2017年04月09日

ローマ人を偲んで


今日は風が強いですね
夢見が悪くて朝から動揺してた、てんちょです…

あ、昨日のタイトルは「わぁ、良い泡!」です。
(分かってくれてますよね


では、ワインの紹介します

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ニコライホフ シュタインリースラー2004

ニコライホフ、ご存知でしょうか?
オーストリアの老舗大手生産者ですよ

オーストリアワイン、最近ではあちこちで見かけるようになりました
グリューナ・フェルトリナーという品種で作る白の辛口が一番有名ですね。

ニコライホフは、オーストリアでも最も歴史の古いワッハウにあります
ドナウ川沿いの北斜面が一面ブドウ畑です。

ここは2000年以上も前にローマ人がブドウを植え、それ以来ずーっとブドウ栽培が行われています。
昔のブドウって、どんなんだったんでしょうね??

ワイナリーのシンボルは、名前の由来にもなっている聖ニコライ修道院ですが、
この建物は985年建設という、驚くほど古い物です
1894年に現在のサース一族が手に入れ、ワイナリーとして復活させました。

サース家の奥様は、クリスティーナさん
去年会いました〜 ↓

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とても朗らかで優しい奥様です
民族衣装は普段着だそうで。

ニコライホフの栽培は全てビオディナミ、92年にデメターの認証を受けています
息子さん達と一緒に、今では化粧品の生産、販売もしています。
ワイナリーにはレストランやゲストハウスもあります。

ワッハウは独自のワイン格付けを持つ事でも知られていますが、皆様もご存知でしょうか?
下から、
シュタインヒューダー
ヒューダーシュピール
スマラクト
の3段階です。

最高ランクのスマラクトは緑色のトカゲの名前です
こんなのです ↓
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しっぽ入れずに15センチくらいかなぁ、
てんちょ、もっとイグアナカメレオンみたいなおっきいの想像してましたよ

日当たりの良い石の上で日向ぼっこしているらしいですが(トカゲが出る畑は日当たりが良く、ブドウが完熟する)、人の気配を感じると逃げちゃうので見られるのは非常にラッキーです

独自の格付け故に、DAC制度(フランスのAOCみたいなの)には参加しないワッハウですが、それではDACの権威は半減ですね…

さて、ワッハウの話をしておきながら、すみませんが。
今日のワインはワッハウ産じゃありませーん

シュタインリースラーはワッハウの東隣の地区、クレムスタール産です

ブドウはリースリング100%
フォンシュタインという畑のリースリングで、発酵後、大樽で11年以上もゆっくりと熟成されていました
瓶詰めは2016年4月。

白ワインで10年以上前の物が味わえるのは、オーストリアでは大変珍しい事です

翌年の新酒が出るまでに古いワインは飲んでしまおう
という伝統がある国なんです

これ見て、わぉ、飲んでみたいなーと思ったので、さっそく注文しました
まだ飲んでおりませんが、どんな香りかな〜

石油香するでしょうか、11年熟成とは思えない爽やかな酸味があるらしい
ちょっとお値段は高めですが、中々ないのですよ〜









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2017年04月08日

わあいいあわ


急に雨続きで、湿度も気温度高くて不快な名古屋です
3月の乾燥注意報が嘘みたい。


この前Eテレで「旅するスペイン語」で、舞台がサンセバスチャン(バスク)だったから、
あー懐かしぃと思い見てました

でも、3月にチラ見してた時よりもかなり平易な表現ばっかりで???と思ったら。
そーじゃん
4月だから、ここからスタートなんだ

この手の語学番組は5月くらいまでかなりゆっくり優しく進行するのに、そこから急速に加速して類似表現や活用も既に習得したものとして進んでいくから、ついていけなくて挫折する人多いよね…
てんちょもそのクチです…
最近は現地画像のトピックシラバスを多用してて、途中から見ても親しみやすいからいいけど💦


さて、では新入荷ワイン、今日は大特価シャンパーニュです

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ドラピエ カルトブランシュNV


ドラピエは有名ですね

超大手メゾンではありませんが、オーヴ県で最も有名な生産者だと思います。
蔵はコート・デ・バールのウルヴィルにあります ↓

ドラピエ畑.jpg
HPより 綺麗な畑だわ〜

ネゴシアンで所有畑は53ha、年産90万本でかなりの規模です。

1152年クレルヴォー修道院の創始者、サンベルネールによって作られた地下セラーは今でも現役で使用しています。こんな感じ ↓

ドラピエセラー.jpg
HPより、以下同様

小規模レコルタンを訪問すると、地下セラーの壁も床も掘ったままでツルツルな事が多く、雨が降ると滑って怖いんですが、流石のレンガ積みですね

今の当主は8代目のミッシェルさん。
彼は89年から畑を完全無農薬に切り替えました

今では当たり前になった有機栽培やビオ、80年代から取り組んでいる人はほとんどいませんでした
きっかけは御嬢さんの誕生で「子供の将来を考えた栽培をするべき」と方針を決めたのですが、最初の頃は病気や虫の発生で3割も収穫が落ち込んだ事もあったそうです。

しかし、今では「見栄えは悪くなったが本来の畑の姿」になったといいます

ドラピエの基本ブドウはピノノワール

かつてオーヴでは、栽培がより容易で収穫量の多いシャルドネに切り替える農家が続出、このままではピノノワールを育てる農家がなくなってしまうのではないかと言う時に、先代がピノノワールの作付けを増やし、それを食い止めたという事がありました。
なので、ドラピエは「ピノノワールの父」と呼ばれてたんです

ドラピエの取り組みは多様です

SO2の使用を出来るだけ減らし、07年にはついにSO2無添加のシャンパーニュを作りました

いやぁ、瓶熟もするし、出荷してからも決して早飲みだけではないシャンパーニュで、サンスフルなんてよくやれましたねぇ
それだけ良いブドウで、いいワインが出来てるってことなんでしょう

ドサージュに使うリキュールは、自家製でなんと25年も瓶熟させています

ドラピエ リキュール.jpg
タンクや樽熟成の物もありますが、ドラピエのドサージュはいつもごく少量です。

しかも、
ここでは、シャンパーニュで唯一、30リットルのシャンパーニュを作っています
メルキデゼック(旧約聖書の人物名)と言います。40本分でっせ。

10種類ものサイズのシャンパーニュを作るって、まめだなぁ〜 ↓

ドラピエ ボトル.png

他所がやらない事もやっていますが、シャンパーニュの質は非常に高いです
ビオですが、ヘンテコな香りも味も一切なし。当たり前だけど。


で、話をやっと、今日のシャンパーニュに戻しますね

名前のカルド・ブランシュは、そのまま「白ラベル」を意味します。
他に黄色いラベルの「カルト・ドール(黄金色)」もあるんですが、ついこの前、カルド・ブランシュは生産を終了して、カルト・ドールに1本化されました

この二つのキュヴェ、セパージュはほとんど同じで、ピノノワールにピノムニエをブレンド。
ムニエの量に違いがあってブランシュの方は15〜20%で、ドールには5%。

ドラピエでは、ピノムニエの畑をピノノワールに植え替えていましたが、それが完了し、樹齢も高くなってきたのでムニエの比率の多いカルド・ブランシュの生産を終了させることにしたのです

と言う事で、最後の入荷分が大特価になっています

今月から値上がりする銘柄もあり、シャンパーニュでは3000円台、それ以下の物ってほとんど見なくなりました
あっても名もなきレコルタンで、いまいちだったり…

その点、このシャンパーニュは安心です
この価格ならアウトドアでもいいですし、普段使いにも出来ますよ。
細やかな泡と香ばしい香り、外れません。
やっぱりシャンパーニュはいいなぁ

売り切れたらお終い、あるだけの勝負ですが、買ってみませんか〜


タイトルより良い回文を思いついた方に1杯おごります







posted by cave MITSUKURA at 14:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月07日

香りが正にそれ


急に生ぬるい気温になって気味が悪いような名古屋
数日は雨続きの様です…

も今週末で御終いでしょうか、気温が高いのにお天気が悪くて残念ですね💦

てんちょは当然、「花よりお酒」です

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花を横目に行った、古い知り合いのやってる焼き鳥屋さんが非常に美味しくてリーズナブルだった
もっと早く行くべきだったなぁ、開店して1年も経ってた。
店主の許可があれば今度紹介しますね〜


新入荷も色々あるんですが、全然違うワインの話にします(おいこら)

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ニコラ・ジョリー サヴィニエール ヴュー・クロ2014


12年を最後にしばらく入れてなかったので、来週やってきます。

このワインは有名ですね、フランス、ロワール地方の白ワインです
シュナンブラン100%

基本的な事ですが、ロワール河はフランスで最も長い河です
ボルドーのジロンド河、ローヌのローヌ河と同様に流域には沢山のブドウ産地が並んでいます。

ロワールは下流から大きく4つに分けられています

ナント地区
その名の通り、河口にあるナントはフランスで6番目に大きな都市です。
ここはミュスカデの大産地です、牡蠣をはじめとするフレッシュな魚介には欠かせません

アンジュー・ソミュール地区
今日のサヴィニエールはここにあります。
かつてはロゼ・ダンジュー(アンジュー・ロゼ)で有名だった産地ですが、現在ではカベルネフランの赤も盛んに作られています。
白はシュナンブランがほとんどで、甘口から辛口まで様々なので勉強する人には厄介な産地かも

トゥーレーヌ地区
「トゥール・ポワティエ間の戦い」のトゥール市が中心になる地区です。
ここから海洋性の気候と内陸の大陸性気候が混ざりだしますので、ヴィンテージチャートはボルドーとリンクする事が多いですね
シノンの赤ヴーヴレイの白が有名でしょうか。

中央フランス地区
フランス語ではCentreNivernaisサントル・ニヴェルネと言われる地区です。
ニヴェルネと言うのは革命前の地名で、現在のニエーブル県に当たります。その真ん中(センター)なので、セントル・ニヴェルネと言うのです。
ここでは、ソーヴィニヨンブランから作られるサンセールプイイ・ヒュメが最も有名です
飲んだ事ある方も多いと思います。

で、話をサヴィニエールに戻して、
サヴィニエールで独自のAOCを単独所有しているのが、今日のニコラジョリーです。

そのAOCはクレ・ド・セランですが、掲出のワインはその兄弟のヴュー・クロという区画です
後はクロ・ド・ラベルジュリーと言うワインがあるけど、輸入がない
共に白、モノポール。

ジョリー氏ももう高齢なので、今は御嬢さんのヴィルジニーさんが醸造を担当しています
こんな方 ↓

ジョリー1.jpg
HPより

お話ぶりも優しいんだよね〜
去年チラっとお話しした時には、
「13年よりも14年の方が親しみやすいかも、しかし、どちらもサヴィニエールのワインです」と。

その土地らしさ、その年らしさ、を大事にしている生産者はみんなそうですが、いつも同じワインではなく、そのテロワールとヴィンテージを反映したワインを作るべき、という姿勢です

この前のクリュッグもそうでしたが、
こうあるべきと言う完成形が先にあるのではなく、毎年ゼロから作り上げて出来上がる最高の姿がその年のワインになるという考えですね〜

うーん、だからキャラクターが年によって結構違います
てんちょ、13年は手ごわいなーと思いますが、よりジョリーらしいのが好きな方には13年の方がいいかも

なんせ、「飲む前に数回デキャンタージュするか、数日前に抜栓してください」なので

ま、ニコラ・ジョリーと言えば「ヴィオディナミの伝道師」であり、第一人者ですもんね…
日本語の本も出ていますが、結構難解ですよ…
興味ある方、どうぞ。「ワイン 天から地まで」

とにかく時間をかけて向き合うべきワインです
短時間でわーっと飲んでしまうと、なんか変な香りと後味だったなぁ、で終わってしまいます…
美味しければいいですけど。
それで美味しい人は、ゆっくり飲めばもっと美味しいですよ

非常に個性的なので苦手と言う方がいるかもしれません、
が、守備範囲はものすごく広いので、色々な料理に挑戦し甲斐があります

14年はクリアで、ジョリーのスタイルを理解しやすいと思います。
てんちょ、12年のように14年も好きです

しかし、ニコラ・ジョリーを飲む上で非常に重要な事があります

それは、
このワインはニコラ・ジョリーのワインで、シュナンブランとはいつもこうだと思うと大間違いでーす
と言う事を忘れないでください

どのシュナンブランが本当のシュナンなのか、百面相探求は続く〜

いやね、単純に久々に試飲していいな、と思った訳です
あとはね、ここのワインはいつもコルクが心配なんですよ、そう思う方いませんか?














posted by cave MITSUKURA at 18:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月04日

闇が深まったぞ


片付けが追い付かない…
月初はいつもこんな感じ

入荷してきたDRC2本は、紹介する間もなく売れていきました〜💦
世の中、景気いんですかねぇ(とてもそうは思えない)

今日は珍しいセミナーに参加してきました

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今月は試飲会やセミナーなど、沢山あるので出来るだけ出かけたいです。
基本的に無料です、新しいワインを試すチャンスでもありますし、こういう機会を上手く使って、知識も経験も増やしたいものです。

どこもそうでしょうが、我々の業界もちょっと放っておくだけで、あっという間に浦島太郎になってしまいます
特に字だけ読んでいても絶対に分からない味については、飲んでみるしかない
勉強に終わりはありませんね〜

今日は「オーストリア ブラウフレンキッシュセミナー」でした

3生産者が来日して、自社及び周辺のブラウフレンキッシュワインについて語ってくれました。

ブラウフレンキッシュと言うのは、オーストリアの黒ブドウ品種です
公式に認定されている13の黒ブドウの内の一つで、オーストリア国内では7%の栽培面積しかありません。
(2009年の統計、因みに赤の一番はツヴァイゲルトで13.9%、赤ワインは全体の34.2%です)

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より

うーん、ネッビオーロだと言われたら、そーか、と思いそう…

オーストリア人はこのブドウの由来に長らく関心がありませんでしたが(そんなもんです)、
DNA鑑定の結果、ブラウアー・ツィメートトラウベとヴァイサー・ホイニッシュの交配品種で、
1922年にツヴァイゲルト博士によって作られた品種だと判明しました
(この有名な博士の名前をとって、既出の「ツヴァイゲルト」と言う品種があります)

ドイツではレンベルガー、ハンガリーではケクフランキッシュと呼ばれる品種です。

今日はこの、普段特に馴染みのない品種だけのセミナーでした

来日生産者は3名。
エスターハージーからゼネラルマネジャーのステファン・チェッペ氏
グロッサーワインからオーナーのマティアス・クルン氏
ヴェーニンガーからオーナーのフランツ・ヴェーニンガー氏

全て中部のブルゲンラントの生産者です。

チェッペさんが映ってないけど ↓

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エスターハージーは名門の大貴族、でっかい宮殿に多くの宝物を持ち、かつては音楽家のハイドンのパトロンでもありました
なので、ここだけ色んなワインを作っていますが、あとの2社は自社畑の小規模生産者です。

ブルゲンラントでは、ブラウフレンキッシュは非常に重要なブドウです
先祖から受け継がれた樹齢の高い樹を皆さん大事にしています。

寒いイメージのオーストリアですが、国の東側にあるワイン産地は一年を通して日本とあまり変わらない気温です。
ハンガリーに向かって広がるパノニア平原は夏暑く、アフリカの熱波が地中海を回ってやってきます。
雪山なのはアルプスのあるチロルなど、西のほうだけですよ〜

粘土質やスレートに石灰岩が混ざった複雑な土壌と、この熱波の影響でエレガントな赤ワインが出来上がるのですが…

香りはややスパイシーです
赤い果実の香りもあるんですが、時間が経つとコーヒーや醤油みたいな香りも混ざってきます。

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うーん、何だろう。これは。

「甘くないジンファンデル」というか、「シャープなネグロアマーロ」というか、そんな感じ
試飲した6種類のワイン、アルコールは全て13〜14度なんですが、もっとあるような気がします。

率直に言うと、香りと味の印象があまり調和しませんねぇ
(ワインがダメだっていう意味ではありません)
もっと熟成させた方がいいんでしょうね
ウヴェ・シーファーみたいに「さっさと売っちゃう」というのが、オーストリア本来のワイン消費の姿勢なので。

個人的な意見ですが、
国際市場において、ある意味「遅れてきた客」であるオーストリアワインは、
古参の真似でなく独自の道を行く一方で、熟成にはもっと多くの配慮をするべきかと思います


うーん、今日のセミナーは生産者の個々の情報を得られた事と、飲み比べとしては非常に良かったですが、
品種の個性に迫るっていう点では不完全燃焼だなぁ…

ヴェーニンガーさんのブドウ樹の話は面白かった
「ブドウの根は地中深く伸びる物よりも、地表近くを横に伸びる物によって香りや味の影響を受ける」という、これまでの根っこに対する正反対の意見でした。
薄い表土も有効なんでしょうか、確かにC層(岩盤)からは吸収する物はなさそうですが。

やっぱ、良く消化できませんね。
訳分かんない方、申し訳ございません

そんな品種もあるんだよ、という事で







posted by cave MITSUKURA at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

AOCのイメージ返上


今日はようやく暖かいです、お花見してる方も多そうですね


てんちょ、昨日、久しぶりに美味しさを再確認したワインがあります
取引先のお店を回って、せっせと自社ワインを消費するという作戦で出会いました。
(冗談ですよ、もちろん

ワインはこれ

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ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン マコン・ヴィラージュ2011 テヴネ・エ・フィス

ブルゴーニュのマコネー地区の白ワイン、シャルドネ100%です。
マコンの名前は知っている人が多いでしょうが、このボングランはかなり別格です

マコンの白と言うと(ヴィラージュと付くと白のみになります)、
ボーヌのシャルドネに比べてさっぱりタイプで、
価格も低めのデイリーワイン向きで、
そこまで高貴なワインではない
と、思っていませんか??

確かに大部分はそうした「低価格、お気軽」ワインなんですが、このボングランは全然違うんです

ボングランとは、「Bongrain(良いブドウの粒から造られるワイン)」の意味で、
ジャン・テヴネ氏と息子のゴーティエさんが二人で運営しています。
こんなお二人です ↓

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輸入元HPより

HPもありますけど、フランス語のみかぁ… コピペもできないし読むの大変

今では、ドメーヌ・ロアリーと同族のエミリアン・ジレも傘下になって、
3つのラインナップでワインを作っています。

が、とにかくここは変わってる

まず、「さっぱり早飲み」のイメージのマコンにあって、3年以上も熟成させています
今日のワインも2011で、これが市場に出てる最新ヴィンテージなのです
味が整っているのはそのおかげでもあります。

しかも、マコンなのに貴腐ワインを作ってます
キュヴェ・ボトリティスと言う名のワインは(そのまんまですが)、100%貴腐ブドウで造られた極甘口で30年くらいは熟成可能でしょう

今日のマコン・ヴィラージュには貴腐は入っていません。
が、完熟した健全なブドウを感じる、めちゃくちゃ旨い辛口です

樽はナシですが、非常に良いコクがあります
砂糖漬けのレモンやハチミツの香りで、余韻も長いですね〜

テヴネ親子のワイン作りの基本姿勢は、「何もしない」事です
ビオの認証も取っていますが、有機栽培は当たり前なので敢えてシール張ったりせず、説明もなし。
発酵は出来るだけゆっくり低温で行うために、途中で発酵が止まっちゃったりする事もあるそうですが、
それでも人為的な制御は一切しない。

MLFの後で再びアルコール発酵が始まる事もあるそうです
は、初めて聞いたわ💦 そんなの。

先祖代々のブドウ栽培やワイン作りを継承しているだけ、だそうですが

ある意味「変わり者」な訳ですが、作るワインは素晴らしく美味しいのです
ワインはクリアで、欠点が全くない。
物足りない要素もなく、嫌な刺激もつらい酸味もなく、最後まで非常に健やかです

これで3000円しないんだから、絶対買うべし
これからの季節にも、冷やして楽しめるし。
いいですよ〜

もちっと高いけど、ここのヴィレクレッセもいいんだよ〜







posted by cave MITSUKURA at 18:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

片付いたけど


今日から新年度、弊社も事例が出たり色々と異動もあるようですが、
ミツクラは不変でーす

今日、4月1日だし
「特別ワイン会企画 DRCの会 会費1万円」などと、
イベントページに載せようかと思っていたのですが…
揉め事になるといけませんので、やめておきました 

さて…
月初の入荷はまだ続きます。

が、紹介はまた明日以降で。
ごめんね




posted by cave MITSUKURA at 17:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月31日

せっせと集めよう


雨で肌寒い名古屋です
一雨ごとに暖かくなる… 気がしません

今日で3月も最後、ミツクラは当然スーパーフライデーなんて全く関係ありませーん

明日からは4月、新しいワインがどーんと入って来ます
14年割り当てのヴォギュエとか、何故かこの時期にDRCとか。

一年を通してよく売れるスパークリングももっと充実させたいです。
マグナムの品揃えも増やしますよ〜

個人的にも「でっかいボトル万歳キャンペーン」は一生やると思うわ

店頭で今、一番大きいボトルはこれ
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シャトー・ラルマンド2006

ボルドー、サンテミリオン産(なので赤ワイン)です
6リットルです

ここは90年に所有者が変わって、シャトー・スタールと同じ経営になってますね。
カデ・ピオラも傘下になってます。

2006年はメルロー65%、カベルネフラン30%、カベルネソーヴィニヨン5%です。
6割新樽で18か月熟成です

レギュラーボトルと比較するとこんな感じ

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バランスがおかしい??
昔のジャイアントボトルってもっと、ずんぐりしてたんですけどね。
最近のは背が高くなってスリムになってます

ホントは9リットルが欲しかったんですが、ボルドーの仲卸に在庫がなかったのです
今年の9周年にはこれ、開けましょうか。

ジャン・ノエル・ガニャールのシャサーニュ白の3リットルってのもある

大きなボトルは熟成がゆっくりですが、味が安定していていいですよ〜
マグナムのシャンパーニュが美味しいのと同じですね。
















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2017年03月30日

宴の後の興ざめ


年度末ですね、引っ越し業者さんがあちこちで活躍しています
店頭にも転勤でお別れのご挨拶に来て下さるお客様がいたり、残念ですがまた名古屋に来たら寄ってくださいね〜


昨日の試飲会には沢山のお客様にお越しいただきましてありがとうございました

やっぱり瓶内二次発酵のスパークリングワインはどれも美味しいですね
ブラインド全問正解のお客様からマグナムワインの振る舞いをいただいたり、楽しく飲めました。

昨日書きましたネレッロ・マスカレーゼはもっと長い瓶熟期間を置いているんじゃないかと思うくらいの、香ばしいボリュームのある香りでした

これ ↓

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泡立ちも綺麗で美味しかったです
品種特有の個性が目立つような感じではありませんでしたね、欠点のない良いコクのあるスタイルです。

おまけで出したスティルのこれも美味しかった ↓

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アルコール10.5%の優しい口当たりです
ほんのり甘くて、香りもいいですね。リンゴや桃みたいです。
お昼から飲むのにいいかも


で、書こうか書くまいか迷ったのですが、書きます

トイレットペーパー持って帰ったあなた
そんなセコイ真似、やめてくださいね

…大体、誰か分かってますよ








posted by cave MITSUKURA at 16:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

しゅわしゅわ〜


いきなりワインとは無関係な話ですが、
てんちょ、本日忘れずに「大エルミタージュ美術展」の前売りを買えて嬉しいです
http://www.ctv.co.jp/event/hermitage2017/

色んな展覧会の前売り券を買おう買おうと思っておきながら、忘れて買いそびれる事が多かったので
31日まで超お得です(600円オフ)

今月は上野のティツィアーノも行けたし
(激混みかと思いきや、全然ゆっくり見られて意外。日曜だったのに。
「ダナエ」はどっちかと言うと脇で老婆が袋広げてる方が見たかったけどね。)

作戦としては、雨の火曜日の朝一番とかに行きたいです

何年か前に名古屋市美術館でやっていたエルミタージュ展も非常に良かったので期待大。
機会があるならフランスよりもサンクトペテルブルクに行ってしまいたいわ


今日はお天気いいけど、帰りはきっと寒い

フランスの天候はこれからが勝負です
気温が上がって、とっくに剪定した枝から樹液が滴っています

春が来た証です〜

こんな風に ↓
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ピントが背景にあっちゃってますが💦
これで4月、フランスじゃないけど。ワッハウのバイセンキルヒェン。

フランスの「7」の年はこの数十年、そこまで上出来ではないものの、柔らかくて早くから親しめるキャラクターになっているので、今年も期待したいです
いい例外になってほしいなぁ〜


さて、今日は毎月恒例の試飲会です
今日は久しぶりの満席、ありがとうございます。

テーマは「瓶内二次発酵スパークリング」です

注目したいのは(全部だけど)、このイタリアンです ↓

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ムルゴ メトード・クラシコ ブリュットNV

イタリア、シチリアのスプマンテです

1800年代から歴史があるムルゴ一族の経営で、現当主は男爵とその息子達。
ワイナリーにはB&Bやレストランもあるんですね
13種類のワインとオリーヴオイルも生産しています。

ワイナリーはここ、カタルーニアにあります ↓

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青い三角がエトナ山。3329メートルもある火山です。

火山灰の堆積した土壌では、ブドウも独特の風味が生まれるようですね
フィロキセラが来ないという利点もあるし。

南イタリアのイメージのシチリアですが、冬には雪も積もるんですよ

注目のスプマンテは、エトナ山の南に広がる地区の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼと言う品種100%で出来ています
黒ブドウです。

何、その品種…???

名前は聞いた事あるけど、全然馴染みがないわ
島のワインは好んで飲まないので、すみませんです

ムルゴでは、シャンパーニュのブラン・ド・ノワールにヒントを得て、1980年代に初めて土着の黒ブドウで瓶内二次発酵の本格的なスプマンテを生産しました

アッサンブラージュの内容は公表されていませんが、瓶熟期間は18カ月から26カ月。
ブドウの果汁(とおそらくは酸)を温存するために、完熟の一歩手前で収穫を行うそうです。
ha当たり5〜6000という収穫量は少ないですね
(シャンパーニュでは12000までOKなので)
5万本も作ってます、他にロゼとエクストラブリュットがありますよ〜

ガンベロ・ロッソで1グラスを獲得しています
(イタリアワイン評価本で、グラス1から最高のグラス3まであります)

ネレッロ・マスカレーゼは「シチリアのピノノワール」などと言われてるみたいですが、
実際はかなりパワフル、つおいブドウの様です

ま、今日のは白のスプマンテですし。
どんな香りと味なんでしょうね〜、また報告します









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2017年03月28日

偉大なワインも飲んでこそ


名古屋もようやく今日、桜の開花宣言がありましたが、寒いですよね…

最低気温が3度だそうです。桜通りの枝垂桜も全然咲いてる気配ありません
でも、日差しは強くて日陰を歩くてんちょです(お日様苦手)


ここ数日、知り合いが二人、別々で新しいレストランをオープンしたり、昔から知ってるシェフが10年ぶりに訪ねて来てくれて、新しいお店をやっていたのを知ったりと、春らしい動きなんでしょうか
フットワーク鈍いてんちょなので、ぼちぼち訪問することにします


さて、月末なのに新しいワイン来てます
3月決算で特価が出ていたりしたので、スカスカのセラーを一部補充です。
全部ブルゴーニュ。

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チボー・リジェ・ベレール リシュブール2013 マグナム

一体いつ飲み頃が来るんでしょうね…💦
それとも、案外早くから飲めてしまうのでしょうか??

比較するとこんな大きさです ↓

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右はレギュラーボトル(ムーランナヴァン)
この方、今や大人気のドメーヌになりましたね

流石の特級、ロウキャップですね。初めて見た ↓
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あー、飲んでみたい


それと、これも来ました

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モメサン クロ・ド・タール2011&ラ・フォルジュ・ド・タール2011

モレサンドニに5つある特級の一つ、モノポールです

「シャンベルタンの力強さとミュジニーのエレガンスを併せ持つ」
素晴らしいワインなのです

クロ・ド・タールは修道院によって開墾され、サンヴィヴァンで有名なマレ・モンジュが持っていましたが、現在はモメサンの所有です。
開墾以来、一度も分割されなったという奇跡的な畑です

俯瞰するとこんな区画です ↓

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HPより

写真だと平らに見えますが、写真の下(西)から上(東)へ向かって30メートルほど下っています
モメサンではこの畑を6つの区画に分けて、別々に収穫、醸造しています。

写真の右(南)には特級ボンヌ・マールがあり、すぐにシャンボルミュジニー村です
左(北)には同じく特級クロ・デ・ランブレイがあり、さらに進むとジュヴレイ・シャンベルタン村です

位置関係分かりますか??

オスピス・ド・ボーヌから移り、20年に渡ってこのワインを作って来た高名な支配人のシルヴァン・ピティオ氏も3年くらい前に引退してしまいましたが、一度お会いしてみたかったなぁ
後任はラルロのデヴォージュ氏。

こんなお二人 ↓

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HPより

フォルジュはセカンドですが、てんちょ初めて見たよ
樹齢が25年以下の若木のブドウを使っています。
こちらはモレサンドニ・プルミエクリュ。

2011年は暑い年で、収穫が8月下旬に始まった数少ないヴィンテージの一つです
この10年で3回もあり、温暖化の影響が顕著です。
2007年、2003年(この年は特に印象深いです)、その前になるとはるか昔の1893年です

100年以上もなかった事が頻繁に起こるようになった訳で、これからどうなっていくんでしょうね…
ただ単に右肩上がりで気温が上昇するのではなく、今でも降れば大洪水、冷えれば大寒波、など極端な気象を引き起こしていますよね
日本も例外じゃない💦

イスラムっぽい模様ですね、何だろう。

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好きです、このラベル

これもまだまだかなぁ…
うー、飲んでみたい






posted by cave MITSUKURA at 15:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする