2025年03月09日

金杯ワイン来ました


今日は名古屋ウィメンズマラソン、晴れて良かったですね

てんちょには一年に一度、歩道橋と地下道を使って出勤する日です。
道が渡れませんので。

しかし、地下鉄伏見駅のエレベーター工事って、一体いつになったら完成するんでしょう?
コンラッドホテルですら数年で完成してるのに、何年かかってるんだか…
ミツクラに一番近い出口がずーっと閉鎖されていて不便極まりないです



店頭にはグロ・フレール・エ・スールが少し入荷してきました。

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シャルドネ・ピノノワールだけのラベルは、ヴァン・ド・フランスです。
ヴォーヌ・ロマネもあります。

レジョナルクラスはネットショップには載せていませんが、昨今の値上がりを考えるとまだましな方かも
(6000円台です)


今日はこれでさらば。



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2025年03月08日

寒さ戻った


寒い〜
ついこの前は昼間に半袖の人がいたりしたのに

関東の積雪の影響で昨日入荷するはずのワインが来なくて、今日にまとめて配達されました
配送業者の皆様、いつもありがとうございます。



4月からまたもや値上げの連絡ばっかりです
あれもこれも、全部値上がりしてます



個人的な事ですが、この前、名古屋市美術館で開催中のフォロン展に行ってきました
愛知県美術で開催してるパウル・クレーとペアチケットを購入していたので。
もっと早く行くつもりが3月になってしまった。

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元々絵画は好きですが、こういうジャンルの絵はあまり見ないのです。
結果、とても楽しめました
良かったですよ





posted by cave MITSUKURA at 14:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月07日

ルイ・ジャド2023年バレルテイスティング報告


良く晴れていますが、寒風が強くて頭がぼさぼさになってしまう
花粉も良く飛んでるみたい

春と秋は業界向けのセミナーや試飲会が多いのですが、今月は都合が合わなくて行けない催しも多くて残念です
行ける会には出来るだけ参加したいと思っていますが。



先日は毎年恒例のルイ・ジャド2023バレルテイスティングセミナーに行ってきました

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昨年9月にボトリングしたサンプル(今年は750ミリだった)の試飲と、2023年の作柄などに関する報告です
このテイスティング会は世界でもイギリス、アメリカ、日本の3か国のみでの開催で、日本でも招待のみの希少な機会です。

昨年は醸造家のフレデリック・バルニエ氏が来日していましたが、今年はアジア・パシフィックマネージャーのエリーさんが講師でした

非常に有益なセミナーでした

昨年2022のテイスティングはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/502652955.html

エリーさん、昨年の秋にディナー会やって以来ですが、相変わらず忙しそうでした
世界経済の変動にも対応していかなくてはいけませんし、戦略がますます重要になります。

セミナーで出た話題ではありませんが、ワイン市場でのアジアの中の日本の地位はすぐにではないでしょうが、今後は低下していくと思った方が良さそうです
日本はアジアでは成熟したワイン市場だと、フランスでも一定の尊敬をもって受け止められているんですが…

若年層の比率、今後の経済成長などを考慮すると、もう日本ではかなわないでしょう…
大勢が集まる場所では政治の話は控えるべきとの暗黙の了解があると思いますが、それでも国策を疑問視する意見がちらほら出るくらい、誰もが現状には不満があると思います


さて、2023年ですが。

いつもながらジャドのデーターの蓄積と分析・統計には目を見張るものがあります
これを頭に入れておけば、2023年のブルゴーニュについて大いに語る事ができますし、いつでも使える大変有益な情報満載です
ありがたい

22年と並んで暑い年になった23年ですが、予想よりも萌芽が遅れたことが幸いして霜害にも合わず、いいスタートを切りました。
夏はやはり暑くて8月に収穫開始のつもりでいたのが、雨が降ったことに救われて水不足にもならず、9月上旬に収穫となりました。
いいタイミングで雨が降ったおかげで、ブドウの糖度と酸のバランスも良く十分な収穫量も確保できた成功したヴィンテージとなったようです

てんちょ、23年の7月にブルゴーニュにいましたが、どの生産者も22年は水不足になったけど23年はそれがなくてよかったと言ってましたね。
「去年に比べて葉が緑色してる」と。

ただ、9月の熱波の中での収穫となり、非常に限られた日数での収穫作業はタイト過ぎて全員総出の総力戦になったらしい
早く取らないと酸やフェノールが無くなっちゃいますからね
大変だわ。


恒例のバブルグラフに、2023が加わりました ↓

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ブドウの熟度だけだと2015や2019の方が上なんですが、平均(コートドール)するとこうなるらしい。
このグラフだけだと、2013ってそんなにダメだったかなぁっていつも思いますが

このグラフは非常に印象的で使いやすいので、おすすめですよ。
(勉強してないバッジ付けてるだけのソムリエより、知識をちゃんとブラッシュアップしてる一般の方の方がこういう物には敏感だと思う)


ジャドでは、珍しく、23年の赤には一部セニエをして、凝縮度を高めたそうです
びっくりです。

セニエとは、瀉血あるいは血抜きと言われる手法で、果汁と果皮や種子が一緒になってる発酵槽から果汁を一部抜くことを指します。
果汁中の果皮や種子の比率が高まる事でより濃い色になり、タンニンも増える、という訳です。

因みに抜いた果汁はロゼになる(コトーブルギュイニョン)そうです

このやり方で、赤とロゼを一度に作ってるラングドックの生産者は多いですね。
ワインの量は増えませんが(当たり前)、ある意味錬金術的手法かも
しかし、色づきのタイミングを間違るとどちらもおじゃんになってしまいますので、とても気を使う作業なんです。

ここ20年ほどの温暖化で、ピノノワールでもアルコール度数が15度になってしまったり、黒々とした外観のブルゴーニュワインが増えた事で、どの生産者も濃くしないように、繊細さを保ったエレガントな赤ワインを目指してるのですが、
ジャドでセニエを行ったという報告には衝撃でした
まじですか。

まぁ、あくまで軽く、タンニンの調整程度の事なんでしょうが。
酸とのバランスを見つつ、長熟可能なワインにするためとのことで、納得

白も早めに収穫を行い、酸味を温存しつつバランスを取った醸造にしたそうです。
MLFは一部行っただけで、リンゴ酸を残すことでフレッシュ&クリーンなワインを目指し、重くなりすぎないように気を付けたとのこと


やはり暑い中では酸が重要です、如何に糖度とのバランスを取るか、ですね。

そして、ジャドでは温暖化になる前からもデータと経験を蓄積していますので、一つとして同じヴィンテージはないものの、経験を生かした対応ができていることが素晴らしい
常に最悪を想定して動く、2手も3手も先を考えておく、と話してました。

いつも、出来うる最高のワインを作る、と。

23年のおかげで暑さに対しての経験が増した、とも。
そしてこれはブドウも同じ。
植物も暑さに適応して、ちゃんと酸を残して熟するようになってきているようです
生物の順応力ってすごい。

確か、DRCのオーベールさんのお話でも同様に、ブドウの適応力を考えると温暖化が進んでいるからといってすぐに一大事だと大騒ぎする必要は感じない、と言ってましたね。


そして試飲。
あくまでサンプルなので、これがもう少し熟成してから出荷されるのですが。

香りからも、飲んでも、すぐに「暑かったんだろうな」と分かる、厚みのあるスタイルです
赤も白も肉厚でボリュームがあります
こってりの白(これでフレッシュ&クリーンかぁ)、甘い赤。

早くから楽しめますので、2023年は好きな人が多そうです
2022よりも前向きですね、派手かも。
もう「ニュークラシック」じゃないですけど(昨年ブログを参照ください)、これはこれでいいかな


そして、セミナーの最後には暗黒の2024年についても言及がありました
21年が霜害で収穫が激減したことは皆さん知ってると思いますが、それよりもさらにダメだった24年。
多雨と土砂崩れなどで特に北部がだめで、一番ひどいのがシャブリ、コートドニュイもよろしくない
コートドボーヌは比較的まし、シャロネーズやマコネ、ボジョレー等南にいけば大丈夫らしい。

24年が記念の年の方は早く購入してくださいね
小さな区画では生産がないワインも多いので、市場からすぐになくなりますよ。

値上がりを考えると、簡単に23年をストックしておけませんし、これからどうしようか迷うばかり。








posted by cave MITSUKURA at 15:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月04日

俺を踏み越えて行け


久しぶりのですね
山火事の場所にもっと降るといいのに。

今日は寒い
これが本当に最後の寒さになるでしょうか


店頭には、
ラモネ
アルマン・ルソー
(1本だけ)
ギベルトー
等が入荷しています

どれも各数本(または1本)ですが…
そして高くなってますねぇ



一緒に、ギベルトーのお弟子さんのワインも入荷しています

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ブレンダン・ステイター・ウエスト
ソミュール・ブラン2022
ソミュール・ブラン レ・シャポデーズ2021
ソミュール・ブラン ブレゼ2020


全部白、シュナンブラン100%の辛口です。

鳥の群れの様な、音楽的な何かの様な幻想的なラベルですね

アメリカ人のブレンダンさん、2007年に英語教師としてパリにやってきてワインにはまったそうです。
若いなぁ

2012年からギベルトーに熱心に連絡し続け、ついに見習いになることを許されたとか

そして、2015年にギベルトーの区画を貸与されるに至って、自分のワイン作りを始めました
今では自分で畑も買って着実に成長しています。

面白そう。
クロ・ルジャール → ギベルトー → ブレンダン
の継承を飲み比べしてみたいですね
子弟のワインにはどんな共通点や違いがあるでしょうか??

お値段もまーまーご立派、それに本数が少ない
やはり注目のワインなんでしょう







posted by cave MITSUKURA at 16:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月01日

潮なんだよ


今日から3月
早くも2ヶ月終わってしまった

しかし、いきなり暖かくなりましたね〜
今日なんて昼間ならコートなしで日傘必要かなってくらいの日差しです。
寒さが和らぐのは歓迎ですが、それにしても極端すぎる。



先日、取引先の営業さんが珍しいピコ島のワインを試飲に持ってきてくれました

ピコ島って聞いて分かる方、いないだろうなぁ…
てんちょも全然知りませんでした。

ピコ島は大西洋のアゾレス諸島の島です、ここ ↓

ピコ島.png
ヨーロッパ大陸を入れるとこんな縮尺になってしまう

ポルトガル領です。
9つの火山島からなる諸島で、ピコ島のピコ火山は2351メートルにもなる高峰です。
(余談ですけど、ピコって行くとサイクス=ピコ協定しか思いつきません

「本来の」アリント・ドス・アゾーレスヴェルデーリョの白ワインで、非常に興味深い香りと味だったんです

赤でヨードの香り、なんて言いますけど、白でこういうのは初めてですね。
ミュスカデやリアスバイシャスの「海のワイン」のミネラルとはまた違うんです。

フルーツに混ざって潮の香りがします、いやほんとに

本来の、というのは。
ポルトガル本土でもアリント、ヴェルデーリョの名前のブドウがあり、ワインも沢山作られています。
最近人気のヴィーニョ・ヴェルデでもよく聞く品種です

ですが、本土の品種とこのアゾレス諸島の品種は全然違う物で、「似てる」だけの理由でその名前を使っているんだそうです
まあ、大航海時代以前から歴史がありますし、当然その当時には商標や品種という概念はありませんので。


お値段がそこそこなこともありまして、レベルの高いいいワインでした
皆さんにも紹介したい
(けど値段を考えると売れるかしら…という懸念もある)


やはりワインは実際に飲んでみないと何も分かりませんね
いつもながら、しみじみ思います。

如何によくできたパンフレットを読んで、信頼してる人のお話を聞いたとしても、
自分で体験しない事には始まりません
ほんとワインは面倒ですね、お金も時間もかかります

さぁ今月も頑張るぞ〜
(飲むのも売るのも勉強するのも ←順番問わずじゃ)













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2025年02月24日

フェニキア人も飲んだか


寒さは今日まででしょうか…
桜島が冠雪したとのニュースに驚くばかりですが、快晴続きの名古屋は本当に平和でありがたい事です



今日はこのワインについて書きます

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セッラ&モスカ テッレ・ビアンケ トルバート・アルゲーロ2022

ラベルが変わりました。

イタリア、サルデーニャ島の白ワインです
土着品種のトルバート100%の辛口です

DOCアルゲーロです(お恥ずかしながら、よく知りません

サルデーニャ島は南のシチリア島と並んで地中海の主要な島の一つです。
大きさはあんまり変わらないのですが、地中海ではシチリア島が最大で、サルデーニャ島が2番目に大きな島なのです。

イワシのオイル漬けのサーディンはこのサルデーニャが語源になってます


セッラ&モスカはこの島で1899年に設立されました

エンジニアのセッラ氏と弁護士のモスカ氏が共同で始めた蔵です。
彼らはサルデーニャのアルゲーロという地区の手つかずの土地に魅せられ、最初はブドウの苗木を販売する業者としてスタートしました。

セッラ&モスカ480525432_1035803925243596_6128092737215037841_n.jpg
生産者SNSより、こんなに発展してます

サルデーニャ島の主要な都市は南端のカリアリで、ここはフェニキア人の植民都市があったほど古い町です。
サルデーニャ島には石器時代の遺跡=ヌラーゲが沢山あって研究が進んでいると、この前TVの世界遺産で見ました。

アルゲーロは反対の、北西にあります ↓

セッラ&モスカ.png

大戦後にはワイン作りも始め、1989年に初めてカベルネソーヴィニョン100%のワインを作り、それが大変な評判になりました
セッラ&モスカは土着のブドウを大事にするワイナリーですが、同時に国際市場でも競争できる可能性のある作りにも挑戦しており、それがカベルネ100%の成功につながっています。
(2013年にはガンベロ・ロッソ社が刊行する「イタリアワインガイド」で“ワイナリー・オブ・ザ・イヤー”も受賞しています)

このカベルネの赤ワインは非常に多くの受賞歴があり、セッラ&モスカのワインでは今日のトルバートと並んで有名です ↓

セッラ&モスカ280323-093306-sellamoscamarchesedivillamarinasa075lthr.png
飲んだことある方いますか?


と書いておきながら…
…ですが、わたくし、この赤ワインは飲んだことがありません
どっかイタリアンで飲ませてくんないかな



海から近い場所にあるアルゲーロの畑で今日のトルバートは栽培されています
この地ではお馴染みの古い品種です。

セッラ&モスカ63886c5a09f192a3b604b5c64079511e.jpg
輸入元HPより

黄色いなぁ、晩熟って感じです。

元はスペイン原産のブドウです。
しかしながら、トルバートは病気になりやすい上に果汁が少なく、さらには晩熟で収穫が遅いという欠点がありました
良くない要素だらけかも…
秋から冬に近づくと、雨や嵐が増えますので(日本の台風と同じ)、果実の収穫は遅すぎない方がいいのです。

こういう点では、お利口さんのシャルドネを植える人が増えても仕方ないと言えます。
リスクが大きいので、敢えて労力と時間をかけた上に最後は神頼み(自然相手)というのは、収入を考えたら積極的にやる人が減るのも当然です。

それをセッラ&モスカは根気強く頑張ったんです
すごい
手を加え、丁寧に世話をして、人でもお金もかけました〜

その結果、トルバートは再びサルデーニャ島の固有品種としての地位を取り戻した訳です
気を抜くと平凡でつまらないワインになってしまうこの品種、扱いが大変そうです。

そこにしかない品種が大好きなわたくしとしては、これは応援せねばなりません


今日の白ワインは、そういう心配は一切ありません
非常にレベルの高い良いワインです。

黄金色の外観からも分かるように十分な日照がある場所で育っています
黄色いブドウですが、うまくコントロールされていい酸も持っています。
この酸味がなかったら、寿命が短く、メリハリのないワインになってしまうところです。

香りは柑橘系でちょっと磯の塩っぽさも感じられます。
流石、島のワインです

清涼感のある辛口で、魚介には非常にいい相性です

牡蠣やアサリのワイン蒸し(是非このワインで作ってください)
タコのトマト煮
ペスカトーレ
イカのフリッター(レモンかけて)
アンチョビやサーディン

うー、お腹空いてきますね

冬でも冷やして飲んでください。
この酸味は冷たくないと美味しくないので
暖かくなったら是非お試しいただきたいです。


セッラ&モスカではトルバートのスプマンテも作っていて、それも美味しいのです
夏になったらまた仕入れようかな。











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2025年02月23日

花のロゼ


寒さもあと数日でしょうか。
昨日は岐阜市内でも結構な積雪になったようですね、名古屋市内は全くなかったのでニュースを見てびっくりしました

今日も快晴の名古屋です
3連休の中日としてはお出かけにもいいのでは。

週末は3月ですね



今日はこのワインを紹介します
春っぽいロゼです

フィストニッチ・ファミリーPSLC_2673.png

フィストニッチ・ファミリー フォレストフラワーコレクション ロゼ2022


ニュージーランド、北島のホークスベイのロゼワインです

マルベック55%、シラー45%
アルコール度数11.5%の辛口です

ラベルのイメージ通りのフラワリーな香りと果実味のある辛口で、酸味が穏やかなのでワインだけで飲んでも楽しめます

甘口ではありませんが、ほのかな甘みがあるので和食やお刺身にも合わせられます。
サーモンやマグロの赤身、ちらし寿司は合いそうです

ワインを作っているのは、ニュージーランドでは超有名なサー・ジョージ・フィストニッチ
ナイトの称号を持つ彼は、60年以上に渡りニュージーランドのマルボロのソーヴィニョンブランの発展に尽力してきた功労者です。
マルボロ最大のヴィラ・マリアを作った人です。
メリット勲章の称号もその功績によって授与されたのでしょう。

こんな方 ↓

フィストニッチ・ファミリーSirGeorge_vineyard_01.jpg
HPより、以下同様

そんな彼は、ヴィラ・マリアは引退して後進に道を譲ったのですが、2021年に新しくフィストニッチ・ファミリーというワイナリーを立ち上げ、ホークスベイのネイピアの醸造所で、オブリックスフォレストフラワーという二つのブランドでワイン作りを始めました。

次なる野望に向けて、やっぱり隠居なんてしていられなかったんでしょうね

ネイピアはここです ↓

フィストニッチ・ファミリー場所.png

フィストニッチ・ファミリーBallochdale_02.jpg
海の近くですが、自然豊かな場所です

新しいワインといっても、人脈やノウハウには事欠かない訳ですから、レベルが高く、納得の味です
今後、さらに高レベルのブランドを発売する予定だそうです。


今日のフォレストフラワーは、ニュージーランド原産の花にインスピレーションを得て作られました
ラベルに描かれているのは、Ngaio(マウスホールツリー)の花です。

このナイオという花(ナイオって発音できませんね)、光沢(クチクラ)のある細長い葉を持った樹木に咲く花です。
海の近くで自生しています。

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New Zealand Plant Conservation Networkより

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New Zealand Plant Conservation Networkより

夾竹桃に似てますね


今日のロゼは見た目も綺麗な、はっきりした濃いピンク色です
華やかなバラの様な香りと少しの甘いフルーツ、味わいは酸味が隠れた甘さの丸みがあります。
酸っぱくないので、つるつる飲めます。

お花見に持って行って、昼から飲むのもいいですね
ほんと、ちらし寿司と合わせてみたい

アルコール度数が高くないのも嬉しいです。
飲み疲れません。

お値段も3000円以下とお手頃価格です
是非お試しください〜








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2025年02月21日

アイスヴァイン飲んだことありますか?


快晴で綺麗な青空の名古屋ですが、寒い〜
どこを触っても冷たい〜

3連休が終わったら、すぐに3月ですね
今年も早く終わりそうだ。



今日はこのワインを紹介します

グリューバー.jpg

グリューバー リースリング アイスヴァイン2021 ハーフ

オーストリアの甘口白ワインです。
(ウィーンの北です、カンガルーじゃない方ね)

375ml、ハーフサイズです。

皆さま、アイスワイン(ドイツ語ではアイスヴァイン)ってご存知ですか?

「氷ワイン」の言葉通り、凍ったブドウから作られる非常に甘いワインです

通常の収穫時期を過ぎて、気温が氷点下になるまで待って作られる、とても貴重なワインです。
沢山作れませんので、今日のボトルの様にハーフサイズが普通です

凍結したブドウは、水分が固形(氷)になっているので、ゆっくり圧搾すると凍らなかった糖分だけがじわっと流れ出てきます
この濃厚な液体には水分が少ないので、糖度がものすごく高いのです。

それを時間をかけて発酵させて作るのがアイスヴァインです
糖度が高すぎて発酵も非常にゆっくりしか進みません。

寒冷地のドイツでよく生産されていましたが、オーストリアでも同様に生産があります。

しかし、最近は温暖化の影響で冬でも氷点下にならない産地が増えています
天気予報と温度計を見ながら、何日か徹夜しても結局収穫できなかった、という事が多いようです
生産者の忍耐が報われなくなってきています…

何年か前にはドイツで僅か1軒しかアイスヴァインを生産できなかったというニュースもあったりと、今後は特に貴重なワインになっていくこと必至です

日本では人工的に凍らせたブドウで作るクリオエクストラクションという方法がありますが、もちろんドイツ・オーストリアのアイスヴァインにはそういう人工的な行為は禁止されています


カナダでもヴィダルという交配品種でアイスワインを作っていますね。
5大湖周辺で作られていて、ナイアガラ観光のお土産としてもとても人気があります
てんちょもいただいたことあります、気品があって美味しかったです


今は甘いものが溢れていますので、ことさら甘いワインを飲もうという人は少なくなっていますが、
やはり高貴な甘口
ナイトキャップに良し
マリアージュに良し
なのです

店頭でも甘口ワインは販売の主流という訳ではありませんが、それでもガストロノミーの世界には欠かせない、大事なワインなのです
フォアグラのテリーヌとアイスヴァインなんて最高にいい相性です



今日のワインを作っているのは、オーストリア、ニーダーエステライヒのヴァインフィアテルにあるドメーヌです
家族経営で、兄弟姉妹3人がそれぞれ役割分担しています。

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HPより、以下同様

グリューバーDSC2886_exp_A4-2048x1365.jpg
新しいテイスティングルーム&ショップ

…このワイナリー、以前にもブログで紹介してるのに、その記事が見つけられません
誰か見つけたら、おせーて。

と思っていたら、お客様が「これかな?」と、教えてくれました ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20230804-1.html

過去ブログに更に飛んでますので、入子になっちゃってますが。
教えてくれてありがとうございます(追記)



ラベルのかわいくユーモラスなイラストは妹のマリアさんのデザインです
どのワインラベルも個性的で素敵です

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さて、今日のワインはてんちょはまだ飲んでおりません(ごめんなすって

アルコール度数9.5%の極甘口です。
発酵に60日もかけています、樽の使用はありません。
リースリングの洗練されたフルーティさに甘さが加わって、非常に余韻の長いワインになっているでしょう
(HPにも糖度の記載がありませんね)

たまに飲むとホッとするようないいワインだと思います

このワイン、買おうと思っていたトロッケンベーレンアウスレーゼが恐ろしく値上がりましたので、その代わりに仕入れました
在庫があるうちにもう少し買って置こうかな。

ボトルが少しずんぐりしてるのも、かわいいですね








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2025年02月18日

ランソンセミナー行ったんだった


良く晴れている名古屋ですが、風が強くて寒いです
只今13時、外は日が差してますがも降ってます(すぐ止むでしょうけど驚き)

もう1週間も我慢したら寒さも終わりでしょうか、その後は花粉がわんさか来るんでしょうけど



今日はシャンパーニュのランソンをもう一度紹介します

ランソン1.png

2週間ほど前にセミナーに行ってきましたので、個別のキュヴェ等の解説も兼ねて。

歴史と余談は前回のブログで ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20250107-1.html

セミナーはアジアマネージャーのマリアン・ジョフロワ氏が初来日で講師を務めてくれました。
ランソンには11年務めているそうで、ランソンの革新を進めた醸造家のエルヴェ・ダンタン氏と同じ時2013年の入社です。

セミナーでは、転売&転売の黒歴史には一切言及がありませんでしたが(そりゃそうだ)、今年英国ロイヤルワラントを外れたことには軽く触れていました

新生ランソンを率いるダンタン氏ですが、ランソン入社に当たって様々な要求をしたそうです
「これとこれはこうしないと自分はランソンでは働かない」
くらいの意思があったそうで、やはり改革を進めるにはかなりの覚悟が必要なんでしょう。

醸造家やCEOが頻繁に転職するシャンパーニュの業界では、引き抜き合戦も盛んに行われいますので、条件や環境の交渉は至極まっとうな事です


そのランソンの改革ですが、代表的な物が二つあります

1.単一区画ごとの醸造

 ランソンでは自社畑を含めて100ものクリュからブドウの供給を受けています。
 シャンパーニュ全体の3分の1の種類のブドウが集まってくるのですが、その膨大なブドウを全てクリュごとに別々に醸造しています。
 そのためにサイズの異なる55ものステンレスタンクを誂え、個別の個性を持ったバリエーション豊かなヴァン・クレール(2次発酵前のワイン)を生んでいます。

 ランソンは歴史が長い分、栽培家との付き合いは深く、いい信頼関係を構築できているそうです。
 100のクリュの内、50%がプルミエクリュとグランクリュで、ベースワインのレベルの高さを誇っています

 さらにランソンの特徴で有名なのが、ノンマロラクティック製法です
 MLFを行わない事で、酸の豊かで長熟可能なシャンパーニュになってます。
 ただ、全てのMLFをブロックしているのではなく、NVでは最大で25%程度は行うことがあるそうです。
 ヴィンテージシャンパーニュは一切行っていません

2.シェ・ボワ(木樽貯蔵庫)

 2014年から導入された新しい施設で、ヴェルズネイのプレスハウスと共に刷新されています。
 ここでは、リザーヴワインを木樽で保管し、パーペチュアルレゼルヴとして各キュヴェにブレンドされています

 このリザーヴワインですが、ランソンでは3種類のリザーヴを持っています。
 一つはステンレスタンクで熟成されたものでヴィンテージ・区画ごとに保管されています。
 二つ目は、ステンレスタンクで俯瞰されたパーペチュアルレゼルヴで、様々なキュヴェがブレンドされています。
 三つ目が木樽のパーペチュアルレゼルヴで、二つ目と同じようにヴィンテージや区画のブレンドワインが毎年注ぎ足されています。

こういうブレンドのリザーヴワインは、シェリーのソレラシステムに倣っているメゾンも多く、より複雑な風味を生む手法として近年採用する蔵が増えています


ランソンでは瓶熟の期間も法定よりずっと長く、NVで4〜5年、ヴィンテージでは最低9年、プレステージでは15年という長さです
トップキュヴェのノーブルシャンパーニュでは、現行ヴィンテージが2005年という古さです

また、ランソンでは情報の透明性にも誠実です

全てのシャンパーニュの裏ラベルにはQRコードが付いていて、
蔵のスタイル
セパージュ
ブドウ収穫区画
ベースワインの特徴
収穫年とリザーヴワインの比率
MLFの割合
熟成期間
ドサージュの量

について詳細な情報を知ることが可能です

デゴルジュマンの日付やブレンドの割合などを表記する蔵は増えていますが、ここまでの情報を載せているシャンパーニュは他にありません
ランソンを手元にすることがあったら是非ご覧ください。


現在、生産されているシャンパーニュは7種類です。

ランソン.jpg

1.ブラック・クリエイションNV

 以前のブラックラベルです。
 ラベルに小さく258の文字が書かれていますが、これは創業の1760年から数えて258番目のヴィンテージが主体であることを示しています。
 258番目は2018年です。
 ランソンの味であるピノノワールのフレッシュさがとてもよく出ています

a fresh touch of love これがランソンのモットーです。
(正直ちょっと??かも
loveは置いといても、フレッシュさというキーワードが新生ランソンには重要なのは理解できます

2.ロゼ・クリエイションNV67

 ランソンでは1833年に初めてロゼを作っています、これはかなり早いですね。
 それから67番目の2019年がベースになっています。
 1と同様にかなり繊細で、余韻が非常にいい感じです

新しいランソンはどれも、瓶熟の長さからくるオートリーゼの香ばしさがあまりありません
やはりMLFをしてない分、酸が若く豊かだからでしょう。
フレッシュさが長く保たれる秘密でもありますね

こういうシャンパーニュが今後のトレンドになってくかも。
よりフレッシュ、繊細で軽やかだけど複雑で余韻が長い、という

スティルもですが、現在のワインのキーワードはエレガンスです。
30年前なら凝縮感だったんですが。

3.ホワイトラベル・セックNV

 セック=辛口なんですが、ブリュットよりも甘いシャンパーニュです。
 ドサージュが28gあるので、やや辛口〜やや甘口といった味わい。
 酸が穏やかなので、和食に合わせてもいいですね

 しかし、これは試飲がなかったので実際の味は不明(すんません)

4.ブラン・ド・ブランNV
 フレッシュさを掲げるランソンの本領発揮といったキュヴェです
 プルミエクリュとグランクリュが70%以上も入っています。
 クリュも15区画使用しており、コートデブランとモンターニュドランスの両方のシャルドネの良さを持ち合わせているそうです。
 
5.ヴィンテージ2013

 卓越した年のみ、生産されるヴィンテージシャンパーニュで、ランソンでは1874年から僅か12ヴィンテージしか作られていません。
 2013年は地域によっては雨の多い年なのですが、日照には恵まれており、9月後半から10月と過去30年では最も遅い収穫ですが、ブドウの熟度も十分だったようです
 酸の高さが特徴とされていますが、飲んでみるとそうは思えません。
 まだとても若い印象で香りもフレッシュで、ややアニスの様なニュアンスがあります。

6.ノーブル・シャンパーニュ2005

 プレステージシャンパーニュで100%グランクリュで1979年に初めて作られたノーブルキュヴェの後継です。
 ピノノワールがメインのランソンですが、シャルドネでも質の高いシャンパーニュが出来ることを証明するべく生まれたキュヴェです
 70%がシャルドネですが、17年熟成とは思えない新鮮な印象です
 コーヒーやモカの様な香り、という説明がありましたが、確かに少しあるかも
 存在感があり、さらに成長の余地がある、いいシャンパーニュです

7.ノーブル・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン2005

 こちらはシャルドネ100%のプレステージキュヴェです。
 さすがのレベル、これが一番酸がはっきりしています。
 これもまだまだ変化の可能性がある「上り坂」の途中です。


 


 
 


posted by cave MITSUKURA at 15:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月13日

ラペって知ってますか?


朝から風が強くて寒いです
来週、もう一度寒波が襲来するとか…



今日は備忘録的に。

店頭では最後の古酒でもあります。
販売してるのは、3と5だけですが。

ラペ.jpg

ラペ
左から、
1.サヴィニー・レ・ボーヌ1erオー・フルノー2021
2.ボーヌ1erグレーヴ2010
3.ペルナン・ヴェルジュレス1erイル・デ・ヴェルジュレス2005
4.ペルナン・ヴェルジュレス1erレ・ヴェルジュレス1999 マグナム
5.コルトン・グランクリュ1988
6.ペルナン・ヴェルジュレス レ・コンボット ブラン2017
7.コルトン・シャルルマーニュ グランクリュ2015 マグナム


フランス、ブルゴーニュです

6と7は白ワイン(シャルドネ)、あとは赤ワイン(ピノノワール)です。

ラペペルナン・ヴェルジュレス1765年からワインを造っている大変古い家系です

特級コルトン・シャルルマーニュを持っているので、白ワインが良く注目されていますが、赤ワインも美味しいのです

てんちょ、2023年に訪問しました

訪問記はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/500074617.html

現当主(何代目だ?)のヴァンサンさんとシルヴィーさんご夫妻 ↓

ラペvincentsylvette.jpg
HPより

てんちょが行った時もヴァンサンさんがお相手してくれました。

ふくよかな赤ワインと、芯の通った白ワイン、どちらも非常に美味しいです

こちらは長い歴史があるドメーヌらしく、
サヴィニー・レ・ボーヌ
ペルナン・ヴェルジュレス
ショレイ・レ・ボーヌ
アロース・コルトン
ボーヌ
と広範囲に畑を所有しており、2012年からHVE(環境価値重視認定、フランス農業省が管轄)の最高ランクの認定を受けています

ペルナンという名前は、ラテン語のペトラ(石)に続き、ガリア語のナント(小川、谷)、そしてガリア語のペトル(4)に由来しています。

ペルナンは四方を丘に囲まれているので、様々な斜面があり、土壌も入り組んでいます。

多様性に富んでいる反面、理解するのは難しいと言われた通り、畑の位置を良く頭に入れて飲んだ方がいいかもしれません
これが全然簡単ではないのですが。

また、ラベルに描かれてる聖人像は、コルトンシャルルマーニュの畑に置かれている聖メダール

ラペcorton-charlemagne-statue.png
HPより、以下同様

カール大帝が寄進したシャルドネの畑=コルトン・シャルルマーニュのグランクリュをフランス革命まで1000年以上も所有していたソリュのカトリック教会に祀られています

…(首から上が)スフィンクスに見えるのは私だけかしら



では、具体的にワインの情報を。

全てのワインに共通することですが、発酵には350リットルの樽を、1級以上の熟成には新樽を30%程度使用しています。
ブドウに負荷をかけ過ぎない工夫がされています。

1.これは日本未発売です。

ラペ イル・デ・ヴェルジュレス.png

 遺跡の「炉」に由来する名前らしいです、同名の村名区画もあり、1級はより上部にあります。
 1956年植樹のピノが中心です。

 粒の小さなピノノワールが特徴の区画で、21年は特に白が少ないヴィンテージなりました。
 古典的な酸があって食事のお供に最適なスタイルです。
 ヴァンサンさん曰く「21年が好きな人は本当のブルゴーニュファンだ」とのこと

2.いきなりヴィンテージが飛んじゃってますが。
 ボーヌの町から西へまっすぐ上った日当たりのいい区画です。
 他の生産者でも同様に、1級の多いボーヌの中でも特筆すべき畑です

3.ペルナンとサヴィニーの丘に挟まれたこの区画は、正にの様な場所で石灰質に鉄分を含んだピノノワールに最適な土壌を持っています。
 
ラペ オーフルノー.png

優雅なスタイルの1級です。

4.1級イル・デ・ヴェルジュレスのやや下の斜面にある、こちらも1級です。
 コルトンの麓にあり、4つの村の交差点に当たる場所です。
 ヴェルジュレスとは細長い区画を意味する古代語が由来になっていて土壌の構成は3と同じです。
 マグナムなのでより長く熟成可能で、レギュラーの倍以上の寿命を持ってるでしょう

5.コート・ド・ボーヌで唯一の赤のグランクリュ
 ラペでは単独区画のコルトン・プジェも生産していますが、このグランクリュにはプジェの近隣の区画をブレンドしています。
 コルトンは、コルトン・コンブ(谷)、コルトン・レ・ショーム(石の多い台地)とヴォワ・ロス(おそらく鉄分の多い土地を連想させる「rousse」の古い形)の 2 つの気候で生産されているそうで、これは二つの間にあります。

6.村名区画入りの白ワインです。
 谷を意味するコンブに由来しており、急斜面の区画です。
 2000年代当初に植え替えられたばかりのシャルドネで、長めのバトナージュを行っています。
 
いつも白ワインはMLFを行っても酸が強く、かなり長熟タイプになるそうです。
 2017年は白ワインの当たり年でもあり、良い飲み頃の入り口になっているはず

7.現行ヴィンテージではマグナムは125400円もします。
 恐ろしい値上がりです。

 カール大帝の名前をいただくこのワインは、775年に大帝が教会に寄進した事に由来しています。
 石の多い痩せた土地で、南西向きの軽い土壌になっています。
 土壌下の岩の影響でフリンティな香りがあるとも言われいます。
 2015年のマグナムでは、さて、まだ飲むには早いでしょうか

以上です。






posted by cave MITSUKURA at 17:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする