2017年11月22日

飲まないと退屈極まりない


今日の名古屋は午後から雨の予報です

夜はボングラン会です

2FC8E1B8-FCAA-4B9A-B013-F07D0954D042.jpg

9月に訪問しました、ブルゴーニュ、マコネーの最高の生産者です

前にも書きましたが、非常に珍しいシャルドネの貴腐ワインを作っています。
もちろん貴腐は自然環境が整った時だけの発生なので、近年の温暖化では生産回数は減っています

今日はマグナムもあるし✨✨

ここのワイン作りは非常に古典的で、MLFがアルコール発酵よりも先に起こる
って、なんだそれ
など、???な事が多いんですが、作ってるワインはとても美味しいのです

これは飲む価値がある
そして、これを飲まずにブルゴーニュのシャルドネを知ったとは言えまい

また明日、報告します


が、私事ですが…
てんちょ、実は2週間禁酒の刑をくらってしまいまして
体調には全く問題ないのですが、服薬の関係で月曜まで飲めません。
月曜で是非ともお役御免、頂戴したい

ボジョレー・ヌーボーはグラス2杯くらい飲みましたけど
今日も味見はします。

金曜はシャトーマルゴーだけ飲みます
自分で企画した飲み会で飲めないって、なに








posted by cave MITSUKURA at 12:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月21日

マニア待ってます


連日、冷えますね〜
今朝の明け方、寒くて目が覚めました

一段落したら、寒さも和らぐんでしょうか?
とてもそーは思えないけど💦


寒さは置いといて、今日のワインを紹介します
今日のは本当に珍しいですよ〜

スコンデ ピュイジュー.jpg

フランソワ・スコンデ ピュイジュー レ・プティット・ヴィーニュNV

シャンパーニュです
(ですから当然フランス産)

お店が暗くなっちゃったので、写真撮りづらくて輸入元の写真で。
ちゃんと物は届いておりますよ〜

セパージュは不明ですね… 定石通りならまぁピノ主体なんでしょう。
NVですが09、10、11年の3つのブレンドです

フランソワ・スコンデ特級シルリーのレコルタンとして有名です

ここのシャンパーニュは何飲んでも美味しいですね
自社畑は4.8haと小規模ですが、全てが特級畑という素晴らしい内容

で、今日のシャンパーニュ、何が珍しいかというとですね…

シャンパーニュには319もの村があり、全体で34000haという広大な面積になるんですが、
その内で特級に認定されているのはたったの17村に過ぎません

その内で、唯一、特級村名が入ったシャンパーニュが存在しなかったのが、今日の村なんですよ‼️

なので、ワイン業界に入ってウン10年で初めて見ました

シャンパーニュの全体はこんな感じです ↓
大雑把でイマイチ分からないかも

champagne-viticole-big.jpg
シャンパーニュ委員会より

17村、全部ご存知でしょうか?
(書きませんよ)

一番有名なのは、どこだろう??
アイかな ← アンリ4世時代から銘醸地として記録されてる、ボランジェもあるし
メニル・シュル・オジェかな ← 王者サロンがあるしね

しかし、
最も知名度が低い特級は絶対に今日のここです

Puisieulx ピュイジュー

日本人には発音が難しい…
てんちょ、現地で生産者など、色んな人に何度も聞いて教えてもらったけど、とうとう正確に発音できませんでした
この前のブルゴーニュのリュリーと同じですね

ピュイジューはシルリーのすぐ南隣にある(高速挟んでますが)本当に小さな村で、
ブドウ畑はたったの19haしかありません
中堅のレコルタン1軒の規模ですな。

作付けはシャルドネ28%、ピノノワール58%、ムニエ14%
もちろん全て100%クリュの特級です
(シャンパーニュの特級認定はまれにシャルドネのみ、ピノノワールのみと制限があるので)

10年位前の資料では圧搾機が1つある事になってますね…
誰の事かなぁ
でも生産者情報は0です…

確か、10年前に訪問した時には、「モエ・エ・シャンドンと協同組合の二つだけが所有者で、単独でのシャンパーニュの生産がない」って聞きました
そして、「そうした村が何故、特級に認定されたんでしょうか?」というてんちょの問いに、
とある生産者さんは「当時の村長に力があったのかな」と

やっぱり、政治力も必要なワイン作りの世界

そんな幽霊特級畑のシャンパーニュ、わたくしはこれまで一度も見た事がありませんでした

だけど、とうとう来た
作ってる人、いたー

しかも、スコンデが
今日の「レ・プティット・ヴィーニュ」は単一区画で、年産は500本。

500本だけ

たったの500本、ちょー少ないです
二樽にも満たない量です…

そして輸入元の案内によると、ミュズレが特徴的だそうですが
開けないと分かりませんよね〜

と言う事で、
珍品をお探しの方、今なら絶好のチャンスです

てんちょも飲んでみたいわ











posted by cave MITSUKURA at 17:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

熱燗ワインの季節が来た


寒い、さっむいです
12月下旬の気温らしい…雨もパラついてましたし…

こんな寒い日にはこれだ
今年も来てます、冬の定番

B066EEBE-46E5-4DB8-A8EF-DFC4449A2C44.jpg

シュテルンターラー グリューヴァイン ニュルンベルガー

去年とは生産者を変えましたが、同じホットワインです
1リットルですよ。

お鍋で沸騰直前まで火にかけるか、マグカップに注いでレンジで温めて飲んでください

ほのかな甘口です、ハーブなどの香りもしますがそんなに強くはありませんので、
どなたにも飲みやすい香りと味だと思います

ヨーロッパでは冬になると街頭のスタンドで売ってます

てんちょ、冬のウィーンで何回も買いました。懐かしいな。

オーストリアが北欧のような雪国だというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ウィーンなど国の東側は日本と変わらないです
ウィンタースポーツが強い印象の国なので、寒いイメージになるんでしょうね。

西側のチロル地方はやっぱり雪深いですよ。
こんなん ↓

272A1B78-4304-4F82-B235-4A20519ECE1E.jpg

どのスキー場もとてつもなく広くて急斜面も多いし、てんちょ、無事に帰れって来られる自信ありません
(もちろんスキーやってません)

街頭のスタンドではグリューヴァインと一緒にプンシュというお酒も売っていました
プンシュはブランデーをオレンジジュースで割った様な、同じく暖かい飲み物ですが、グリューヴァインよりもアルコール度数が高かったような…

今日のシュテルンターラーもプンシュ、作っています
(輸入があるグリュー・プンシュはノンアルコールみたいですが)
ジョセフ・ドラーテン社が販売していますね。

寒い日にはこんなのもどうですか??





posted by cave MITSUKURA at 17:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

還暦祝いにシャンパーニュ


雨が降ると一層寒い…
今年は寒くなるのが早いですね
今日は今シーズン初ダウンで出勤しました。


今日はクリスマス向けのシャンパーニュを紹介します
毎年、何らかの限定品が発売されますが、今日のもそれですよ。
41661C90-814E-4F7C-86DF-4768B83EB62E.jpg

パイパー・エドシック ダッシュ・オブ・セダクションNV リップスティック

面白ーい
マリリンモンローが愛したシャンパーニュ、パイパーから口紅型のケース入りの限定品が登場です

パイパー・エドシックはカンヌ映画祭の公式シャンパーニュとしても有名ですね

過去にもこのブログに取り上げた事あります ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20160419-1.html
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20151104-1.html
(今、読み返すと大した事書いてないなぁ)

この、口紅型のケースは、上部を外すとクーラーとして使えるんです

F8AF888E-6DEC-402E-9AF4-3BA18026A352.jpg
面白い工夫ですね

なんか、デパートの化粧品売り場のコーナーに置いてありそう

透明ケース入りで、専用の紙袋もあるのでギフトにもってこいです

41CE99FB-99AD-46AE-8086-BFCA9FB7983C.jpg
価格も贈り物にちょうどいいです

中身は標準のパイパー・ブリュットです

AC5E11B3-B4B9-4CB5-9FA2-E2CD25C735E6.jpg

これまで日本市場では、ブリュットに代わってエッセンシャル(エクストラブリュット)が販売されてきたんですが、この度、新なブリュットを再度スタンダードとして登場させました。

ダッシュ・オブ・セダクションとは、
「人と人をマグネットの様に結びつける誘惑のシャンパーニュ」を表現したアイコンだそうで
ジョイントネームの間の–(ダッシュ)が「もの」「こと」「ひと」を繋げます
というコンセプト。

seduction=誘惑、です。

もっとお手頃な、ジャケット入りもあります

C530C436-5B6D-49A5-AD22-0C131F91734C.jpg

こちらは、ぐるぐる〜 とファスナーが回って ↓
FDD95D10-F6EE-4D4E-94B5-756B511EEF96.jpg

こうして取り出します ↓

6C5EE981-5F87-429C-9A72-962B39BF5448.jpg

今しかない限定品、プレゼントにいかがでしょうか

真っ赤だし、還暦の御祝にもいいかも








posted by cave MITSUKURA at 14:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

新酒堪能後記


今朝も寒いですね
コートもですが、手袋が欲しいです。

昨日は沢山のお客様に、ボジョレーはじめ新酒の試飲に御来店いただきましてありがとうございました

早い時間から途切れず、流石に夜は混雑しました。
くちゃくちゃでしたね💦

席を詰めてくださったり、譲ってくださった皆様ありがとうございました
立ち飲みになってしまったお客様には大変申し訳ありませんでした

途中、朝日新聞が取材に来て、青木君が対応してくれました
今朝の朝刊に載っています

FB259286-FD4A-4236-BB89-C0767FF8172E.jpg

てんちょはメディア苦手なので

酸味が際立った今年のボジョレー・ヌーボーですが、昨年までは果実味豊かな年が続きましたので…
予想と違い、特にそう思えました。
しかも外観は濃く、香りも果実味豊かな味を連想させるものだったので、口に入れた時のギャップに驚いたお客様が多かったようです

今年のボジョレー・ヌーボーは来年まで置いておいて、酸味がどうなるか確かめるのも面白いかもしれません
(最近は毎年に言えますが)一年くらい置いておいても大丈夫です

酸味とアルコールは熟成を保証してくれますので、半年もしたらかなり様子が変わってるでしょう

それと、レポートの件ですが、
フランス人(ヨーロピアン)は、日本人ほど酸味を気にしない、ってのもあります

日本人は酸っぱい味に敏感で、お酒の酸には特に拒否反応を示す方も多いので。
最近のワインは果実味豊富でまろやか、早くから楽しめる物が主流ですので、余計ですね。
それが世界のトレンドでもあるんですが

今年のボジョレー・ヌーボーは食事と一緒に楽しむと良いと思います


もう年末に向けて、クリスマスや忘年会の予定が決まってくる頃ですね
ミツクラは今年も12月31日まで営業します

ワインの紹介はまた明日、しますね〜








posted by cave MITSUKURA at 14:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

予想に反して


今日は寒い‼️

ヌーボーの試飲、始まってますよー

E4FEFE44-A898-420F-831C-81142BF5CE83.heic

白は冷蔵庫なので💦

今年のボジョレー ヌーボーは、実はですねぇ…

酸っぱいんです‼️

どれも酸味が立ってます💧ホントに全部。
15年前のヌーボーみたい

外観は濃いめでフェノールなどは充分に思えるんですが…

夏が暑くて、健全なぶどうが収穫できて、収穫も9月初めだったので、ブドウの出来が悪い訳じゃないのに、
何故だぁ💧

確かにアルコール度数はどの生産者も、例年より若干低めなので糖度が低いのかもしれません。
飲むと香りの甘さに比べて、口中の果実味が低いですね↘️

そーゆー情報は皆無なんですけど‼️💢

因みに、各生産者のコメントはこうだ ↓

パカレ
9月初旬の雨でぶどうに潤いが戻り、光合成が再開。その後、気温差のおかげでフェノールの合成が進みぶどうは最高の状態になった
(ただし、パカレは8月の乾燥で光合成が進まず熟度不足が心配、と言及しています)

ラピエール
2015年を越える、ここ数年で一番のヌーボー!
モルゴンは雹害で収量は半減したが、ヌーボーは十分な量が確保できた
腐敗がなく健全

うーん、酸っぱい情報は??

毎年毎年、100年に一度の…ってのは馬鹿馬鹿しいとして、
それでも、もう少し率直に報告してくれてもいいんじゃないかなー

それから、
今年もホイリゲは非常に美味しい✨‼️

オーストリアも夏が暑く、雨の少なさが心配されましたが、充分に健全なぶどうが収穫できたそうです。
今年は例年に比べて、若干だけ入ってるトラミナーの味を感じますね。
ちょっとコクが増してるような。

基本は爽やか、微発泡で爽快です✨

青リンゴ、バンザーイ✨
微発泡もいい感じ。

ジャドのマコンもいいですよ✨‼️
今年は例年よりも少しだけ南国風の香りですね。

マコンが洋梨、ホイリゲは青リンゴ〜

後から来る皆さん、待ってますよ
席はこんなん ↓

56D84809-6E26-4F93-BF79-8CA6EDD0EB06.heic

殺風景だ。




posted by cave MITSUKURA at 15:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

新酒揃った


今年の冬は平年並みだそうですが…
予報は当てになるんでしょうか

さて、今年の新酒が大体揃いました
あと一つ来てないけど。

EF3354A3-4B99-4BDB-9E43-A031FE7E96A3.jpg

販売は明日からです
ホイリゲノヴェッロはもう売れますよ

予約で完売の銘柄もありました
試飲分は一応取ってあります。

さっき、ホイリゲのメーカー、ツァーヘルから醸造責任者のアレックスが来てくれました

C44E23E1-B182-4F49-B0E0-BB804919B305.heic

髭生やしたね〜

店頭にはほかのツァーヘルのワインが1本もないので、
「ほかのワインもよろしくね」って言われちゃいました💦

アレックス、名字がツァーヘルになってたの、知らなかった
醸造責任者のアレサンダーさんはワイナリーのツァーヘルの社長の甥に当たります。
名字はスコッフさんだったんですが(お姉さんが嫁いでいるから)、南オーストリアに有名なスコッフと言う蔵があってよく間違えられるので、叔父さんの名字にしたんですって。
しかももう10年も前に

…なんでてんちょ知らんかったのだろう
その間に何回も会ってるけど

そして、ちょうどよかったので畑の事も聞いてみました

昔はツァーヘルの畑はシェーンブルン宮殿の敷地内にもある、って聞いていましたが、今はそうした記載がない。
何故かと思ったら、その畑はウィーンのワイン生産者が協同で所有する畑だったんですが、ツァーヘルはマーケティングなどの問題からその団体を抜けたために今ではその畑の所有権が無くなってる、という事でした。
それでも27haもの畑を全てウィーン市内に所有しているんだから、それはすごい

アレックスは東京でパーティ3つに参加、その後昨日は名古屋、今日はこれから京都、そして大阪、また名古屋と毎年かなり忙しいスケジュールです

社長のリヒャルトさんは今年は来日していませんが、二人ともめちゃくちゃ気さくで面白い(本当に)人なんで、ホイリゲのパーティに興味あったら是非参加してみてくださいね



明日はミツクラでボジョレーヌーボーはじめ新酒試飲会ですよ

13時から21時
どれでも1杯300円
(レジでチケットをお買い求めください)
おつまみ持ち込み自由
着席ですが相席ありの多分ごちゃごちゃなんで、お許しください

皆様のご来店をお待ちしております











posted by cave MITSUKURA at 14:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

旬キノコの香りと勝負させたい


11月ももう半ばですね。
朝は寒いと思うものの、冬なのに日差しは結構強く感じるのはここ数年の事でしょうか
地軸の傾きが無くなって来てるの??(違うよね、歳差運動が実感できる訳ない)

秋の味覚、楽しんでますか?

てんちょ、一番はやっぱり秋刀魚かな
次は白トリュフ〜、黒はどっちでもいいけど白は大好き
キノコは大好きですけど松茸にはさほど。

きんとんも好きです
そう言えば、自然薯の旬が秋って知りませんでした…
あとは新米ですか

くーっ、食べて飲む事ばっか


白トリュフに合わせるワインで毎回悩むんですが… 皆様はどうなさっています??
白トリュフの一大産地はイタリア、ピエモンテ州のアルバなので、大抵はピエモンテワインを合わせるんですが。

赤の選択肢が多い高級ワイン、白の方がいいと言う意見もありまして、てんちょはそちらに賛成です

多くのセオリーがバローロやバルバレスコの熟成品になっているかと思いますが、ワインと料理がそれぞれに美味しくてもどうもそれが調和しないと言うか、相乗した事がないわたくし
駄目だとは思いませんけど。

ソムリエの世界的権威のご意見では、
「白は白でも酸の綺麗なスッキリした物を合わせた方が最後まで上手く行く」、そうなんですが、
酸味かぁ…
確かに一口だけ、1杯だけのマリアージュと料理全体を通しての調和となると重さや余韻を十分に考慮する必要がありますので、その通りかも

定番のリゾットだとして…
1杯だけなら、それこそコングスガードのシャルドネなんかやってみたいです

F5CD307C-0146-4F4B-AFB7-8499517AB905.heic
(ただし、個人的にはワイン一口と料理二口限定、多分それ以上無理だわ


余計な話が長くなりましたが、今日のワインの話に移ります
セラー見てて、久しぶりに飲みたいなと思ったので

シャトー・ラ・コンセイヤント2000

このワイン、どの程度有名なんでしょう?
フランス、ボルドーの右岸、ポムロルの高級ワインです

…ですが、知らないという方も結構いらっしゃいます

ポムロルは隣のサンテミリオンと同様に赤ワインしか名乗れません。
所謂、ボルドー右岸ってのです

右岸はメドックに比べてさほど古くまで遡るような歴史(記録)がないのですが、それでもコンセイヤントは18世紀にはその名前が残っている古いシャトーです
シャトーの名前は当時のオーナーだったマダム・コンセイヤンからつけられたようです。

サンテミリオンとの境にシャトーはあり、シュヴァルブランからも近くです。
反対側にはヴュー・シャトーセルタンがあります。
サンテミリオン程、起伏の無いように見えるポムロルですが、それでもずっと畑が見通せるわけではない。

1871年からパリのワイン商のニコラ(日本の三河屋的存在)の一族が5代に渡って所有しています
ラベルのLNはルイ・ニコラの頭文字 ↓

コンセイヤン.jpg
HPより、以下同様

キャップシールの紫色はワインのアロマと外観から採用されています

コンセイヤン1.jpg
新しいセラーを畑から見たところ

コンセイヤン2.jpg
実験設備みたい、すごい

コンセイヤン3.jpg
手入れの行き届いた畑、健全なブドウ

作付けはメルロー80%、カベルネフラン20%
濃厚なフルボディでありながら、凝縮感が襲ってくるようなタイプでなく、しなやかで柔軟です
香りが非常にいい印象。
籠った土やキノコの香りが複雑に絡んで、フルーツは後から来るよう。
ヴィンテージにも依るでしょうが、ここの熟成品は本当に良いですよ〜

これ、また飲んでみたいな〜
何故か2000年が1本だけありますので、ワイン通への贈り物にも是非どうぞ〜


















posted by cave MITSUKURA at 13:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

1並び、あなたなら何の日


北日本を中心に強風の様ですが、名古屋も結構な風が吹いてます
特にビル風のせいで急に突風が吹くので、わおってなりますね。

今日、11月11日はワインの守護聖人サン・マルタンの日です
(英語で言うとセント マーティンです)
ホイリゲの解禁日でもあります。

ホイリゲ入荷しております ↓
CFCBFBFD-8E37-4557-9CE0-A932EEFA2F3E.jpg

毎年同じラベルです。
ビオディナミを象徴する蝶のモチーフ

B4A158A0-F2AE-4701-8232-1CCD096593BC.jpg

今年の情報がないけど(問い合わせ中)、毎年良い香りで美味しいですので今年も期待
正に「青りんご」ですよ

醸造責任者のアレックス、何年も会っていませんが今年も日本へは来るみたい ↓

ツァーヘル1.jpg
輸入元HPより、左は社長のツァーヘルさん、右が醸造家で甥のアレックス

ツァーヘルはオーストリアの首都ウィーン市内にあるワイナリー兼居酒屋です

新酒とワイン居酒屋の両方を意味するホイリゲですが、ツァーヘルのホイリゲはマリアテレジアが建てた学校跡なんです
黄色の壁がマリアテレジアの色です ↓

DSC_0303.jpg
前にも何度か使いましたこの写真、2013年の訪問

もちろん居酒屋の入り口には杉球が掛けてあって、新酒の発売の時期には新しい物と取り換えるのは日本の造り酒屋さんと全く同じ
ウィーンの中心部から車で15分くらいかな。

400席もある広い居酒屋(半分は庭のオープンテラス席)で、なんとその地下に醸造所と熟成庫があります

P1000611.JPG

P1000612.JPG

近代的な設備
居酒屋は一か月の内の半分くらいが営業日という、実にのんびりした営業スタイル。

ツァーヘル.jpg
輸入元HPより

居酒屋のお料理はちょっと塩味が強いかな…
お酒が進むようになってるんでしょうけど、日本人にはちと辛いかも。

ツァーヘルは市内に何カ所か畑を持っていますが、全ての畑がウィーン市内にある唯一の生産者です

昔の栽培方法であるゲミシュターサッツを復活させ、各畑には何品種化のブドウが混植されています
オーストリア固有のグリューナ・フェルトリナー
ロート・キプラー
ツィアファンドラー、など
聞いた事のない品種も多い

ホイリゲは解禁日に合わせて醸造しなくてはならないので、毎年の天候次第で熟したブドウから使用する事になります
それ故、毎年セパージュは違っています
グリューナ・フェルトリナーが早く熟す年や、シャルドネ、リースリングが早く熟す年など何故か異なるらしい。

今では赤の新酒も作っていますが、ミツクラへの入荷は白だけ
16日の試飲に出しますので、今年の出来栄えを一緒に確認しましょう〜




そう言えば、
今日って、他にも沢山の「何とかの日」なんですね

ポッキー&プリッツの日
独身の日
チンアナゴの日
たくあんの日
ジュエリーの日…

もう何でもアリ(一応どれも謂れはあるのですけどね)

名古屋だと今日は円頓寺のパリ祭ですね
ミツクラの本店も出店しています。
凄い人出なんだろーなー








posted by cave MITSUKURA at 16:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

漕げよマイケル 噛めよジャッジ


思ったよりも暖かい今日の名古屋


今日は後からシチリアの生産者さんが来てセミナーやってくれます
来店するのはフェウド・ディシーサ
のオーナーのマリオ氏
でもね、てんちょはお店番なのです。

シチリア、一度は行ってみたいな
ドン・コルレオーネというよりはサリーナ侯爵のイメージ

で、
話変わって、今日は大物の登場です

4331FA09-5A27-415D-8885-718CC052820F.jpg

コングスガード シャルドネ&ザ・ジャッジ2015

B0A94321-8666-4FD7-A3C8-1C3996FA5FFA.heic

初めて来た、ジャッジ✨

てんちょの人生で最も濃かった白ワインがコングスガードです

DRCやアミオのモンラッシェよりも濃かった
正直、2杯目に進めませんでした…💦

「噛める」白ワインの一番旗手だと思います

更にその上を行くジャッジ
てんちょ、飲んだ事ないです…

1本しかないし
ご立派なお値段

すんごい濃いんだろーなー
絶対濃い、期待以上に濃い、思い知らされるだろう

そして10年くらいは様子が変わらないナパ
熟成って言葉は不要なのかな

いつもながら思うのがこのラベル
4頭身??

32955667-B7B7-4A83-9505-DB92A9DB52B4.heic

前の人「昨日飲み過ぎちゃってさぁ」
後の人「いつもじゃん」

という会話に違いない(違う?)
指さしてる感じがいいよね











posted by cave MITSUKURA at 13:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

今は初夏 これから開花


小雨の名古屋、でも全然寒くないですね

今日は直行して業界向けのフランスワイン試飲会に行ってきました
シャロネーズの生産者さんも来ていました。
当たり障りのない話しかできなかったけど

悪天候の2008年はシャープな酸が苦手で敬遠気味だったんですが、こなれて美味しくなってる物もありましたね
安ければ今後買ってみようかな。



試飲会とは全然関係ないけれど、新しいワイン紹介しますね

AF7D6F3E-6810-4F0A-AE71-3FB35002038E.jpg

ピラミッドバレー サザーランドティル マルボロ シャルドネ2015

ニュージーランドの新しい作り手です

南島の真ん中、カンタベリー地区のワイラパという所にあるワイナリーです。
広大なカンタベリー地区には大都市クライストチャーチもあります。

ここです ↓

ピラミッドバレー.png

ブドウの萌芽のラベルが好きです
ありそうでないデザインだと思います ↓

C9C27112-D0DE-4D70-B93D-FA150BCEF43B.jpg

ワイナリーの持ち主はマイク&クラウディアのワーシングご夫妻

マイクさんはブルゴーニュの醸造学校で学んだ後、モンティーユやプスドールなど多くのワイナリーで研修に励み、ニュージーランドへは96年にネルソンでワイン作りに参加するためにやって来ました
奥様と二人で理想のブドウ畑を探し求め、99年についにワイラパに自分のワイナリーを創業します。
クラウディアさんはドイツ生まれ、マイクさんはアメリカ人??

素晴らしい写真が見られる完ぺきなHPがありますので、ご覧ください ↓
http://www.pyramidvalley.co.nz/

Pyramid-Valley-Vineyards1.jpg
HPより

でもね、ワイナリーのある場所をストリートビューで見ると、なーんにもないですよ
隣の家もないわ💦

4区画ある自社畑は全部で22ha、全てビオディナミです
シャルドネとピノノワールに至っては接ぎ木なしの自根で植樹しているという驚きの手法。

と、ここまでは理解できる。簡単。でしょ?

でもねぇ…
てんちょ、ここのワインの一覧を見るたびに「ん〜??」と思っていたんです
(まぁ、ちゃんとワイナリーの背景を知らなかっただけですけど)

例えば、ワインの一例で
「ピラミッドバレーヴィンヤード ハウエルファミリーヴィンヤード リースリング」
とかあるんですけど…
ヴィンヤード、ヴィンヤードってなんで??
どっちが畑でどっちが蔵なの?
と、ややこしいんですよ

わ、わからん…

ですが、ちゃんと調べて簡単に分かったてへへ

ピラミッドバレー(ヴィンヤードまでつけて蔵の正式名称です)では、2000年に植樹した4つの自社畑のブドウからワインが初めて生産された2006年までの間は、グローワーズ・コレクションとして他産地の畑を借りてブドウを栽培し、ワインを作っていたんです
因みに自社畑のはホーム・コレクション

自社畑のワインを作っている今でも借りた畑が残っていて、前述の様なダブルネームになってたという訳。

今日のサザーランドティルも借りた畑のワインです
ここはドックポイントの畑、2haの畑から僅か3300リットルしか取っていない
これは驚異的に少ない収穫です

どーりで、この蔵のワインが高いはずだわ
今日のサザーランドティルはそこまでではありませんけど、
自社畑の物や一部の借り畑のワインは諭吉さんが一人と野口君が数人は必要

発酵は全房プレス、畑内の自然酵母を培養して使用。
(ピノは完全除梗)

新樽でない400か450リットルのフレンチオークで10か月熟成、その後タンクでさらに熟成。
アルコール度数が14.5度もあります
一部、アンフォラも使用してるらしい(これは世界的な流行りですね)

てんちょ、このワイン自体は飲んだ事がないのですが、確かにこの蔵のワインは美味しいです
HPでは売り切れになってますね。

世界が注目するニュージーワイン、これも飲んでみたい

あなたも最新のニュージランドワインを体験してみませんか

















posted by cave MITSUKURA at 17:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

ジャイアントボトル同好会作ろ


秋晴れの名古屋、朝晩は多少寒いですがこのくらいならまだまだ平気
昨日でもう立冬なんですね、今年の冬は冷えるんでしょうか…


昨日はソムリエ試験の第3次でしたが、周りで受験してる方はまず問題なさそうです。
なので、もうすぐバッジが来る方は待ち遠しいですね
今年の試験対策講座も青木君が頑張ってくれたので、合格率はかなり高めでした
(もちろん受験生の皆さんが一番頑張ったんですけど)

試験受けてみようかなぁという方、多分来年も対策講座ありますのでお早めにご相談下さい
試験対策は2次の利き酒からです。
一次試験はとにかく勉強ですので。言い訳無用。


では、新入荷ワインの紹介します
てんちょが愛するでっかいボトルです

1B6B007A-DEF7-4095-8E76-2CD92E063E58.jpg

サンタ・デュック ジゴンダス オートギャリーグ2004 マグナム

7DB55396-B514-46C6-B822-5658312F89A1.jpg
左がレギュラーサイズ
(同じサンタデュックのヴァケラスですが、ラベルが新しくなってます✨)

1.5リットル

くー、珍しい
美味しそぉ

サンタ・デュックはフランス、コートデュローヌの生産者です。
ご当主はイヴ・グラさん。

こんな方 ↓

サンタ・デュック2.jpg
HPより 今日のワインの畑、オートギャリーグの前で 以下同様

てんちょ、2003年に来日された時にセミナーに出席しました
(その後も来日されてるんですが、出席できず)

とても優しくフレンドリー、誠実な印象で、この方の作ってるワインがこれまた非常に美味しいのです

蔵は1874年の創業で大変古く、父親の代まではほとんど大手に売っていたワインを、イヴさんの代で全て自社での元詰めに変え、ジゴンダスで一番の生産者となりました
これは誇張ではなく、ジゴンダスのワインを説明する時にサンタ・デュックの名前が出ない事は絶対にないでしょう。
今は、3代目の息子さんも一緒に仕事しています。

蔵はジゴンダスのオートギャリーグの畑のある場所にあります ↓

サンタ・デュック1.jpg

ローマの遺跡が残るオランジュの街から15キロくらい、アヴィニョンから30キロ弱でしょうか
地図で見るとここですよ ↓

サンタ・デュック3.png
めちゃ縮小図ですけど…

2年くらい前にもここで簡単に紹介しています ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/article/431119136.html

ちょうど今日のワインのヴィンテージに近いですし、14年前のノートから、ちょっと抜粋してみます
(当時のイヴさんのお話です)

おおざっぱにローヌの赤ワインについて分類すると、
北部は花崗岩にシラーの組み合わせで、南部は石灰岩とグルナッシュの組み合わせになっています。

南部に位置するジゴンダスは、かつての火山であるモンミライユ山の中腹にあり、
この山に守られてが降る事がないそうです
03年当時、ジゴンダス村には僅か614人しか人口がおらず、大抵の家がブドウ栽培やワイン産業に関わっています。
のどかなテラス状のブドウ畑が1300haも広がる地域で、畑の周辺には松やミモザの木が茂り、如何にも南仏らしい風景です。

株づくりの畑は樹齢30年以上のムールヴェードル、グルナッシュなどが多く、全部で22haある。
有機栽培を採用し、雑草などはそのままにしています。
(この当時では高級ワイン生産者でもまだ少数派です)
ヴァケラスやラストーの畑は小さいのでブレンドしてコート・デュ・ローヌとして販売しています

収穫は全て手摘みで、3週間にわたり複数回畑に入る、という念の入れよう

発酵は全房発酵で、ステンレスタンクとコンクリートタンクを併用。
破砕にはプヌマティック(円筒水平型の圧搾機)を使用、ピジャージュでなくルモンタージュを行う。
が、機械的な事はほとんどしないそうです。
マセラシオンは最低でも14日、最大で60日にも及ぶそう。
(当時、あの黒い外観に納得でしたね

熟成はブルゴーニュスタイルで、全てトロンセの小樽でMLFも樽内で行われます。
トロンセの樽は高級樫樽として有名ですが、イヴさん曰く「目が詰まっていて酸化しすぎる事がないので良い」そうです。
ジゴンダスでは伝統的には大樽で熟成させますが、グルナッシュは酸化しやすい品種なので大樽で熟成させるとドライな味わいになってしまい、それを避けるために小樽を使っています
(目の詰まった小樽に澱と共に詰める事で酸化防止の役割も果たします)

こうしてできるワインは非常に濃厚ですがジューシーでもあり、凝縮された果実味と高いアルコールがしっかり感じられます

しかし、イヴさんの持論は、以下の通り。
「ワインは強さだけでなく品格を備えた物でなければならない」
ですから、ワインは非常に洗練されていて、誰が飲んでも「あ、美味しいね」と思えるはずです

抜粋は以上です。

現在ではマセラシオンの期間を短縮し、バリックの使用もやめています。
よりエレガントに、黒いワインからは卒業したんですね
(この20年はどこの産地でも若手の生産者が新しい取り組みを行い、試行錯誤した時期です)

しかーし、今日のワインはそんなバリバリ真っ黒時代の懐かしいスタイル
13年も経ってますので、もうそんなに強すぎることはないでしょう

セパージュは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、サンソー(比率不明)
樽熟24か月。

お値段はお手頃とは言えないかなぁ… 2本分ですが。

しかし、たったの14本しか輸入がなかったそうですので、とっても貴重です

飲みたーい
誰か付き合ってちょ

646655DF-F8D2-48F1-BFC8-2EE1D6ADDBCA.jpg

縦飲み同好会と並行してジャイアントボトル同好会作ろう


















posted by cave MITSUKURA at 14:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

実りに感謝して乾杯


連休中日、皆様お出かけでしょうか??
曇り空の名古屋ですが雨の心配はなさそうです


北半球のワインはこの時期が新酒の発売時期ですね

ボジョレー・ヌーボーに代表される新酒ですが、
ボジョレー以外でもヨーロッパ各国、各地で新酒がリリースされます。

昔ほど騒がれなくなった新酒ですが、皆様はどんな新酒をご存知でしょうか?
毎年書いてると思いますが今年も書きまーす

フランスでは、新酒はVin Primeur(ヴァン プリムール)またはVin Nouveau(ヴァン ヌーボー)と呼ばれ同義語です。
deが入ってる事もある。
当然ながら新酒にも規定がありまして、

ブルゴーニュ
(赤の販売はボジョレーのみ、白はレジョナル、マコンのみ、ロゼは前記の一部のみ
コトーデュリヨネなんて超マイナーなワインも認められてますが生産あるんだろうか)
ローヌ
ロワール
(ミュスカデ・ヌーボーはちらほら見かけますが、他のトゥーレーヌとか見た事ない)
ガイヤック
(南西地方の甘口の産地、これも見た事ない)
ラングドック・ルション

と、上記の地域にだけ販売が認められてます

なんで、ボルドーやアルザスの新酒ってないんですね。
通常のAOCの規定に則って、発売になるまで待たなくてはなりません

イタリアでは新酒はノヴェッロと呼ばれ、解禁日は10月30日です
昔は11月6日だったんですけど、2012年から早まりました💦
フランスヌーボーよりも早く売りたいんでしょうね…

ノヴェッロは現在、緩めの規定を守ればイタリア全州で生産が認められています
が、昨年は生産量は激減
前年にそこまで売れなかったようです。

イタリアの新酒はボジョレー・ヌーボーに倣ったもので、1970年代にピエモンテとトスカーナで生産されたのが最初です
ガイヤとアンティノリらしい。

ボジョレー・ヌーボーと同様に軽い飲み口のノヴェッロは、
ヴェネト
エミーリア・ロマーニャ
トスカーナ
での生産が多いようです
ノヴェッロは各地で、赤白ロゼが生産可能です。

ミツクラの店頭にもあります
今日現在の新酒はこれだけ、あとはこれから入荷です。
91F94BED-21D9-4D94-A446-B70AC657AC46.jpg

レ・ローヴォレ ノヴェッロ2017

これはで、ヴェネト州の物です。
1870年創業の古い作り手ですが、てんちょ、知らなかったです
この新酒はメルロー100%
実はイタリアノヴェッロではメルローが最も多く使われています。
次はお馴染みサンジョベーゼ。

これもあります ↓

10BAEFC4-586D-4D19-9946-ADE7AD1B9D25.jpg

ガロフォリ ノヴェッロ2017赤&白

これはちょっと珍しい、マルケ州のノヴェッロです。
赤はモンテプルチャーノ100%、白はトレッビアーノとヴェルディッキオ(比率不明)

白のラベルにはマルケ州の方言で新酒を意味する「Vino Novoヴィーノ・ノーヴォ」と記載されています

積極的にノヴェッロを扱わない弊店ですが、
ノヴェッロのラベルはちょっと残念に思うんです

昔のボジョレーもそうでしたけど、なんか無意味にカラフルで軽すぎませんかね。
美味しそうに見えなくて損してると思います。
いい作り手なのに
まぁ、落ち着いた「新聞紙柄の人気物」もありますけど💦

ミツクラで扱うもう一国の新酒は、
オーストリアホイリゲです
ホイリゲの解禁は11月11日、ワインの守護聖人であるサン・マルタンの誕生日です。

「今年の」という意味のホイリゲは、1789年に皇帝ヨーゼフ2世がウィーンのぶどう農家に、年間 300日以内に限り自家製ワインを小売りし、簡単な食事を供してもよい、という特別許可を与えたのが始まりです
なので、翌年の新酒が出るまでは一年間ずっと新酒という訳です。
そして、その居酒屋もホイリゲと呼ぶようになりました。

今年のゲミシュターサッツはどうでしょうか?
もうすぐ入荷してきます。

あと、取り扱いはありませんが、
ドイツの新酒はディア・ノイエと呼ばれますが、白ワインだけなんでしょうか??
ラントヴァインとして販売で品種記載可のようです。
11月1日解禁ですが、細かい規定が良く分かりません

スペインにも新酒はありまして、ヌエヴォと呼ばれていますが、一度も見た事がありません
こちらもサン・マルタンの日である11月11日が解禁。
各地の収穫祭で供されるようで、輸出はほとんどないみたいですね

その他、ワイン生産国ならどこでも新酒はあるでしょうね
収穫を祝い、自然に感謝するのに欠かせないワインです。

日本でも当然ながら2017年の新酒が販売されていますね
山梨独自の甲州とマスカットベリーAの「山梨ヌーボー」はかなり有名になってきたように思います。

もう新酒を飲んだという方も多いでしょうか
てんちょ、まだ何も試しておりませんが、多分16日の試飲会で一気に飲むと思います。

16日はお待ちしております






















posted by cave MITSUKURA at 12:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

老舗を再発見しよう


今日から3連休なんですね、忘れてました
ミツクラはいつも通り営業しています

季節外れの台風が続けて来てこのところの週末はお天気良くなかったので、この3連休の晴天続きは嬉しい方が多いでしょうね


では、今日はシャンパーニュをご紹介します

33909A13-7790-4F2A-9B5D-00508F35E58C.jpg

872B1E77-F68B-44E9-BCE6-FAD18E3DEBFE.jpg

ベスラ・ド・ベルフォン キュヴェ・デ・モワンヌNV

緑のエチケットは珍しいですね。

このシャンパーニュは老舗ですよ、有名ですが飲んだ事ある方は少ないかなぁ
長らく輸入代理店が定まらなかったり、メジャーな所が扱ってなかったせいもあると思います

生産規模としてはビルカール・サルモンアンリオと同じくらいですね
(参照したのはちょっと前の資料ですが)

ベスラ・ド・ベルフォンは1843年にアイで創業した蔵です

エドモンド・ベスラが初代当主ですが、その孫のエドモンド(同じ名前で紛らわしい)が貴族の娘であるイヴォンヌ・ド・ベルフォンと結婚したことにより、メゾンの名前が「ベスラ・ド・ベルフォン」となりました。

婚姻でジョイントネームになってる蔵はシャンパーニュでは多いですね。
モエ・エ・シャンドンが一番有名です、やっぱり。

真ん中の「エ」はetで、「〜と」の意味です、英語のandです
なので、モエさんとシャンドンさん ってそのまんまです(敬称ないけど)

ベスラの場合は、ベルフォン家が爵位持ちだったのでその「ド」が付いています
「どこどこ家の」という意味で出自を表すdeです。
由緒正しいお家では、「山田太郎」と名乗らずに「山田家の太郎」という訳です。

大抵のメゾンでは何も付けないで「パイパー・エドシック」「ペリエ・ジュエ」みたいに名乗ってますけど

で、
ベスラ・ド・ベルフォンですが、今日ご紹介するキュヴェ・ド・モワンヌが最も有名でしょう

このシャンパーニュは1930年にパリの超高級レストラン、サマリテーヌ・リュクスの支配人から要請があり、
「デリケートで軽やかな泡の、全ての食事を通して楽しめるシャンパーニュ」
として誕生しました
(パリの老舗百貨店サマリテーヌは今やモエ・ヘネシーグループの傘下です。
因みにこのレストランは81年に閉店してます)

ブドウはシャルドネ35%、ピノノワール20%、ピノムニエ45%
気圧は4.5キロとやや低め、MLFは行いません
瓶熟48か月、ドサージュも昔では極めて少ない9g/L

ですが、そんなに気圧が低い様には感じません
瓶熟が長いせいか、泡が良く溶け込んでいますね。
確かに刺激の少ない優しいシャンパーニュです。

てんちょはこういうのが好きです
とんがってるの、辛いんだもん

なんで「僧侶」なんでしょう??
HPにはあまり情報がないような…

10年くらい前まで自社畑0で、買いブドウ100%だったのに、今は35ha自社畑持ってるみたいですね
どこもブドウの買い付けが難しくなっているので、自社畑の比率を上げたいところです。
(これはブルゴーニュでも同じ、買い手はブドウ農家さんのご機嫌を損ねたら大変な事になっちゃうのよ)

蔵は今はエペルネに移転しています。
生産してるシャンパーニュは8種類

シャンパーニュ好きでこれ、まだ飲んだ事ない方、是非飲んでみてくださいね

















posted by cave MITSUKURA at 15:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

南国への憧れは万国共通か


今日も名古屋は快晴の気持ちの良い天気でした
着実に気温は下がっていますけど。

もう11月じゃないですか
はやーい。

前回のブログに書きました、
「11月22日水曜のボングラン会」は満席になりました
お申し込みありがとうございます。
ご検討中の方、申し訳ございませんが、これ以降はキャンセル待ちで受付いたします。


今日は業界向けのセミナーに行ってきました
セミナーは、「アンヌ・グロ&ジャン・ポール・トロ」のミネルヴォワです。

EE2122F1-4BB0-4AEB-897F-B0BEF38FC6AA.heic

ちょっと前に書きました、これです ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20170924-1.html

B04C0513-FED8-46E0-8D6E-7F8A30437F0C.jpg

アンヌさんは名古屋には初めていらっしゃったそうです
優しい口調の穏やかな方ですね。
英語だったわ。

88年にヴォーヌロマネのドメーヌを父親から継承して30年という大ベテランです

ご夫妻の南仏進出は2007年から。
ブルゴーニュではお互いのドメーヌには一切関わる事がないそうで、一緒に何かやろうと南仏でブドウ畑を探したのです

今日はワイナリーのあるカゼルという土地についてより詳しく知ることが出来ました

ミネルヴォワの中でも北限に位置するカゼルは非常に小さな村で、集落には住人が僅か30人しか住んでいません。
ワイナリーもアンヌ&ジャン・ポールの蔵を入れてもたったの3軒しかないという、本当に静かな地域です。

電車も通っていないし、もちろん空港もない、なーんにもないド田舎です
汚染のないクリーンな土地な訳ですね。

カゼルは北に広がるモンターニュ・ノワールの「山の気候」と南にある地中海の「海の気候」の影響を相互に受け、バランスの良い複雑なミクロクリマを形成しています

ブルゴーニュとは違い、1年の内300日は晴天、340日は風が強い、という如何にも南仏な様子。

このが実はとても重要なんです

カゼルはミネルヴォワの中でも比較的標高が高く(220メートル)、冷涼な気候が保たれています。
山からの冷たく乾燥した風が過熟を防ぎ、綺麗な酸を温存してくれます。
そして、葡萄がゆっくりと熟し、アルコールが高くなり過ぎるのを防いでくれます
一方で、雨が少ないけれど、海からの湿った暖かい風がブドウに水分をもたらしてくれる事で健全な成長を促進します。

こうした風の作用で、ワインは南仏でありながらとても洗練されたスタイルになっています

よくあるラングドック辺りのワインは、ハイアルコールで色も真っ黒、酸味が乏しくて扁平な物が多いですよね
てんちょ、そういうの苦手なんです。
もう1杯飲みたいと思えないんですよね

日照条件が良過ぎて、ブドウが完熟を通り越して過熟しちゃうんです💦
糖度が上がってアルコールは強くなる反面、酸がないぼやーっとしたワインになってしまいます。

しかし、アンヌ&ジャン・ポールのワインはピュアな果実味が豊かで、色も透明感のある綺麗な紫です
グラスエッジがちゃんとある

5DD5B60B-C163-4CAB-8C9C-DE8318F64DD4.heic

マダムの脚が写っちゃった

流石の洗練度。
南仏のワインとは思えない‼️

それから、
ラベルのオレンジ色はカリニャンの葉の紅葉した色だそうです

初めてこの地に来た時、カリニャンの畑が真っ赤に色づいているのを見てとても感動したそうで、その燃えるようなオレンジ色をシンボルカラーに決めたのです
(因みにブルゴーニュのアンヌ・グロのラベルは青というか紺色ですが、これは完熟したピノノワールの色だそう)

1904年植樹のカリニャンの畑のあり、これはシオードというキュヴェに使われています

ブルゴーニュから500キロも離れた南仏へ、シーズン中は毎週通っているというマダム
長女がブルゴーニュのドメーヌを継ぎ、長男がミネルヴォワをサポートしているそうです。

試飲は4種類。
2014年と2015年だったので、やはり少し若いですね

ミツクラの店頭にある2012年が非常に美味しいので、ある程度熟成させる必要がありますね ↓

243A7529-2466-4EEB-AAFC-441A20E7709C.jpg

あなたも買うなら12年以前が良いですよ
今日は他にもいろいろと勉強になりました。



















posted by cave MITSUKURA at 18:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

今年も新酒祭り&マコンの希少ワイン会


昨日もでしたが、今朝も寒いですね〜
今年初めてヒートテックR着ました。

今日はハロウィーン、でも全く無関係のてんちょです
仮装の人達、いいんですけど…
あまりにもグロいゾンビとかはやめて欲しいなぁ


明日から11月、来月は新酒の入荷がありますよ
先週、第一便(ジョルジュ・デュブッフ)が羽田に届いたニュースを見ましたが、今年は取扱量は減少しています。
段々と下火になっていくのでしょうか。

ミツクラで扱う生産者は自社畑の物がほとんどですので、特に生産量を減らしたりはしていませんが(元々多くないので)、天候の影響で減少する事はあります。
昨年2016年が非常に厳しい気候になったフランスですが、ブルゴーニュだけでなくロワールも収穫が激減したようで、それに比べると今年は平穏だったようです
(ボルドーやロワールは春の霜害で今年もやっぱり駄目ですけど)

ボジョレーでも今年も雹が降ったりしていますが、扱う生産者では大きな被害はありませんでした

何はともあれ、毎年の定点観測を楽しむことにしましょう

今年もやります

解禁日の11月16日(木)には全ての新酒が1杯300円で試飲できます。
13時から21時
着席ですが相席あり、予約不要です
おつまみ持ち込み自由


是非、ふらりと遊びに来てください
試飲希望の方は店頭でチケットをお買い求めくださいね。
遅い時間には売り切れのワインがあるかもしれませんので、ご了承ください。

去年もどれも美味しかったですよ〜 ↓

2016ヌーボー.jpg

新発売のシャルル・ヴァン・カネットも好評でしたね
( ↑ アランユドロノエラのネゴスで今年もあります)
今年もマコンやホイリゲの白の新酒にも期待してます



それと、もう一つワイン会のご案内します
人数が少ないのでイベント情報に書きませんが、興味ある方はお店までご連絡ください。

ドメーヌ・ド・ボングランの会

11月22日(水)19時から21時
6000円 現金のみ
カーヴミツクラにて
8名 着席
軽食あり


9月に訪問しましたマコンの作り手、ボングランのワインです。
作っているのはジャンとゴーティエのテヴネ親子。
珍しいシャルドネの貴腐もありますよ〜
934C1D72-A5D3-4993-960C-F17280DBA70B.jpg

テヴネ・カンテーヌ マコン・ヴィラージュ2014
テヴネ・カンテーヌ マコン・ヴィラージュ2011
ボングラン ヴィレ・クレッセ キュヴェ・テヴネ2011
ボングラン ヴィレ・クレッセ キュヴェ・テヴネ2005 マグナム
ボングラン ヴィレ・クレッセ キュヴェ・ルヴルテ1999
ボングラン ヴィレ・クレッセ キュヴェ・ボトリティス2000


こちらのシャルドネは本当に美味しいですよ
樽はナシ、そのまんまのシャルドネなんです。
ビオは当たり前、何にもしないという「変人」なんですが、作るワインは素晴らしい

そして、貴腐ワインは大抵ハーフなんですが、レギュラーボトルは更に珍しいです
(ワインは日本で買った物でフランスから持ち帰った物ではありません)

全部白なんで、何かおまけで赤も出しますね

マコンには高級品や高品質のワインがないと思っている方も多いかと思いますが、
ボングランを是非体験してみて欲しいですね〜

お申し込みお待ちしております









posted by cave MITSUKURA at 13:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

ブラインドで比較したい


また台風ですか…
10月は既に上出来なので、あと数日は平和に過ごしたいです


ブルゴーニュの単独所有グランクリュのクロ・ド・タールがラトゥール一族に買収されましたね

先日前を通りましたが、ランブレイはモエへ、クロ・ド・タールはラトゥールへ。
隣同士のライバルな訳ですが、持てる者は益々持ち、の法則ですな💦

これがモレサンドニの中心、教会前。
(写ってないけどこの右がクロ・ド・タールです) ↓
DBD8A786-2821-4B0C-817E-40109A5C0A71.jpg

小さな村で何にもありません。
ワイン産地の村は大抵こんなもん


それでは本日入荷のレアワインを紹介します

522B3FF1-8CD9-4D9D-B46D-7E26E1F23A01.jpg

ジャン・マルク・ボワイヨ 
マコン・シャルドネ2015 & マコン・シャルドネ・ル・ベルソー2015

C2D8392C-012B-4CE7-B30C-6D668D69A2F2.heic

ブルゴーニュ、マコネーの白ワインです
両方とも当たり年の15年でシャルドネ100%

マコンは南のボジョレーと並んでかなり広大なブドウ畑が広がっています
(そもそもニュイやボーヌが狭すぎるんですけど)
生産の9割弱が白ワインと言う、シャルドネの一大産地なのです。

マコネーには8つのAOCがあって、ちょっとややこしいかもしれませんが、
以下に挙げる通りです

まず、広域名称から。

@マコン
これがマコネー全域をカバーする産地呼称で、赤白ロゼどれでも名乗れます。

Aマコン+村名
例えば「マコン・ヴァンゼル」の様に村名を続けて表記します。
併記が許される村は白なら26、赤とロゼは20ありますが重複してます。

赤とロゼのマコンは上記の二つの名称しかありません
以下のワインは全て白ワインだけ。

Bマコン・ヴィラージュ
マコネー内の限定された村で作られるシャルドネの白ワインだけに認められています。

Cヴィレ・クレッセ
マコン中部にあるヴィレという村とクレッセという村の周辺で作られる白ワイン。

Dプイイ・ヒュイッセ
ロワールのプイイ・ヒュメと混同しがちですよねご注意。
Eプイイ・ロシェ
Fプイイ・ヴァンゼル
Gサン・ヴェラン
これらの5から8の4つの名称はマコン南部にある、これまた村名ワインなんですが、今日は詳しく立ち入りません。
サンヴェランが最も古く、ボジョレーとの境界にあります。

で、今日のボワイヨはAのワインです

マコン・シャルドネとは品種の事ではなく、シャルドネ村という村の名前なんです

確か3年ほど前に、ブレットブラザーズのマコン・シャルドネを紹介した事があったと思います
同じ場所ですね。

ジャン・マルク・ボワイヨは有名なのでご存知の方も多いでしょうが、アンリ・ボワイヨの弟さんでヴォルネイの一大ドメーヌの出身ですね

自分のドメーヌを興す前はルフレーヴの醸造長を務めていたという、十分な経験を持っています。
ジャン・マルク・ボワイヨはソゼのマダムの息子でもあったので、相続で素晴らしい畑を手に入れています
(そのせいでソゼがネゴスになっちゃうんですけどね

ドメーヌはポマールにあります。
1985年創業です。

ジャン・マルク氏は既に70代後半ですが、二人の子供と共に今でも現役で仕事してるそうです

ボワイヨのドメーヌは、シャロネーズのワインをネゴスで新規に生産を開始しましたが、
その一方でマコンにも畑を買って自社ワインのラインナップを増やしています
今やラングドックでもワイン作ってますよ

みーんな南方へ進出してますね

最近、マコン・ヴィラージュがあるのは知っていましたが、今日の村名入りは初めて見たので
思わず買っちゃいました

醸造は100%樽発酵でMLFも継続、熟成は20から30%新樽で11か月前後、
とHPに書いてあるけど、全部一緒じゃないよね??

「まるでピュリニーモンラッシェのような香りと味わい」らしい
飲んでみたーい。

シャルドネ村はシャルドネというブドウの起源だと言われています
(ガメイがガメイ村発祥なのと同じですね)
この村で、ピノの交配変種としてシャルドネが誕生し、その名称が付いたんですね。

ル ベルソーはシャルドネ村の中の単一区画です‼️
この区画を単一でワインにしているのはボワイヨだけ、だそうです。

注文したら、速攻で売れておりまして数本しか来ませんでした
奥のセラーにひっそり置いておきますので、その内飲みたいですね。
15年だし、焦る必要ないない。

ちょっとボングランと飲み比べしてみたいかも

でも、樽使ってますもんね。
こうなるとルフレーヴかなぁ







posted by cave MITSUKURA at 13:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

アルザスから命の水 


そろそろ世間も年末らしくなって来たでしょうか??
↑ 気が早すぎる

ハロウィンなんて、てんちょにはまるで関係ありませんが、巷が浮かれ騒ぎ出す雰囲気に相応しいかもしれませんね


最近、何故か蒸留酒があまり飲めなくなってきたような…
気のせい? 年のせい?
(この前も飲んでたじゃない、というツッコミがありそうですけど)

蒸留ってお分りですか?

糖分を酵母が分解発酵して出来るアルコールですが、ワインやビール、日本酒では水分やその他の成分が入っていてアルコール度数は5%から20%程度。
その液体を沸騰させて、水分とアルコールを分離させ(アルコールの方が沸点が低いので)、濃縮させた物が蒸留酒です。
その沸騰過程を蒸留と言います。

蒸留酒はフランス語でオー・ド・ヴィ、命の水
という意味で、錬金術の副産物でもあると言われています
ヨーロッパでは何語でも「命の水」で通じます。

蒸留の方法も何種類かありますが、純粋アルコールに近い液体はアルコール度数が90%もあるような、一発墓場行きな代物ですので、ウィスキーやブランデーなどの大抵の蒸留酒は加水して度数を40度程度に調整しています

ワインの3倍近くある訳ですから、当然ながら飲みすぎ注意です

てんちょ、アルコールは何でも飲めますけど、やっぱり醸造酒を飲んでる事が圧倒的に多いですね
ビールかワイン、たまに日本酒。


そうは言いながら、おっと目を引く蒸留酒があったので早速買ってみました
これこれ ↓

15950C65-706E-45BA-AB45-A17913FC7DED.jpg

ヴァインバック マール・ド・ピノノワールNV

ヴァインバックがマール作ってるの知りませんでした

ヴァインバックはフランス、アルザス地方の名門ワイナリーです
1612年に修道僧が作った蔵です。

今でもロゴがカプチン修道僧です ↓

ヴァインバック3.png

今のオーナーは当然ながら一般人ですが、1898年からファレール家がずっと所有しています。

素敵な佇まい ↓

ヴァインバック2.png
HPより 以下同様

特級認定第一号シュロスベルグの最大所有者である事は有名ですが ↓

ヴァインバック.png
良い斜面

単独所有のクロ・デ・キャプサンはそれ以上に古い歴史があり(修道会にちなんだ名前ですし)、アルザスでも珍しくなったゲミシュターサッツ(複数品種の混植)が行われています

ヴァインバック1.png

作るワインの種類も多く、白も赤も遅摘みの甘口まで色々あります

今日のマールは、上記のワインを作った後の再利用酒です

葡萄を絞ったカスに水を加えて蒸留させたものがマールです

イタリアではグラッパ、スペインだとオルーホと呼ばれるこのお酒は、フランスでは樽熟成させることが多く大抵は茶色なんですが、これは樽に入れていないので無色透明ですね

E286FECA-0807-4B68-BF53-9B4AEF874D29.jpg

今日のマールはピノノワールが原料です
果たしてどれくらいその風味が分かるでしょうか??

オー・ド・ヴィに関する規定はワイン同様に細かく厳しいですし、蒸留酒を作るとその分課税されますのであまりやりたがらない蔵も多いですね
ヴァインバックも常に作ってる訳じゃないのかな〜

で、肝心の味ですが、流石に気軽に飲めないからなー
分からない

でも、まぁカストリ特有の香りでしょう
買ってくれたお店に行って飲むのが正解かも。
確か、前にジャックプリウールのマールもそうだったような…

700ミリで、40度です。
お値段はそこまでしませんので、興味ある方はお試しください

グラッパ好きにもオススメです









posted by cave MITSUKURA at 15:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月26日

試飲会 報告


昨日も大騒ぎしてしまった
今日ははよ帰ってさっさと寝よう。

昨日の試飲会は参加人数は少なめでしたが、その分ゆったり飲めたかもしれません

B49D0B00-674F-4D0C-A463-7229C7CAC420.jpg

クロスターエーバーバッハは上品な味で大変好評でした
2008年なのでブケが出てて、石油香しましたが味わいは爽やかな辛口で繊細な感じ。
日本人が和食に合わせたいと思うど真ん中のワインだったと思います

15年も買えそうなので、買ってみようかな
若い方がいいかもしれません。

低価格の物では、これもすごく気に入りました

C3150840-0A51-4B65-8163-6B7470059456.heic

パスカル・ラショー ブルゴーニュ・ピノファン2012


店頭でもめちゃ安い、2500円税込み
ラショーはヴォーヌロマネのハイレベルな生産者ですので、若いワインは辛いくらいに強い
出荷直後の新ヴィンテージなんて気安く飲めたもんじゃない…
その分、ポテンシャルが高くて長熟なんですけどね。

この12年のピノファンも、まだ固いかなーと思ったんですが、ちょうどいい具合にこなれていて美味しかったです
香りも非常に複雑で、レジョナルじゃないみたい。
酸味が穏やかに溶け込んでいて無理なく飲めますよ〜

流石の味だった

そりゃーもちろん、お高いのも美味しかったですが ↓

3F84C5F5-3EFE-463E-97F2-CF9C0686672B.heic

FFD5FF4F-E6F7-47CC-9B2D-B338C14F4B90.jpg

限定ロゼは淡い色でした✨✨

メルシャンの椀子メルローも良かったですね

C46275C4-8267-48BD-93D5-057D9AA52602.jpg

日本ワインじゃないみたい、ボルドー右岸って言われても何ら疑問なく受け入れられますね
新発売の最新ヴィンテージなのに、既にいいバランスで美味しくて驚いた。
他の椀子も飲んでみたくなりました。

あ、やっぱりご存知ないと「マリコ」とは読めませんね
仕方なし。

ローザンセグラ07の香りは素晴らしい‼️  ↓

E54D8A6B-5616-45C2-8306-A951AB989237.jpg
高いもんねー


ドイツのピノ飲み比べも楽しかったし、イタリアの熟成赤白もとても美味しかったです


来月は解禁日にボジョレー・ヌーボーの有料試飲はありますが、
月例の試飲会はお休みします

ボジョレー・ヌーボーは11月16日木曜日が解禁です。

ご予約は10月31日まで、もうすぐ締め切りですのでまだの方はお早めにお申し込みください
今年はまずまずの出来の様ですね、
ブルゴーニュ全体で16年が大変だったので17年の収穫には皆さん胸をなでおろしているみたいです








posted by cave MITSUKURA at 14:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

しっとりかすっきりか


また台風ですか…
この前のも結構な被害があったようですが、こんな季節に嫌ですねぇ


今日は月例の試飲会です
今月のワインは結構な豪華バージョンですよ

C2797FC8-78AC-4809-8360-C48A0A8D5113.heic
一部紹介

1万円越えも何本もありますので
また明日報告します(多分)

でも、てんちょが気になってるのは、お値段はそうでもないこれ ↓
416D2F5D-41AA-4EA2-98BC-2C6504B08574.heic

クロスター・エーバーバッハ リースリング・クラシック2008

ドイツ国立醸造所の鷲の紋章が荘厳な雰囲気でしょ
(現在のワインはラベルが変更されて鷲の紋章がない)

0E7B62DE-0215-4BEC-8F36-0973BFC611C4.heic

この超有名なワイナリーはドイツ、ラインガウにあり、元々は1135年設立のシトー派の修道院付属の醸造所でした
最盛期には300人の修道僧が暮らしていたというキリスト教の一大拠点です。

そしてそれ以来、19世紀初めに世俗化した後も約900年に渡ってワイン作りが続いているという、
途方もない歴史がある由緒正しいワイナリーです。

こんなセラー ↓

クロスターエーバーバッハ.jpg
HPより

平安時代からワイン作ってる訳です
…いかにも出そう

この蔵が有名なのは「カビネット」ワインを生んだ事でもありますが、
(あまりに美味しいのでキャビネットに入れて取っておいた事から付いた高級ワインの格付け)
作っているワインなら、もちろんシュタインベルガーの名前を挙げない訳には行きません

ドイツ語で「石の山」を意味するシュタインベルガーは、ドイツ国内に5か所しかない特別単一畑の一つである事はご存知でしょうか?

これをオルツタイルラーゲと言います。
(オルツタイルOrtsteil=地区、ラーゲlage=畑、です)

相当良いブドウが取れたんでしょうね〜
出来るワインが特別美味しかったと言う事です。
32haのこの畑は、今でも四方を塀で囲まれた特別な畑になっています ↓

クロスターエーバーバッハ1.jpg
HPより

昔からワインを飲んでいる方にはすっかりお馴染みでしょうが、若い方でドイツワインにあまり親しんでいない方には何のこっちゃ、かもしれません。
ドイツワイン、歴史も長く品質も高いので飲んでみてね〜

ドイツワインが日本人に苦手意識を持たれる一つにドイツ語表記のラベルが複雑すぎる、という点にあるようですが、ドイツワインほど理路整然として明快なワインはありません
まじでっせ。

確かに字が多くて発音が難解に感じるかもしれませんね。
てんちょ、ドイツ語はさっぱりできませんが、ワインだけは分かります
(当たり前だけど)

そして、産地や品種を知らなければ、やっぱりチンプンカンプンだという点ではフランスワインもイタリアワインも同じです
産地呼称って結構意地悪なんですよね

話が逸れましたが、ドイツワインもフランスと同じようにワイン産地で銘柄を表記しています。
対比するとこんな感じです(大きな産地からより細かい産地へ) ↓

仏:ブルゴーニュ → ヴォーヌロマネ → ロマネコンティ

独:モーゼル → ベルンカステル → ピースポーター・ゴルトトレプヒェン

仕組みは同じ。

なので、通常ワインは下位ワインになるほど大きな地域名をワイン名にしているんですが、

中にはロマネコンティみたいに一発でそのワインを指す特別な名称がドイツにも5つある訳です

逆に言うと5つしかない。
分かりますかね???

要するにドイツ5大ワインの一つって事で、その名声は世界中に轟いています

ただし、等級があるので価格はまちまち。
あー、面倒
今日はここには立ち入りませんので悪しからず。

んで、シュタインベルガーの話がしたいんじゃないってば

今日のワインは、そんな高級ワインを生産する正統派の大御所が作ってる(比較的)新しいカテゴリーの辛口リースリングです

これを言うのに何行もかかってしまった
やっと本題

かつては「ドイツワインの高級品は甘口」が定説でしたが、ここ20年ほど世界市場は辛口志向で甘口はあまり売れなくなってきました

そんな世情に対応すべく、ドイツでもクオリテーツヴァインのカテゴリーに新たに2000年に加わったのが、
クラシック
セレクション
の二つのカテゴリーです

細かい規定はもちろんありますが、基本は辛口であることが大前提です
(最近は、畑の格付けVDPの方が何かと話題かもしれませんが)

この辛口リースリング、既に輸入元完売の希少品です
値段はぜーんぜん高くないのですが、どんな香りと味なのか、ちょっと期待しております〜

店頭にはあと数本ありますよ









posted by cave MITSUKURA at 14:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする