節には中々厳しいフルボディかもしれません。

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パストゥーレル・ド・クレール・ミロン2010

クレール・ミロンのセカンドワインです
主に樹齢の若いブドウを使用しています。

クレール・ミロンは有名なのでご存知の方ばかりでしょう
ボルドーを日常で楽しんでる方は少ないかもしれませんが。

シャトー・クレール・ミロンはフランス、ボルドーの左岸、メドックにあるシャトーです。
メドックの中でも最も高貴なワインを生むと言われるポイヤック産であり、メドックの格付け5級に認定されています。

このワインは、1970年から1級のシャトー・ムートン・ロートシルトが作っています。
同じく5級のダルマイヤックの姉妹シャトーという趣です

シャトーはラフィットに隣接していて、同様に歴史は古く、18世紀には売却の資料が残されています。
セパージュは、
カベルネソーヴィニヨン 50%
メルロ 36%
カベルネフラン 11%
プティ ヴェルド 2%
カルメネール 1%

と、ほぼ作付け面積比と同じです。


今日のセカンドワインは初ヴィンテージが09年というまだ新しいワインなのですが、ラベルに描かれている二人の踊る男女の絵は83年からファーストに採用されたデザインと同じです
この踊る男女の抒情詩の事をパストゥーレルと言うそうです。

第二次大戦中にドイツ軍によって奥様を殺されたフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵、このラベルには感慨深い物があったに違いありません。有名なユダヤ人であったが故に理不尽に家族も仕事も蹂躙された男爵は、戦後何年たっても決してドイツ人とは食卓を共にしなかったそうです。
男爵も既に鬼籍に入りましたが、シャトーの運営は順調の様です。
写真を拝借したかったのですが、コピーできません
HPはこちら ↓
https://www.chateau-clerc-milon.com/


今年はコロナの影響で、例年春に行われる新酒(=プリムール、今年は2019年の先行予約)の試飲会が開催されず、各シャトー共に値段をどうしようかと思案していたようです。
有名バイヤーや評論家、一流ソムリエ達の事前の試飲情報によって、シャトーの公表するヴィンテージ情報と一緒に大まかな値段が想定されるので、こうした試飲会が開かれないと市場価格が不透明なままで困ってしまう訳です

期待よりも高くしてしまうと売れ域に影響が出るだろうし、あまり安くして儲けが少なくなるのも避けたい、という難しところ
しかも先行販売も延期されているので、資金調達が出来ずに経営が難しくなるシャトーもあるかもしれません。

2010年はここ20年では最後のクールヴィンテージです

厳冬を春にまで引きずった遅い生育は6月後半の雨で夏の気候へと変化していくのですが、夏の気温も昼は高くなる一方で夜は下がり、うまい具合にブドウの成熟と酸の温存のバランスを取るのに成功しました
収穫開始は9月28日、ここ数年の早すぎる収穫からすると1ヶ月も遅い。

適切な雨量と乾いた夏、夜の涼しさが洗練されていながら凝縮した気品のあるワインに仕上げてくれた2010年、どこのシャトーでも非常に素晴らしい物が多いです

05年や09年、15年は収穫も多くてもっとお日様がいっぱいな前向きなヴィンテージです
ポジティヴという言葉が相応しい。

それに比べると少し大人しいのですが、じっくり味わう高貴さが2010年にはあります。
最初から最後まで満足のナパワインみたいな09年や15年よりも、てんちょは2010年の細やかさが好きです

収穫から10年が経ってあまり見かけなくなってきた2010年、是非今の内に買ってみてください
クレール・ミロンはセカンドと言えども流石の美味しさです
アルコール度数14%の表示の通り、エレガントではありますが強いフルボディです。

しかし、メドックはこうでいいかな、と思います















posted by cave MITSUKURA at 16:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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