2020年09月22日

縦縦横横


連休最終日、お彼岸ですね
これから日が一層短くなると思うと、何だか物悲しい…

台風12号の影響で明日から雨になるようで、これが過ぎたらまた気温が下がるんでしょう



最近、バーティカルテイスティングやってませんねぇ

ネタ切れというか、ブルゴーニュは特に値上がり激しいですし、そんなに簡単には揃いません。
これまで数々の縦のみやりましたが、これからもぼちぼち頑張りたい
一応あと3つくらいネタあるんですよ

「全日本縦飲み同好会」の名前は忘れちゃいないぜ

説明しよう

全日本縦飲み同好会とは、てんちょが勝手に名乗っている団体名で、一つの生産者のワインに特化して異なるヴィンテージを(できれば)順に5ヴィンテージ以上を一度に味わい、ヴィンテージの違いと蔵の個性・方向性を確認しつつ味わうという、非常に経験値の高い飲み会の事である。
概ね、最後はただの飲み会になっている事も多く、ワインの話題からどんどん外れていく宿命を持つ。

一度でも参加、問い合わせ、いいなーと妄想すれば自動的に会員になり、入退会は自由、現在会員数は不明、という非常に緩い会なのです
わっはっは



明日は、ミニ縦飲みします
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ヴィンテージの情報が少ない…


またね〜






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2020年09月21日

ブラック・ラベルで再登場


すっかり秋の陽気になりました。
世間は明日もお休みなんですね

はすごい人出の様ですが、てんちょはもう少し落ち着いてから行こうと思います
どうせ毎日通るし。



今日のワインを紹介します
昨日と同じく、店頭の定番ですがヴィンテージが新しくなりました。

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シャトー・パヴェイユ・ド・リューズ2016

フランス、ボルドーの赤ワインです
メドック、ACマルゴー

15年までは白いラベルだったんですが、16年から黒いラベルに変更されました。
ちょっとカッコよくなりました

前に15年(とブルジョワのいざこざ)を紹介しましたが、覚えてますか??
こちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200222-1.html

この16年は、メドックのクリュ・ブルジョワ・シュペリュールです
あれ?
でもHPでは16年も白ラベルのままだわ、なぜだろう

ブルジョワの格付けも長年、面倒な事を繰り返して、結局価値が下がってしまったように思います
とても残念…
しかし、このブルジョワは信頼できますよ

1862年から同じ一族で6代に渡って継承されています。
最初の所有者はバロン・アルフレッド・ド・リューズ(男爵)、ステファン・デュルノンクールがコンサルタントしています。

彼は一体何軒のシャトーの面倒を見てるんでしょう??
分身の術でも使えないと超忙しいのでは

シャトーはここ ↓

パヴェイユ.png
シャトー・マルゴーもご近所

メドックの中身が不明瞭な方にはこれでどうかな ↓

パヴェイユ1.png
馬鹿にしてません


畑の作付けは、カベルネソーヴィニヨン65% 、メルロ30%、カベルネフラン5%ですが、
2016年のセパージュはカベルネソーヴィニヨン80%、メルロー20%となってます
HPの数字だから、これが本当なんでしょう。
(こういう情報は見る資料によってバラバラだったりします、輸入元でも結構適当な数字になってる場合があるので要注意)
樽熟12ヶ月。

このワイン、今年飲んだ5000円以下のボルドーで一番好きです

結構しっかりフルボディですが、とても洗練されています
甘くて濃いニューワールドとはやはり違います。

カリフォルニアのカベルネ等は、最初から最後まで同じように甘くて濃い、金太郎飴みたいなモノが多いんですが、
やっぱりボルドーは食事に合わせて一緒に楽しむような控えめさがあります。
飲んでる最中に確実に変化していきますし

16年になって15年よりもいいかもしれない
気温も下がって来たし、焼き肉に合わせるとか最高です
も少し上品ならフレンチで羊(できればヨーロッパか北海道ので)

2本足(鳥)よりも4本足(牛や羊やイノシシ、鹿)ですね

是非お勧めします〜











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2020年09月19日

くじらワイン


朝晩は上着が欲しいくらいの気温になりました
これから赤ワインが美味しくなる季節ですね。

今日から4連休の方が多いでしょう
もちろんカーヴミツクラは無休で毎日やっております


今日のワインを紹介します
店頭の定番ですが、新しいヴィンテージになりました。

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サザンライト ピノタージュ2019

南アフリカの赤ワインです
このワインを好きだと言ってくれるお客様が多くて嬉しいです、てんちょも好きです。

サザンライトはハミルトン・ラッセルという南ア有数の老舗ワイナリーが、ピノタージュソーヴィニヨンブランだけを作るブランドとして新たに設立したワイナリーです

ラベルに描かれているの名前がサザンライトと言うのだそうです。

ハミルトン・ラッセルは、1975年創業のワイナリーで、初代オーナーのティム・ハミルトン・ラッセルの名前が付けられています。
現在、蔵は息子さんのアンソニーさんに引き継がれています。
ワイナリーがあるのは、南アのリゾート地でも有名なウォーカーベイの近郊です。

ウォーカーベイは海辺にありながら、すぐ山が迫った場所で海と山のアクティビティが両方楽しめます ↓

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CapeNature HPより

サーファーも多いそうで、ホエールウォッチングのクルーズなどもあります
この辺を初夏から冬にかけて訪れる、ミナミセミクジラをサザンライトと呼ぶらしい。

場所はここ ↓

サザンライト.png

赤い印の場所にワイナリーがあります、ウォーカーベイはそのすぐ南東です。
黄色い矢印が喜望峰
ウォーカーベイはギリ大西洋って事になりますね
(大西洋とインド洋の境はアガラ岬)

ケープタウンが大きな都市なので大体の位置、お判りでしょうか?

これでどうかな ↓

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バカにするなって(この縮尺でダメなら、かなり世界地理頑張ってください)

ハミルトン・ラッセルは海に最も近いワイナリーと言われるくらいの場所にあり、強い海風の影響を受けた健全で晩熟のブドウから非常に洗練されたワインが作りだされています。

イギリス、アメリカでは特に人気があり、日本へのアロケーションは毎年厳しくなってるそうで。
日本って、まだそこまで南アのワインに親しんでるとは言えないですもんね
ラグビーでも有名な南アですが、ワインも素晴らしいのですよ

さて、そんな人気のハミルトン・ラッセルがサザンライト・ワイナリーを作ったのは1994年
熟成可能な南アの個性を表現する目的で二つの品種に特化して生まれました。

畑の場所はハミルトン・ラッセルと同じです。
ハミルトン・ラッセルでは、もう一つ、アシュボーンというブランドを持っていますが、この3つの畑は隣り合っています。

サザンライトは2005年には畑を買い増して、448haとなりました ← ひろっ(本家のハミルトン・ラッセルは64ha)
新しいセラーも作って完璧な体制です

HP見てると、すんごく眺めが良い写真ばっかりで ↓

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良い場所だなぁ、いつか行ってみたい
南アってどこ経由で行くの?? パリ?香港?

土壌は粘土質に砂岩や珪岩が混ざっていて、とても豊かな表現のピノタージュと個性的なソーヴィニヨンブランが出来るそうです ↓

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確かにここのSBは、サンセールやNZとは違います
樽発酵してるせいもありますけど。

で、
今日のピノタージュですが、そもそも、この品種をご存知でしょうか??

ピノタージュとは南アフリカ固有の品種で、サンソ―ピノノワールを交配して生まれたブドウです
1925年にステレンボッシュ大のペロード教授によって作られた品種です、正真正銘の南ア生まれ。

当初はワインにするとアセトン香(除光液の様な揮発臭や、熟しすぎたリンゴの様な香り)がすると批判され、栽培が激減したのですが、輸出市場が広がるにつれ、他社がやっていない事への注目もあり、徐々に再植樹されていきました。
収穫時期を厳格に管理する、抽出を強くしすぎない、などの工夫で現在ではアセトン香のするワインは滅多に見られません。

てんちょ、安価なピノタージュを20年以上前に買っていた時でも、そうした香りは気にした事なかったですねー
今となっては遠い昔の話。

うーん、サザンライトのピノタージュの写真がない…
見たいのに。

醸造は大きさの異なる樽を2種類使って、フレンチオークで100%樽発酵・MLFまで行います。
熟成は約9ヶ月。

ただし、そこまでの樽香バリバリではない、はず。
2019が来たばかりでまだ飲んでいませんが、18年までは毎年柔らかでエレガントなスタイルだった

ただ、2019は歴史的に低収穫となったヴィンテージで、今日のピノタージュも例年の3分の1しか作られませんでした
収穫で60%ほど減少したそうです。

早く確保しないと次の2020ヴィンテージまで持たなさそう。

気温の低い年で、雨が断続的に振ったことで湿度の高い状態が続いたために病害も発生しました
いいタイミングで収穫に成功したものの、結果として生産量は振るわず。
ただ、これは品質が悪い訳ではなく、厳しい選果の結果として生産が減ったのは、その反面でワインの質を保つ為なのです

南アの評価の高いワインは大抵、5000円以上するんですが、こちらはもっとお値打ち
飲んだ事ない方には是非お試しいただきたいです。








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2020年09月17日

七色のブドウ


北半球の収穫はそろそろお終い
今年のフランスは暑く乾燥した分、病気がなくいいブドウなのですが、水分が足りずに後半葉が枯れたり、粒が焼けたりしたブドウもある様です。
それでも概ね良年となる見込みです


アルザスのマルセル・ダイスのSNSより、収穫の様子 ↓

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流石、混植
ブドウも13種、混ざっています。


今日はこれで終わります。
すみません




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2020年09月15日

ボンドのピノノワール


昨日の夜は寒いくらいでしたね
涼しいとよく眠れて良いんですが。


今日、新発売のシャンパーニュがあります
ファンが多い銘柄

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ボランジェ PNVZ15

レギュラーボトルとマグナムの二つ、入荷しています

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15の表示がありますが、規定上はNVです。
15年のピノノワールが中心ですがリザーヴワインもブレンドされていますので、ノンヴィンテージ扱いとなります

ボランジェって、この前の007のキュヴェもそうなんですけど、マグナムには箱がない…
スペシャルキュヴェのマグナムには箱があるのに、なんでだろう。

この新しいシャンパーニュは、ボランジェでは3つ目のブラン・ド・ノワールです

1つ目は非常の特別なキュヴェ、ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ

フィロキセラのいない自根の畑、僅か2か所の区画に植えられたピノノワールで作られています。
昔はアイに2か所、ブジーに1か所あったんですが、ブジーの畑はついにフィロキセラが侵入してしまったそうで、何年か前から2つの区画だけになっています。

2つ目のキュヴェは限定品で、この前発売になった007Limited Edition2011

ジェームス・ボンドの映画、NO TIME TO DIEの公開に合わせて作品番号の25を刻印したボトルで発売されました。
レギュラーボトルはかっこいいボックス入りであっという間に完売しましたが、マグナムはまだ店頭にありますよ
こちらは11年ヴィンテージのピノノワール100%

ボランジェってピノノワールのイメージですが、これまで通常商品のブラン・ド・ノワールの生産がなかったんです
それが今回、初登場です

PNVZはピノノワール=PN、ヴェルズネイ=VZの略かな。
ピノノワールは主に特級ヴェルズネイから調達しています、後はアイ、1級トーシェール等がブレンドされています。
瓶熟は具体的に書いてない、ベースのワインは15年ヴィンテージだから48ヶ月は経っていそうだけど
最も古いリザーヴワインで09年がブレンドされています。

NVなのに、結構立派なお値段だわ
もうちょっと優しい値段にならなかったのかしら…

今日から新発売なので当然まだ飲んでおりませんが。
良いピノのコクがありそうですね

ボランジェファンの方、是非飲んでみてくださいね〜












posted by cave MITSUKURA at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月13日

富士山なボトルのロゼ〜


短い秋の気配が少し感じられますね

てんちょ、秋の味覚で一番好きなのがです
あんまり甘いもの食べないので、市販のお菓子が多すぎるけど、栗のお菓子は結構目が行く。
まぁ、栗に限らず何でも好きなんですけどね…
白トリュフとか、サンマとか


今日のワインを紹介します
一度飲んで美味しかったので仕入れてみました。

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桜舞輪 マスカットベリーA 2018

ほんのり甘口のロゼ、日本のワインです
桜舞輪=さくらまりん、と読みます。

綺麗なピンク色ですよね

栃木県のCFAバックヤードワイナリーが作っています。
が、てんちょ、この生産者は初耳でした、日本ワインをあまり知らないのですよ

栃木県足利市のラムネメーカーであるマルキョーが工場内に設けた醸造所で作っています。
「日本(Cfa)で、ワインを熟知したメンバーがオープンにワインを作っていきます。
 自宅の裏庭(:backyard)のように知り尽くしている他の専門分野、得意分野(:清涼飲料水製造業)を持ち、その技術も応用しながら、ワインを作っていきます。 」
HPより

バックヤードビルダーとか、ガレージワイナリーってありますけど、ちょっと違う意味で使ってるんですね

醸造の情報があまりなくて残念…

ステンレスタンクで発酵、熟成で、樽の使用は無し。
マスカットベリーA100%
ロゼの色はセニエによるらしい。

マスカットベリーAと言う品種は非常によく聞きますので知ってる方が多いと思います
さて、何と何の交配で生まれた品種でしょうか??

この日本固有の品種は、1927年に新潟県で川上善兵衛が交配して登録した品種で、アメリカ系のベーリーとマスカット・ハンブルクを交配した物です
現在、甲州に次いで日本ワインでは第2位の生産量になっています。

川上善兵衛は日本ワインの父、とも言われる人物で、国内ワインを語る上で必ず言及される重要な人です
1890年に日本で最初のワイナリーである岩の原葡萄園を開いた人です。

慶応義塾に通っていた川上は、その後、故郷の新潟の近隣農民の収入源確保の為にワイン作りを思いつきます。
ワイン用のブドウ栽培で安定した収入になればという考えです。
明治元年生まれの川上は西洋諸国との交易でワインの可能性に目をつけ、そのブドウ栽培を新潟で広めるために自宅の庭に沢山のブドウ樹を輸入して植え始めます。
1000株以上のブドウを栽培し、沢山の交配品種を生み出したのですが、現在広く栽培されているのはマスカットベリーAくらいかな。

農業試験場でも同じく、コメや野菜、果樹など実に多くの新品種が生まれて試されるのですが、その内で市場に出回るのは極一部の僅かな数に過ぎません
ほとんどの物は日の目を見ないまま、不採用となっていくんです。

そんなですので、実はマスカットベリーAの仲間としてマスカットベリーBもあったんです
ですがBは広まらず絶滅。
確かCもあったんじゃないの??


そんなマスカットベリーA、イチゴの様な甘い香りと大き目の粒で果肉が豊富です

今日の桜舞輪もボリュームのある、とても良い香りと味です
イチゴの甘い香りには少し南国のフルーツっぽい、マンゴーも感じられます。
味わいはほんのり甘口ですが、食事にも合わせられるくらいの甘さなので、冷やして飲めば優しい白と同じように使えます。
やや甘口、ですね。

どちらかと言えば辛口よりは甘口、かな
てんちょ、結構好きです

ボトルも素敵、富士山みたい ↓

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ガラス栓なのでソムリエナイフは不要です、またパチッと栓が出来るのもいいですね。

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欠点のない良いマスカットベリーAです

是非一度飲んでみて欲しいです







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2020年09月12日

スプマンテ大特価


朝晩が少し涼しくなりましたね
日も短くなってきたし。

ハードリカーテイスティングの日程が決定しました
詳しくはイベント欄をご覧ください。
時間ごとの予約制です、勉強したい方はぜっひご参加ください〜




今日は新しいスプマンテを紹介します
是非、買ってみてください。

ミツクラの店頭ではこちらが大変お値打ちなのに結構びっくりされるんですが ↓

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カ・デル・ボスコ フランチャコルタ ブリュット・プレステージNV

それは本社が大量に購入してるからです
もちろん正規品です。
変な訳アリではありません。

なので、下手な通販よりも安いという
(定価よりも2000円弱も安いのですよ)



そして今回、同じような理由でこちらが大特価で入荷しました

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フェラーリ マキシマム ブラン・ド・ブランNV

黒いラベルって写真が難しいわ

フェラーリはが超有名なので、名前の響きだけには馴染みがある方が多いのは当然ですね

でも、同じフェラーリですが、こちらのスプマンテの会社と車の会社は全然関係ありません
赤い跳ね馬は別の一族で、苗字が同じだけです。
田崎真也さんと田崎真珠と同じくらい無関係です

今日のスプマンテは昔からあるんですが、ラベルを一新して新発売となりました
最初の発売は1991年。
前は白いラベルで飲食店限定だったような。

フェラーリの始まりは1902年、創始者のジュリオ・フェラーリさんがシャンパーニュの手法を忠実に再現して、本格的な瓶内二次醗酵のイタリア・スパークリングを作り始めた事に起源を持っています
彼はシャンパーニュで修業を積んで、その地のシャルドネをイタリアで最初にスプマンテに取り入れた人物です。

今では高級品のフランチャコルタにもアルタ・ランガにもシャルドネが当たり前の様に使われていますが、元はジュリオさんの功績なんです

ワインの格付けは、トレントDOCです
これは白とロゼのスプマンテのみに認められた名称です。

ワイナリーとその産地は、イタリア北部、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の文字通りトレントです。
(産地呼称=地名って事だから)
近所にフェラーリという地名もあります。
名字と地名は歴史的に結びついてるもんですね、てんちょの名字もそうですけど。

ここがトレント、赤い丸の場所 ↓

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ワイナリー、開いてますね。
色んなツアーがあって、良いなぁ。行ってみたい



経営はその後、フェラーリの一族の手を離れていますが(彼には子供がいなかったので)、創業者であるジュリオ氏への尊敬の気持ちを込めて、フェラーリ社が作る最高のキュヴェにはジュリオ・フェラーリの名前が付けられています
流石の長期熟成です、シャンパーニュにも劣らない良い香り。

そのシャルドネ伝道の意思を再現するべく、今回ラベルを新しくしたマキシマムはシャルドネ100%に刷新されています
瓶熟30ヶ月です。
このほかにも、ロゼとドゥミセックがありますね。

美味しそう〜

フェラーリはイタリアで最大のシャルドネの畑を所有しています ↓

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HPより、以下同様

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現在の栽培はサステイナブル、山中だと周りの影響を受けにくいのでやりやすいでしょうね

定価5500円税込なんですが、大特価になってます。
ネットで書けませんので想像してちょ
当分、続けて売りますので是非お試しください


一緒に、数本ですがこちらも入荷しています

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フェラーリ オマージュNV

素敵な模様ですよね
同じ模様のボックスもついています。

これは日本限定のボトルで、年号が令和になったお祝いに長年の重要な取引先である日本向けに出したものです
着物の柄の様な吉兆文様が素敵です。

こちらもシャルドネ100%、瓶熟は40ヶ月
プレゼントにも良いですよね

数が少ないですが、定価(マキシマムよりちょっとだけ高い)よりもお値打ちになっています
お早目にどうぞ〜

やっぱり瓶熟の長いスパークリングは、泡が細かくて香りが複雑で余韻が長く、美味しい
こういう香りと味わいは1000円では出せないのだなぁ









posted by cave MITSUKURA at 14:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

06年何してました?


昨日はお客様の好意に甘えて調子に乗って、まるでコロナ以前の様に飲んでしまった
楽しかったです

いい蔵はコルクもいいんだよなぁ、お金かけてます

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貴重なお酒を分かち合えたのも良かったです
個人的も非常に良い経験になりました。

ブルゴーニュの2018年、早くも超気に入ってます

早くから開いたポジティヴなヴィンテージですが、05や09の様な暑苦しい(?)濃さがなく、もっとエレガントです
各生産者も暑さ対策で醸造や収穫を工夫してると思いますので、その効果もある様です。
暫くはそのまま、芯のある優しい飲み口で熟成していくでしょう。
香りが変わる頃が楽しみでもあります


2020年の収穫も終盤になってます。
各生産者がSNSで収穫や醸造の様子を実況してくれるので、様子がよく分かって嬉しいです
赤ワインの発酵が終わったタンクの中からブドウの澱を掻き出す作業や、ルモンタージュの様子、発酵中のぶくぶくした泡、等々見ていて飽きませんね。

タンクの底ってこんなにブドウの皮や種があるんですよ ↓

770B6608-E9E4-49CF-8E4C-20504E3B9395.jpgニコラ・ロシニョールさんより

タンクの澱で豚肉を焼いてる作り手がいましたが、すんごく美味しそう〜



ではワインの紹介します

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ラ・プス・ドール ヴォルネイ1erアン・カイユレ2006

有名どころ。
ブルゴーニュの赤ワイン、ピノノワール100%

2006年
です

てんちょ、昔はヴォルネイよりも断然ポマー派だったんですが、ここ数年はヴォルネイもいいなと思っています
酸が綺麗で、ボディの強すぎない物だと和食にもよく合うし。

プス・ドール
はヴォルネイを代表する有名で高評価の生産者です
知ってる方が多いでしょう。
同じヴォルネイなら、ダンジェルヴィーユモンティーユラファルジュなどと並んで人気ですね。

元々はDRCの所有者だったディヴォー・ブロシェが持っていたんですが、1964年にヴォルネイ周辺の畑だけを売りに出して新たにできたのがドメーヌ・プス・ドールです。
今日の1級畑のカイユレの中に特別な区画である60ウヴレ(スワソン・ウヴレ)を単独で所有しています。

ウヴレと言うのは昔の面積の単位で、小作人が一人で耕せる1人分の広さを1ウヴレとしています。
1ha=24ウヴレです。

このドメーヌは醸造家としても大変尊敬されていたジェラール・ポテル(ニコラ・ポテルんお父さん)が任されていたんですが、97年に急逝してしまい、ドメーヌは売りに出され、新しいオーナーの元で再出発しています

ジェラール・ポテルさんはデュジャックのオーナー、ジャック・セイスがブルゴーニュ来た時に師事した事でも知られる通りの有名人物でしたのでプス・ドールが売りに出されたのは意外でしたね〜
当時はネットですぐに訃報が伝わるような世の中じゃなかったですので、オーナー交代の詳しい経緯は結構後から知りました

新しいオーナーはヴォーヌロマネに別荘を持ってるようなお金持ち、医療機器の会社社長
設備投資に大金を使い、畑も購入。
流石のお金の使い方だわ

シャンボルのモワンヌ・ユドロを買ったのがここです。
随分前にここのワイン会やりましたね

と、書くこと一杯あるプス・ドールですが、今日はどっちかと言うとヴォルネイの区画をおさらいしたかったんですが、良い地図がない

ヴォルネイはご存知の通り赤ワインだけが名乗れるAOCです。
1級が30(そんなに??)と村名があります、特級はありません。
作付け面積の半分以上が1級畑になってます

カイユレとは石ころを表すカイユ―という単語がもとになってると言われています。
石ころだらけ??
ローヌのガレみたいな ← 違うだろうな


14年目の06年、とても良い飲み頃ですよ
正規品です。

香りが良いです
若いワインにはない熟成した香りですね〜

後3本ありますので、是非飲んでみて欲しい















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2020年09月07日

うるとろ、とは


今朝はタイミング悪く、出勤時に土砂降りで濡れネズミになってしまった
着いたら雨が止む、というお約束のマーフィー。
一時に纏まって降るのはやめて欲しい


10月にはカーヴミツクラは13周年なんですが、今年は例年の様に集まる訳には行きませんので、何か考えないと―
と言いつつ、もう7日だ。



ワインの紹介します
それなりに珍品かも。

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ピサノ シスプラティノ トロンテス2019

少し前にこれの赤ワインを紹介しましたが覚えてますか??

今日のワインは南米、ウルグアイの白ワインです
生産者はピサノ、ブドウはトロンテス100%

トロンテスというブドウは南米のアルゼンチンでほとんどが栽培されています
ウルグアイもまぁ隣なんで。

タナやマルベックの様にヨーロッパから移民が持ち込んだ品種ではなく、アルゼンチン原産の品種なんです
キリスト教のミサの為のワイン用に移民が持ってきたパイス(ミッション)と言う黒ブドウと、生食用のマスカット・オブ・アレキサンドリアという白ブドウとの交配で生まれた品種です

現在トロンテスと呼ばれている品種には、3つの種類があります
リオハーノ
メンドシーノ
サンファンニーノ
ですが、ワインとして販売されるときは一緒くたに「トロンテス」となっています。

一般的には、トロンテス・リオハーノが最も優れたワインを作ると言われています


岡山県の高級マスカットでも有名な、マスカット・オブ・アレキサンドリアですが、青りんごや桃の様な香りが華やかでいいですよね
トロンテスもこの遺伝子を受け継いでいますので、こうした香りを持っているんです。

ブドウ由来のアロマが豊かで、そういうブドウはアロマティック品種と呼ばれています。
ヴィオニエやゲヴェルツ、リースリングもそうです。
ですから、あまり熟成させず若く飲まれている物が多いでしょう

芯のある、しっかりした作りになっているので、冷やしまくっても大丈夫です
樽を使ってるワインもありますが、ブドウ由来の香りが沈まないのでいいですね。
本当にフルーティ、って表現がぴったり。



この前もそうでしたが、生産者のピサノ社、HPはあるんですが情報があんまりない
写真をもっと見たいのに、残念〜

これがトロンテスの収穫 ↓

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生産者SNSより
綺麗なブドウ

どの亜種かは記載がありませんが、ワイナリーで独自に品種選抜(マッサール・セレクション)を行っているそうです。

うっ、資料がスペイン語しかない

ステンレスタンクで発酵後、タンクで3.4ヶ月の熟成
グレープフルーツ、バラ、蜂蜜の香り。

裏ラベルには「南緯30〜35度に位置するウルグアイはブドウ栽培に恵まれた気候であり、海風が冷涼な気温を保ってゆっくり完熟したブドウからは素晴らしいワインが出来る」うんぬん、と書いてあります。

確かにウルグアイが面する大西洋では、南から北上する寒流のフォークランド海流があり、ちょうど首都のモンテビデオがあるラプラタ川の河口付近で南下する暖流のブラジル海流とぶつかっています。
(ラプラタ川って中学の地理で習ったなぁ… 遠い昔だ)

ウルグアイのタナをウルタナと略すなら、ウルグアイのトロンテスはウルトロでいいんだろうか??

…くだらない…


南米でもトップクラスの安全性と経済の安定を誇るウルグアイ、日本人には馴染みが薄いですが、ワインはアルゼンチンのスタイルと同じです

ちょっと珍しい物に挑戦したい方は是非お試しください















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2020年09月05日

パカレ・コレクション


台風の季節になって来ましたね、毎年「この何十年で最大の」なんて聞いてるように思いますが

暑さも豪雨も、もう自分が小さい頃の感覚では通用しないくらいの気候ですよね。
本当に危ない、避難も備えも空振り上等だと思います
何も無ければそれでいいんだし。



新しく紹介したいワインもあるんですが、今日はちょっと違う一覧を載せておきます

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フィリップ・パカレ
左から、
ビュル2018
コンドリュー2018
コート・ロティ2018
コルナス2016
ブルゴーニュ・ピノノワールVV2018
ラドワ・ルージュ2018
ジュヴレイ・シャンベルタン2018
ヴォーヌ・ロマネ2018
ムーラン・ナ・ヴァン2017


9本。
今年発売の2018、ヴォーヌロマネなんてたったの2本しか来なかったので、お客様にご案内する分がありませんでした
全部予約の割り当てで、ブルゴーニュ・ピノノワールもビュルも少ない〜

赤よりも一足先に発売になった白、コンドリューも初リリースです
パカレさん、最近はローヌに意欲が湧いてるようで、コート・ロティも初。
友達の醸造所を借りて発酵、熟成はブルゴーニュまで運んで行ってます。

パカレは有名なのでご存知の方が多いでしょう

ボジョレー、モルゴンのマルセル・ラピエールの甥に当たります。
ブルゴーニュで無農薬栽培、無添加ワインと言えばその第一人者がマルセル・ラピエール氏です、残念ながら彼は既に鬼籍。
蔵は奥様と息子さんが継承して今も素晴らしいワイン作りを続けています
今年のヌーボーも楽しみです

自然派ワインの代表である、そのマルセル・ラピエールと友人の醸造家であるジュール・ショベ氏に全てを教えられたというパカレさん、二人が亡き後もその道を継いでいます。

パカレと言えば、プリューレ・ロックの初代醸造長として有名になりましたが、
ご本人曰く「当時のワインは何か変だった」「迷いがあった」そうで、10年務めたロックを退職し、2001年に自分の蔵を持って独立しました

それから19年、年々パカレのワインはピュアになって行ってるように思います

「自然派」であるからという理由で納得させてた、変なアロマや瓶差、熟成の危うさが減り、素直に美味しいと言えるワインになって来ました
そーなんですよね、「理屈を捏ねてから美味しいと言ってもらえるワイン」ってどこか嘘だと思うんです
なんの説明もないままに、ただグラスの液体を飲んで美味しいと言えるワインが本物ではないでしょうか

だから、巷で廉価なチリワインが売れてるんでしょう
四の五の言わずに単純に美味しい(しかも安い)、ってとてもいい事だもん。

パカレはそういう、理屈は後からでもいいやっていう美味しいワインになって来ました
まぁ、飲み手の力量ってのも重要ですけどね

他の生産者でも早くから楽しめるものが多い2018年、パカレも期待できそうです

醸造は基本的に全房発酵セミ・マセラシオン・カルボニックと呼ばれる方法で樽発酵を行います。

セミ・マセラシオン・カルボニックって聞いた事ありますか??
マセラシオン・カルボニックと言えばボジョレー・ヌーヴォーを作る発酵の方法として知られていますが、これはブドウを入れたタンクを二酸化炭素で満たして置いておきます、そうすると破砕前のブドウの細胞内で色素が果汁に浸透し、ゆっくり圧搾する事で果皮の成分がある程度抽出された液体を得ることが出来ます。
この状態で細胞内では発酵が始まっており、より短期間で軽やかなワインとなり、フルーティさを持ったお酒の出来上がりです。

セミ・マセラシオン・カルボニックは二酸化炭素を人工的に投入せず、発酵によって発生する二酸化炭素を使って同様の効果を得るやり方です。

樽に入れたブドウを素足でつぶして放置、果皮に付いた自然酵母によって発酵が始まります。
温度管理はしない、なるがままに任せるのです。

発酵・熟成中にはSO2は一切添加しません
瓶詰めの時に少量使いますが、これは日本など遠方への輸送に備える為でもあります。
安全なお酒であるために必要な最低限の措置です。

そんなパカレですが、作っているワインの種類は多い
30以上ある、大変だろうなぁ
ですが、それぞれの生産量は多くないので予約で完売になるものが多い

18年は暑くて収穫の早い年でした。
その後、19年も20年も同様に早いので、もはやこれが定番なのかもしれません
8月の収穫が当たり前になって来た…

ニュイよりもボーヌのピノの方が豊かな内容だそうですが、茎までしっかり熟したブドウは全房発酵にはとても良い状態です
18年ヴィンテージを知るにはとても良い9本です(一部違うけど)

こちらは今年2020年の収穫風景です、SNSより ↓

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いいブドウですね、2020年も期待できます



ではワインを簡単に説明します。
と言ってもほとんど情報が無い

ビュル2018

エクストラブリュットのスパークリングです、クレマンは名乗ってませんので熟成期間が足りないのでしょう
ブレンドは毎年違うそうでアリゴテ100%の年もありましたが、18年はピノノワール、ピノブラン、アリゴテです。
日本入荷は600本のみ、既に完売。

コンドリュー2018

18年が初リリースです。
友達がコンドリューにいて(エルヴェ・スーオ)、その醸造所を借りて作りました。
樹齢50年以上の古木の区画を手に入れたそうで、一体誰から買ったんだろう
ヴィオニエ100%

コート・ロティ2018

シラー100%
これも新しい挑戦、生産は僅かに3樽のみ
1日2回ピジャージュ(発酵中に浮いてくる皮などの澱の塊を突き崩す事)を行った、リッチなシラー。

コルナス2016

これは16年、買ってみたもののまだ1回しか飲んだ事ない。
こちらもシラー100%、結構なフルボディです
コート・ロティは高いのでコルナスでもてんちょは十分です。

ブルゴーニュ・ピノノワール・ヴィエイユヴィーニュ2018

予約完売の割り当て品、店頭にまだ3本だけあります

ラドワ・ルージュ2018

このラドワ、白もあるんですが、16年が初リリースかな。
1級もありますがこちらは村名、これで十分美味しいはず

ジュヴレイ・シャンベルタン2018

これは比較的潤沢にあるらしい。
こちらも村名、1級のコルボ―や(日本販売なし)特級のリュショット等、素敵なんですけど値段もすごい
なので普通の村名で。それでも諭吉さんは必要です。

ヴォーヌ・ロマネ2018

これがたったの2本しか入荷しなかったヴォーヌロマネです。
2本って、どうすりゃいいんだぁ
と言う事でまとめておさらい用に。

ムーラン・ナ・ヴァン2017

ボジョレーなんでガメイ100%
元々ラピエールがモルゴンにある事もあり、ガメイとボジョレーの畑には関心を持っていたパカレ。

以上です。
他にもシャンボルや、ニュイサンジョルジュ、ポマール等興味深いワインばっかりなんですが。
予算の問題もありまして。
シャルドネもなし(店頭には16年のムルソーがありますよ)

また来年の19年のリリースまで待ちましょう








posted by cave MITSUKURA at 16:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする