2017年07月10日

合言葉は「見かけたら買うべし」


今日の気温&湿度も厳しい…

名古屋場所が始まりましたけど、初日からあれまー
てんちょ、今週はお相撲よりもウィンブルドンです。


では、ちょっと前に入荷してきた白ワインの紹介します

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ミッシェル・ニエロン 
シャサーニュ・モンラッシェ1erクロ・ド・ラ・マルトロワ2013


この暑い時にこってりの白ワインですみません💦
ブルゴーニュのシャルドネ100%

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上品なラベル。

ニエロンは人気ですが、最近はあんまり見かけませんね〜
(ニーロンと表記してあるところもありますね、てんちょニエロンで覚えました)
所有畑は全部で7.5Ha、3分の2が白で後の3分の1が赤ワインです。

今、蔵は創始者のミッシェル氏の息子と孫が参加して運営さえれていますが、
年産僅か4000本程度なので近年は特に入手困難になっています
元々はミッシェル氏の祖父の時代から醸造を行っていましたが、当初は生産も少なく、ワインは全てネゴスにバルク売りしていました。
ミッシェル氏の代になって畑を増やし、元詰めを始めました

ステンレスと樽を併用して発酵、熟成は全て木樽ですが、新樽率は30%以下と控えめです
ブドウの風味を殺さないように、という配慮からです。

でも、
ニエロンのワインはかなりしっかりした深みとコクを感じます
これで新樽あんまりないんだーという印象ですね。

それは、樹齢の古い樹を大事に、完熟したブドウだけを厳選しているからに他なりません

シャサーニュの良い作り手なら、ラモネニエロンか、と言われますね。

てんちょ、アミオ〜
ガニャール、イヴ・コラン・モレ、ドレジェ…
あなたはどれ??

今日のマルトロワの区画はここです、赤い丸の場所 ↓

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ブルゴーニュワイン委員会より

小さいですが見られますかね…

シャサーニュにも有名な1級畑は沢山ありますね
サン・ジャン
シャン・ガン(この二つ間際らしいかも)
ヴェルジェ
モルジョ、などが代表でしょうか。

ニエロンの所有する区画には樹齢70年にもなる古木がたくさん(あった)ですが、今後は収量が更に落ちるでしょうし…
いつか植え替えなければいけません。

多産狙いでじゃんじゃんブドウの実を成らせれば、質が下がるし
そうかといって、収穫が少ないままでは値段は下がらないし

うーん、ブルゴーニュ全体に言える問題ですね

おっと、肝心な宣伝ですが
今日の1級13年は諭吉デお釣りが来るんですよ〜
こんなにお買い得なニエロンは滅多にない。
でも3本しかないから、お早めにどうぞ。

またブルゴーニュになってしまった…








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2017年07月08日

ボルドーの現実


今日も暑くて外を歩くだけでバテますね…


こんな気温なのに、各社もうボジョレー・ヌーボーの案内が始まっています

毎年そうなんですが、実感なし 作柄未定
それでも発注しないといけませんし。
例年通りのアイテムで行く予定です


イギリスのワイン商、ライヴェックスが2年ごとに発表するボルドー左岸の格付けが発表されました
http://www.insights.liv-ex.com/2017/07/liv-ex-2017-classification-released.html

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同HPより

ライヴェックスはワイン販売も行いますが、今や投機が主要なビジネスになっていて、
顧客の中には一度もワインを見ることなく買って売って儲けてお終い、という人も多くいます
だから、ワインが高騰するんだよー

酒は飲め

今日の焦点はそこじゃないですが。

この格付けは、純粋に取引価格によって1級から5級までランク付けしているので、実質的な人気が一目瞭然です

しかも、ボルドーは販売ルートが非常に明瞭で、自由市場での販売が世界的に成立していますので
こうした格付けには全世界納得の現実があるんです。

メドック(グラーヴ赤も含む)だけなので、右岸や白は入っていませんけど。
全部総合的にやってもいいのにねー
ペトリュスがダントツ1級ですか

今ではそこまでの乖離は無くなってますけど、20年くらい前には2級マルゴーよりも5級ポイヤックの方が高いという現実がありました
正直言って、5級ポイヤックやブルジョワの方が美味しかったんです…

1855年の格付けが少しの例外を除いて、一度も見直されていない訳ですから、現状との不一致はあったでしょうね…
(あった、ありましたよ)

ただ、ここ10年くらいでは「格付けシャトーである事」は非常に大きな強みですから、
どこの蔵も栽培・醸造共に力を入れていて格付けに見合った品質になって来ていますけど。
今ほどワインがもてはやされておらず、一部の人だけの(本当に)嗜好品だった時代には、大した収入が見込めずにいい加減に扱われていたシャトーがあったのは事実です

今は違います
良いワインを作れば高く売れますし、格付けというを無駄にする事なく、より高値に釣り上げたい訳で
(横のシャトーを見て「うちも値上げしよう」ってのは本当にあった、やめてくれ💦)

しかし、内容を見てみると意外ですね

ラスカーズよりもラミッション・オーブリオンの方が高い
(そうか、そうだなぁ)

ピション・ラランドとスミス・オー・ラフィットが同じ高値で2級だ
(しかもスミスオーラフィットの方が高い)

ここに登場しない格付けシャトー、いくつもありますよね??
あなたの御贔屓の蔵はありますか??

あー、
ポンテ・カネ、誰かが100点付けちゃうから2級の値段になってるし

ディッサン、長らく飲んでいませんねー。人気なんですね

この中で1本飲めるならどれにします??









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2017年07月07日

価格差8万超え


今日も30度超えですね…
日本に限らず、世界中のワイン産地も温暖化の影響で色んな変化があります。
20年前の気候が全然参考にならないくらい、劇的に変化しています💦
暑い夏が来てほぼ必ず完熟するのはいい事なんですけど…


2006年のサロンが今日から発売になりました

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HPより(シャンパーニュです)

04年が早々に完売してしまい、05年の生産はないので次の06年が現行品なんですが。
定価80000円
マグナムだと180000円
しかもこれに+税金8%

飲み物の値段じゃなーい

そして、2006年も数が少ない…
サロンは戦略的に生産量を減らしていますので、計算づくの値上げですね
何年かはマグナムのみの生産らしいし。
これから益々値上がりします

最も高価なシャンパーニュですねぇ…
買う?やめとく??


ミツクラにはその点、非常にお買い得なシャンパーニュがあります

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ヴェシエ キュヴェ・デクヴェルテNV


このヴェシエ、MAですね。
(MA=マルキ・ダシュテール、出来上がったシャンパーニュに自分のラベルを張って販売する
やろうと思えばカーヴミツクララベルも可能です)

醸造熟成は、ポワルヴェール・ジャック
コート・デ・ブランの西、セザンヌの北、タリュ・サン・プリ村にある蔵です。
メゾンと組合が1軒ずつ、レコルタンが8軒の小さな村です。
ポワルヴェール・ジャックはここで4代続くレコルタンです。

今日のヴェシエは、フランク・ヴェシエという方が自分の厳選したシャンパーニュに、
自分の名前を付けて販売している物です
なのでキュヴェ名が「発見」。

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フランク氏は大手のポメリーで10年輸出マネージャーを務め、その後酒販業界大手のカステルを経て、現在はハーレイWSという酒販会社にお務めです。
業界通ですね。

自分のブランドのシャンパーニュを作りたいという夢を持ち、色々な生産者を探した結果、ポワルヴェール・ジャックがパートナーになってくれたんです

ブドウ品種は、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエが3分の1ずつ。
瓶熟18〜24カ月。
出荷直前にデゴルジュマンしています。

このシャンパーニュ、とにかく価格が魅力です
そして品質も悪くない

野口君3人でお釣り来ますよ〜











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2017年07月06日

やっぱり牡蠣ですか


九州の大雨が嘘の様なカンカン照りの名古屋です。
地震や噴火、洪水などなぜあそこばかり…

関係ないですが、
今朝、起きたら、水が出ない…
そうだ!「断水のお知らせ」って入ってたかも
冷蔵庫のペットボトルで何とかなりましたが、一瞬焦ったわ

さて、縦飲みと横飲みの血が騒いで、こうなりました

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ウィリアム・フェーブル シャブリ2015 勢ぞろい

写真、横長過ぎますよね💦

フェーブルのシャブリは本当に美味しいですね
キレがあって、上品で、夏にぴったりだわ。

1級畑の違いがどのくらい分かるでしょうかね???

8月にシャブリ会します
もうすぐ案内しますね〜




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2017年07月05日

青い空白い雲 酒と私


昨日の台風、名古屋は雨が酷かった程度で済みましたが、
一時は電車が遅れたり、警報が出たりと。
それがまた夕方の一番人が移動する時間だもんだから困ったものですね

今日は業界向けの試飲会です。
昨日もあったのですが、仕事の都合がつかずに欠席

出来るだけ行ける会には行きたいです
だって、飲まなきゃ分からないですから

今日の注目はこれ

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クラウドライン オレゴン ピノノワール2015

飲んだ事ある方いらっしゃると思います。
アメリカ西海岸のオレゴン州の赤ワインです。

オレゴン州、どこにあるかお分かりでしょうか?
北にシアトルのあるワシントン州があり、南にカリフォルニア州があって、その間に挟まれた州です。
州都はセーラム(てんちょ、知らないわぁ

西海岸の北部では1900年代の後半からブドウ産業は急速に発達したのですが、ワシントン州の方が元々農場の規模が大きく、企業的に参画するケースが多かった為に発展はワシントン州の方が一回り大きめです。
対するオレゴンでは、個人経営の農場が多く、大規模なワイナリーは少なかったものの、気候が非常にピノノワールに適している事が分かり、ヨーロッパや東海岸からも多くの参入者が来ました

ワシントン州で最も古いワイナリーは61年創業のヒルクレストです

穏やかな気候で昼夜寒暖の差があり、フィネス=高貴さを持ったピノノワールが作られるこの土地には沢山の資本が入っていますが、
今日のワインはブルゴーニュの名門とニューヨークく巨大ワイン商とのいわばコラボレーションによって作られています

ブルゴーニュからはジョセフ・ドルーアン
ドルーアンは1988年にオレゴンへ進出し、長女のヴェルニクさんが醸造家として今も活躍しています。
こんな方 ↓

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輸入元HPより

15年くらい前に来日していた時に、ブルゴーニュのドルーアンと一緒に試飲しましたが、非常にエレガントでドルーアンらしい優しく柔らかなワインでした
ブルゴーニュに似て、カリフォルニアのピノとは全然違うと思いました

でもね…
香りも非常に良いのですが、なんせ値段が高い…
(今では下のレンジもあるので、そこまで縁遠くはない ←これが美味しいのですよ)

そして、東海岸のワイン商はドレヒュス・アシュビー
世界中のワインを扱う巨大企業で、日本酒の販売もしてますね
(HPにマンガ「夏子の酒」が載ってるわ)
提携ワイナリーも30以上あり、ドルーアンはブルゴーニュ、オレゴン、どちらもファミリーです。

この二つが「今、オレゴンで最もコストパフォーマンスの良いピノノワール」を目指して作られたのが今日のクラウドラインです

2004年に最初のヴィンテージ2002年が発売になりましたが、評判が評判を呼びあっという間に完売
その後もアメリカ国内向けで売り切れ続きでしたが、近年は少し安定供給されているようです。

畑はオレゴン最大の産地、ウィラメットバレーにあります

カリフォルニアのピノノワールは果実味が豊富で、とにかく甘さが目立つものが多いですね、
南へ行くほど特にそうした傾向が強くなると思います。
果実味はワインの重要な要素ですが、あり過ぎてもなさ過ぎてもダメなんですよねぇ
他の要素との、このバランスが非常に難しい。

特にピノノワールの様な繊細なブドウでは、バランスは重要
ちょっとの差でワインの印象が全然違ってきます。

そして、いいワインだと値段も立派になっちゃうんですよね〜

しかし、今日のクラウドラインはそうした難問を一挙に解決した非常に素晴らしいワインです
洗練されてて美味しい、ただ甘いだけじゃなく、品格があって酸味も綺麗。
果実味も十分あるので、ニューワールドタイプなんですけどね
価格もお手頃。
青いラベルも素敵だわ。

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今では白のピノグリも作られています
今日の試飲会には出ていませんでした…

やっぱりブルゴーニュだよね、っていう方にもこれはお勧めしたいです





posted by cave MITSUKURA at 17:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月04日

居酒屋で採用してほしいわ


もう台風3号が上陸ですか…
今年も荒れるのかなぁ、フランスの天候も寒さから一転して猛暑です。
豊作の神様はどこへ行っちゃったのかな

愛知県美術館でエルミタージュ展始まりましたね
一番乗りで行くはずが叶わず。
でも、3回は行くと思います

前に市美術館でやってたのが数年前だと思いきや、18年も前でびっくりしました
そ、そんなに前だったかなぁ
「こないだのー」って話が10年前だったりするのと同じパターンだ


では、ワインの紹介します

てんちょ、この頃、一人飲むなら専ら白ワインかスパークリングばかりです。
皆で飲むには赤ワインも全然嫌じゃないんですけど、なぜでしょうね

この前のヴォルネイが期待以上にエレガントだったのですが、
今日のワインも同じ様な使い方が出来そうです

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ポール・ブランク ヴァン・ダルザス ブラン・ド・ブランク2015

フランス、アルザスの白ワインです
辛口ですよ。

ちょっと繊細、控えめなラベルでしょ

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ポール・ブランクは特級認定第一号の畑、シュロスベルクの所有者としても有名です
特級フルシュテンタムから作るピノノワールの赤も非常に高品質ですし
(フルシュテンタムは白のみ認可されているので、赤だとただのアルザスになっちゃいますけど)

今日のワインは、蔵で最も低価格のワインです
ブドウ品種は、
ピノブラン60%
ピノグリ20%
ピノノワール10%
シャスラ5%
その他
となってます、所謂エデルツヴィッガーと同じです。

全ての品種を混ぜて作る事が出来るエデルツヴィッガーですが、
品種割合に制限はなく、混醸も認められているために品質を追求する生産者では作られていないのが現状です。
実際に滅多に見かけませんし、ブレンドしていても「粗悪なブレンド品」と思われないために
どの生産者もその名前を名乗る事がありません

元々は取れたブドウ全てを救済し、生産量を確保するための伝統だったであろうし、
自家用ワインの為にもなっていたと思います。

普段ならミツクラもあまり注目しないんですが、
ポール・ブランクの15年は非常に美味しいのです

15年はどこの産地でも高品質でいい出来栄えだと言われていますが、アルザスも同じです

ブレンドワインに回るブドウはやはり格落ちである物も多く含まれますが、
全ての品質が高い為にこうした低価格帯のワインでもとても美味しく出来たのが15年です
とてもお買い得な訳です

まず、ブドウが混ざっているために一つの品種のアロマが支配的でなく、そこが和食には良いですね
ボリュームのあるアロマも魅力的ですが、あまり芳香が華やかすぎると食事との相性がかなり限られてきますし、邪魔にもなりかねません💦

そして、やはり多品種のせいか、軽やかで重くないのに複雑な味わいがあります。
余韻も短めですが、食べる者の邪魔をせずにいいですね。
酸味が穏やかなので余計にそう思えるかもしれません

ワインには必ずある酸ですが、冷やして美味しいリンゴ酸は夏には心地良いですし、
コクを感じさせる乳酸は同じくコクのある料理に合います。

しかし、和食の旨みは繊細ですので、酸味がちょっと目立ちすぎて後味がばらばらになってしまったり、
酸っぱい印象が舌の上に残ったりしていまうと、残念ですね…

今日のアルザスは、その点が非常にうまく調和します
良く冷やしてスタートしてください。
ぬるいとややボケますので、それに最近は暑いのでキンキンでもいいでしょう
冷やし続けるかは、前後のワインや人数、飲んだ印象で決めてください。

温度には常に留意しないといけません
これは赤も白も何でも同じ。

1000円台でこうした味わいなら、毎日飲む方にもオススメですよ〜
16年以降もこうだといいけれど。

ポール・ブランクは、スクリューキャップの普及にも力を入れてます。
ワインのフレッシュさを保ち、不当な劣化を避ける最善の方法です。
(が、アルザスに限らす、イメージの問題でなかなか進まないのがフランスの現状です)

飲んでみてちょ












posted by cave MITSUKURA at 15:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月02日

やっぱりピノ、美味しいピノ


昨日から急に夏の陽気なりましたね、名古屋
湿気が多くて暑いので汗かくし、不快だし、夜も寝苦しいけどエアコンは寒いし
いい事なし


さて、新入荷を片付けまして、早速ご紹介します

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アンリ・グージュ 
ニュイサンジョルジュ2014 & ニュイサンジョルジュ1er レ・プリュリエール2014


またブルゴーニュでごめんなさいです。
でも、久しぶりに入って来ましたので紹介させてね💦

今日のは両方ともに赤ワインです。

アンリ・グージュは1920年創業のドメーヌですが、ブドウ栽培家としての歴史はそれ以前に400年にも渡り続いてきました。
ドメーヌを興したアンリ氏はネゴシアンにブドウを売るのではなく、自ら元詰めを行い直接販売を手掛けた先駆者です
33年から元詰めしてました。

ダンジェルヴィーユ氏らと共にAOC制定の立役者となるアンリ氏ですが(村長だったんです)、
彼もダンジェルヴィーユさんも自分の所有する優れた畑の特級申請はしませんでした
奥ゆかしいと言うか、ひたすら謙虚というか。

グージュが最大所有者のレ・サンジョルジュ、ダンジェルヴィーユのモノポール、クロ・デ・デュックがグランクリュになっていたら今では村の評価も全然違うんでしょうねぇ…
(レ・サンジョルジュの特級申請って継続中かな)

グージュ氏は「偉大なワインは良いブドウより成る」という古い格言に基づいて、土地を敬い、知る努力を惜しまず。
この精神は2代目の息子達、マルセル、ミッシェルへ、それからまた息子のピエールとクリスチャンに、
最近では4代目のグレゴリーとアントワーヌへと受け継がれています。

こんな皆さん ↓

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HPより、以下同様

アンリ・グージュはニュイサンジョルジュの複雑なテロワールを非常に良く理解していると、ブルゴーニュではとても尊敬されてます

ずいぶん前にグージュの畑には、葡萄樹の間にが植えられていると話題になった事がありますが、

こんな感じ ↓

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今では自然な草を生やしてますよね

地面に草が生える事で表土の流出を防ぐことができ、また地表近くの水分を草とブドウが取り合うために、
ブドウの根がより深く伸びると言われています。

今日では、有機栽培が広まって地面に草を生やしている所は珍しくもないんですが(カバークロップと言います)、
除草剤を使用する事が当然だった時代には、こんな畑の所有者は滅多にいませんでした

アンリ・グージュは、またピノ・ブランの白ワインを生産している事でも有名です

ピノノワールの突然変異で生まれたピノ・ブランですが、このブドウはアンリ・グージュ氏によって発見され、ピノ・グージュと呼ばれている程です
シャルドネじゃなくてもいい白ワインはあるんです。

1級ペリエールの白など、樽と上手く調和した美味しい辛口なんですよ〜
あー、久しぶりに飲みたいわ← ないけど

グージュのワインはホントに品格が備わっています
ニュイサンジョルジュってどうしても格下というか、選択肢から除外されがちですが、グージュを要らないと言う人は少ないでしょう
分かってる方なら喜んで飲んでみると思います。

ニュイサンジョルジュはヴォーヌ・ロマネの南隣にあるんですが、ワインの質はあんまり似ていませんね。
レアの区画はなぜあんなにはみ出しているんだろう…

ニュイサンジョルジュの村の中心には谷があって、そこに周りと比べると大きめの集落がある訳ですが、
その谷の南北、さらに南隣のプレモー・プリセ村の畑もニュイサンジョルジュを名乗れるので、
大きく3つに畑が分かれている事になります。
(プレモーの畑なんて、ほとんどが1級だし)

こういう具合です ↓

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ブルゴーニュワイン委員会より

この地図、プレモー村入ってませんけど

今日の1級は谷のすぐ南側、2番目の地域にあります。
グージュは裏ラベルに地図が付いていて非常に親切です

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ところで今日の14年、12年と同じ値段です
値上がりしてないって奇跡だわ
飲み頃にはもう少し時間が必要でしょう…

しかし、ここのラベルってなんでこんなゴシック文字で緑色なんでしょうね??
嫌いじゃありませんけど、ブルゴーニュらしくないですよね〜

そうは言っても、あまり数はありませんので、気になる方はお早目にどうぞ〜








posted by cave MITSUKURA at 15:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

エレガンス体現


ちょー蒸し暑いですね💦💦
雨降らないし…

今日から7月ですね
早いなぁ〜

昨日のヴォルネイ会は大満足でした

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参加者の方のご好意で、おまけもあった

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瞬殺で無くなってた

ヴォルネイ、どれも柔らかくてエレガントでした
値段が違っても、どれもヴォルネイらしく正に女性的で。

全然シャープじゃなかった、以後、見解を変えよう

フランスから輸入したチーズを差し入れてくださったお客様がいたのですが、すんごく美味しかった
状態が良くて、正に食べ頃で。
シェーヴルとヴォルネイ、良い相性でした〜

和食の邪魔もしませんね、いい経験になりました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。

やっぱり、縦飲みもですが、一度にまとめて飲むと非常に特徴が分かり易くて理解がより深まります

そして、最後はこんな感じです ↓

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まーまー、惨劇
(でも一昨年の忘年会後に比べたらこんなの軽い軽い)


次のネタも決めてます
夏にふさわしいヒンヤリワインで行きましょう
多分8月です。

正直、「ただ飲んでるだけ」なんですけど、それが好きなんですよね〜
興味ある方、お一人でも気軽に参加して下さいね。

7月の試飲会の案内もイベントページに載せました
お申し込みを待ってます。


今日は月初の大量入荷があるんですが…
運送屋さんが大混雑らしく、未だワイン届かず







posted by cave MITSUKURA at 16:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月30日

実際どれが一等賞だろう


今日は梅雨らしい雨模様の名古屋です
湿度が高くて不快ですね…

こういう日は、実はあんまりワイン会に向いておりません
台風前夜とか気圧が低めの時は、味覚に影響が出ますし

でも今日は頑張ってヴォルネイ飲みます
久しぶりのダンジェルヴィーユです、コント・ラフォンです、60ウヴレです


では、今日はちょっと珍しいワインを紹介します

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カペンシス シャルドネ2013

シャルドネ100%、辛口白ワインです。
てんちょ、初めて知ったし、初めて飲みました
サンプルですけどね。

このワインは南アフリカ共和国産で、2012年設立のまだ新しいワイナリーです。

「南ア最高のシャルドネを作る」事を目標に、
カリフォルニアのジャクソンファミリーと南アのグラハムベックが共同で立ち上げたジョイントベンチャーです

ステレンボッシュ地区、オーヴァーバーグ地区、ロバートソン地区のブドウを使用しています

南アフリカでも最も古いブドウ栽培の歴史があるケープタウン近郊の西ケープ地区のブドウ畑を取得し、
「ケープから」という意味を込めて「カペンシス」と名付けられました

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HPより

綺麗な畑ですね〜

まだ作ってるワインはこれだけ
ラベルには南アの風物詩である、スプリングボック(山羊)やキングプロテアの花が描かれています。
エンボス加工で美しいですね。

ステンレスと樽を併用して発酵の後、半分新樽で12カ月熟成。
最初から華やかな香りで洗練されています
アロマとブケがまじりあって複雑です。

樽の風味も十分ついていますが、14%もアルコール度数があると感じないくらいの綺麗な酸もあり、
バランスがいいですね〜

時間が経つと新樽がじわじわ出て来て、グラスがすぐにカラメルになってしまいます
この辺は好き好きが分かれるところです。

美味しいワインです
南アって最近は特にいいワインが多いですね。

世界中にあるシャルドネで勝負するって、中々面白い取り組みかもしれません。
シャルドネは優等生、どこでも何とか物になる。
多様性に富み、適応力の高い品種だからやりがいがあるんでしょうか??

(余談ですが、多様性という事でダイバーシティって単語を最近よく聞きますけど、
この単語の発音が妙に気持ち悪い。
diver + city みたいになって、潜水する人の街か?
diverseって形容詞(様々な)を元にした方がいいよねぇ)

話を戻して、このワイン、香りが豊かな点が一番魅力に思います

が、値段もすごい
定価12000円税抜き

ピュリニー・モンラッシェの1級買えるやんか…

てな訳で、サンプルを十分堪能する事にします










posted by cave MITSUKURA at 15:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

中世のトップワイン


雨、止んじゃいましたね…
名古屋はあまり降らないまま、梅雨明けになるのでしょうか。


明後日は縦飲み同好会スピンオフのワイン会です
イベント案内出してませんが、出す前に満席になっちゃいまして…
行きたかったという方がいらっしゃいましたら申し訳ございません💦

テーマは「ヴォルネイ1級」です

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去年から、ヴォルネイ会やりたいと思っていたんですが、延び延びになってようやくです
畑もヴィンテージもあまり統一感はありませんが、ヴォルネイをじっくり味わいたいと思います。

生産者と畑、全部分かりますか?
(1本だけ白のムルソー・サントノですが)

皆さん、どーしてもジュヴレイだのシャンボルだのに目が行きませんか??
それはヨーロッパでも同様で、去年(か一昨年)レストランで最も売れたブルゴーニュワインは、
やっぱりジュブレイ・シャンベルタンでした

なんで、皆、そんなにジュヴレイが好きなのかなぁ
特級が9つもあって、目立つんでしょうねぇ…
てんちょ、真っ当なジュヴレイは強すぎて辛いんですけど
同じ強くてもポマールは好きですね、濃厚というべきかな。

ブルゴーニュワインの中で「最も女性的である」と言われるヴォルネイですが、
どの生産者もエレガンスを真っ先に意識してワイン作りをしているようです

ヴォルネイは1級が村名よりも多い村の一つです
特級がないので、地味なイメージなってるかもしれませんね

しかし、優れた1級畑は色々ありますよ〜

カイユレ
60ウヴレ
シャンパン
クロ・ド・ラ・シャペル
ブス・ドール
などなど

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ブルゴーニュワイン委員会より

小さいのでご覧になりたい方はこちらからどうぞ ↓
http://www.bourgogne-wines.jp/our-wines-our-terroir/all-bourgogne-wines/volnay,2640,9884.html?&args=Y29tcF9pZD0xNzk4JmFjdGlvbj12aWV3RmljaGUmaWQ9NjUwJnw%3D

てんちょ、ポマールを最初に好きになったせいか、ヴォルネイはシャープな印象があって、中々選択肢に上りませんでした
今でもそうかも。

なので、明後日ヴォルネイの良さを確認したいと思います
ヴィンテージ的にも古酒はありませんが、飲み頃になっているワインも多いのではないかな
畑の地図をじっくり見て、飲み比べたいです

目の前グラスだらけになりますが、頑張るぞ







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