2020年06月27日

イタリアのエリクサー


今日は外出してる人が多そうですね


キャッシュレス決済の還元も今日を入れてあと4日です

5%は結構大きいですよね
ワイン買っておこうという方、是非お待ちしております



月末と言う事もあり、新たに入荷したワインはありませんが、店頭にあるちょっと珍しいワインを紹介します

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チェレット バローロ・キナートNV

このワインを飲んだ事がある方はイタリアワイン通ですね
今ではほとんど見なくなってしまいました。

バローロというワインは大変有名なので今さら説明の必要もないかもしれません。
イタリア高級ワインで「王のワイン、ワインの王」として知られる存在です

産地はピエモンテ州、ブドウはネッビオーロ100%赤ワインのみ

チェレット社はピエモンテ州では最大大手の一つで、甘口のアスティから、バルベーラ、バルバレスコ等沢山のワインを生産しています。
前にも黒くて長い円錐ボトルのモスカート・ダスティを紹介しました。

さて、今日のワインはバローロの名前がある通り、ネッビオーロ100%の赤ワインなんですが…
それだけではありません

ラベルにあるCHINATOキナートの文字、これが重要です
キナートをご存知の方はお酒に詳しいですね

キナートと言わずにキニーネ、と言えばちょっとは分かる方がいるでしょうか?
そうです、今日のバローロはマラリアの特効薬として世界中に広まったキナートを使った味付きのワインなのです

キニーネは南アフリカ原産の「キナ」という樹木の果皮から抽出される成分で作られた薬で、19世紀の半ばから世界中で使用されるようになりました。
特に植民地のアフリカやインド、東南アジアでは移民白人には欠かせない薬で、トニックウォーターにも入ってました。
ジントニックはマラリアがもたらしたカクテルですな

そのキニーネをバローロに入れて薬草酒にしたのが今日のワインです
味は甘口です。

えーと、これってベルモットみたいなフレーバードワインなのかと思いましたが、
アルコール度数が17%あるので、法的にはリキュール(混成酒)ですね
数種類の薬草をアルコールに漬けてエキスを移し、そのアルコールを糖分と共にワインに混ぜる、という製法です。

この薬草バローロは19世紀の末に、モンフェラートのカペリーニ医師とモンフェラートのザバルダート医師の二人が考案したものです

当時は正にエリクサーとして持て囃されたようです。

ラベルにあるようにキニーネ以外の薬草も入っていますが、レモングラス(シトロンなんとかの表記)っぽい物以外はさっぱり分からない…  ↓

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チェレット以外にも作ってる生産者はいますが、戦後すっかり廃れてしまい、今では数社のみ少量の生産を続けています


てんちょ、このキナートは飲んだ事がありません
他のはあります。

甘いんですが、苦くもあり(薬草なので)濃厚な味わいです
苦手な方もいるでしょうね、養命酒の濃いスタイルです。
赤ワインですし。

日持ちがしますので、ナイトキャップにもいいですよ
ほんと血行改良に良さそうです。
面白いワイン(の仲間)ですよね?

しかし、元がバローロだけあって値段は結構するんですよ
諭吉さんまではいりませんが一葉さんでは足りません。

ミツクラで開ける機会があるとすれば、2次試験対策くらいでしょうかねー
経験として飲んでみるのも悪くない

あなたのキャビネットにも1本どうかしら







posted by cave MITSUKURA at 18:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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