2018年06月05日

間違い探し


今日はいっぱいワイン来ましたね〜
買いすぎ?
毎度の事かも

今日は業界向けの試飲会に行ってきましたが、大半がお馴染みの銘柄だったのであんまり発見はなかったかも
それでも再確認できたワインもあってよかったです。
生産者さんも来てたけど、時間がなくて短時間で失礼してしまった💦



6月2日土曜日の記事を一部改訂しました

写真も差し替えましたが、これらの違いがお判りでしょうか?? 

これが最初に載ってた写真 ↓

43956A16-705F-4774-8CB9-8849895ADD0E.jpg

これが正しいワインの写真 ↓

A5CFA4E2-965A-4E35-9C4D-C021BE952825.jpg

とても良く似ていますよね
目ざとい方は2007と2009のヴィンテージの違いにお気づきになったかもしれません。

しかし、今回の問題は実はそこじゃないのです
2つのワインの一番の違いは「味」です

ラベルを斜めに横切る赤い文字に注目してください。

上のラベルには「Vendanges Tardives」と書いてあり、
下のラベルには「Vieilles Vignes」と書いてあります

畑は同じ特級フルシュテンタム、ブドウも同じゲヴェルツトラミネールですが、
この赤い文字が違うだけでワインは全く違うものになります。

上のラベルのVendanges Tardives ヴァンダンジュ・タルディヴとは遅摘みの事で、アルザスにだけある表示です。

収穫を遅らせたブドウで作られるワインに表記されますが、ゲヴェルツトラミネールの場合、糖度は最低1リットル当たり256グラムもなければなりません。
果実が熟すると糖度が上がり酸度が下がるので、そうしたブドウで作るワインは甘口になるという訳です
規定を満たしていれば甘口である必要はないようですが、てんちょ、甘口以外のVT(こう略します)を見たことないです。

一方のVieille Vigne ヴィエイユ・ヴィーニュは古木の事で、ブドウ樹の樹齢が高い事を表す言葉です。

しかしながら、こちらには何年以上、と言った明確な規定はありませんので、名乗りたければ何年からでも名乗っていいことになります
そこは作り手の良心とプライドによる、という訳です。

結局、何だったかと言いますと…
普通の特級ゲヴェルツトラミネールを注文したのに、間違って甘口のヴァンダンジュ・タルディヴが来ちゃった
という訳でした

よく見ないと気が付かないかなぁ



そして、今日もワインが一部届かない

配送関係の業界も大変ですもんねぇ









posted by cave MITSUKURA at 18:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする