2020年06月03日

香りを想像してみて


曇りでも暑い名古屋です。
暑さは気温よりも湿度ですよね


今日も飲んでないけど新入荷ワインを紹介します

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安心院ワイン アルバリーニョ2019

珍しく日本のワインです
白ワインだよ。

清々しいラベルですね🌟

アルバリーニョを集めてワイン会をやりたくて国産も買ってみたという訳。
リアス・バイシャスやヴィーニョヴェルデだけじゃなく、世界中のアルバリーニョの飲み比べがしたい

安心院ワインは有名だと思いますし、てんちょ以上にご存知の方も沢山いそうです
なので簡単に。

安心院、これで「あじむ」と読みます
が、読めませんよね??
かろうじて「あ」にだけは賛成できそうですが…
地名、人名は読めなくても仕方ないです

主税町水主町という地名が名古屋市内にもありますけど、読める県外人はまずいないでしょうね〜
(主税町=ちからまち、水主町=かこまち)

安心院ワイン(安心院葡萄酒工房)は大分県宇佐市安心院町にあります
地図は自分で見てちょ

焼酎のいいちこを作っている三和酒類が持っているワイナリーです。

大分かぁ、はるか昔に別府に行ったくらい…

安心院ワインは1970年代に始まったワイナリーですが、本格的になって来たのは2000年以降でしょうか
生食用の品種から醸造用の品種へと栽培を転換し、安心院産のブドウを100%使用するようにしました。
安心院の名前が前面に出たワインになったのですね

今では赤白スパークリング、甘口、ブランデーと28種類も生産があります
泡だけで3種類もあるわ。

シャルドネや甲州、メルローなどはお馴染みですね
デラウェアやナイアガラ、マスカットベリーAもあるある

でも、アルバリーニョを作ってる日本のワイナリーはほとんどないですよね
め、珍しい。
2011年から自社畑で試験栽培されていたそうです。
初ヴィンテージはいつかな??

アルバリーニョはイベリア半島の固有品種で、スペインのガリシア地方ではDOリアス・バイシャスとして、ポルトガルのミーニョ地方ではDOヴィーニョヴェルデで有名です
どちらの産地も赤白ロゼがあり、品種もアルバリーニョ100%ではありませんが、リアス・バイシャスでは90%以上がアルバリーニョで作られる白ワインで占められています。

ガリシア地方には大都市サンチアゴ・デ・コンポステーラがあり、ここには(なぜか)聖ヤコブの遺骨があるとされ、エルサレムがイスラム教徒に支配され訪問が危険な時期にはここを訪れる巡礼の旅が大変人気でした
ドイツやベネルクス3国など北方からの巡礼が多く、みんなヤコブの象徴である帆立貝のシンボルをつけて各地の修道院を回りながらサンチアゴ・デ・コンポステーラを目指したんですねー

因みに、その巡礼の中継地として栄えたのがサンテミリオンです
巡礼が泊まれる簡易の宿泊所を持ち、巡礼は出発の前に自分の革袋(水筒)にワインを詰めることが出来たそうです。
ワインが出る蛇口があったらしい。
いいわね〜、ポンジュースか
その修道院は世界遺産になってます。

しかし、なんでヤコブの骨がわざわざあんな遠くまで運ばれていったんでしょうねぇ??
地中海を船で行ったそうですけど。
スペインは確かにゴリゴリのカトリックなので聖遺骸や聖遺物が集められるのも分かるんですけど、ヤコブの骨だと思われているのはきっと誰の物かも分からないんだろうなぁ…

…冒涜?
敬虔なカトリックの皆様、どうかこの不信心者を見逃しくてください

そもそも、アルバリーニョ自体もドイツの修道僧が巡礼の際にイベリア半島へ持ち込んだという説があります

リアス・バイシャスでは圧倒的に小規模な家族経営の農家が多く、自家農園のワインが沢山作られています。
湿度の高い土地なので低い棚作りにすることが多かったアルバリーニョですが、今では垣根栽培も採用されています
ここの話はまた今度。

アルバリーニョの特徴はその華やかな芳香とはっきりとした強い酸味にあります
房は小さめ

香りの高いブドウと言うと、ゲヴェルツトラミネールヴィオニエなど、あーあの香りね、とすぐに思い出せそうな品種がありますが、アルバリーニョも同様にくちなしの花やユリの様な「白い花」の香りとリンゴや洋ナシなどの(南方系じゃない)フルーツの香りが複雑に交ざり、かつボリュームがあります

ゲヴェルツの欠点がもしあるとするなら、酸が少ない事かもしれません
個人的な好みですけど。
酸が少ないが故に、ワインがボヤっとしてしまったり、寿命が短くなってたり、とたまーにありますね…
ヴィオニエは酸はあるんですが収量が少ないし、病気に弱い

その点では、南の海岸で逞しく育ってるアルバリーニョは香りも酸も収穫もクリアできてる優良品種なんです
繊細なのに逞しい
スペイン最高の白ブドウ高貴品種です

湿度にも適応してるアルバリーニョ、だからなのか日本の土地でも上手く行くのですね
気候よりも日本は土がねぇ… ブドウよりもジャガイモやキャベツ、トマト畑がいいって土地が多い。

さて、19年の出来立てアルバリーニョはどうなんでしょうか
あなたも是非飲んでみてください〜

アルバリーニョ会やろう、あと何本か欲しいけど













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2020年06月02日

ジュラと一緒にしちゃだめよ


もう6月かぁー
コロナが無かったら今頃はフランス行きの支度をしてる所だったのに…

まだ夜の外食は控えてる方もいらっしゃるようですが、昼間はかなり人も車も多いです。


カーヴミツクラ6月も試飲会はお休みします
参加者を完全に把握するのが難しいこともあり、大事を取りまして休止。
7月からは通常通り開催する予定ですのでどうぞよろしくお願いいたします。



店頭にセール品以外の超特価ワインが入荷しました

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適当に集めて写真撮りましたが全て品質等に問題ありません

せーんぶ1000円以下
700円とか800円とか
赤も白もスパークリングもあります。
12本しかないワインもあるので、お早めにご来店ください〜



最近は飲んでいない新入荷ワインを紹介していますが、今日もそんな一つ

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ジャン・ペリエ クレマン・ド・サヴォワNV

フランスのスパークリングワイン、白です。
フランス8番目のクレマンです

クレマンってよく聞きますけど、どんな物か知ってますか??

クレマンは法規制されたスパークリングワインで、フランス国内に8つの産地が認定されています。
(フランス以外のルクセンブルクやベルギーでもクレマンと呼ばれる発泡ワインはあります)
ブドウ品種は各土地に根差した品種で、瓶内二次醗酵によって得られた泡でなくてはなりません。
瓶熟の期間は概ねの産地で9カ月以上と、シャンパーニュの12ヶ月と比べると短くなっています。

アルザス
ブルゴーニュ
ジュラ
リムー
ボルドー
ロワール
ディ


上記の7産地に、2015年から新しく加わったのがサヴォワです

因みに、先に認定されている7産地ではディを除き全て白とロゼの生産が可能で、瓶熟期間は9カ月以上。
ローヌ中部のクレマン・ド・ディだけは白のみ、瓶熟12ヶ月以上です。
ディではクレマンよりも、甘口のクレレット・ド・ディの方が有名ですね

リムーはラングドックの西にあり、シャンパーニュよりも古い瓶内発酵のスパークリングワインの歴史があります
フランス発泡ワインの祖はリムーです。

そして、新たなクレマン・ド・サヴォワですが、こちらも白だけ
瓶熟期間は12ヶ月以上とより厳し規定になっています。

これには、元々サヴォワにはヴァン・ド・サヴォワ・ムスーという発泡ワインがあり、それが瓶内二次醗酵で瓶熟9ヶ月以上が義務付けられていたので、上級品になるクレマンではそれを上回る規定になったという訳です
ムスーやペティアンという単語はフランスのビストロではとても馴染みがある言葉ですが、日本ではあまり聞かないかもしれません。
「泡」「微発泡」という意味。
そうでもない??お馴染みですかね

使用できるブドウは、

ジャケール 40%以上入っていなければならない
アルテス
アリゴテ
シャルドネ
モンドゥーズ・ブラン ←これに白ブドウあるの知らなかった
シャスラなど

ここまで白ブドウ
黒ブドウでは、

モンドゥーズ
ピノノワール
ガメイなど

土着品種のジャケールとアルテスが主体になる事がほとんどの様です。
アルテスはルーセットとも呼ばれています。

どっちも実はあんまりよく知らない
これがジャケール ↓

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生産者HPより、以下同様

樹齢が高そうですね〜

そもそもサヴォワは陸の孤島というか、秘境的な地域で冬には雪に閉ざされる山岳地帯です

こんな感じです ↓

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グラニエ山、スイスじゃない側でもこんな

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美しいですが冬が大変そう

スイス、イタリアと国境を接する冬のリゾート地で、冬季オリンピックが開催されたアルベールビルがあります。
有名な都市では、フレンチベルモットで有名なシャンベリーや少し南にはグルノーブルがあります。

が、正直言ってそこまでワインの一大産地、って感じではないかも

リヨンから西へ100キロくらい?
チーズに代表される酪農のイメージかも。

と、新たに認定されたクレマン・ド・サヴォワですが、意外と輸入というか生産がないみたい
買ってみたいなーなんて思いつつ、やっと入荷して来ました。

今日のクレマンは、ジャン・ペリエ・エ・フィスというドメーヌです

ドメーヌがあるのはここ ↓

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行ってみたいです

1853年にブドウ栽培を始めたというご一家は今、5代目です。
先代時代にはサヴォワで初めて元詰めを始めたという、このドメーヌは家族経営でも現在サヴォワでは最大級の生産者です

13.5haの自社畑を所有、3分の2が白ワインです。

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立派なドメーヌ

サヴォワには350余りのドメーヌがあるそうで(それだけしかないと言うべき?)、大企業が進出してない素朴なイメージの残る地域です。

今日のクレマンのセパージュはジャケール85%、シャルドネ15%
丁寧な選果でいいブドウだけを選んで大事に作られてます。
最低でも瓶熟12ヶ月なら酵母の香りが十分に移っていそうですね。

瓶内二次醗酵のロゼも作ってますが、クレマン・ド・サヴォワは名乗れないのでヴァン・ド・サヴォワになっている

ジュラに比べてサヴォワは飲む機会が少ないので、貴重な1本です
(まぁ、ジュラワインを日常嗜んでる方は少ないでしょうが)

お手頃価格ですし、是非お試しください〜





















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2020年05月31日

自根とは


穏やかな雨ですね
明日から6月です、車はかなり増えてますので人出も徐々に戻っていくでしょう。

業界の試飲会やセミナーも当分は開催されませんので、中々新しいワインを試す機会もありませんが、
出来る限りご紹介していきたいと思います


前回紹介しました、デコイのスパークリングは非常に色の濃い、まるで淡いロゼみたいな外観でした
ピノノワールは半分くらいなのに、オレンジ掛かった色合い
香りはそこまでこってりしてないのですが、流石の瓶内二次醗酵。良い香りでした
美味しかったです


店頭のセールはまだ継続中です

ボランジェのコトー・シャンプノワ、ラ・コート・オーザンファンはすぐに売れちゃいましたね〜

これ ↓

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HPより、以下同様

売っていたのは2013年、木箱入りでかっこいいし
普段はコトー・シャンプノワを買いに来るお客様なんてまずいませんけどね

コート・オーザンファンは単一畑のピノノワール100%で作られた赤ワインです。

このピノノワールはロゼにも使われます。
こんな急斜面だ ↓

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アイにこんな場所あるんですね、北側でしょうね。
steapというより写真が…んー、斜め?

コトー・シャンプノワはシャンパーニュ地方で作られる非発泡性のワインです。
要するに普通のワイン、って事です。
シャンパーニュには泡しかないと思ってる方も多いかもしれませんが、れっきとしたAOCで二つのスティルワインが規定されています

コトー・シャンプノワ

赤白ロゼあり、シャンパーニュ全体で生産可能
優れたものはやはりモンターニュ・ド・ランスのピノノワールに多い

ロゼ・デ・リセイ

リセイというオーヴ県の村を中心にした一体で作られるロゼワイン、ピノノワール100%でなければならない
こっちはロゼだけ。
残念ながらてんちょは今の所、素晴らしいと思うロゼ・デ・リセイには出会っておりませんが、ロゼブームの昨今なので今後に期待したい



さて、ボランジェ繋がりで、しばらくぶりに入荷した高級品を紹介します
こちらは発泡してます、シャンパーニュです。
飲んだ事ある方、少ないだろうなぁ…

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ボランジェ ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ2009

ラベルが何度か変更されますね、昔のフレンチトリコロールの大きなラベルが良かったなー

店頭にあるんですけど、木箱入りでさらに包装されていますので写真にとれない
なのでHPから拝借。
木箱にもお金がかかってます。

全てのシャンパーニュが値上がりしていますが、これも格段に高くなりましたねー
完全割り当てで定価165000円
5年くらい前でも10万円はしてましたが、それよりも高くなってて

このシャンパーニュが何故これほど高額なのかといいますと、極めて生産が少ないからなのです
そして毎年あるとは限らず、これからも生産が続くかも分からない、という貴重な存在なんです。
年産2000本くらいかなー

ヴィエイユ・ヴィーニュの名前の通り、ピノノワールの古木から取れたブドウを使用したブラン・ド・ノワールです
ヴィンテージ表記がありますが、このシャンパーニュは必ずヴィンテージ入りで作られ、他のグランダネRDとは決して一緒にされることなく生産されています。

それには訳があります

このシャンパーニュのブドウはたった二つのクロから取れるブドウだけを使用してるからなのです
しかもその二つの区画は、自根のブドウ樹で接ぎ木をしておらず、フィロキセラがいない畑なのです。

Ungrafted、これって造語?
何故フィロキセラがいないのかは不明、謎のまま
不思議ですね〜

二つと書きましたが、実は昔は三つだったんです
てんちょがボランジェを訪問した2006年当時、このヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズはアイにある二つの区画とブジーにある区画の合計3つの畑から取れたピノノワールを使用していました。
当然すべて接ぎ木なし。しかも全てグランクリュの畑。

しかし、ブジーの畑はその後フィロキセラが侵入して接ぎ木が必要となり、ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズにはもはや使えなくなったのです
フィロキセラがシャンパーニュ地方で確認され始めたのが19世紀の終わり、第一次世界大戦中にはは戦争でもフィロキセラでも踏んだり蹴ったりの悲惨な状況に陥ったシャンパーニュ地方ですが、それ以降もちゃんと?フィロキセラって土の中に広まって居続けたんですね
そりゃそうです。

当時、今頃になってなんで? と思った物ですが仕方ないですね…
人の出入りもあるでしょうから、どこかから入って来ちゃうんでしょうね、それまでいなかったのが奇跡だわ。

と言う事で、
現在ではアイにあるクロ・サンジャッククロ・ショー・ド・テールの区画を大事に管理しているボランジェです

てんちょ、ショー・ド・テールの畑は見せてもらいました
シェの真ん前にあって広々してました、ブドウは半分も植えてなくて斜面の下の方は車が停めてあったのには驚いた。
これらの区画は道路からは見えないように高い塀で囲まれていて扉には鍵が掛けてありました。
「クロ」だし、囲われているのは当然。

今、シャンパーニュ地方では公式にプレ・フィロキセラの区画がいくつあるのか知りませんが(多分あっても極僅か)、
貴重な自根のピノノワールを味わうチャンスが続きますように祈っております

しかし高いけど…

ボランジェ以外にもプレ・フィロキセラの自根の畑を持ってる人いたけど、どうなっているんでしょう??
確か、ミッシェル・マイヤールが自根のシャルドネのコトー・シャンプノワ作ってたような…

流石にてんちょも09年は飲んでおりませんが、
97、99、00と続けて飲んだ事があります

はっきり言って、接ぎ木していないかどうかの違いは全然分かりません

よくあるブラン・ド・ノワールに比べるとかなり繊細でした。
RDとも違いますねー
瓶熟が非常に長いのに酸味が十分にあって、まだ全然熟成していなかったです。

あと、この繊細さは、プロヴィナージュによる植樹のせいかもしれません

ヴィエイユ・ヴィーニュ=樹齢の高い樹から取れたブドウを使用している、と謳っていますけど、二つのクロの樹はプロヴィナージュと言って、枝を土中に埋めて根を生やし、その後に枝を切り離して苗とする方法で増やされています。
自根ですからこうするのが一番早くて確実なのです。
取り木、っていう方法です。
ブドウ樹って簡単に根が生えるんですよ、うちの庭で根付くだけなら簡単。
(その後ん栽培は簡単じゃない)

が、結果として十分なヴィエイユ・ヴィーニュになっていないんじゃないだろうかなぁ…なんて感じるんですけど

ボランジェで聞いてみたんですけど(喧嘩売ってるような質問ですよね、命知らずでした)、
「そんなことない」だそうで。
(ちゃんと丁寧に聞きましたけどね)

なーんか釈然としないまま、現在に至る

あなたも飲んで確かめてみてちょ
















posted by cave MITSUKURA at 19:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月27日

鴨ラベルの泡


5月も終わりですね〜
何故か「安倍のマスク」がお店にも届きました無駄やん



コロナで落ち込んでる飲食業界をサポートしようと、色々なインポーターや生産者から特価のオファーが来ています
価格の面でも嬉しいですし、通常ない物が入って来たりしてます。

そんなイレギュラーワインの中から素敵な泡が入荷したので紹介します

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デコイ ブリュット・キュヴェNV

カリフォルニアのスパークリングワインです

デコイは安定の美味しさで人気です
ダックホーンのグループの中の一つのブランドですが、メルローの評価を確かなものにした功労者です。

昔のカリフォルニアではメルローはブレンド用の品種だと思われていて、単体でワインにすることがなかったんです。
今となっては意外ですが
そんなメルローを単独で採用して大成功したのがダックホーンです。

今ではカレラも傘下に収める大企業になってます

デコイはその弟的なブランドで、ダックホーンよりもリーズナブルな品揃えで普段飲みにもとてもいいですよ

今回、そのデコイからスパークリングが新入荷して来ました
スティルワインと同じ、デコイ(狩猟の囮)のラベルです。

セパージュはシャンパーニュと同じ、ピノノワール49%、シャルドネ47%、ピノムニエ4%
一次発酵は樽で、瓶内二次醗酵の本格派です
あ、でも瓶熟の期間は書いてないな…

ダックホーンが作っていて不味いはずがない
お値段はちょっとしますけどね

新しい泡を試してみたい方は是非どうぞ








posted by cave MITSUKURA at 16:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月24日

セールやってます


今日は暑い

セール初日からお越しいただいたお客様、ありがとうございます

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なんせ2ヶ月以上ぶりに合う方が多くて(そりゃそうだ)、お懐かしゅうございます

「在庫処分」ってあまり良い響きではありませんね
なんて名前のセールにするか悩んだんですけど…

緊急事態宣言解除祝 ← 長い
コロナ収束祈願 ← ワイン屋のセールにはちょっと
甦れ日常 ← 重い

特に急いで「処分」しなければならない物は全くないのですが。

セールは多分6月いっぱいやってますので、何回も覗いてくださいね〜
早速、5大シャトーも追加してみました


来週はもう6月ですね
早い。



posted by cave MITSUKURA at 18:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

明日からセールやります


そろそろ気温が上がって来ましたね
ワインの持ち歩きには気をつけないといけない季節です。

緊急事態宣言も解除されて以前の生活が少しずつ戻って来たように思います
まだ油断はできませんが、ちょっと浮かれた気持ちで、

在庫処分セールやります

明日の5月24日日曜から6月の後半くらいまでの予定です
今ならセール特価に加えてキャッシュレス決済のポイント還元もありますので、一層お得です

ブルゴーニュが中心ですがそれ以外もあります。

是非ご利用ください〜


追加:明日が25だと勘違いしてました
セールは明日、24日日曜からです




posted by cave MITSUKURA at 13:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月21日

懐かしいワイン


街中の人出も結構増えてるように見えます
第2波には用心しつつ、外出もしたい。


先月から必要なワインしか買っていませんので、新しいワインの紹介がほとんどできませんが、
今日は久しぶりに見たワインを買ってみましたので紹介します

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シャトー・ド・ヴィラール・フォンテーヌ

ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ・ブラン1999


今時珍しい99年

この生産者、20年振りくらいに見ました。
こちらのワインは、ブルゴーニュでもオート・コートと言って、ジュヴレイやヴォーヌロマネの斜面の西側、丘を越えた場所にある畑から作られています。
向こう側ってやつ。

生産者名のヴィラール・フォンテーヌという村にシャトーがあり、醸造所の周り、ごく近くにブドウ畑があります。

ここ ↓

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航空写真だと一層分かりやすいかも

オーナーのベルナール・ユドロ氏が1970年に起こした蔵です。
(ユドロ姓のドメーヌは他にもいくつかあります、この土地のお名前ですので)
彼は残念ながら19年に鬼籍に入りましたが、蔵は若き後継者のピークールさんに受け継がれています。

ユドロ氏はこんな方 ↓

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HPより、以下同様

貫禄あるなぁ〜

ユドロ氏はこのヴィラール・フォンテーヌ村の生まれで、学校を卒業後に兵役を経て高校の数学教師を務めていましたが、
69年に兄と共に故郷の村へ帰り、荒廃したブドウ畑の再建を始めます

同時に大学へも通い、科学と栽培の博士号を取得。
農薬を多用する「近代的な」農業が主流だったブルゴーニュで、農薬に頼らない伝統的な手法でブドウ樹を栽培、ワインを醸造する事に努めた人です。

80年代までは除草剤を撒いたり、病気の予防に農薬を使うのがごく普通のやり方で、オーガニックなんて言葉はまるで知られていなかった時代に、彼は農薬の使用をできるだけ減らした栽培を志した奇特な存在です。
ニコラジョリーやダイスがが変人扱いされた時代です。

ブドウ樹の畝を3メートル以上離して、背を高くすることで風通しが良くなり、カビや細菌の病気を減らすことに成功しました。
オート・コートという広域アペラシオンしか名乗れないにも関わらず、収穫をずっと減らし、3500キロ/haというグランクリュ並みの低収量を守りました。

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間空いてますね

彼は、ブルゴーニュの隆起土壌ではニュイのグランクリュの丘を挟んだ反対側、つまりヴィラール・フォンテーヌでも同じ土壌が露出しているはずだと考え、ロマネコンティをはじめとする銘醸畑の反対にある自分の畑でも同様にポテンシャルの高いワインができるはずという理念のもとにワイン作りをしていました

山のあっち側とこっち側は同じ、っていう考え

その一方でディジョン大学で20年以上も電子工学を教え続けたという、多才天才なすごい


今日のシャトー・ヴィラール・フォンテーヌ以外にもドメーヌ・モンマンという素晴らしいワインがあったのですが、確か今は作ってないはず。HPには名前の記載はあるけど。

そしてこんな素晴らしい蔵があまり知られていないのは、ベルナール・ユドロ氏の時代にはメーリングリストの顧客にのみ販売を行っていて、輸出や大手の業者への卸がほとんどなかったからなんです
今では少しの輸出やネット販売が始められて、こうして店頭にやって来たという訳ですが。

そして、この蔵では十分に熟成したワインを出荷したいという考えで、今でも貴重な90年代や2000年代の前半のワインが買えます
シャトー・ド・ヴィラール・フォンテーヌではブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイだけを販売しています。

てんちょが買ったのは99年の白、シャルドネ100%です(赤も輸入されています)
新樽3分の1を用いて18ヶ月熟成。
ルアールってどこの区画の事か分かりませんが

99年ですが液面や外観には全く問題ありません
そして一葉さんでおつりが来ます、良心的な価格で嬉しい

輸入元には僅かしか残っていません、飲んでみたい方はお早目に〜










posted by cave MITSUKURA at 18:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月17日

牡蠣でも鮎でも


街のお店も少しずつ開いてますね、セントラルパークが通行可能になって嬉しいです
とは言え、出かけるのもどのくらい用心したらいいんでしょう、迷うところ。


今日はフランスワインの大定番を紹介します

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シャトー・ド・ラ・ラゴティエール 
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ワインの名前が長すぎます

皆様、ミュスカデはよくご存知だと思います

フランスの北部の大都市、ナントの周辺に広がる大きな白ワインの産地で、ロワール川の河口付近で最も下流にあるAOCです。
ミュスカデという品種で作られる同名の辛口白ワインで、微発泡してる物が多いでしょう

冷やして飲むのがオススメ、キリっとした清涼感溢れる爽やかワインですね

ミュスカデというワインには、厳密には4つの名称が法律で規定されています

1、ミュスカデ
これが一番ベーシックなミュスカデです。後の3つの産地全てを包括していますが、この名称での生産はさほど多くありません。

2、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
これが今日のミュスカデで、市場で最も見る事の多い名称です。ナントの東に位置する地区で作られています。

3、ミュスカデ・コトー・ド・ラ・ロワール
あまり見ませんが、2のさらに東にある地区で北のアンスニという町を含んでいます。
AOCに昇格したコトー・ダンスニを作る地域でもあります。

4、ミュスカデ・コート・ド・グランリュ
これもあんまり見かけませんね、1994年認定の新しいAOCですが、ナント市の南にあるグランリュという名前の湖がある周辺です。

まぁ、2だけ知ってれば十分です

因みに上記の4つのAOCには全て、SUR LIE=シュル・リーの表記を付ける事が出来ます。
これは、アルコール発酵で生じたを取り除くことなく、翌年の3月1日まではワインと共に残して置く製法で、爽快な味わいのワインに深みとコクを持たせることを目的に行われます。

ミュスカデというブドウは、別名ムロン・ド・ブルゴーニュと呼ばれ、17世紀の前半にブルゴーニュ地方から修道僧によって持ち込まれました。
この地区のブドウが度々霜害にあって全滅してしまうので、寒さに強い品種を取り入れることにしたのが始まりです。
実際、ミュスカデは霜が降りる中で生き残った唯一の品種だったようです

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HPより、以下同様

ムロンとはメロンの事で、ブドウの葉が大きくて丸いのでそう呼ばれているようです

豊富な酸味があり、クエン酸が僅かに含まれるように非常にさっぱりとした辛口のワインになるミュスカデは、
魚貝との相性が抜群に良く、牡蠣には必ずミュスカデを合わせるべきだというのが、フランスの美食の基本です

ですから、ナントでもパリでも、牡蠣を出すレストランやビストロでは必ずミュスカデを用意しています
単価の低いミュスカデですが、どんな高級店でも優れたミュスカデを持たずして生牡蠣を楽しむ事はないのです。

因みに、「牡蠣にシャブリ」って言うのは後付けの流行でしょうね。
ミュスカデに代わるさっぱり辛口の代名詞としてシャブリなんでしょうが、シャブリは内陸の産地ですし、相性ならアントルドメールのソーヴィニヨンブランの方が良さそうです

ミュスカデを安物だと馬鹿にしてる人は残念な人ですよー



さて、今日の生産者、ラゴティエールは素晴らしい作り手です
シャトーの起源は14世紀にも遡ることができるとても古いブドウ園ですが、1979年に現在のオーナーであるクイヨー3兄弟に買収されました。

なのでラベルにもラゴティエールの名前の上に、フレール・クイヨ―の名前も入ってます

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クイヨー兄弟はラゴティエールの他にも2つのシャトーを所有し、全部で4つのブランドを持っています。

ラゴティエールのシャトーはここ ↓

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てんちょが訪問したレキュも近くです。

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ミュスカデって意外と起伏があるんですよね、もっとダラーっと広い場所かと思っていたんですが、ボルドーの方がずっとだだっ広いかも
どうかな

冬は流石に寒そう ↓

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霜害に強い品種が重要になります

今日のミュスカデはヴィエイユ・ヴィーニュの表記通り、樹齢50年から60年の古木のブドウを使用しています
シスト土壌の畑で収穫をギリギリまで待って行い、完熟したブドウを得ています。
栽培は環境に配慮したテラ・ヴィティスという団体の方針に従っています。

こんな土壌 ↓

ラゴティエールTerroir-Sol-2.jpg

大量生産のイメージがあるミュスカデですが、ラゴティエールではha当たりの収穫は僅かに4500キロと非常に少ないです
低温で発酵後、地下のタンクで澱と共に10ヶ月熟成させています。

シーフードに合うのはもちろん、アジアンフードにもおすすめだそうです。
もちろんシェーブルチーズにも相性ばっちりです
この前、お客様のお店で出してもらった滋賀県の稚鮎の天ぷらにも合いそうだなぁ

ワイン評価本で常に最高の評価を得ているラゴティエール、ワインにはシリアルナンバーまで入っています
珍しいですね〜

でも、プルミエクリュってどういう意味かな???
なんだろう…


これからの季節にはとても美味しいラゴティエールのミュスカデ、昼から飲むにも良いかもです
絶対に冷やしてくださいね。

ミュスカデを飲む機会って意外と少ないと思います、もう一度いいミュスカデをちゃんと確認してみてくださいね









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2020年05月16日

社員募集と営業時間変更のお知らせ


カーヴミツクラでは社員を募集しています

ワインショップで働いてみたい方、お知り合いで転職を考えてる方がいらっしゃいましたら、応募・ご紹介お願い致します。
沢山の種類のワインに触れることができる仕事です
高級ワインも多いですし、業界の試飲会やセミナーなど勉強する機会も豊富にあります。

とりあえず、アルバイトまたはパートでも構いません


それから、ニュースページにも記載いたしました通り、
営業時間を12時〜20時に変更いたします
年中無休のまま、毎日やってます。
(お正月の3が日は休みますので)

貸し出しスペースは当分の間、休止に致します。

どうぞよろしくお願いいたします。











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2020年05月13日

南半球最高の泡になり得るか


日差しが強い

愛知県でも緊急事態宣言が早めに解除になりそうですが、まだ心配です…
いきなり全部を元に戻すのは流石にマズイですよね
飲食店さんは早く営業再開したいだろうし、個人の行動も迷うところ

総理の「スピード感を持って」って、言ってる本人、意味わかってるんですかね
聞くたびに、こっちはため息なんですけど
森友から手を引くのは見事なスピード感だったのに。




今日は新しいワインを紹介します
一年中人気の泡だよ〜
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ノーティラス キュベ・マルボロ ブリュットNV

マルボロの記載でお判りになると思いますが、ニュージーランドのスパークリングです
瓶内二次醗酵の本格的な泡ですよ

ノーティラス自体はずいぶん前ですが紹介した事ありました。
スティルの赤白だったかな。
アンモナイトのアイコンが目印です ↓

ノーティラスmedias.jpg
こちらはソーヴィニヨンブラン

1985年にソーヴィニヨンブランを初リリースしたこの蔵は、現在まで変わる事なく家族経営を続けている数少ないワイナリーです。
ニュージーランド最大のワイン産地であるマルボロには非常に沢山のワイナリーがありますが、創業から家族経営を変えていないのはノーティラスともう1件だけだそうです
そうなんですね〜
どこも買収されたり法人化されたりしてるんですね。

そうは言っても、HPによれば、ノーティラスの醸造家や栽培責任者は後から入って来たメンバーばっかりで、創業者の影がない
どーしたのかな??
でもここって、オージーのどこかが出資してたんじゃなかったっけ。


ニュージーランドと言えばソーヴィニヨンブランが最も有名ですが、それもこれもクラウディベイがマルボロのソーヴィニヨンブランを販売したのが始まりです

ワイン作りが主要産業になる前には、ドイツ系の品種や酒精強化ワインの生産がされていたんですが、今では嘘のよう。
クラウディベイの初リリースも85年なんですが、この大成功のおかげで今のニュージーランドワインのスタイルが築かれたようなものです。
正しくはマールボロ、と、マ以降を伸ばして発音するみたいですね。

2万4000haのもの広大な産地であるマルボロには3つのサブリージョンがありますが、マオリ族の呼び名なのか覚えづらい…

ワイラウバレー
サザンバレー
アワテレバレー


国土全体で、地名が英語と原住民の呼び名で混ざってます
意味を知らないと(知っても)馴染みのない発音かも。

ノーティラスはワイラウバレーにあります、ワイラウ川がクラウディ湾に流れる流域です ↓

ノーティラス.png

近所にもヴィラ・マリアやホワイトヘヴンなど沢山のワイナリーがありますね

で、今日のスパークリングですが、こちらはピノノワール70%、シャルドネ30%の理想的なセパージュです
89年から作ってます
さらに、瓶内二次醗酵に3年以上も費やしているという念の入れよう

ラベル上部に、Late Disgorged after Three Yaers=3年十分待ってからデゴルジュマンしてます、の表記がある通りです

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ドサージュは年によって変わりますが、5〜15g

こんなにちゃんとしたスパークリング、流石にお値段もまーまーするんですが
3年熟成もしてたら仕方ないよー

ですが今回、輸入元から特価で特別に入荷して来ました

家飲み楽勝の値段ですよ
(野口君は二人以上必要ですけどね)

こりゃーいいでしょう
てんちょもまだ飲んでいませんが、不味い訳がない。

泡好きな方に是非試してもらいたいです〜















posted by cave MITSUKURA at 14:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする