2020年01月28日

ラベルはピンク


今日、気まぐれで二つ目のブログ書いちゃいます。

明日の試飲会に出すスパークリングを一つ紹介します

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モンジャール・ミュニュレ クレマン・ド・ブルゴーニュ キュヴェ・クロエNV

名前の通り、ブルゴーニュのクレマンですが、モンジャール・ミュニュレは有名ですので知ってる方が多いでしょう
あの「手」の紋章が印象的ですよね。
なぜ、あれなんでしょう??

このクレマン、スティルのミュニュレとは全然違う何故かピンクのラベルですが、裏にはちゃんとあの紋章が書いてあります ↓

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モンジャール・ミュニュレはヴォーヌ・ロマネでも指折りの地主で、家計は17世紀の前半まで遡れるブドウ栽培家たっだようです。
1945年に婚姻によってドメーヌを両家の名字を合わせた物に変更しています。

エシェゾーグランエシェゾーはDRCに次ぐ面積を所有していて、北から南まで35ものアぺラシオンのワインを生産しています。
現当主のヴァンサン氏の父親はヴォーヌ・ロマネの村長だった方です。

今、こちらのドメーヌはヴォーヌ・ロマネで「リシュブール」という名のホテル・レストランも経営しています
行ってみたい〜

今日のクレマンは、お孫さんのクロエちゃんの為に新しく作られた物です
こんなかわいいお嬢さん ↓

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HPより、今はもっと大きくなってるはず

ヴォーヌ・ロマネにある"Les Lutenieres"という区画のシャルドネ100%からつくられる、ブランドブランですが、
瓶熟期間など詳しい情報がない

クレマン・ド・ブルゴーニュの規定では瓶熟は9ヶ月以上ならOKなので、それくらいなのかもしれません
でも、天下のモンジャール・ミュニュレだし、もっと時間かけてるかも。

飲めば分かりますよ

この9ヶ月、と言う数字は大変微妙な規定です
この最低瓶熟期間はスペインのカヴァと同じですが、瓶中で酵母が働きを終えて澱となり、活動前に取り込んだアミノ酸を放出するのに必要な期間がおよそ10から11ヶ月と言われています。
この酵母が自己溶解する過程をオートリーゼと言います。

規定ギリギリの9ヶ月でデゴルジュマンすると、シャンパーニュの様な酵母の放つコクや香ばしい香りがなく、よりスッキリとしたスタイルになります。
ヴィンテージ・カヴァだけを生産する、ロジャーグラートはそれを嫌い、より深い香りと味わいにするために規定以上の2年から3年ととても長い期間を瓶熟に費やしています。

この辺りは経済的な理由や、生産者の狙う味わいの違いにもよりますので、一概に批判はできませんが、
やはり瓶熟期間が長い方がより評価が高いのは仕方ありませんね

明日、出しますのでご参加の方はどれくらいか推測してみて下さいね
外観は素敵な黄金色だし、期待できそうですね〜







posted by cave MITSUKURA at 16:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

出して眺めてまた仕舞う


もう1月も終わり、早いもんですね

今日は時間があるので、お店のセラー奥でキープしてるワインの整理をしてみました
もう古いワインがないです。
でも飲んだ結果なので、それでいいの

やろうとやろうと思っていて出来てないワイン会がいくつかあるなぁ


今年こそトロタノワ

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↑ もうこの写真何度載せてんの
  2017年11月に撮った💦

いやー、1本が高くて
特に95のマグナムと00のレギュラーが…
会費がどっひゃーになりそうだし、二の足を踏んではや3年

ついでに、これも揃った ↓

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アルヌー・ラショー

銘柄は自分で読んでね
読みやすい字でしょ、結構いい感じのヴィンテージなのですよ
これはすぐにでも実現できそう、3月か4月にやりましょう。



あとは、「マイナー格付けメドックの会」を最近のヴィンテージでやりたいんですが、

Ch.ドゥーザックのいいのがない

60シャトーで最も忘れられているワイン(ワインの悪口ではないですよ)、
多分これだろうなぁって言うのを何本か集めてみたので、これも近い内に飲みたい。
あと少し探します


実はもう二つくらい作戦練ってるワイン会があるんですが、新ヴィンテージが発売になってからかなー、と。
本数がそこまでないので。


明日は試飲会ですが、あと数人空いております
誰か来ませんか〜





posted by cave MITSUKURA at 15:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月26日

ドメーヌ名が難敵かも


ニュースやワイン記事を読んでいて、もう中国との相互主義って日本からやめるべきじゃないでしょうか?

例えば成都は中国語ではチェンドゥと発音します、英語をはじめとするアルファベット表記でもChéngdū(同じくチェンドゥと発音)となっています。
でも日本だけ「せいと」って日本語読みしていますよね?

これは中国では日本の固有名詞は中国語の読みで発音されるため、日本も向こうに倣って(お返しに)日本語読みをしているというもの。
だから中国のニュースではでは村山さんは「ムラヤマ」ではなく「ソンサン」と言われるのですが。

これでは国際的に取り残されるだけです

英語の記事でNingxiaって出てきてもどこの事か分からないですよね
ニンシャーは寧夏の事です、内モンゴルの自治区の一つでワイン栽培が近年盛んになっている地域です。

中国が勝手に日本の固有名詞を中国語読みしてるのはやらせとけばいいんで、
日本だけでも固有名詞の独自の発音を踏襲するように変えるべきだ
北京はかろうじて通じそうだけど、共通語のベイジンにするべきじゃなかろうか
かつては韓国ともそうだったのを、ずいぶん前にお互いの固有の発音を尊重するように変えましたね。
ハングルの影響もあるでしょうけど。

って、Ningxiaのワイン記事を見て「忍者???」と、てんちょは思ったのでした




今日もワインを紹介します

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デ・ゾビュイジエール ヴーヴレイ キュヴェ・ド・シレックス2018

このドメーヌ、発音が難しい…
Domaine des Aubuisieresです、オビュイジェールのAが前のSとリエゾンしてるんです。

飲んだ事ある方いらっしゃいますか?
国際的にも非常に評価の高い生産者ですよ

ラベルデザインがちょっと変わりましたね⭐️

ワインはフランス、ロワール地方の真ん中辺り、トゥールから東へすぐのヴーヴレイ産、白ワインです
ブドウはシュナンブラン100%、この地方ではピノー・ド・ラ・ロワールとも呼ばれています。

法的にはトゥーレーヌ地区に分類され、ヴーヴレイには白またはペティヤンかムスーの発泡白だけが認められています。
赤もロゼもなし。
味は辛口から甘口まで幅広くOK
ヴーヴレイ村を中心に8つの村での生産が認められています。

今日のワインは辛口です
でも、とても深いコクがあります。

ヴーヴレイと言えばスター生産者のユエがいますけど、こちらのデ・ゾビュイジエールも劣らず素晴らしいワインです
ロワール川から北へ少し、丘を登った場所にドメーヌと畑があります。

ご当主はベルナール・フーケさん、こんな方 ↓

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輸入元HPより

彼はヴーヴレイで最高と言われる区画、ル・クロを中心に30ha藻の畑を所有しています。
こんなきれいな眺め ↓

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HPより、以下同様

「畑仕事が第一」という信念のもと、リュット・レゾネを実践。
父親の後をづいたフーケさん、88年からは元詰めを開始しましたが、ワインはすぐに評判になり電話が鳴りやまなかったそうです
国際的なコンクールや評価本でもいつも高評価です。

セラーの様子 ↓

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ジロパレットがあります
ここはスパークリングも作っています、今度買ってみようかな


今日のワインが一番スタンダードな物で、シレックス土壌
Les Girardieres レ・ジラルディエール
Les Perruches レ・ペリュシュ
Les Chairs Salees レ・シェール・サレの3つの区画で栽培されたブドウのアッサンブラージュに拠るワインです

シレックスはロワ―ルでは特に使われる土壌用語?で、二酸化ケイ素の結晶(石英)を含む土壌を差します。
ケイ酸塩と同じでいいのかな。
フーケさんのシレックスでは粘土質や泥灰土が混ざっています。

これが二酸化ケイ素 ↓

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wikiより、ライムストーンよりももっと透明です

畑にあるのはこんなに白くないけど、こうした結晶が多く含まれる畑ではブドウの酸味が一層際立つようです
キリっとしたワインになるのです。

が、正直、細かい土壌って難しいです。


タンクと樽を併用した発酵、熟成には新樽20%ほどでバトナ―ジュを行います
MLFは行わない(でも酸味は辛くない)、瓶詰めは早めです。

百面相ブドウのシュナンブランの綺麗な酸が生かされていますね〜
それでいて余韻の長さやコクが素晴らしく美味しい

こういうシュナンブランを楽しんでもらいですね
アンコウやフグの鍋にもとっても合うと思いますよ。

おすすめです









posted by cave MITSUKURA at 18:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

ワインもテンパリングしたりして


明日からは雨続きみたいですね
冬の雨って冷えるはずなんですけど、やっぱり今年はそんなに寒くないです。

武漢市はついに都市封鎖ですか
春節に人が移動したら感染は拡大するでしょうし、致し方ないのでしょうね…
今は世界中に簡単に移動出来ちゃいますし。

それにしても、一つが収まってもまた新しいウィルスが次々現れていますね、
ペストやスペイン風邪も決して根絶した訳じゃないし再流行したら大変


木曜日はフグづくしとボングランの会をやってみました

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少人数だったのでご案内出来なくてすみません。

予算の倍ぐらいの内容でした
お店のご厚意に甘えまくってしまい、いいのだろうか…

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マグナムのヴィレクレッセはどれも感動的な美味しさで、てっさ、白子焼、てっちり、いい相性でした
八寸のローストビーフに焼雲丹とか、白子のしゃぶしゃぶ、最後の雑炊まで完璧だった

やっぱりお外に出かけるのもいいですね




それでは、季節ものというか、ちょっと変化球?なワインを紹介します

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マーレ・マンニョム チョコレートチューブ プリミティーヴォ2015

特別パッケージ入りの中々良い見た目
この模様、テンパリングしてるチョコレートですよね

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プリミティーヴォの表示で分かるように、
このワインはイタリア、プーリア州の赤ワインです

チョコレートっていう名前ですが、全然甘口ではありません
フレンチとアメリカンの樽で熟成させたカカオの様な香ばしい風味、まろやかでフルボディな赤ワインを「チョコレート」って表現したんですね。
辛口のフルボディワインです。

…紛らわしいじゃないか

プーリア州はイタリア長靴半島のかかとに当たる州で、経済的に発展した北部、観光で栄えるティレニア海側と比較すると、ド田舎で繁栄から取り残された感は否めませんが(すんません、でも手つかずの自然が残るいい場所)、ここ10年は素晴らしいワイナリーが続々と登場して見直されている州なんです

今日の、マーレ・マンニョムは一言で言うと
「特異なパッケージのワインを作るのが得意」な生産者です
(駄洒落じゃないわよ)
今日のワインもそうですね。

2006年、プーリア州のターラント県マンドゥリアで創業のまだ新しい会社です。
マンドゥリアと言えばDOCも認定されているプリミティーヴォの産地です

まんにょむ、って不思議な響き
何系だろう???
でも、Magnumだからマニョム(またはマグナム)じゃないのー

さらにこの会社は、イタリアだけでなく、スペイン、南ア、アルゼンチン、アメリカ等世界10か国でワイン生産を行っている大企業です

創業はワイン業界で20年以上の経験がある二人の男性で、タキス・ソルダトさんとマリオ・カルゾラーリは
「高品質で高い価格のワインを作ることはもちろん可能だけど、多くの人に求められているのは低価格でも高品質のワインだ」
という理念の物で、リーズナブルで美味しいワインを作っています。

今日のチョコレートチューブも気軽に挑戦できるお値段なのか嬉しいです

中南部イタリアの伝統的な仕立て、アルベレッロ仕立てのブドウで、9月中旬に過熟するまで待って手摘みで収穫は行われます。
小容量のタンクと樽で発酵させた後、フランス産とアメリカ産の225リットルの樽で6ヶ月熟成させています。

しかも、通常の現行ヴィンテージは2017なんですが、これは2年熟成の15年なんですよ
来歴や保管には問題ありません。
アルコール度数14.5%のフルボディだったのが、(多少は)こなれて優しくなってるはず。
落ち着いた味わいがいいでしょう

バレンタインのプレゼントにも最適
オリジナルボックスにも入ってますし。


今月の試飲会は「瓶内二次発酵スパークリング」がテーマですが、おまけでこれも出してみますね
是非お試しください〜









posted by cave MITSUKURA at 16:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月22日

ラインの侍ぶどう


曇りの名古屋、朝は晴れてたんですけど。
関東では例年にない多雨の1月になってるようですね
乾燥する冬ですが、確かに今年は静電気があんまり起きてない

少し前にずーっと持ってた珍品を飲んでみました

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マルク・コラン ビール

確か2年くらい前の先行予約限定品で、たったの6本しか来なかった希少品です
マルク・コランはブルゴーニュ、サントーバンの人気生産者で特級モンラッシェを含めサントーバンにも8つもの1級畑を持っています
今はネゴスもやってます。
ビオですが美味しいです、1級シャトニエールが好き

そんなコランが友人のブリュワリーでモンラッシェの澱を混ぜてビールを作った
詳しくは過去のブログで ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/article/462038439.html?seesaa_related=category

これ、美味しかったですねー
1本しかないのでもうないですが

その内、マルク・コランのホリゾンタル・テイスティングやりたいですね



今日、紹介するワインは店頭では定番です
しかし、これも久しぶりに飲んでみて大変美味しく感動したので再度紹介します。

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シェーンレーバー・ブリュームライン ラインガウ甲州2016

読んで字の通り、ドイツ、ラインガウの白ワインです。
品種は甲州

甲州ですよ

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日本国外で唯一(じゃないの?)、もちろんドイツではここだけ、何故か日本固有品種の甲州を栽培しています
そして、それは大成功してます。
素晴らしく美味しい。

その前に生産者についてちょっと説明します
ラインガウの場所は皆様、お判りでしょうか??

スイスに始まりストラスブール東の独仏の国境を北へマンハイムを経て流れるライン川は、フランクフルトの西にあるマインツで西へ曲がり、リューデスハイムを過ぎるまでほぼ東西水平に流れていきます。

この東西の流れの北にあるのがラインガウです
南側はラインヘッセン

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ドイツワイン辞典より

真ん中にあるけど、ドイツ全体を地図に入れると小さくなっちゃいますねぇ…

ワイナリーはここにあります ↓

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すぐ南にライン川、学校終わって帰ってきたら川へ泳ぎに行けるー(今時の子はそんなことしないだろうか)
ここはワイナリーがある街中なんで、畑はもっと北の斜面にあります。
すぐ裏手にシュロス・フォルラーツがあるなんて、いいなぁ

ワイナリーは二つの家の婚姻によって新しい道を歩んでいますが、両家とも非常に古い歴史を持っています
どちらもラインガウで、シェーンレーバー家は1746年創業、ブリュームライン家は1792年創業。
婚姻は1979年、現在の当主フランクさんが2003年に当主(シェーンレーバー家として13代目)になり、同時に甲州の栽培を始めました。

日本へのワインの輸出は1990年代から行っていましたが、2001年、ワイナリーで日本のソムリエとワインコンサルタントと話している時に
、「ドイツで甲州を栽培できるだろうか」
という話題になり、即座に同意したそうです

こうしてフランク氏は自らの決断で(独断)、何故かドイツで甲州を栽培する最初の人物になった訳ですが、
この取り組みは大成功ですね


こんな畑 ↓

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WEIN.COMより以下同様、ドイツ語さっぱり読めません

フランク氏はこんな方 ↓

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そしてこれがドイツの甲州 ↓

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見た目は同じですね、粒の間が広いけど

話の発端は2001年ですが、様々な規制をクリアするのに2年もかかり、ようやく2003年に栽培を始めます
元は生食用や大量消費ワインに向いた品種である甲州はフランク氏には全く未知のブドウだったでしょう。
きっと何回か後悔したんだろうなぁ

しかし彼は諦めなかったんだなー、
「一般に考えられているような軽いブドウじゃない、香りの良さを表現したい」と慎重な栽培・醸造によって、ついに2008年最初のヴィンテージが誕生しました

てんちょもこの時飲んでみましたが、へーって感心しました
それから8年、今店頭にある16年はもっともっと美味しくなっていますよ

南半球ワインの様なトロピカルな香りもあり、ソーヴィニヨンの様な爽やかさもあり、過剰な樽はゼロ
ぶどう果汁の厚みを感じるリッチな味わいですね〜
物凄く美味しいですわ

飲んだ事ないあなた、是非飲んでみるべきですよ



…因みにてんちょ、これがブラインドで出てきて全く分かりませんでした〜
う、うちのワインなのにいぃぃ

いや、こんなもんだ
「あー、ドイツの甲州ですね!」って、言えるかっ

と言う事で、やっぱりたまには飲んでみないといけませんね
美味しかったよ〜









posted by cave MITSUKURA at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月21日

ケンタッキーの隣じゃなくて


もう1月も下旬ですね
世間では受験やバレンタインが話題でしょうか、
あたしゃ、どっちも無関係だなぁ

シャンパーニュ福袋はめでたく完売いたしました
お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました
最後は大人買いのお客様がいらっしゃって、ベルエポック諸々お買い上げ〜

代わりではありませんが、店頭ではまた木箱を販売しております

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最近は段ボールが圧倒的に多いのであまり溜まりませんね
結構素敵なトランク型のなどありますので、買いたい方はお早めに。



さて、それではワインの紹介します
ずいぶん久しぶりの再入荷です。

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オルゴ サペラヴィ2016

見覚えある方いらっしゃいますか??
このワイン、数年前に一気に注目を集めたジョージアワインです

私にはグルジアって言った方が馴染みがありますね
ここです ↓

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旧ソ連です、因みにスターリンもグルジア人です。
黒海を横切ってマルマラ海に出ればもう地中海です。
今でもオセチアなど解決してない国境問題を抱えています。

黒海東岸にあって首都はトビリシ、独特のグルジア文字を持っています
なんか、丸くてミャンマー文字みたい。
ラベルにも書いてありますね、オルゴって ↓

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紀元前より8000年もの歴史があると言われるジョージアワインですが、固有の品種はソ連時代にはより生産性の高いブドウへと植え替えられ、ワインだけでなくブランデーの生産もさせられていました
伝統的なワインではなく、量が多く出来るお酒造りを強制させられていたんですね

ソ連から独立後、オルゴでは伝統品種を復活させ、今ようやく樹齢50年を超えるブドウ樹が畑に多くなってきました
ヘクタール当たり1.5キロしか取らない超低収量で、テロワールを反映したワイン作りを目指しています。

オルゴとはカメ(クヴェヴリ)に蓋をする為の石の呼び名だそうです
ここでは全てのワインをこのクヴェヴリ製法で作っています。

先祖がキリスト今日の司祭で、ミサの為にワイン作りを始めたのがそもそもの起源です。
(悲しい事に現当主の祖父はソビエト時代に信仰のせいで命を失っています)

ワイナリーは首都から東へ100キロ弱、コーカサス山脈の麓にあります ↓

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畑の土壌も山からの土砂で2500万年前の物なんだとか・・・

今日のワインは赤ワインです
サペラヴィっていう土着品種でジョージア固有のブドウで赤の主要品種です。

白のルカツテリって言うのもありますが、そちらは残念、欠品してました

こんなブドウ ↓

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HPより、以下同様

葉っぱが小さめかな、よく分からないですね。

そのブドウをこうした地中に埋めたカメで発酵・熟成させますが ↓

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この甕をクヴェヴリと呼び、クヴェヴリ製法と言えばジョージア発祥の伝統製法を指します


今、このカメが世界中で大流行しています
ブルゴーニュでもシャンパーニュでも、ボルドーや新世界、猫も杓子も甕発酵してますよー

添加物はもちろん、人の手をできるだけ加えない製法なので、自然回帰がブームになってる昨今ではあちこちで話題にあるのは分かる
ただ、無添加・無農薬でも美味しくなかったら意味がないですよね…
実際、ビオワインの中には残念な状態の物もありますし、輸出(長期輸送)に耐えられない品質の物もありますねぇ

しかし、このオルゴはジョージアトップクラスの生産者です

無理なく上品で美味しいのですよ
凝縮させようとか、濃いワインに仕上げよう等の意図は一切感じさせない、それこそ自然な作りです。
綺麗ですね

今日のサペラヴィもミディアムライト、果汁に果皮を長く漬け込むと色が悪くなるので一カ月以上は一緒にせず、早めに取り出しているそうです。

香りもスッキリ、新世界の様な単純な甘い香りはしませんね
ちょっとミントみたいです。

ワインだけでも楽しめますが、何か食べた方が良さそうです。
あまりこってりしていない物で
お試しください〜







posted by cave MITSUKURA at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月19日

久しぶりに仕事で宴会


今日も暖かいですね
ほんとに今年は暖冬だわ、お店の中がそんなに寒くないですし。


今日は毎年恒例、本社新年会でした

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100名弱、めちゃくちゃ「昭和な宴会」で、会長と来賓挨拶、乾杯の後はひたすら飲むだけ…

もちろん、ワインなんてある訳がない
席もぐちゃぐちゃ移動しまくり。

今時珍しいですよね、こういう宴会って。
てんちょはお店に来ないといけないので、今年はお酒は控えめ。
ビールを2杯くらい飲んでご飯食べてました


店頭のシャンパーニュ福袋、とうとう残り7つになりました
1等は出てしまいましたが、まだ2等のベルエポックが残っております

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要するに、35000円出せば絶対買えて、さらに6本もそれなりに良いシャンパーニュが付くて来るって事です
こうなったら大人買いしましょう


ところで、この前飲んだシャンパーニュが非常に美味しかったので、追加してまた買おうと思います
とても良い生産者なので揃えて飲んでみたいと思います。
来たら紹介しますね〜















posted by cave MITSUKURA at 15:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

ソーヴィニヨンブラン王国の立役者


木曜のフルボディ赤ワイン達、思ったほどは辛くなかったです

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ルーチェ・ルクス2015が濃いながらもエレガントで綺麗でした
てんちょはドンメルチョーが一番好きでした

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アリオンのティント・フィノが他のカベルネに意外にもなじんでいて、あんまり区別がつかなくてびっくり

流石の高級ワイン、良いコルクばっかりです

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メツゲライ・イノウエさんのベーコン、美味しかったですが、食事の量が足りませんでしたね
すみません。

早速お店にベーコンを買いに行ってくれた方がいらっしゃったそうで、井上さんからお礼の連絡が来ました
ありがとうございます。



さて、1月はそんなにたくさん入荷がありませんが、久しぶりに飲んでみたくて買ったワインを紹介します


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ドッグ・ポイントは結構有名だと思いますが、ご存知でしょうか?

このワインはニュージーランド産、NZで最大のワイン産地であるマルボロにあるワイナリーです

冷涼な気候を生かして、リースリングやミュラートゥルガウなどのドイツ系品種で黎明期を迎えたニュージーランドのワインですが、マルボロのソーヴィニヨンブランの爆発的な人気によって一気に国際市場での存在感が高まりました

その代表的なワインがクラウディベイですが、ドッグ・ポイントはクラウディベイを立ち上げた二人の功労者が独立して作ったワイナリーです。

このお二人 ↓

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HPより、以下同様

元チーフワインメーカーのジェームス・ヒーリーさんと元栽培責任者のイヴァン・サザーランドさん

初ヴィンテージは2002年という、まだ新しい蔵なのですが、作られるワインは大変高品質で人気があります
実際どれを飲んでも美味しい。
ピノもソーヴィニヨンブランもいいですよ

ドッグ・ポイントはサザーランドさんがクラウディベイで働く一方で独自に植樹して手入れしていた畑を元にして始められました。
畑の一部はクラウディベイに貸与されていましたが契約が終了した後はドッグ・ポイントに返却され、生産量の増加に貢献しています

今日のセクション94は、その名の通り特別な区画だけのソーヴィニヨンブランを使用しています。
1992年植樹のブドウで、低い収量の上にフレンチオーク樽で18ヶ月熟成させています。

こんな畑 ↓

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綺麗ですね〜

ソーヴィニヨンブランに樽を使うのがあんまり好きじゃない私ですが、このワインは元のブドウがとてもいい果実味を備えているせいか、樽のコクが加わっても違和感なく美味しいです
こういうワインって珍しいかも。

ソーヴィニヨンブランのパッションフルーツの香りに桃の甘い香りが混ざっています、良い黄金色です
酒の太さというか重さもあり、飲みごたえがありますね。
でも重くないし、洗練されていますのでコテコテしてなくてするする飲めます。

夏でなくても、今の季節でも楽しめますよ
安い、とは言えませんが試す価値はあり。












posted by cave MITSUKURA at 18:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月15日

ベーコンと共に


プロヴァンスのミラヴァルがシャンパーニュを作り始めるらしい
思い切った進出ですけど、お金があるから可能なのかなぁ

…ゴーンといい、○○といい、やっぱ世の中お金ですか



明日は新年最初のワイン会、「世界のフルボディ体験修行」です

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このワイン、どれを飲んだ事ありますか?

タイトルは適当
2020年は濃い目の赤ワインで始まります。

フルボディの赤ワインが苦手なわたくし、それでも昨今のワインも飲んでみないとね
だから本数は控えめです

おつまみに美味しいベーコンを調達してきました
あらびきソーセージもある(名前なんだったっけ?)

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これは池下と覚王山の間にある、メツゲライ・イノウエさんのベーコンです
HPありますよ ↓
https://metzgerei-inoue.com/

お客様に教えてもらって、何度か買いに行ってますが本当に美味しいです
国産の加工肉は添加物もりもりな物が多いので、あんまり買わないのですが、これは違います

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HPより以下同様、断面が既に上手そう

乾塩法というお肉の旨味を生かす製法ですが、これだと歩留まりが良くないので利益第一主義のメーカーは絶対にやりません

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この美味しいベーコンとバゲットをよく咀嚼して、フルボディワインに立ち向かうのです
準備万端、後はハードチーズだ。
パンは明日買います。

因みにメツゲライとはドイツ語で「お肉屋さん」の事です
オーナーさんが井上さんなのです。
店内では立ち飲みだけど軽く飲のたりもします、もちろんおつまみにベーコンその他もあります

おすすめですよ〜









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2020年01月13日

酸の海のサバイバー


鏡餅は全てもらっていただけました、ありがとうございます

また、昨日のブログでご案内しましたアンドレ・クルエ会も満席になりました。
お申し込みいただきました方々ありがとうございます
ドリームヴィンテージ2002の入手に苦戦してます…


今日は成人式ですか

てんちょ、遠い昔の事ですが…
緑色の振袖を着てて、赤い振袖の友達と写真を取ったら、
みんなに「クリスマスみたい」って言われて大うけでした
久しぶりにあった同級生がすっかり変わっていたりして(いい意味でも悪い意味でも)
でもあれから何十年ー(きみまろ調)



昨日のアンドレクルエですが、ここは全て同じデザインのラベルです。
色違いなだけ。
現当主の祖父が1991年の豊作を記念して作ったラベルです
クルエにはこれ以外のラベルは無し。

ドリームヴィンテージを作る前まではほとんど全てのシャンパーニュをピノノワール100%で作っていました
てんちょが蔵に訪問した時にも「シャルドネは世界中にあるし、つまらないよね」って言ってましたし。
ピノノワールで高品質に挑戦することにやりがいと喜びを感じてるとも。
だから、アンドレ・クルエにはブラン・ド・ノワールしかないと思ってる方もいるかも

唯一つの例外がミレジムです
これ ↓

andre-clouet-brut-millesime-champagne-france-350.jpg

しかもクルエのミレジムは通常のヴィンテージシャンパーニュとは色々違っています

まず、このターコイズのラベル、毎年作ってるんです

因みに、この色はご先祖がナポレオンに仕えていたそうで(ドメーヌに大きな銃などの遺品があります)、当時のフランス軍の制服の色なんだとか。
ナポレオン軍の制服ってもっと青くないかい???
元は赤と青だった、あの赤の染料が高額だという理由で後に青だけになったのは本当だろうか。

多くのシャンパーニュメーカーではヴィンテージシャンパーニュはいい年だけの限定的な生産です
リザーヴワインをブレンドせずに単独の年のブドウで作られるシャンパーニュは特別な物で、より良い品質を保証する物でもあります

しかし、ジャン・フランソワ(クルエのオーナー)は、その年を毎回表現したいと毎年ヴィンテージシャンパーニュを作っています
どんな年でもその個性があり、表現すべきだというお考え。
へー

そして、このヴィンテージシャンパーニュにだけはシャルドネをブレンドしています
年によって20%〜40%くらい混ぜてるようですが、なんでだろうね??


最大の疑問はこのミレジムだけ、MLFしてないんですよねー

今日の書きたかった事はこれ

シャルドネをブレンドしててMLFしてないもんだから、ミレジムだけやけにシャープでとんがってる厳しい味わいなんです
てんちょ、若いサロンが苦手なんですが、きっと同様の過程からくるリンゴ酸が辛すぎるのかも。

MLFって聞いた事ありますか??

マロラクティック発酵とも言われ、ワインの醸造過程で乳酸菌の働きによって、ブドウ由来のリンゴ酸が分解されて乳酸になる代謝の事です

アルコール発酵もですが、全ての過程や化学反応が解明されていない部分もありますが、この乳酸菌の作用はワインの味に大いに変化をもたらします。
通常はアルコール発酵の後に続いてMLFが起こるのですが(ボングランみたいな逆になる不思議な蔵もある)、MLFが終わると酸味が穏やかになり、やや複雑な香りが生まれるとされています。

リンゴ酸よりも乳酸の方がPHが高いので、総酸度が下がり、口中で柔らかく感じるのです。
リンゴ酸は代謝され、乳酸と二酸化炭素に分解され、その過程でジアセチルが生成されます。
「汗臭い」と表現され、沢山あると不快そのもののジアセチルですが、ほんの少量だと香りにアクセントや複雑さを生むと考えられ、オフフレーバーにはすくに結び付けられないようです
フェロモンと同じ?

この乳酸菌、変わってますねー

発酵を興す酵母菌と同じく、酵母にもサッカロミセス(以下色々)やアピュラタがあるように、乳酸菌にも非常に多くの種類があります。
ワイン中で活動する乳酸菌はヨーグルトに入ってるものとは全然別の種類です

ロイコノストックと呼ばれる種がその中心ですが(さらに細かい分類アリ、ここからは知りません)、主にセルローズなどの炭水化物を代謝する嫌気性菌です。

余談ですけど、もう、学名をラテン語でつけるのやめませんかねぇ
鈴木さんが発見したから「鈴木菌」でいいじゃないですか
Oenococcus oeniなんて発音できないよー
(オエノコッカス・オエニ、MLFを興す乳酸菌の名前)
セルヴィシェとか日常生活では絶対に口にしないし
以上、凡人の嘆き

繰り返しますけど、この乳酸菌は変わった存在です

酸度が高い(PHが低い)と多くの菌は活動も生存もできませんが、この菌は酸に強い
酸耐性いと高し。

さらに多くの菌は発酵前の果汁の様に栄養豊富でブドウ糖などの吸収しやすい代謝対象があった方が活動が盛んになる、のは当然の事ですが、このオエニ菌はアルコール発酵が終わった後の栄養素が乏しい液中でも活動し、残存物で乳酸発酵を行える珍しい菌です。
バトナ―ジュすると澱中の酵母の死骸から放出されたアミノ酸などで活動が盛んになり、よりコクが増すと考えられています。

しかし不思議なもんですねぇ
何故こんな過酷な環境下でも活動する奇特な菌があり、乳酸なんてもたらしてくれるんでしょう??

それはもちろん、菌の生殖活動の結果に過ぎません

別に乳酸菌君は「ワインを美味しくしてやろう」とか、「酸味を和らげてあげよう」なんてこれっぽちも考えていません(当たり前だ)
菌の生存のための働きがたまたま人間の嗜好品の品質に大きく関わっているだけです。
(リンゴ酸の分解でアデノシンリン酸のエネルギーを得てるらしいです、高校で習ったなぁATP)

酵母もそうですね。
生きる為にやった事が、今、我々の飲み物を美味しくしてるというのは実に不思議な話

わーい、発酵万歳だ
チーズも漬物も大好き。


で、MLFの現場ですが、今はスターターを使う生産者か、ビオディナミでは何もしないで放っておく、のどちらかになるようです。
ビオでは全て終わるのに2年かかったとか… 翌年のワインはどーすんだろ

反対にMLFを起こさせたくない時には亜硫酸を添加すると、乳酸菌は働けなくなります。
(亜硫酸はアルコール代謝の過程でも生成され、自然界にもあるものなので、必ずしも悪者ではない)
クルエのミレジメではこうしてMLFのない、シャープなシャンパーニュを作ってるという訳です。

しつこいけど、クルエってば、なんでミレジムだけMLFしてないのかなぁ
確か当時も聞いたけど明確な答えがなかったような…

まー、ともかく飲めば分かる
現行は09かな、ドリームヴィンテージは02がダメなら05だ






posted by cave MITSUKURA at 20:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする