2020年07月12日

大西洋を臨むブドウ


風が強すぎる台風か春一番か、こんな時期に。


先日のサンチャゴ・ルイスですが、輸入元から丁寧な返信があり、現在は輸入がないと言う事でした。
どこか引き継いでも良さそうなのですが。
お返事をもらえた事はありがたいですが、残念過ぎる…

でも、ひょんなご縁で違うリアスバイシャスを買ってみたのでそれで飲み比べしちゃおうと思います

ホントなら各2本ずつ用意して16名くらいの会にしたかったんですけど、まだお店として大々的にイベントやる訳には行きません
夏のシャンパーニュ祭りもヌーボー会も多分なし
あーぁ



買ってみたアルバリーニョはこちら

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マル・デ・フラデス リアスバイシャス2018

写真はHPより、以下同様です

英国のワイン雑誌デカンター飲むべきアルバリーニョか何かに選ばれているのを目にしたんですが、この生産者、たまたまボトルが綺麗だしSNSをフォローしていたので日本へ輸出があるかメッセージ送って聞いてみたら、
あるよ
との返事で、早速ネットで買ってみました

輸入してるのイオンなんですよ…業務販売ないかなぁ???
まぁとりあえずの購入です

青いボトルにカモメのエッチング、波模様のラベルが綺麗ですね

この蔵は1987年創業のまだ新しいワイナリーですが、「アルバリーニョの歴史的首都」であるサルネス渓谷で先進的な取り組みをしているそうです
ワイナリーはここにあります ↓

マル・デ・フラデス.png

先日のサンチャゴ・ルイスはオ・ロサルという南にありましたが、こちらはヴァル・デ・サルネスというサブリージョンに属しています。
リアスバイシャスのサブリージョンは5つ ↓

マル・デ・フラデスhistoria-mapa-galicia-01.png
HPより

北から
1.リベイラ・ド・ウリャ
2.ヴァル・デ・サルネス
3.ソトマイオール ここは極少地帯
4.コンダード・ド・テア
5.オ・ロサル 


マル・デ・フラデスとは「海の修道僧」という意味だそうで、12世紀にサンチャゴ・デ・コンポステーラに向かうクリュニュー修道僧がドイツのライン渓谷からアルバリーニョを持ってきたという「伝説」に由来しています
(現在はフラデスという地名になってます)
海の〜なら、逆でフラデス・デ・マールじゃないの?

アルバリーニョの実際の由来はよく分かっていませんが、サルネス渓谷にはウミア川という川が流れていてブドウはここに沿って伝わって来たようです。
ここに限らず、ガリシアは川だらけですが。

マル・デ・フラデスでは今日のワイン以外にも青いボトルでエスプモーソや違う白ワインを生産しています。
輸入はないみたい…

本当はポルトガルのアルバリーニョも探さないといけないんですが、正直気に入った物がない
アンセルモ・メンデスさんのワインが最良かなぁ。

と言う事で手元にある5,6本で飲み比べる事にしました
熟成したワインじゃなくて若いのをもう飲んじゃいたいので。
リアスバイシャスは好きで結構飲んでますので、ナパやNZ,安心院との比較が楽しみです

全部揃ったら写真載せます〜













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2020年07月11日

ブルゴーニュ希少品まただよ


梅雨明けまでまだ1週間以上ありそうですね
災害にあった地域でも雨が続いていて、気の毒この上ない。

コロナも再拡大してますし、外出を自然と減らす心理も納得です

毎年の事ですが、早くもボジョレー・ヌーヴォーの予約が始まってまして…
今年は1杯300円イベントは出来なさそうですが、仕入れどうしようかなぁ
2020年、ヨーロッパでは良い天候と早い成長で、今年も今の所は成功しています
もう1ヶ月もしたら早くも収穫始まるんじゃないだろうか。



今日は2つ、ちらちらっと紹介します
まずはワインじゃないこれ。

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ジオフーズ 白トリュフオイル

イタリア、ウンブリア州のジオフーズ社が作っています。
ウンブリア州の中でもトリュフの産地として有名なチッタ・デ・カステッロという町にあるそうです。

チッタ・デ・カステッロ?? どこそれ?
ここです ↓

ジオフーズ.png

アペニン山脈の真上。
ウンブリアってトリュフ、有名なんですね
知らなかったわー
特に白トリュフでは圧倒的にピエモンテのアルバが有名ですよね
エミーリア・ロマーニャやウンブリアの様な中部イタリアでも採れるそうです。

トリュフの香りを付けた食品ってオリーヴオイル以外にも、塩やチーズなどがありますが、やっぱり白トリュフは格別の香りがします

この前、会食の席でトリュフ塩が出てきたのですが、それが食材の美味しさを一層引き立ててくれました。
その流れで、トリュフオイルも便利に使えるよーという話になったのですが、家に帰ったら残り少なくて…
早速取り寄せました

おすすめは生のマッシュルーフとルッコラのサラダに掛ける、という超簡単なレシピ
塩味が欲しい時にパルミジャーノを削るって言うのも最高に美味しいです。
ワインにめちゃくちゃ合いますよ

やっぱりトリュフは黒よりも断然、白です

個人的な好みですが、水分の少ない野菜や食材の方が合うと思います。油ですからね。
なのでお豆腐やレタスにはあんまり…と思う。

これがあれば、ただのバゲットとチーズの食卓も格段にガストロノミックになります

ちょっと良いトリュフオイルだと、小さな瓶でも諭吉一人はしちゃいますが、今日のジオフーズなら半額以下
取り寄せですが、欲しい方いればお申し付けください〜



もう一つ、新入荷の超限定ワインを紹介します

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フランソワ・ミエ・エ・フィス2017
ブルゴーニュ・ルージュ
ジュヴレイ・シャンベルタン
シャンボル・ミュジニー
ヴォルネイ


フランソワ・ミエ、というお名前を聞いてどこの誰か分かる方はブルゴーニュ通ですね

フランソワ・ミエさんはブルゴーニュ高級ワインとして誰の反対も受けないであろう、
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエの醸造長さんです

彼は勤続30年以上という大ベテラン、他のドメーヌで働く二人の息子さんと一緒に作っているのが今日のワインです
シンプルなラベルですね。
ネゴス(買いブドウ)ですが、ミエ氏の人脈と功績があればそれは信頼できる良い栽培家のブドウなのでしょう

2017年がファーストヴィンテージですが、生産量が少なすぎて…
全部で10樽だそうですが、10樽って
「全部で」ですよ
225リットルのピエスで2250リットル、つまりぜーん合わせても3000本しかない、と言う事です。

そういう訳で、我が店頭にもそれぞれ数本しかありません
試しに飲むには結構立派なお値段ですけど、初物ですし。

ワインマニアの方、是非お待ちしております〜





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2020年07月09日

WANTED


ずーっと雨ですね
名古屋は昨日は晴れましたけど、まだ当分雨が続きそうでげんなり…


昨日はもはや定例会となりつつある、グルメとワインの会(勝手に命名)でした

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ワインは今回は適当
いやぁ、ワインに気を使わないでいいと楽だなー。
それもこれも、お値打ちにレベルの高いお料理を出してくれるお店と一緒に飲んでくれる皆様あってのおかげです
ありがとうございます。
昨日は会えなかった方もまた次回は是非ご一緒してください。



今日は探してるワインの話です
このワイン、ご存知でしょうか?

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サンチャゴ・ルイス

写真はHPより、以下同様です。
かの地を代表する歴史のあるワイナリーで、この品種の第一人者でもあります

このワインは、スペインのガリシア地方のDOリアスバイシャスです
サブリージョンのオ・ロサル産ですが。

はい、そうです。
アルバリーニョなんです

正確には、

82% Albariño アルバリーニョ
9% Loureiro ロウレイロ
4% Caiño Blanco カイーニョ・ブランコ
3% Treixadura トレイジャドゥーラ
2% Godello  ゴデーリョ

と、ガリシアの土着品種が色々と混ざっていますが

スペイン王室の御用達であるこのワインはサンチャゴ・ルイスさんが作ったのですが、ルイス一族の歴史はリアスバイシャスの歴史と言ってもいいくらいです。
彼はアルバリーニョの父として広く知られた存在なのです。
こんな方 ↓

サンチャゴ・ルイスsantiago-ruiz-el-hombre.jpg
かっこいいなぁ

19世紀からブドウ栽培を行って来た一族でしたが、当のルイス氏は長年ワインとは無関係の仕事に就いていました。
70歳になってようやくワイン産業に専念することになるのですが、その際、新しい品種を植えるのではなく、土着のアルバリーニョを尊重してより品質の高いワインを作ろうと努力します
新たな設備を導入したり、この地のワイン作りのパイオニアとして周りの尊敬を集めました。

84年になってようやく自分のワイナリーを持ったルイス氏、初めての白ワインは大成功しスペイン国内だけでなく世界で賞賛を受けました
そのワインには誇りをもって彼の名前が付けられました。

それが今日のワインです

このワインは中身もですが、ラベルが有名です
ちょっと変わってますよね??

このラベル、実はルイス氏のお嬢さんが結婚式の案内状に添えた自宅までの地図なんです
しかも手書きの。
ちょっと我々には読みづらいかも。
それをラベルにしちゃうお父さん、良いですね〜

ワイナリーはポルトガルの国境近く、海にも近い場所にあります
ここ ↓

サンチャゴ・ルイス.png

棚作りのブドウ、樹齢の高い樹が並んでいます ↓
綺麗な風景ですね

サンチャゴ・ルイスbodega06.jpg

と言う事で、

アルバリーニョ会をやるならこのワイン無しではイカン
と思ったのですがどうも輸入が無くなってる???

ワイナリーにメールしてみましたが今の所返信ない。
輸入元(だった?)会社にもメールしてみました、返信待ち。

どっかで買えないかなぁ〜

ラショーのアリゴテも買えないかぁ〜

どなたか売ってる所をご存知でしたら是非教えてください










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2020年07月08日

ラッキーセブンなシャンパーニュ


昨日の湿度は耐え難い不快さだった

自宅で浴室乾燥と洗濯機の乾燥を併用して掃除機かけたら、ブレーカーが飛んで驚きました
電子レンジもエアコンも使ってないのに〜
何年ぶりだろう、ブレーカー落ちたなんて

災害がなくて名古屋は良かったですが。
今日は今のところ晴れています



今日は限定のシャンパーニュを紹介します
新入荷です。

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アヤラ コレクションNO.7

アヤラ、ご存知ですか?
中堅メゾンと言ったところでしょうか、年産90万リットル(750ミリで120万本)
グランクリュのアイにカーヴがありますが、現在の経営は同じアイのボランジェの傘下に入っています

HPには載せられる写真が全然ありませんねぇ
素敵なシェなのに残念。

アヤラの創設者はスペイン系の貴族の家系です。
コロンビア外交官だった父を持つエドモンド・ド・アヤラ(爵位があるので名前と名字の間に「ド」が入ります)が1860年に起こした蔵です。
この年、エドモンドはマレウイユ子爵の娘と結婚して、アイのカーヴやマレウイユの素晴らしいブドウ畑を手に入れました

彼のシャンパーニュはイギリスで特に人気となり、その後3人の息子に恵まれて彼らが後を継ぐんですが、1929年の大恐慌の際にギネス銀行に差し押さえられて売却されてしまいます
新しいオーナーは、同じくシャンパーニュのモンテベロの経営者でもあり、ワイン・マーチャント・アソシエーションやCICVの代表となり、アヤラを盛り立てます。
そして2005年に新たにボランジェに買収され、今に至ります。

余談ですけど、アヤラはもちろんNMですが、買いブドウ率が98%という高率です
今の自社畑は僅かに1ha、この辺は過去の買収のせいもあるでしょうね。
良い畑は売却して負債の返済に充てたんでしょう

さて、05年以前のアヤラを知ってる方は、今のアヤラがスッキリし過ぎている様に思われるかもしれませんが、これはボランジェとの差別化というか役割分担を進めた結果です
てんちょ、昔のアヤラの方が良かったなぁ…
クリーミーというか柔らかいというか、コクがありつつ慎ましやかな味だった。

今は、ピノノワールを多く使い重厚な味わいのボランジェに対して、シャルドネを主体にした爽やかでキレのあるアヤラ、という感じですね
よりアペリティフに相応しいように、らしい。
(因みに今のエノロゴは女性です)

そんなアヤラから、新しく限定シャンパーニュが発売されました
それが今日のNO.7です。
流石の限定品、カッコいいギフトボックス入りです
(これの前にNO.8ロゼって言う限定品もありましたがてんちょノーマークだったなぁ)

このシャンパーニュはメゾン創立160周年の記念でもあり、7と言う数字に拘りまくったシャンパーニュなんです

まず、2007年のヴィンテージシャンパーニュです

ブドウは7つのグランクリュからのみ調達しています

コート・デ・ブランの5つのグランクリュ
■ シュイイ : コクのある風味、 繊細さ
■ オジェ : フルーティー、 芳醇
■ アヴィズ : チョーキーなミネラル感
■ クラマン : ストラクチャー、ワインらしさ
■ レ・メニル・シュル・オジェ : 躍動感、凛とした印象

モンターニュ・ド・ランスの2つのグランクリュ
■ アイ : コクのある風味、繊細さ
■ ヴェルジー : 躍動感、カリスマ
(輸入元資料より抜粋)

箱にも書いてある ↓

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セパージュはシャルドネが3分の2、後の3分の1がピノノワールです。

瓶熟は王冠ではなくコルク栓で11年も寝かせています
きっと落ち着いた黄金色をしてる事でしょう

わたくし、シャンパーニュは断然ピノノワール派なのですが、黄金色のシャルドネは結構好きです
ゴールデン・シャルドネ・シャンパーニュ会やりたい。

こちらのアヤラ、お値段も限定品としては結構お手頃です
今のプレステージクラスが高すぎるんですよ
だからこういうのは嬉しいです。
素敵なギフトボックス入りですしプレゼントにも相応しい

博打の前の縁起担ぎにどうかしら(こらこら)








posted by cave MITSUKURA at 15:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

懐かしサンテミリオン


よく降りますね〜
百年の孤独だわ

街中でも雨の匂いがしますけど、ワインでも「濡れた石」が香る事がありますね
テイスティング環境の湿度には無関係ですが、決してカビっぽいとかではありません。
(濡れた子犬の香り、という表現がありますが私が想像する柴犬じゃないだろうなぁ、一体なんだその表現は)

アリゴテやシュナンブランが熟成した時の金属っぽい香りかな。
石を割った時の火薬っぽい感じに近いですけど、あんなにはっきりは感じられません。
フルーツのアロマが落ち着いてから現れるので、新しいワインでは顕著ではないですし。

コンドリューのブラックマイカを濡らすとそういう香りで、これが僅かですがワインの中にもちゃんとあるのが驚きです。

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この写真、あんまりブラックマイカ含まれてないなぁ
雲母が香るんだろうか??そうは思えないけど。

どちらにせよ、きちんと説明できない表現は使わなくていいと思います
だって自分で何か分からない、って事ですからねぇ
テイスティングのゲシュタルト崩壊
「何言ってんの??」でしょ



くだらない話は置いといて、ワインの紹介します
この前、書いたのに消えちゃったサンテミリオンです。
ワインは別のですが。

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シャトー・ダッソー2000

このワイン、飲んだ事ある方少ないだろうなぁ…
てんちょも、もちろん名前は知ってますけど記憶にないです
飲んだ事があるだろうけど。

ラベルをよく見ていただければ分かる通り、このワインはフランス、ボルドーのサンテミリオン産です
なので赤ワインです。

グランクリュ・クラッセに格付けされています

サンテミリオンの格付けとAOCはもうしつこいくらい書いてますので、皆様のご理解はきっと完璧かと思いますが、
今一度、簡単に書きますね

サンテミリオンには
(ただの)サンテミリオン
サンテミリオン・グランクリュ
という二つのAOCがあり、全て赤ワインです

絶対に赤しかありません
(ロゼや白、または泡だと「ボルドーまたはボルドーなんちゃら」になります)

メドックに遅れて100年後の1955年にサンテミリオンでもシャトーの格付けが行われましたが、
この時グランクリュから2つのランクにシャトーが選抜されました

上位がプルミエ・・グランクリュ・クラッセ
下位がグランクリュ・クラッセ
です。

上位のプルミエ・グランクリュ・クラッセ(日本語だと第一特別級と書くことが多い)の中で、特に優良であると認められた
シャトー・オーゾンヌ
シャトー・シュヴァルブラン

の二つの蔵だけはAというクラスに、それ以外はBというクラスに分けられたので、厳密にいうと格付けが3つ出来た事になります。

AOCのグランクリュは言葉の響きこそ立派ですが、収量制限を守れば意外と簡単に名乗れますので(申請制)、ブルゴーニュの様なありがたさはありません

これと(プルミエを含めた)グランクリュ・クラッセを混同してる方が実に多いですね〜
ご注意くださいね

さらに、サンテミリオンならではの問題もありまして。
メドックの不動の格付けとは違って、サンテミリオンでは10年に1度見直しをする、というチャレンジャーな規定が盛り込まれていたのがその後のすったもんだの原因です

現状に則さないシャトーを外して、新たに活躍してるシャトーを入れる、と言うのは大変フェアな事に思えるのですが、
そんな聖人君子ばっかりじゃない、商売と名誉と金の世界なのはワイン業界も政治も同じ。
落とされたら売り上げに響くからどんな手を使っても阻止したい、格付けに入りたいが故にわざと高値で販売する、とか消費者置き去りの行為もまま、あったりします

と言う事で見直ししても揉めまくって裁判沙汰は常套手段、中々新しい認定が施行されなかったりする中、なんとか収めて今日に至る訳です
あっちを立てればこっちが立たず、そろそろ次の10年じゃないかしら。

現在は、2012年に決着した格付けに従っています
今日のダッソーは、プルミエじゃないクラッセなので、あんまり知らないかもしれませんね。

プルミエ・グランクリュ・クラッセは18シャトーしかありませんので、どこも有名なんですが、ただのクラッセだと64シャトーもあるんですよ〜
イタリアのDOCGか。
多いなぁ、サンテミリオン全体の半数弱をカバーしてたりするんだろうか??

で、今日のダッソーですが、すみません、シャトー名よりも2000年というヴィンテージを重視して買ってみたんです
やっぱり「〇〇年のワインありますか」というお問い合わせは結構いただきますので。

ダッソーは1955年、戦闘機のミラージュを作るフランスの重工業の中心会社を経営するダッソー家が購入したシャトーをダッソーと改名したのが始まりですが、現在ではポムロルの希少人気シャトーであるラ・フルールも傘下に収めて、さらにラフィットグループとも提携しています

サンテミリオンの伝統的なコンクリート発酵槽で発酵後、新樽を多めに使って熟成しています。
リッチな超熟スタイルですが、ワインは実は大人しいとの評価をもらっています
70%程度がメルロー、25%カベルネフラン、そしてカベルネソーヴィニヨンのブレンド比率の年が多そうですが、00年の資料がない。

ラベル通りの小さめの美しいシャトーですが、こちらも写真が載せられません。
ベルリケに似てる
ダッソーはコート地区の丘の北側にあります。

なんか、イマイチちゃんとした紹介にならなくてすみません…

ミレニアムワインお探しの方、お待ちしてます



今日のワインとは無関係ですが、
シャトー・ヴァランドローのテュヌヴァンさんが早朝のサンテミリオンの写真を載せていらっしゃるのを紹介して、今日は終わりにします

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観光案内所の前の教会広場から取った眺めです。
綺麗ですね、サンテミリオンの中心は丘の上にあるので急坂なんですよ。
見えませんがこの先にオーゾンヌがありますよ〜

あーまたサンテミリオン行きたいです

















posted by cave MITSUKURA at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

大西洋を越えたシャルドネ


豪雨災害って毎年どこかで必ず甚大な被害になってますね
これから台風の季節も来るし、心配です。


今日は東京都知事選、立候補者って22人でしたか??
主要な4人くらいしか分からないし、今選挙どころじゃないような…

感染者が増える一方なので、名古屋から出ないとは言え、てんちょも外出は用心したいと思います
あと少ししたら、って毎月思ってますけど全然収束しませんね
残念ですが7月も試飲会はやりません
8月にはシャンパーニュ祭りやりたかったですが、おそらく無理だろうなぁ…



ワインの紹介しまーす
このワインをご存知の方、一部の詳しいファンだろうなと思います。
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トアー カーネロス・シャルドネ ハイドヴィンヤード ウェンテクローン2016

このワイン名に含まれた情報を4つ、いや3つでも説明できる方はかなりナパワインに詳しそうですね

トアー、久しぶりに入荷しましたがラベルがちょっと大人しくなった。
上品なシンプルラベルでいいですね

今日のワインはカリフォルニア、ナパにあるトアー・ケンワード・ファミリーワインと言う会社のシャルドネです
トアー・ケンワードさんが2001年に創業した蔵です。
彼は27年間ベリンジャーで働いていて、シャルドネ・リザーヴやカベルネの扱いには大変造詣が深い人物です。

あの頃(今から20年くらい前)のベリンジャーのシャルドネ・プライベートリザーヴがあまりにも濃いので、てんちょはのけぞった記憶があります
新樽で発酵、バトナ―ジュもしっかり行う、抽出の濃いコクがあるある、っていうスタイルで香りはまさにバター、ミネラルや塩気、鉱物感は隠れちゃって酸味もどっかへ行ってしまったような、蜂蜜バター飴の様な白ワインでした

今のコングスガードとどっちがリッチだろう。
噛める噛める、咀嚼する白ワインです

正直、ムルソーやモンラッシェが霞むくらいのインパクトですよ
グラス1杯の品評会では、それはそれは高得点を収めるでしょう、って香りと味。
(てんちょには正直、食事のお供には重すぎるし2杯目を飲むには疲れるかも)
余韻ものもすごく長くて、その点は流石だと思います

あの味わいを安く簡単に作る事は到底できません。
やはり手間暇掛けた栽培と丁寧な醸造の賜物でしょう

で、そんなベリンジャーでワインを作っていた彼が自分のシャルドネとカベルネをつくり出したのですから、
ワインはいきなり最初から大変な評判になりました

トアーの方針はとても単純、最高の区画からブドウを得る事だ

と彼が言う通り、ナパでの長年の功績のお陰で彼がブドウを分けてもらえる区画はベストの希少区画ばかりです
お金を積んだだけでは決して手に入らない信頼があるからこそ、なのでしょう。

今日のワインはカーネロスのシャルドネです。
ハイドヴィンヤード(ハイドさんが持ってる蔵の畑)のシャルドネを使ってます。
ハイドも素晴らしいワインですね、DRCのオーナーのヴィレーヌさんとコラボレーションしてハイド&ヴィレーヌのワインも作っています。
(余談ですが、ハイドさんも高齢になって来たのでヴィレーヌ氏と同様に後継者が中心になっています)

畑の場所はここ ↓

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HPより、以下同様

うーん、あんまり分からない。

カリフォルニアワイン(アメリカワインと言ってもいいかもしれません)を知る上で決して避けて通れないナパバレー、ナパの中にも重要な地区がいくつもあり、独自のAVAに認定されているのは皆様きっとご存知でしょう
(ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるのと同じ)

カーネロスはナパ渓谷でも南にあります。

主要AVAなら北から、
サンタヘレナ
ラザフォード
オークヴィル
スタッグスリープ

と続き(他にもありますが)、
ナパの市街地があって、南西にカーネロスがあります。

載せられる地図が無いですが、自分で調べてね

畑はこんな風景 ↓

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右がラリー・ハイドさん、左がトアー・ケンワードさん

ナパで最高のシャルドネと言えば、コングスガードオーヴェールキスラ―がありますが、同じハイドヴィンヤードのシャルドネを使っているトアーもやはり最高のワインの一つで間違いありません

歴史的にも重要なこの区画はとても小さく、供給できるブドウは限られています。
今日のシャルドネは伝説の区画からやって来た大変貴重なブドウから作られています
因みにトアーの蔵はサンタヘレナにあります。

更に、ナパの優れたシャルドネはほとんどがウェンテクローンなのですが、これも歴史がある話です。
ウェンテというワインはご存知でしょうか?

ドイツ移民のカール・ウェンテさんが19世紀の半ばに始めたブドウ畑が起源の大変古いワイナリーなのですが、こちらの2代目が父親とフランス・モンペリエからシャルドネを輸入して植えたのがウェンテクローンの始まりですこれが1912年。
彼らはカリフォルニアの土壌や気候に合うようにシャルドネの選抜を行います。
品種改良ですね。

その後アメリカでは1920年から禁酒法によってほどんどのワイナリーが経営困難となって閉鎖される中で、ウェンテはミサ用のワイン作りを許可された数少ない蔵です。
ワインが作れず荒廃したナパの畑にこのシャルドネを配り、ブドウ畑を存続させた功績者でもあるのです。

そんなウェンテ由来のシャルドネをウェンテクローンと言い、「あの」いかにもアメリカスタイルの白ワインを作る大事な品種として今に至ります
1973年のパリ試飲会で、誰もがコクのある深いシャルドネをブルゴーニュだと思ったようですが、ところがどっこい、モントレーのカリフォルニアワインだったというのは、結構痛快な話。

で、今日のシャルドネ、かろうじて1本来ましたけど。
そーです。
1本しかありません

諭吉さんとちょっとなので、そこまで恐ろしい値段じゃありませんが。
なんせ1本なので、てんちょも流石に飲めません
16年、少し値下がりしましたがどんな味でしょうね。

店頭のコングスガードや今度来るオーベールで「噛めるシャルドネシリーズ」というワイン会。
きっとやりません
(すみません)


好きな方は本当に喜ぶでしょうね
どうぞお早めに〜











posted by cave MITSUKURA at 18:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月04日

パカレ来ました


一昨日書いたブログが消えちゃってますね…
あーぁ
同じ事、もう書く気がしない

写真だけ貼っておきます ↓

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サードが来たので3兄弟揃ってます ↓

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なので、違うワイン紹介します

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フィリップ・パカレ 2018
左から、
ビュル
コート・ロティ
ブルゴーニュ・ピノノワールVV
ジュヴレイ・シャンベルタン


人気のパカレ2018年がリリースされました。
他にも来たんですが、今店頭で販売できるのはこれだけです

白が先に3月くらいに販売されていましたが、今回は赤が入荷です。
割り当てで厳しい本数のワインが多いです…
レジョナルのブルゴーニュ・ピノノワールVVも割り当てで、ヴォーヌロマネなんてたったの2本しか来ませんでした
ヴォーヌロマネはお店が使う事にしましたので、パカレ会やる時に一緒に飲みましょう

今回初めて買えたビュルはスパークリングワインです
18年だけのアリゴテとピノノワールを使ったエクストラブリュットです。
瓶熟など詳しい資料がありませんが、輸入が僅かに600本という貴重な泡です。
(店頭の残りもあと数本です)

今回、同じく少量入荷(168本)のコート・ロティもありますので、17年のコルナス、18年白の初リリース、コンドリューと一緒に飲んでみるつもり
ローヌデシラーやヴィオニエに挑戦してるパカレさん、友人のドメーヌで醸造したワインをブルゴーニュへ運んで熟成させているんだとか。
てんちょ、ブルゴーニュよりもローヌのラインナップが気になります

ラドワが作られるようになったりと、ますます種類が増えてます。
値段も上がってますけど


18年も乾燥して暑い夏が続いたブルゴーニュ(というかフランス全体でそうでした)、収穫も8月下旬からと早くて、もはやこうしたスケジュールが当たり前になって来たようです。
雨が少ない夏を過ごしたブドウが如何に良い酸を温存しつつ、糖度とのバランスを持って収穫できるかが非常に重要です。

パカレ氏曰く、18年は欠点のない成功したヴィンテージになったようですが、ニュイよりもボーヌの成熟度が高かったそうです
一般的にシャルドネの収穫の方が先に行われることが多いのですが、パカレではピノノワールの後に収穫したシャルドネもあったとの事。

全房発酵を行うパカレでは、茎や種も成熟している事が重要ですが、早めの収穫でも十分な成長で酸も理想的だったそうです
種が茶色になるまで待ってると、今度は酸が足りなくなってしまう危険がありますので注意が必要。
アルコール度数は12.5または13.5と平均からするとやや高め。
ブドウ自体にもカビや腐敗はほとんどなく、畑で選別する必要がないくらいの良好な状態でした。

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さて、こんなに早く飲んではいけないという意見もあるでしょうが、とりあえずヴィンテージとポテンシャルは確認しておきたい

セラーに取っておきたい方、早くても飲みたい方、どちらにしてもお早目にご来店くださいー








続きを読む
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2020年06月30日

6月も徒然にお終い


2020年も半分終わったー
なんだ今年は3ヶ月くらいしか働いてないような気がする…

ワインの紹介があんまりできなくてすみません。
来月もきっとこんな感じ。

気軽なワイン会のワインを選んでみたんですけど、調子に乗ってるとすぐに予算が足りなくなるという
欲を出すと切りがありませんね。
落としどころが難しい


先日、イタリア・プーリア州のジンファンデルを飲みました

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IGPプーリアです。
DOCなんかだと、地名を知らないもんだからどこのワインが全然分からない事が良くあります
イタリアの地理ももっと勉強しないとね。

で、飲んだワインですが、プリミティーヴォじゃなくてジンファンデルって書いてあります。
逆輸入か???
物凄ーくモダンなスタイル、甘くて濃いワインでした




posted by cave MITSUKURA at 19:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月27日

イタリアのエリクサー


今日は外出してる人が多そうですね


キャッシュレス決済の還元も今日を入れてあと4日です

5%は結構大きいですよね
ワイン買っておこうという方、是非お待ちしております



月末と言う事もあり、新たに入荷したワインはありませんが、店頭にあるちょっと珍しいワインを紹介します

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チェレット バローロ・キナートNV

このワインを飲んだ事がある方はイタリアワイン通ですね
今ではほとんど見なくなってしまいました。

バローロというワインは大変有名なので今さら説明の必要もないかもしれません。
イタリア高級ワインで「王のワイン、ワインの王」として知られる存在です

産地はピエモンテ州、ブドウはネッビオーロ100%赤ワインのみ

チェレット社はピエモンテ州では最大大手の一つで、甘口のアスティから、バルベーラ、バルバレスコ等沢山のワインを生産しています。
前にも黒くて長い円錐ボトルのモスカート・ダスティを紹介しました。

さて、今日のワインはバローロの名前がある通り、ネッビオーロ100%の赤ワインなんですが…
それだけではありません

ラベルにあるCHINATOキナートの文字、これが重要です
キナートをご存知の方はお酒に詳しいですね

キナートと言わずにキニーネ、と言えばちょっとは分かる方がいるでしょうか?
そうです、今日のバローロはマラリアの特効薬として世界中に広まったキナートを使った味付きのワインなのです

キニーネは南アフリカ原産の「キナ」という樹木の果皮から抽出される成分で作られた薬で、19世紀の半ばから世界中で使用されるようになりました。
特に植民地のアフリカやインド、東南アジアでは移民白人には欠かせない薬で、トニックウォーターにも入ってました。
ジントニックはマラリアがもたらしたカクテルですな

そのキニーネをバローロに入れて薬草酒にしたのが今日のワインです
味は甘口です。

えーと、これってベルモットみたいなフレーバードワインなのかと思いましたが、
アルコール度数が17%あるので、法的にはリキュール(混成酒)ですね
数種類の薬草をアルコールに漬けてエキスを移し、そのアルコールを糖分と共にワインに混ぜる、という製法です。

この薬草バローロは19世紀の末に、モンフェラートのカペリーニ医師とモンフェラートのザバルダート医師の二人が考案したものです

当時は正にエリクサーとして持て囃されたようです。

ラベルにあるようにキニーネ以外の薬草も入っていますが、レモングラス(シトロンなんとかの表記)っぽい物以外はさっぱり分からない…  ↓

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チェレット以外にも作ってる生産者はいますが、戦後すっかり廃れてしまい、今では数社のみ少量の生産を続けています


てんちょ、このキナートは飲んだ事がありません
他のはあります。

甘いんですが、苦くもあり(薬草なので)濃厚な味わいです
苦手な方もいるでしょうね、養命酒の濃いスタイルです。
赤ワインですし。

日持ちがしますので、ナイトキャップにもいいですよ
ほんと血行改良に良さそうです。
面白いワイン(の仲間)ですよね?

しかし、元がバローロだけあって値段は結構するんですよ
諭吉さんまではいりませんが一葉さんでは足りません。

ミツクラで開ける機会があるとすれば、2次試験対策くらいでしょうかねー
経験として飲んでみるのも悪くない

あなたのキャビネットにも1本どうかしら







posted by cave MITSUKURA at 18:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

7月1日よりレジ袋有料になります


眩しい太陽
いつの間にか夏至過ぎてたんですね(今年は6月21日)
これから日が短くなるとはどうしても思えません


カーヴミツクラでも7月1日よりレジ袋が有料になります
サイズに関わらず1枚2円です、どうぞよろしくお願いいたします。

ワインは重いのでエコバックと言ってもちゃんとしたのじゃないと心細いかもしれません。
今までも袋は要らないと言ってくださる方がいて、助かります。
ごみは少なくどうぞご協力ください。



この前、とっても珍しいワインをサンプルとしていただきました
その内皆様とも飲む機会があれば。

てんちょ、歴代の珍品と言えば、
マダガスカルのヴァン・グリ
アメリカ・アラバマ州のロゼ
 マスカダインはヴィティスでいいのか
どちらも旅行のお土産のいただき物です。
ありがとうございました。

7月もあんまり大勢で集まるべきじゃなさそうですね…
もっと気楽に思っておりましたが、やはり試飲会も10月の周年も開催するのはやめておいた方が無難でしょうか

ワインの事書こうと思ったのに時間がなくて、また明日。

















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2020年06月22日

健康第一はブドウも同じ


今日も曇りでやや涼しい名古屋です


フランスのブドウ畑では既に実が大きくなりつつあり、平年よりも1ヶ月も早い生育状況です。
(20年前なら開花が6月下旬が普通でした)

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マルセルダイスSNSより

↑ この写真はアルザスですが、フランス全土で同じ様に早い生育です

一部、ミルデュMildouと呼ばれる病気が発生していますが、さほど深刻ではないようです。
ブドウも他の果樹同様に病気になりやすいのですが、様々な菌による腐敗が昔から大きな脅威になっています。

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Michael Grisard SNSより(オイディウム含む)

ミルデュは日本語でベト病と言いますが、フィロキセラと同様にアメリカから「輸入」された病害です。
葉にも実にも白いカビが付いて枯れさせてしまいます
湿度が高い畑で起こりやすく、名前の通りべとべとしたカビが原因です。

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シャンパーニュのエリックロデスSNSより
「警戒が必要」
ブドウにうっすらカビが付いてます

南仏やアルゼンチンの利点として、「風が強い」「乾燥している」などが挙げられますが、こういう環境だとカビも発生しづらいので、病害が少ない、とはそういう事なんです
風通しが良いとブドウにもいい。

でも、一方では強風だと光合成の効率は下がります
今は温暖化で日照の心配があまり要りませんのでいいですけど、緯度が高い地域では夏は無風であることが必要だった時代もありました。


ミルデュは19世紀の後半にフランスで大流行し、フィロキセラと相まってほとんどのブドウ畑が壊滅しています
ベルエポックの時代に水を差し、それからすぐにグランドゲール(第一次大戦)が起こってフランスのブドウ畑は大災難に見舞われます
いい時ばっかりじゃなかった…

このカビの病気ですが、対策にはボルドー液という硫酸銅を混ぜた石灰水を散布するのが有効とされています
この液体は、青っぽい紫白色をしていますのでブドウ畑に行って葉や実がこの色になってると、「あ、ボルドー液撒いたな」と一目瞭然です

ボルドー液は元々ブドウ泥棒除けに考案されたそうです
収穫前のブドウを夜中に取っていく輩がフランスにもいたそうで(今とは違い、売ると言うよりも飢えの為でしょうが)、
ボルドー液の掛かったブドウを食べるとお腹を壊すので、取られないようにする対策だったとのこと。

このまま無事に夏が終わり、大豊作で高品質の伝説的ヴィンテージになりますように
↑ 欲張り過ぎ







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2020年06月21日

マルベックの本当の実力


曇り空でやや過ごしやすい名古屋です。
ブラジルや南部アメリカでコロナ感染者が増加してるようで、国際的な交流は当分先になりそうですね
日本でも一気に観光地や街中に人が増えてちょっと心配。




今日はちょっと特別なワインを紹介します

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カテナ サパータ マルベック アルヘンティーノ カテナ 2017

アルゼンチンの赤ワイン、マルベック100%です
メンドーサ産です。

すごいラベルでしょ。
詳しくは後半。

アルゼンチン最大のワイン産地であるメンドーサはアンデス山脈を挟んで、ちょうどチリのサンチアゴの反対側にあります。
なので気候的にも土壌的にもチリと共通点があり、豊富な日照と冷涼な気候のおかげでヴィンテージの差が少なく、毎年健全なブドウが豊富に収穫できる利点があります

デイリーワインとしてチリと同じようにアルゼンチンワインを飲む人は沢山いると思います

カテナはアルゼンチン最大のワイナリーです
3代目のご当主であるニコラス氏は、英国ワイン専門誌のデカンターで09年に「マン・オブ・ザ・イヤー」に選出されていますし、他にも世界で最も価値の高いワイナリーに選ばれるなど世界中で賞賛されている注目のドメーヌなんです

ニコラスさんはナパの高級ワインの影響を受けて、1980年代にチリワインと同じように低価格で親しみやすいワインがアルゼンチンのワインだと思われていた市場の意識を変えるべく、単一畑のワインや凝縮された高品質ワインの生産を始めました。
それが今でも高評価の結果に繋がっている訳です
現在は4代目のお嬢さんもワイナリーに参加して、特にマルベックのDNAや土壌の研究にも力を入れています。

ミツクラにも2018年9月にカテナ(&ラポストール)セミナーを開催しました
もう一昨年かぁ、二つのワイナリーを2時間程度で試飲・解説ってのはもったいないですね
とても良い機会でしたが、もっとお話が聞きたかった。

繰り返しますが、カテナはアルゼンチン最大にして最高のワイナリーです
安いだけのワインじゃない、アルゼンチンワインの意識を変えたい努力が非常に明確です。

ドメーヌはメンドーサにありますが、自社畑はその周辺に標高900メートルから1500メートルにもなる「高山」に点在しています

でもねぇ、この大会社、デイリーワインから単一区画の高級品まで沢山のラインナップがあるんですけど、
はっきり言って紛らわしい名前が多くて分かりづらい
もうちょっと簡潔にカテゴライズするべきだと思う

ハズキルーペみたいに「名前がややこして分からないっ」と叫びたくなる
きーっ

と言う事で、今日のワインを紹介する前にカテナのラインナップをおさらいしましょう。
ワインのカテゴリーは6つのヒエラルキーに分類されています
(なんかこれも怪しいんだけど)

お値打ちな方から、

アラモス・シリーズ

ミツクラの店頭にもあります、1000円台でも十分美味しい高品質です。
これは本当に文句なしのおすすめです
赤白泡ロゼと品種ごとに揃っています。

カテナ・シリーズ

あのさー、これがイカンと思うんだよ。
カテナっていう会社がカテナっていうワインを作る事は全然悪くないんですけど、数あるシリーズの中で限定して自社名が入ってるのって言うのが面倒の元ではなかろうか
そして品種ごとに何種類もあるから余計面倒。
カテナのカテナ、です。

カテナ・アルタ・シリーズ

これもだよ、アルタ(=高地の意味です)の名前の通り一部の区画のブドウのみを使用
こちらにも品種ごとにいくつかあります。

カテナ・サパータ・シングルヴィンヤード

ここからは特に高級品です。
これ以降は基本的に区画名が入りますが、ブレンドのキュヴェ名の場合もあり、これもややこしい
お値段も急に諭吉さんです。

カテナ・サパータ・アドリアンナ区画別ワイン

ホワイントボーンズなど、アドリアンナ地区の単一区画名が入っています。
メンドーサ市の南15キロくらいにあるカテナのドメーヌからさらに南へ行ったトゥプンガトという、標高1500メートルもある一帯がアドリアンナの畑がある扇状地です。

畑は細分化されてそれぞれに適した品種が研究され、植えられています ↓

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セミナーでいただきました。

標高が1500メートルもあるので昼間の日差しは殺人光線です
日照量は完璧、ブドウは種を守るために果皮を厚くするので一層凝縮した濃いワインが作れます

しかし高地なので気温が低く(特に夜)、ブルゴーニュと年間気温とほぼ同じという特異な気候なんです。
そして、雨が少なく乾燥してるので病害の心配が少ないと言う利点もあります。
(余談ですが、夏は元々雨が少ないものの、ここ何年も冬の雪が減っているので今後は地下水にも影響があるかもしれない、とのお話
気候変動は世界どこでも同じなのでした)

特別な自社畑は、このアドリアンナ地区以外にも、あと二つ、アンヘリカ地区ニカシア地区というところがある。

カテナ・サパータ・フラッグシップワイン

これも特別な区画の最高品質ワインです。
ニコラス・カテナ・サパータ
カテナ・アルヘンティーノ

…になってますけど、HPと違う
HPはもっとめちゃくちゃ種類があって、一層訳が分からない

どーなってんだぁぁぁぁ(切実に怒っておる)

もらった資料が間違ってる、それ以降に変更されたやもしれませんけど
4,5,6はもっと整理して販売するべきじゃなかろうか
ワインは細分化しすぎてるのも販売を難しくしてる原因の一つだと思う

すんごい濃いオーパスみたいなの1つあれば十分かもしれません、最初は。
まぁ、それは置いとくとして


やっと本題
今日のワインはカテナの拘りが詰まった高級ワインですよ〜

マルベック100%
アンヘリカ地区とニカシア地区のブドウを混ぜています。

ドメーヌの歴史にも重要な役割を果たしているマルベックの研究の集大成と言われるワインです

ちょっと脱線しますが、今やアルゼンチンの固有品種ともいうべきマルベックが何故ここまで定着したのでしょうか

ご存知の通り、マルベックは元々ボルドー周辺のブドウです。
中世以降、フランス・イギリスの宮廷ではマルベックで作られたワインが濃厚で香り高く、非常に人気でした。
当時はカベルネソーヴィニョンはまだ普及していなかったようです。

手軽に栽培出来ていいワインが作れる品種と言う事で、マルベックはとても持て囃されます
大航海時代を経て多くのヨーロッパ移民はブドウの樹も南米へ輸出することになりますが、その中にマルベックも入っていて特にアルゼンチンで成功していきます。

マルベックは雨や湿度に弱いので、標高の高いメンドーサ付近の乾燥した気候によく合ったようです
さらに、スペイン系の移民の食事であるアサード(炭焼き)にマルベックのまろやかさが好まれたのではないか、という理由もあるそうです

1850年代の前半には既に栽培の記録が多く残されているそうで、こうなってくるとフィロキセラがいないメンドーサではフランスよりも樹齢の古い「本来の」マルベックが根付いて残っていることになります
この本家を凌ぐ、下克上的な地位向上がアルゼンチンワインにはとても重要です
フィロキセラ以降にはアルゼンチンのマルベックをフランスに再輸入する試みもあったそうですし。

以上、アルゼンチンとマルベックの関係でした


今日のワインはラベルが怖いですよね
それには理由があります
2015年ヴィンテージから、この印象的なラベルに変更されています。
(ワイン名はARGENTINO=アルジェンティーノ、ですがスペイン語読みなんですね)

この派手で豪華なラベルには4人の女性が描かれていますが、これがマルベックの歴史を表しているのです

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エレオノール・アキテーヌ〜
移民の時代〜
フィロキセラ〜
アルゼンチンにおけるマルベックの再発見〜

頂いた原画もあります ↓

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こちらもセミナーでいただきました。

フィロキセラが怖い、死神だわ

凝縮感は完璧です
2割だけ全房発酵、フレンチオーク熟成18ヶ月
アルコール度数も14.5%もあります
さらに酸度も高くて(HP3.5)、しっかりした骨格にぎゅうぎゅうに詰まってます

店頭には今はありませんので取り寄せになりますが、こういう素晴らしいマルベックも体験してみて下さい〜
取り寄せ可能です。









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2020年06月20日

踊るポイヤック


昨日まで夜が寒いくらいでしたね

てんちょ、早速10万円の給付受けました
一昨日振り込まれてました。
早い。
「他を優先してください」にチェックしたんですけど。
ありがとうございます。


ハマグリとナーエ、デーンホフは感動でした

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繊細でありつつ、酒質のしっかりした芯のある作りです
全てトロッケンで、綺麗な酸が和の出汁にも調和してました。

最近の辛口ドイツワインのいい経験にもなりましたし、桑名さんの巨大ハマグリがもう美味しくて

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幸せでした〜



さて、今日は王道ワインを紹介します
暑い季節には中々厳しいフルボディかもしれません。

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パストゥーレル・ド・クレール・ミロン2010

クレール・ミロンのセカンドワインです
主に樹齢の若いブドウを使用しています。

クレール・ミロンは有名なのでご存知の方ばかりでしょう
ボルドーを日常で楽しんでる方は少ないかもしれませんが。

シャトー・クレール・ミロンはフランス、ボルドーの左岸、メドックにあるシャトーです。
メドックの中でも最も高貴なワインを生むと言われるポイヤック産であり、メドックの格付け5級に認定されています。

このワインは、1970年から1級のシャトー・ムートン・ロートシルトが作っています。
同じく5級のダルマイヤックの姉妹シャトーという趣です

シャトーはラフィットに隣接していて、同様に歴史は古く、18世紀には売却の資料が残されています。
セパージュは、
カベルネソーヴィニヨン 50%
メルロ 36%
カベルネフラン 11%
プティ ヴェルド 2%
カルメネール 1%

と、ほぼ作付け面積比と同じです。


今日のセカンドワインは初ヴィンテージが09年というまだ新しいワインなのですが、ラベルに描かれている二人の踊る男女の絵は83年からファーストに採用されたデザインと同じです
この踊る男女の抒情詩の事をパストゥーレルと言うそうです。

第二次大戦中にドイツ軍によって奥様を殺されたフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵、このラベルには感慨深い物があったに違いありません。有名なユダヤ人であったが故に理不尽に家族も仕事も蹂躙された男爵は、戦後何年たっても決してドイツ人とは食卓を共にしなかったそうです。
男爵も既に鬼籍に入りましたが、シャトーの運営は順調の様です。
写真を拝借したかったのですが、コピーできません
HPはこちら ↓
https://www.chateau-clerc-milon.com/


今年はコロナの影響で、例年春に行われる新酒(=プリムール、今年は2019年の先行予約)の試飲会が開催されず、各シャトー共に値段をどうしようかと思案していたようです。
有名バイヤーや評論家、一流ソムリエ達の事前の試飲情報によって、シャトーの公表するヴィンテージ情報と一緒に大まかな値段が想定されるので、こうした試飲会が開かれないと市場価格が不透明なままで困ってしまう訳です

期待よりも高くしてしまうと売れ域に影響が出るだろうし、あまり安くして儲けが少なくなるのも避けたい、という難しところ
しかも先行販売も延期されているので、資金調達が出来ずに経営が難しくなるシャトーもあるかもしれません。

2010年はここ20年では最後のクールヴィンテージです

厳冬を春にまで引きずった遅い生育は6月後半の雨で夏の気候へと変化していくのですが、夏の気温も昼は高くなる一方で夜は下がり、うまい具合にブドウの成熟と酸の温存のバランスを取るのに成功しました
収穫開始は9月28日、ここ数年の早すぎる収穫からすると1ヶ月も遅い。

適切な雨量と乾いた夏、夜の涼しさが洗練されていながら凝縮した気品のあるワインに仕上げてくれた2010年、どこのシャトーでも非常に素晴らしい物が多いです

05年や09年、15年は収穫も多くてもっとお日様がいっぱいな前向きなヴィンテージです
ポジティヴという言葉が相応しい。

それに比べると少し大人しいのですが、じっくり味わう高貴さが2010年にはあります。
最初から最後まで満足のナパワインみたいな09年や15年よりも、てんちょは2010年の細やかさが好きです

収穫から10年が経ってあまり見かけなくなってきた2010年、是非今の内に買ってみてください
クレール・ミロンはセカンドと言えども流石の美味しさです
アルコール度数14%の表示の通り、エレガントではありますが強いフルボディです。

しかし、メドックはこうでいいかな、と思います















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2020年06月16日

太陽と月と地球のワイン


昨夜の名古屋はやや涼しかったです
朝晩の気温が低いと過ごしやすいですね。

6月ももう後半ですね
今年も半分終わりかぁ…



あまり仕入れを頑張る時期じゃないのですが、数ヶ月遅れのワインがようやく届きました
案内自体は去年の10月で、今年の1月に入荷予定だったものの…
コロナ以前に出荷が遅れてるとかで、3月の予定がさらに伸びて…
やっと届きました

もはや何を注文してたかも忘れたくらい

ワインはこちら ↓

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ミッシェル・マニャン
左から、
モレサンドニ 1er ミランデ2002 3リットル
同 2000 マグナム
モレサンドニ1984


他にも色々ときました
そうだ、そうだ。
蔵出しのジャイアントボトルがあるから買いたいと思っていたんです
あと珍しい80年代も。

大きなボトルは本当に美味しいですよ
寿命長いですし。

84なんて20年以上この仕事してても、多分3回くらいしか扱ったことがない
もっとないのが80ですが、今回は80はなし。

ジェロボアムの蝋キャップが可愛いですね
同じ紫色になっている〜

00のクロ・ド・ラロシュやクロ・サン・ドニ、めちゃくちゃ美味しかったなぁ

これは過去のワイン会  ↓

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またマニャン会やりたい
フレデリック、名古屋にも来てくれないだろうか。









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2020年06月15日

素晴らしきドイツワイン達


梅雨の中休みの名古屋、快晴ですが暑い

この前、出来心で買ってみたクロワッサンが美味しくなくて凹みました
それなりの金額払ったのに、デニッシュみたいで… バター感なし…
何年振りかに食べたというのに
もっとちゃんとしたお店で買わないとダメかなぁ

あと、別の日、マスカット味だと思って買ったゼリーが梅味だったのにも驚いた
いや、パッケージの絵がね… 大きなマスカットかな、と←梅の絵だった



今日はワインの備忘録とします
事情はお察しくださいませ。

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デーンホフ
左から、
1.ナーエ・リースリング・トロッケン2018
2.ナーエ・ヴァイスブルグンダー・トロッケン2018
3.クロイツナッハ・カレンベルグ・リースリング・トロッケン2018
4.ロックスハイマー・ヘレンプファート・リースリング・トロッケン2018
5.ヴァイスブルグンダー・S・トロッケン2017
6.グラウブルグンダー・S・トロッケン2017
7.ヘルマンスヘーレ・リースリング グローセス・ゲヴェックス2017


デーンホフは前にも1を紹介しました
こちらを参照ください ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200407-1.html

ドイツ、ナーエの優良生産者です。

ナーエは、東のラインヘッセンにつながる地域で、ビンゲンでライン川に合流するナーエ川の流域に広がっています。
蛇行するナーエ川の斜面は日当たりの良い丘があり、多くの銘醸畑があります。
ベライヒはナーエタール、ただ一つ。


今日のワインは全て白、そして全て辛口です
(生産は白のみでアウスレーゼなど甘口もありますが、輸入されているのは辛口だけ)

実はもう一つ、輸入されてるグローセス・ゲヴェックスがありますが予算の関係で割愛となりました
それがこちら ↓

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デルヒェン・リースリング・トロッケン グローセス・ゲヴェックス2017

店頭で販売しますねー
ボトルにGGのエッチング入り、流石高級品です
因みに定価11000円税抜き。

デーンホフの情報は以下の通り。
輸入元のHPはこちら ↓
http://www.jeroboam.co.jp/wine_maker/donnhoff.html

生産者のHPはこちら ↓
https://www.doennhoff.com/#!/en

では、簡単に各ワインを見てみましょう
てんちょ、実は1しか飲んだ事がありません。
あ、そんな事ない。試飲会で他のも飲みました

1.これが蔵で最もベーシックなワインです。
スクリューキャップの気軽なワインですが、安価なリースリングとは全然違う旨みがあります
コクがあるけど辛口、深みのある余韻がいいですね。
香りも素直なアロマで、変な石油香がしない所も気に入っております。最近は早くからオイルっぽいリースリングが多くて残念
発酵はステンレスと大樽を併用してます、収量がかなり少ないのが勝因でしょう。

2.ヴァイスブルグンダー=ピノブランです。
こちらもトロッケン(辛口)です、リースリングに比べて酸味や鉱物感がはっきりしています
後味が少ない、きりっとしたタイプですね。夏は冷やした方がいいでしょう。
味わいの軽さで言えば、よりも2を先に飲むべきかもしれません。

3.畑名入りの高級ワインです。
カレンベルグはバート・クロイツナッハーという町の周囲にある区画で、この地域は一番の畑らしい
「スパイシーなリースリング」って書いてあるけど本当だろうか。

4.こちらも畑名入り、ロックスハイムという村のヘレンプファートという区画。クロイツナッハの北西にあります。
赤い砂岩の土壌らしく、こちらもスパイス感があるらしい。

5.こちらは2の上級品です。
同じヴァイスブルグンダー(ピノブラン)ですが、S(エス)=セレクションの名称が付いています。

このセレクションという名称や、7のワインのVDPなんですが、ドイツワイン法の混乱しまくってる大きな要因です

セレクションという名称はクラシックという名称と共に2000年から辛口のワインに導入されたカテゴリーで、トロッケンハルプトロッケン(半辛口)という分類の他に「確かな辛口」であることを表示する為に作られた名称です。
13の指定栽培地域で単一品種である事が前提で、クラシックよりもセレクションの方が規制が厳しく、より高級品と言う事になってます。

しかし、 この名称はその後何度も内容が見直され、今では結構無視されちゃってます
ソムリエ協会の教本には記載すらない。こらー
まぁ、より厳しい規制を受けた辛口、って事です。

6.こちらもセレクション=辛口です。
グラウブルグンダーと言う品種はあまり馴染みがないかもしれません
でも、ピノ・グリって聞いたら、なーんだと思うかも。
5も6もローム質(粘土)の入った火山性土壌なので、一層鉱物感があるかもしれません。
それがスパイシーさをもたらすのでしょう。

7.これが蔵で最高の辛口白ワインです
ニーダーハウゼンにあるヘルマンスヘーレという単一の区画から取れるリースリングで、こちらも辛口。

GG=グローセス・ゲヴェックスとは、VDP(ファウ・デ・ペー)という任意団体が作った畑の格付けの一つで、最高位の区画を差します
フランスワインの様に、ワインを区画で等級付けるようにしています。
格付けは4ランクあります。
グランクリュ、プルミエクリュ、コミュナル、レジョナルといった感じです。
なので、それまでのドイツの高級ワインが、カビネット、アウスレーゼなど味わいで格付けされていたのとは別の視点でワインを再評価している訳です。

しかしながら、もちろんカビネット等の名称も並行して使用可能ですので、ややこしくなっているのは間違いない
そして、この甘さの分類が余計にイカン
なぜなら、シュペトレーゼ、アウスレーゼなどの甘さの基準は出来たワインではなくて、果汁の糖度によって等級づけられているので、果汁中の糖分が完全発酵すれば当然しっかりしたアルコール度数の辛口ワインが出来上がる訳です。
それにより、シュペトレーゼ・トロッケンやカビネット・トロッケンといった、甘口なんだか辛口なんだか意味不明なワインが出来ちゃうんです
(トロッケン表記があるのは辛口ですが、カビネットやシュペトレーゼという名称で甘口と思う方がいても無理はない)

話をVDPに戻して。
この団体は1910年創立なんですが、別の団体を吸収したり現在までに数多の変遷を経ている為に、昔から知ってるてんちょみたいな人間には一層紛らわしいっていうかややこしいのです。元はラインガウだけに通用する団体が別にあり、畑の認証名もラインガウだけ、モーゼルだけと面倒な事この上なかったので、今みたいに統一されてるのはややマシになった感はあります。

この名称の重要な前提は、任意団体であって法規制ではない、という点です

他にもいっぱいあった、RSとかナーエシュタイナーとかはどーなったんだろう???
ドイツワイン協会で勉強しなくちゃ

世界的にも甘口市場が急速に縮小し、気候的にもアルコール度数の低い甘口やアイスワインが作れなくなっている昨今では、一層辛口に傾倒しているドイツワインです
それはそれで悪くはありませんが、急激に変化しているからには混乱もあるでしょうね…
団体は利権と分かち難く、理想の味を求めるロマンチストばっかりじゃありませんし。

で、上記の7つのワインですが、ハマグリを合わせてみようと思います

アサリやハマグリだと、きっと皆さま地中海沿岸の白やイタリアワインを合わせることが多いでしょうし、フランスワインでもソーヴィニヨンブランとかありがちなので、ありそうでなさそうなドイツワインを一気飲みしようと思い立ちました
デーンホフの経験にもなるし、貝のアルギニン酸や亜鉛とワインの鉱物感が上手くマッチしてくれるように期待しております。
はまぐりってドイツ語でMuschel(ムシェル)というらしい。

ドイツワインは地域の差はあるものの、概ね日本人の食にも合わせやすくてオススメですよ
再発見すべき素晴らしいワイン産地です
















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2020年06月14日

シェーブルチーズが呼んでいる


湿度は何とかならない物でしょうか
不快指数、ダントツの天井続き


今日も冷やして美味しいワインを紹介ます
特別価格ですよ。

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アンリ・ブルジョワ プティ・ブルジョワ・ロゼ2017

アンリ・ブルジョワサンセール(フランス、ロワール地方)の一大生産者です
ドメーヌはサンセールからちょっと西に入ったシャヴィニョルの村にあります。

ロワール地方は沢山のAOCがありますけど、名前だけ知っててもあんまり見かけない物も多い
アンリ・ブルジョワでは、
メネトー・サロン や、
カンシ―
も作っていますよ
これがなかなか美味しいのですよ
でも正規輸入がない。

と、値打ちな物から高額なレア物まで、沢山のラインナップがありますが、今日のはお値打ち品です
法的には、ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワール、です。IGPですね。
ピノノワール100%の辛口ロゼ
スクリューキャップ。

ロワール上流の赤またはロゼはピノノワールで作られていますので、中流域のカベルネフラングロロなどとは全然違って、軽やかでありながら洗練された優雅な物が多いように思います
ロワール地方全体では緯度にはさほど差がないのですが、サントルのワインは赤も白もがはっきりしてキレイな物が多いですね。
それが清涼感を持たせ、かつ洗練度を左右している大きな要因です
サンセール付近の土壌にも関係しています。

サンセールは白ばっかりが有名なので、対岸のプイイ・ヒュメの様に白しかないと思っている方が多いかもしれませんが、サンセールには赤もロゼもあるんです
店頭にも、デュ・ノゼのとても優れたサンセール・ロゼがあります ↓

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このワインもピノノワール100%
香りが華やかです
味わいは非常にスッキリした辛口です、白ワインと同じように楽しんでいただけます。
(温度が高いと少し苦いかもしれません、なのでよく冷やして飲む方がオススメです)
しかし、やはりACサンセールだとそれなりにお値段もするんです

そこで、今日のヴァン・ド・ペイです
これなら気軽に試せて、ロワールのピノノワール(ロゼ)のイメージも分かる。
こちらはあんまり苦さは感じない、本当に軽いタイプです

綺麗な辛口ですよ
ふくよかさもあるので口の中では広がりを感じますが、余韻はそんなに長くなくてお料理の旨味も邪魔しません。
春の和食、タケノコのお吸い物やワラビの炊き込みご飯、貝にも良さそう。
〆鯖にもいけまっせ

ヤギのチーズ、特に若い物には最高のマリアージュです
(熟成が進んでセックになるとちょっとチーズが強すぎるのでご注意)
プーリニ・サンピエール
セル・シュル・セール
サントモール・ド・トゥーレーヌ
クロタン・ド・シャヴィニョル

早く税金無くなれー



アンリ・ブルジョワのお父さん、ジャン・マリーさんはお元気でしょうかね??
日本にもう70回は来ていらっしゃるはずです。
流石にコロナでどこかへ行くわけにはいかないでしょうけど、また名古屋にも来て欲しいですね〜
(でも高齢で疲れやすいし、セミナーとかは嫌なんだそうで

その、アンリ・ブルジョワからこちらのワインがコロナ救済で特別価格にて提供されました
12本しか来ていませんが、野口君二人でおつり来ますので。

ミツクラのお客様の間ではロゼワインが結構日常になってきていると思います
ロワールのロゼも是非飲んでみてください〜








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2020年06月10日

続 緑ワイン


東海地方も今日、梅雨入りしましたね
しとしと降るのはいいんですけど、cats&dogsはやめて。


店頭セールの4000円税込パイパー・エドシック・ブリュットが復活しました

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まだありますよ〜、このお値段なら普段飲みにも使える



今日のワインを紹介します
夏の定番になりつつあるあのポルトガルワインです。

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カザル・ガルシア ヴィーニョ・ヴェルデNV

このヴィーニョヴェルデ、懐かしいです
今から10年以上前、まだ日本ではヴィーニョヴェルデどころか、ポルトガルワインなんて全く飲めなかった頃に初めて広まったヴィーニョヴェルデだと思います。
聞いた事ない小さな輸入元さんだった様に思うのですが、いつの間にか大手ビール会社に変わっている…

そして、前はもっと薄い青色のラベルだった。

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HPより、以下同様

カザル・ガルシアは1939年創業、現地でもNO.1ヴィーニョヴェルデの銘柄として現地でも有名です
御祝いのワインとして広まったのだそうで。

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かわいいHP


ブドウ品種は、ロウレイロ、アリント、トラジャドゥーラ
やっぱり馴染みのない土着品種だった

さっぱり爽やかは間違いありません
軽ーい辛口、微発泡です。
余韻すっきり短め

今日は各時間がないのでこれにて。
昼から飲めますよ〜





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2020年06月08日

竜の落とし子ワイン


今週には名古屋も梅雨入りしそうですね、今日はカンカン照りですが
雨は必要だけど過分には要りません…



今日は今や希少在庫となった再入荷ワインを紹介します

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ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン2001

フランス、ロワールの辛口白ワインです
これを知らないとワイン通とは言えまい。

フランス5大白ワインの一つ
さて、後の4つはなーんだ??

イケム
モンラッシェ
シャトー・グリエ
シャトー・シャロン
です。

キュルノンスキーが(勝手に)選んだワイン達ですが、納得の渋い選択です

全部飲んだ事ある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか
今だとグリエが鬼門ですな


クロ・ド・ラ・クレ・ド・セランは元はACサヴニエールの一つの区画でしたが、2011年に単独のAOCを取得して独立しました
ニコラ・ジョリーのモノポールです。
白のみ、セパージュはシュナンブラン100%
百面相のシュナンブランですが、ジョリーのクローンはヴーヴレイのそれとは大きく異なる様です。
少なくとも葉っぱは全くの別物です。

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輸入元より、以下同様

完熟してますね〜
手摘みの収穫時には非常に厳しい選別で収穫しない房が沢山あるそうです。

ニコラ・ジョリーと言えばフランス一番のビオディナミの伝道師です
地下のマグマとか惑星のエネルギーとか、お話がとにかく長くて難しい?事でも有名ですが、てんちょはお会いした事がありません。

02年からドメーヌに入ったお嬢さんのヴィルジニ―さんには2回お会いしてます。
ヴィルジニ―さんはお父様とは違って?明瞭なお話しぶりで、大変親切で魅力的な方です

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素敵な父娘

発酵はビオディナミなのでほったらかし、なーんにもしない。
澱引きもフィルターもなし
輸出用にSO2は2g/Lだけ使用しています。

本当にビオディナミを実践してる人は何が起ころうと動じることなく、成り行きに任せたまま。
温度がどーのとか、MLFが止まったとか、ぜーんぜん気にしない
なので1年経っても発酵が終わらないとかあるそうで、そうした場合には今年の収穫分はどうするんだろう??

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畑は草ボーボー、18年の訪問

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ミツクラにてワイン会

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何年前だろう、このワイン会は。

ニコラ・ジョリーさん曰く、
飲む3日前くらいに抜栓してほしい
そうです。

正直言って、瓶差はあります
そしてコルクが心配なボトルもまーまーあります。

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が、それもニコラ・ジョリーのワインの個性の一つだと思います。そういうスタイルなんです

日本人はちょっとした事で大騒ぎしすぎです
ワインは農産物なのでヴィンテージや固体に差があるのは当然ですよ。

夏は気温にちょっと注意した方がいいですけど、確かに3日くらいじゃ全然ヘタレません
てんちょが蔵で飲ませてもらったヴェルジュリーは5日前に抜栓した物でしたが、とても美味しかったですよ。

そして、ビオディナミなのに豊かなアロマがあるんですよね〜
みかんの花やアプリコットみたいな甘い香りがします
味わいも深い、甘口ではないけど甘さも感じるし酸もちゃんとある。

変な香りのビオって、ただ下手なだけなんじゃないだろうか…健全な発酵に至っていないというか

熟成すると鉱物感がより顕著になると言うヴィルジニ―さん、なかなか古い物には出会えないんです
そして、テイスティングにはあまり冷やさない方がオススメだとも。
確かに冷やすと香りが沈むので確認しないで終わってしまう要素が出てくるかもしれません。
とは言うものの、今の季節は冷たくして飲みたいのは当然です。

今回蔵出しの正規品で来ました、2001年
19年目の熟成の希少品
18年の新リリースに合わせてきました〜

今回は珍しく、06年以来の輸入となる2番目のキュヴェ、クロ・ド・ラ・ヴェルジュリー2018も入荷しました

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シュナンブランを知るにはこれも飲んでおかなければいけない1本ですね
各12本しかありませんが、そんなにすぐには売切れないでしょう。
是非挑戦してみて下さい。










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2020年06月07日

シャブリとは似て非なる


日差しが強い夏って感じ、まだ梅雨入り前なのに

こんな陽気でもフルボディの赤ワインを飲んでいられる健啖家の皆様、お若くていいわね
てんちょはもう、さっぱりした樽のない白か泡しか飲めません(寒くても)


そんなさっぱり好きな方の為に、今の季節に相応しい1本を紹介します

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ウィリアム・フェ―ヴル サン・ブリ2018

サンブリの名前を聞いて品種が分かるあなたはワイン通ですね
これはてんちょも何回も飲んだ事あります。

今日の白ワインはフランス、ブルゴーニュ産です
シャブリ・グランクリュの最大所有者であるウィリアム・フェーヴルが作っています。

でも、シャブリじゃありません

サン・ブリはシャブリと同じく、ブルゴーニュでは北の外れに当たるヨンヌ県にある村の名前です
サンブリはここ ↓

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シャブリやイランシー(セザールで作られる赤ワイン)の場所、分かりますか

因みにヨンヌ県はこんなに大きいのです ↓

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サンブリはグラン・オーセロワの中で村名として単独のAOCを持ち、ソーヴィニヨンブラン100%でなければなりません。
(村の名前はサン・ブリ・ド・ヴィヌー、ブドウはソーヴィニヨングリも可)
当然ながら白のみ、辛口だけに認められた名称です。

シャブリをはじめ、ほとんどのブルゴーニュ白ワインがシャルドネで作られるに大して、サンブリはソーヴィニヨンブランなのが大きな特徴です
ロワールの影響を受けているでしょうか。

この村の地下には広大な空間が広がっていますが、これはシャンパーニュと同様にパリの建築用に石材が掘られた石切り場の跡が残っているためです
今ではセラーに最適なのです、レストランもあるみたいです。
古き良きフランスの農村の面影を残す村です

この村で作られるワインは日当たりの良さから非常にフルーティで、キメリジャンの土壌もある事から鉱物的な味わいと綺麗な酸を持つ、きりっとした辛口になっていて、あんなに海から遠い場所にも関わらず、牡蠣や鯖、サフランを使った料理にも良い相性です
魚貝全般にいけますね、あまり手の込んでいないお料理の方がよいかも。
ソーヴィニヨンブランなのでヤギのチーズにも非常によく合います

サンセールやプイイ・ヒュメと比べると青さが少し控えめでしょうか。
パッションフルーツの香りは十分しますが、完熟感というか肉厚な印象が多少はあるかと

樽を使用しない、非常に爽やかなスタイルなので今の時期にはとってもいいですよ
シャブリ同様にとてもいいワインに仕上がっているのは、流石のウィリアム・フェーヴルです。
余韻も心地よく、美味しいですね〜

ボルドーでもロワールでもないソーヴィニヨンブラン、ぜっひ一度お試しください

くれぐれもシャブリと買い間違えませんように







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2020年06月04日

謎のカベルネ


暑い
と言う事は店内は寒い
これから半年はこの矛盾した非エコなる環境を甘受せねばなりません。

レジ袋もどうするか思案中。
バイオマス原料ってワインを入れて耐久性は大丈夫かな。
プラ削減ならペットボトルや、スーパーのあの過剰包装を何とかするべきじゃなかろうか。
食品トレイやラップで、うちのごみは大半がプラ容器包装です


名古屋でもまだコロナへの警戒感を持ってる方が多いですね。
大人なんだから周りへの影響に配慮するのは当然ですが、皆様の用心の根底の心理を見ると、日本は圧倒的な他責社会だと感じますねー
「お前のせい」
「政府が悪い」
もちろん一番にはコロナに感染して苦しみたくない、大事な人に移したくない、があるんですけど、
その上で、「何かあったら会社に居られない」「袋叩きに合う」と、半ば冗談でもそっちを真剣に恐れてる人はかなり多い

感染者も被害者だと思います。
1回出かけて感染したら、それだけで不心得者なんでしょうか。
あたしゃ、違うと思うよぉ(まるこ調で)



おお、3日連続でブログが書けておる
どーせ続くまい。期待は禁物で。

では飲んでないワインを紹介します

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ベルンハルト・コッホ カベルネドルサ Qbaトロッケン2017

ドイツ・ファルツの赤ワインです。
ベルンハルト・コッホはファルツのハインフェルトにある家族経営のワインナリーです

ハインフェルトってどこだろう…
(BAは分かっても流石に細かい地名が分からない、ここら辺はフランスよりもドイツ弱いなーと自分でも思う)

うっ、HPがドイツ語のみじゃん…
珍しいですね、ドイツ人はみんな英語堪能だし大抵のHPは英語も選択できるのに。

ワイナリーはここです ↓

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毎度な縮尺、大都市の名前は分かっていて欲しい読者諸君

ブドウ栽培家としての歴史は1610年に遡ることが出来る長い歴史のある一族です
現当主がシャンパーニュに旅行して以来、優れたスパークリングを作る事に情熱を傾けているそうで、素敵なゼクト作ってますねー
輸入もされてますので今度挑戦したい。

HPにあんまり写真がないのが残念

今日のワインはカベルネドルサというブドウで作られています

カベルネドルサ、って初めて聞きました
これはドイツで交配された新しい品種です。
ブラウフレンキッシュドルンフェルダーの交配だそうで。

交配品種…
試験を受ける時に一番苦手だった
今でも苦手
全然覚えられんーっ

えー、交配をやみくもに覚えてる方が大半だと思いますが(負け惜しみ気味)、そもそもブドウの交配ってどうやるかご存知でしょうか??

ブドウは多くの果実と同じく自家受粉で果実を形成します
あの小さな花は開花と程同時に受粉するので、他品種との交配には開花の直前に一方の雄しべを取り除き、残った雌しべに他種の花粉を人工的に受粉させます。
上手く行かない事も多いんだろうなぁ
こうしてできた新しい品種、商用化されない物もあるでしょう。

そして、ブラウフレンキッシュ×ドルンフェルダー、ってカベルネの名前はどっから来たの?って思いませんか
どっちも母系も父系もカベルネじゃないんだけど…
あんまり、よく分からないわ


新しいカベルネドルサ、どんな香りなんでしょう??
樽で18ヶ月熟成されていますので、樽の香りもあるでしょうね。

よく分からないままに、ただ写真を載せただけになってしまいましたが、もうちょっと調べてみます
それもこれも、飲んでみなくちゃね



別件ですが、どーしてもブルゴーニュの畑の場所が分からず、知り合いのソムリエとあーでもないこーでもないとやった挙句に、ドメーヌにメールしたら無視されたまま(悪意ではなくのんびりしてるのです)、輸入元から連絡してもらっても長らく返信なし
でも今日めでたく返事が来たという連絡が。
区画一つくらい分からなくてもいいっちゃいいんですけど、仕事ですし、分からない物をそのまま放置していてはイカンと思う










posted by cave MITSUKURA at 18:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする