2018年07月29日

シャンパーニュ三昧万歳


昨夜は台風に備えて早じまい、または臨時休業のお店が多かったようですね。
電車も早くから運休の決定が出されていたようですし。

それにしても大した事なかったような名古屋…💦
何事もなくて良かったですが。

HPのイベント欄に

真夏のシャンパーニュ500円祭り

の案内を載せました

8月23日(木)18時からです。
予約不要

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皆様、お待ちしております


今月はロクにワインの紹介をしませんでした
8月はシャンパーニュ三昧の予定です

ブログも1か月、全てシャンパーニュの紹介しましょうか???
出来るかな、できるだろう




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2018年07月28日

台風間近で


台風が近づいていますねぇ
名古屋はそこまで心配いらなさそうですが、東から西へ向かう台風って珍しい。

ミツクラはいつも通り21時までは開いてます〜

今現在、20時ですが表はいたって平穏。



今年のソムリエ(とエキスパート)の一次試験が始まりましたね

今年から一次試験はCBT(コンピューターで無作為に選定された問題)試験になり、受験生は便利になったような、得体が知れず不可解なような…
少し聞いたところによれば、既に受験した方からは難しい、との報告が多いようです
フランスワインに関しては妥当な問題の様ですね。

難易度が高い試験では基礎的な問題で確実に得点する事が大事ですよ、それには如何に繰り返して勉強するか、ですね
2回目受ける方も頑張ってください


先日、とても久しぶりにスーパータスカンの一つ、ルーチェを飲みました

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ルーチェ2014

フルボディの赤ワインなんて、この暑いのに… と思っていましたが、結構(いやいや、とても)美味しくいただけました

イタリア、フレスコバルディ家とカリフォルニア、モンダヴィ家のコラボワイン。
サンジョベーゼとメルローのブレンド。

この組み合わせはとても好きです
てんちょはセカンドのルチェンテでも十分ですが。

確かに外観は黒々して、アタックもしっかり重め、緻密な濃厚ワインなんですが、やはり洗練されてますね
若いけど、全然つらくないし飲み進められます。

デキャンタージュはしましたけど。


飲んだのは池下のイタリアン、ヴィノテカ・オオサワさんで

残念ながら今月で閉店してしまうというので、慌ててみんなで行ってきました。
非常にレベルの高いお料理で最初から最後までどれも美味しかった〜
シェフの話も面白いし

全てのお皿に満足、って非常に珍しいです

またワイン会やらせてほしいです



そう言えば、去年もやりました、

真夏のシャンパーニュ500円祭り

を今年も開催します

正真正銘のシャンパーニュを1杯500円で飲めますよ〜

ヘンテコなシャンパーニュではなく、有名ネゴスや人気レコルタンです
1000円のプレステージも今年はちゃんと用意します。

明日詳細載せます〜













posted by cave MITSUKURA at 20:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

ボジョレー好きです


昨夜の突然の大雨にはびっくりしました
止んでも全く涼しくならないどころか、蒸し暑さが倍増しただけですが

セミナーの真っ最中に屋根にバタバタ、轟音が鳴って一時はどうなるかと…
台風近づいてますしね


昨日のモメサンセミナーは非常に有意義でした

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講師のジャン・バティスト・バシュヴィリエさんは、89年生まれの29歳。
ボジョレーのど真ん中のブドウ栽培家に8代目として生まれています

小さいころから、ボジョレーワインとガメイのブドウに囲まれて育った彼のボジョレーとガメイに対する愛情はそれはひとしお
それが終始伝わってきて、それだけでも何だか感動しました。

ボジョレーかぁ、っていう人は少なからずいると思うんです

そして、そうした状況を招いたのはやはり生産者とマーケティングを担った我々(の先輩達)の責任なんです

ちょっと話を戻しまして、

モメサンは1865年にマコンに設立された会社です。
ワイン商(ネゴシアン)として早くから成功したモメサンは、事業を拡大するに当たり1898年という相当早い時期に輸出市場を開拓します
この時代にブルゴーニュワインを外国へ出荷しようという目論見は非常に先見の明があり、大成功を収めます。

その後、ボジョレー・ヌーボーの大ブームがやってきて、フランス国内だけでなくアメリカ、日本など海外でもボジョレー・ヌーボーが大人気となり、ボジョレーのワイン=ヌーボーの図式が完璧に出来上がっていく訳です

しかし、それから時は過ぎ…
今現在、ボジョレー・ヌーボーの市場は縮小の一途
先述の通りの現状で、ワインが売れず、実にこの30年で40%ものブドウ畑が消失しています。

ブドウ畑を他の作物に変える人、
山羊を放してチーズ作りに転向する人、
樫を植えて何十年後かにトリュフ採集を目論む人、(← こんな事する人がいるんですね)

など、様々だそうですが、もちろんこのままではいられない
モメサンもヌーボーでは良い目を見た一人ですから、その責任も大きい。

バシュヴィリエさんとしては、とにかくガメイとボジョレーワインの伝統に立ち返り復活させたい、と考えモメサンで奮闘中。
思いがよく伝わってきました
これまで注目されていなかったボジョレーの魅力を再発見した、と言ってました。

本来のボジョレーワインの味=ヌーボーの味ではないと強調したい

ガメイ贔屓、万歳ですね

実際に、ガメイの可能性の高さ、セミ・マセラシオン・カルボニックの効用、など、今、再びガメイとボジョレーワインを見直すことは大変意味のある事だと思います。
早飲みの軽いだけのヌーボーワインではなく、10年20年と熟成できるボジョレーを広めることが今後はとても重要になってきます。

面白いことに、暑い夏が続きすぎて、とにかくアルコール度数が高い濃厚な赤ワインになってしまう昨今では、セミ・マセラシオン・カルボニックで醸造する事でフルーティさを保ち、ふくよかで柔らかい赤ワイン作りができる、と、ピノノワールでこれを行うコートドールの生産者もいるそうです。
(誰だったかな、よそで聞いたことあるな〜)

モルゴンだけに現れる青い火山岩など土壌の話、 これ ↓

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ピジャージュしないでデレスタージュするなど、醸造の話も沢山聞けて面白かったです
ほとんどの収穫を手摘みで行っているそうで、意外ですね〜

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試飲したワインもどれも素直で美味しいワインばかりでした
モルゴンは熟成させたらもっと複雑な香りになるんだろうな〜

ガメイはほとんどのチーズに合わせられる
って聞いて、がぜんチーズ食べたくなった人はたくさんいたでしょう

今後、クリュボジョレーをはじめとした長熟可能なボジョレーが広まって、新しいボジョレーの歴史が作られていくといいですね‼️


バシュヴィリエさんがiPhoneで撮影したブルイィの畑 ↓

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綺麗ですね。
左(南)がボジョレー及びヴィラージュ、真ん中がブルイィ(撮影はモン・ブルイィ)の丘の上から右手(北)にクリュボジョレーが続く。

次にブルゴーニュに来たら、是非モメサンに寄ってください
と言ってくれました。
この美しい畑を見てみたいですね

社交辞令じゃない、優しい人柄がじんわりくるなぁ…

始まる前にお水配っていたら、手伝おうとしてくれて、そんな生産者は初めてですよ
ええひとや〜
話が尽きず、珍しく時間オーバーしましたが、第二弾も是非やって欲しいです

お土産ワインとクーラーバッグ、まだ少しありますので店頭で販売してまーす


















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2018年07月25日

夏はもういい


やっと明日か週末に雨が降るらしいですね
野菜も高くなって来ているし、もうこれ以上の暑さはいらないです


今日も暑い中、試飲会に行って参りました

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ニューワールドのワインばかり

久しぶりでも、やっぱりドックポイント(ニュージーランド)やジョセフ・フェルプス(カリフォルニア)は流石の香りと味
他にも、ニュージーランドに良い物が多かったかな〜

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行っただけでダルダルですけど…



さて、今日はいよいよモメサンのセミナーです
報告は明日します。

今年は日本だけでなく北半球全体で高温になっているようです。
ブドウの生育も早いですし、今日もその辺りのお話を聞きたいですね



暑くて商売的には「負け」の7月ですが、楽しみな話は着々と進んでおります

9月にセミナーしてくださるマウリッツィオさんも今、イタリアに帰国中だそうで、現地のお話も聞けるのが楽しみです

ちょっと珍しいブルゴーニュワイン(価格も安くないのに)のまとまったサンプル提供をもらえそうで、うっしっし
ワイン会やりたーい。誰か付き合ってくれ

31日の帰国報告会の写真もまとめたし(サンセールだけね)、こちらはもう満席

ちょっと早いですが、8月の試飲会の案内も載せました

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これは全部出しますね‼️

マニャンのクレマンはなんと、7年熟成ですよ〜

8月も「夏向きワイン」という事で、スパークリングを中心に色々とお試しください。

遊びに来てください〜






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2018年07月23日

シュナンブラン好き


ついに観測史上最高気温ですか…
41°Cって、インフルエンザか


昨日は弾けすぎて、今日が辛い
貴重なワイン飲みました。

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ユエ ヴーヴレイ ル・モン セック2011

ヴーヴレイの頂点、ユエ
ロワールワイン界のスターです。

11年なので7年目の熟成です。
シュナンブランのフルーティさと鉱物感がちょうどよいバランスでしたね

アロマとブケが混ざってる感じ

来月、17年が入荷してきますが、おそらく1回来て終わり、です
16年も17年もとにかく収穫が少なくて、品物がないのです。

ユエで買ってきた貴重なバックヴィンテージのモワルーと一緒にワイン会やりたいと思っています

現地で買うとやっぱり安い
日本で正規の価格を見ると、びっくりですもん。

ニコラジョリー会もやろう、現地調達のワインがあるので。


またご案内しまーす










posted by cave MITSUKURA at 19:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月22日

現場の声を聞こう


学生さんたちは夏休みですね〜
もう7月も後半戦か、早いなぁ


今週はモメサンのセミナーがあります
早くに満席になってしまい、ご出席いただけない方には申し訳ございません。

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お土産はシャトー・モンメラのワインとモメサンのワインバックです

ワインバッグはクーラーにもなります
シンプルなロゴがいいですね



9月にも二つ生産者を招いてのセミナーを開催する予定です

一つは、毎年恒例になりつつあるイタリア、GIVからマウリッツィオさんが来てくれます
これで3回目です。
今回はマキャヴェッリの予定、キャンティですね。

もう一つは、南米チリとアルゼンチンから最高級生産者が二組同時に来店
滅多に会えない方々なのでお話も非常に楽しみです

詳細が決まりましたら改めてご案内しますので、少しお待ちください
要チェックです








posted by cave MITSUKURA at 12:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

ボジョレー・ヌーボー中間報告


くーっ、今年はお店で生活したいくらい暑いわ
毎年、寒い寒いって困ってるんですが、今年はお店の中の方がずっと良いですもん。


ボジョレー・ヌーボーに関して、ルーデュモンの仲田さんからの中間報告がありました
(以下、ヌーヴェルセレクション提供)

1964年以来最大の降雨量となった冬を経て、温暖な4月が訪れました。
5月は再び雨がちとなり、5月末に開花が始まりました。
6月は高温多雨で、1960年以降で2003年の次に暑い6月となりました。

高台斜面にある私の契約区画は風が強く水捌けも良いため、雨によるミルデューなどの病気は皆無です。
また、これまでのところ南ボージョレには雹害も霜害も発生しておりません。

私の契約畑では毎年、ミルランダージュによる小粒の凝縮したぶどうができることが多いのですが、
今年も開花期の昼夜の温度差がかなり大きかったためクリュール(花ぶるい)が多く発生し、
そのためほとんどのぶどうがミルランダージュとなっております。

6月末から一転して好天が続いており、今日現在、畑は最高の状態です。
今後の天候次第ではありますが、皮の厚い、最高度に凝縮したぶどうの収穫を期待しております。
最も重要な収穫直前3週間の天候が良好であれば、近年で最高のヴィンテージとなり得ます。

開花日から計算した収穫開始予定日は8月末日以降ですが、
私はさらに1週間程度、ぶどうの完熟を待つつもりです。
「ガメイは、完熟が命」ですので。

2018年7月7日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司


このレポートにもあるように、今年のフランスは北を中心に雨の多い春になりました
6月の後半の時点で、土壌に含まれる水分が飽和に近く、日差しが渇望されていました。

今年はどの産地も開花が早く、雨の影響で病害の発生が心配されていましたが、初夏の訪れと共に天候が回復して結実も進み、かなり早い成長となっています

レポート中にあるミルデュと言うのは、ベト病と言われる病気です
細菌(プラズモパラ・ヴィチコラって言います)が繁殖して白いカビ状の胞子が葉や実に付き、枯れさせてしまいます。

硫酸銅と生石灰を混ぜたボルドー液(ボルドー大学で開発されたのでそう呼ばれてます)を散布するのが有効とされています。
ボルドー液の過剰使用は土壌に沈着するが増え生態系を壊す懸念があるために、近年では最低限の使用にとどめる生産者も多いそうです。

てんちょ、15年以上前に初めてボルドーに行った時9月初旬でブドウも収穫直前でした
実ってるカベルネやメルローに、ボルドー液が露骨にかかっていて青白くなってるのを目の当たりにして、
「ブドウって洗わないんだよね」と思った覚えがあります…💦

実は洗ってる蔵もあるんですけどね
今日はこの話は割愛。

文中にあるように、畑に風が吹くというのは非常に重要です(なので畑は自ずと丘の上が良いとされます、水はけが一番大事ですが)

風通しのいい場所にはカビが生えない、って誰でも納得ですよね

南仏でも内陸から吹く風=ミストラルが病気を防ぐ役割を果たす事は、どの生産者も重視していることですし。

結実が進むと生産者は実の周りの葉を少し取り除いて風を当てるようにします。
早い段階では日照を得るためではなく、病気の予防のためです。


産地によっては雹害の報告も一部ありますが、ボジョレーに関しては今のところは順調の様です。
このまま進めば8月の半ばでの収穫もあり得るでしょう


去年はびっくりするくらい酸が目立ったヴィンテージでしたが、今年はどうなるでしょう











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2018年07月20日

暑さに敗北宣言


「少しは暑さがマシになった」
「体が暑さに慣れてきた」

なんて、微塵も思わないてんちょですけど

毎日毎日、暑すぎる〜
風が吹いても熱風だし


水曜日の試飲会はこじんまりとでしたが、ゆっくり飲めて良かったです
参加してくださった皆様ありがとうございました。

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やはり、あれだけ暑いと何でもかんでもとにかく冷たいのがいいですよ
コッテリよりはサッパリ

マカン・クラシコも美味しかった

でも、あれでリオハかぁ〜
なんかニューワールドみたいでした、リッチでまろやか。
香りもややスパイシーではあるけど、カベルネ?ジンファンデル?マルベック?
テンプラニーリョとは思えなかった…

もっと涼しい時期に座って飲むべきでしょうけど
次回入荷に期待。


ちょっと変わり種を紹介します

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ドネリ パティオ・フリッツァンテ ピーチ&ストロベリー


イタリアの軽やかスプマンテ(フリッツァンテなので気圧低いですが)です

それぞれ、桃とイチゴのフレーバーで、めちゃくちゃ飲みやすい
甘口ですが、香りも味もとても綺麗です

本当はペスカフラゴラとイタリア語ですが💦

(本当にどうでもいい話で。

昔雑誌の記事かなんかで読んだのですが。
イタリアに旅行した際にベネチアグラスを買ったけれど、機内持ち込みで「壊れ物」と伝えたくて、「フラジレ」だっけ??
と手振り身振りで示していたら、カウンターの職員さんに「フラゴラ?」と聞かれて「そうそう!」って答えたところ、
即座に持ち込み不可で断られ、後ろに並んでいた男性に「is this strawberry?」と怪訝な顔で聞かれた、というトホホな話。

壊れ物はfragile フラジャイル、イタリア語でfragola フラゴラはイチゴの事)

話を戻して、アルコール度数はたったの4%なので、すーいすい飲めますよ

甘いですが発泡してるからそんなにべたべたせず、今の季節にはキンキンに冷やすと最初の1杯にはアリですよ
ラベルはちょっと青くてなんだかな、かもしれませんが香りと味は良かった

そして価格も非常に良心的







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2018年07月18日

赤の発泡と言えば


あまりにも暑すぎてタラタラの格好で出勤してしまった…

今日は業界向けの試飲会なのに💦
他にもありましたが行けて1社なのです。

倒れるかと思うくらいの熱波の中、行ってきました…
こんな陽気は試飲には全然向いていませんね

今日はランブルスコばっかりの試飲会でした

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これで極一部、なんて下手な写真

今、イタリアワインのDOCとして最も輸出が盛んなのがランブルスコなんだそうです
アメリカ、他ヨーロッパを始め、東南アジアや中国へもかなり出荷されているそうで。

し、知らんかった…
そーなんだー

確かに泡物は世界中で人気ですよね
アルコール度数が9%程度なので、とかくハイアルコールになりがちな昨今のワイン事情からすると貴重な存在かも。

今日のランブルスコはドネリ社の物です

ドネリは1915年創業の老舗、エミーリャ・ロマーニャ州を代表する一大ワインメーカーです。
F1でフェラーリのスポンサーになるなど国際的な認知度も高いです

ランブルスコだけで20種類とか作ってます

作り過ぎじゃないのー


フェラーリのデザイナー、スカリエッティ氏とのコラボレーションボトルや缶に入ったランブルスコまである
フルールフレーバーのスプマンテもあるし。

これが一番スタンダードで有名かなぁ ↓

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見た事あります?

店頭には何種類か、明後日入荷予定です


さて、ドネリ社のランブルスコが美味しいのは周知の事でいいとして、ランブルスコについてちょっと復習しますか

ランブルスコの事、どれくらいご存知でしょうか??

イタリアワイン
赤の微発泡
甘口から辛口まである


と、このくらいは、ぼんやりでも知ってる方が多いでしょう。

イタリア、エミーリャ・ロマーニャ州のモデナを中心にした産地です
ここ ↓

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モデナを中心に、北にサンタクローチェ、南にカステルヴェートロの小さな街があります。
生ハムで有名なパルマや中世からの大都市ボローニャが近くです。

車好きにはモデナと聞けば、何をおいてもフェラーリなんでしょうけど

ランブルスコとしてはIGTもあるんですが、1970年と早い時期にDOCに認定されています。

法律の規定ではDOCランブルスコには3種類あって、

ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェートロ
ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタクローチェ


となっていて、どれも赤またはロゼの発泡、微発泡ワインでなければいけません
ロゼもあるんだよ

ランブルスコはランブルスコというブドウで作られるのですが(ミュスカデと同じね)、その中にも種類があります。
先の、ソルバーラ、グラスパロッサ、サラミーノというのは品種の名前です。
どのDOCにはどの品種かも規定されていますので、勉強する方としては面倒というか厄介というか…

元々この土地の土着品種であるランブルスコは、プリニウスの博物誌に「エナンティウム」という名前で紹介されている程古くからある品種です

マエストリ
モンテリッコ
マラーニ
ランチェロッタ
マルボ・ジェンティーレ

これも全部ランブルスコの品種(亜種)。多いなぁ〜

それから、広域DOCとしてレッジャーノというワインもあります。

こちらもランブルスコ種(ぶどう)から作られるワインで、赤白ロゼがあり、スティルも発泡もあり、という何でもアリなワインです
(なんと規定ではノヴェッロもあるわ)

こちらの名前でも発泡ランブルスコと同じものがありますが、正式なワイン名としてはランブルスコではありません。
また、ややこしいなー 勉強は大変。

最初にも書きましたが、ランブルスコが人気な点の一つにアルコール度数があまり高くない、というのがある様ですね

最近のワインは温暖化の影響もあってか、14度15度と高めの物が非常に多いのでちょっと疲れちゃいますね
そういう点では、ランブルスコは親しみやすく、使い勝手がいいですね。
てんちょはセック(辛口)よりもアマービレ(やや甘口)くらいの方が好きです

こんなに暑いので、お好みの味の物を良く冷やしてあなたも飲んでみませんか



























そして夜はミツクラの月例試飲会です
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2018年07月16日

暑いけど濃い赤もあるよ


連日、体温よりも気温が高いのは堪えますねぇ
おかしいでしょ💦

こんな蒸し暑くて堪らないのに、今日もフルボディの赤ワインを紹介します

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マカン・クラシコ2014

前にも書いた事ありますね。
スペインのエース、ベガ・シシリアの新しいワインです

こちらのワインはフランス、ボルドーのベンジャミン・ロートシルト(ラフィット)とのコラボレーションワイナリーで作られています

ベガ・シシリアはリベラ・デル・デュエロにありますが、マカンはリオハなんです

ベガ・シシリアが初めて国際的な注目を集めたのが1929年のバルセロナ博覧会で、この時金賞を受賞したウニコはスペインで最も高品質の赤ワインとして以後、その地位を譲る事なく今日に至っています
そもそも創業者のレカンダ氏はボルドーで醸造を学んだ経験があり、スペインにボルドー品種のカベルネやメルローを持ち帰り、リベラ・デル・デュエロの土着のティント・フィノ(テンプラニーリョ)とブレンドさせる事でより複雑で濃密なワインを作る事に成功したんです
ワイナリーのオーナーはその後変わりますが、その精神は変わらず。

面白い事に、マカンのワインはボルドー品種をブレンドさせす、テンプラニーリョのみで作られています
二つのワイナリーの得意技を考えると当然ブレンドになりそうなんですけどね💦

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シリアルナンバー入り
6リットルも13本作ってるんですね‼️

これ、もう少し買っておくつもりだったのに早くも完売でした…
店頭在庫ももうあと1本です。

という事で、
明後日の試飲会で飲んじゃいましょう

ガラ空き試飲会なのです、たまにはのんびり飲みましょうか







posted by cave MITSUKURA at 17:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月15日

どのラがいいですか


今年の暑さは厳しすぎ…
観測で35度とか38度って、市街地ではもっと高いでしょーが

ワインの持ち歩きには十分ご注意ください

侮ってると簡単に吹きますからね〜



こんな季節には全く相応しくありませんが、非常に珍しい元祖フルボディ3兄弟が入荷しました

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ギガル コート・ロティ2014
ラ・テュルク
ラ・ランドンヌ
ラ・ムーリンヌ


有名なラララ3兄弟です

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ローヌ最北端のAOC、コート・ロティ
シラー100%
(規定では20%までヴィオニエを混ぜてもいいことになっています)
3つの村に広がる急斜面の283haの畑の半分をギガルが所有しています。

南北に続く真ん中の村、アンピュイに社屋がある北ローヌの巨人、ギガル
創業は戦後間もなく、と、さほど長い歴史がある訳ではありませんが、コート・ロティの名声があるのは間違いなくギガルのおかげです。

その中でも最高の畑がこの3つです

ラ・ムーリンヌが最も早く手に入れた区画(の一部)で1966年がファーストヴィンテージです。
コート・ブロンドにある1haの小区画です。

創業当初は買いブドウのみでワインを作っていたギガル、コート・ブロンドのブドウもただのコート・ロティとして販売されていましたが、いつの年も傑出したワインができる区画に注目、ここを購入し、これだけを特別に別のワインとして販売したのが、最初の単一畑ラ・ムーリンヌです

所謂「金髪」「黒髪」の畑の分け方は便宜上の物として、実際のコート・ロティの斜面は多くの丘があり、起伏にとんだ地形です。

ギガルのHPに畑の航空映像があるので見てください、右の小さな動画をクリック ↓
http://www.guigal.com/fr/cote_rotie.php

斜面の途中も段々畑が途切れがちで農作業の過酷さを物語ってます
それにしても手入れが行き届いた綺麗な畑です

昔はテュルク、ムーリンヌはそれぞれ異なる割合でヴィオニエをブレンドしていましたが、現在ではシラー100%です。

完全除梗で高い新樽率、長めの樽熟を経て出荷されます
新樽を多く用いるために、自社で樽工房を持っています。

市場の流行が変わっても、良いと思うワイン作りに妥協はない、さすがのギガル

3つを同時に飲むと違いが鮮明に分かるといわれますね〜
てんちょ、何年か前に3つ飲む会に読んでいただいたことがありますが、結構な古酒でどれもよかったなぁ(おい)

てんちょはエレガントなムーリンヌが好きですよ
でも、巷ではこれぞシラーっていうテュルクが一番人気ですね

実はシャティヨンヌが一番好きなのです

コート・ロティなんて1本飲めるのだろうか…







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2018年07月14日

南ア・ロワール、どっちがのシュナンが好きですか


今日の名古屋は最高気温が38度の予報ですか…
かないませんな

後で仕事を途中抜けして健康診断に行かなければなりませんが、検診場所が遠いのです
暑い中行くの嫌だなぁ
本当は6月だったのに、フランス行ってていなかったので7月になってしまいました💦

世間は海の日で3連休なんですね
関係なく毎日営業のカーヴミツクラです

ホント、こんなに暑いと冷たい物がいいですね

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ボッシェンダル ザ・パヴィリオン シュナンブラン2017

南アフリカの大手、ボッシェンダルです。
1685年にフランス移民によって始まったこのワイナリーは300年以上の歴史を持つ老舗中の老舗です
創始者のジャン・ル・ロンは新教徒だった為にフランスで迫害を受け、南アフリカへと移住してきたのです。

会社はその後何人かのオーナーの変遷を経て現在はDGB社の傘下に入っています。
沢山のブランドを傘下に収めるDGBですが、ボッシェンダルはプレミアムクラスのワインとして販売されています。

でも、今日のシュナンブランは超御手頃価格です
1000円ちょっと。

香りはボリュームがあって、南国フルーツに加えてアカシアの花の香りがします。
これは5%だけヴィオニエが混ざっているからでしょうか

酸味が適度にありますが、南アのシュナンブランらしくフルーティさが前面に出ていますね。
エレガントさが上手く表現されています。
これで1000円ちょっとはお買い得です
試験勉強にもいい教材になると思います

良く冷やしても美味しく飲めますので18日の試飲会に出しますね〜


そう言えば、ロワールで飲んだサヴィニエールがワインジャーナリストの山本昭彦さんのワインレポートで取り上げられてて、
嬉しかったです
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ロローっていうのね。
こちらもシュナンブランですが、ボッシェンダルの様なフルーティさはあまりなく、もっとしっとり朝露に濡れたハーブの様です




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2018年07月12日

るぅりぃ 正しく発音せよ


暑くてたまらんですね…
豪雨の被害にあった方々には二重の苦痛で本当に大変かと思います。


先日告知しました、9月15日のシャトーメルシャンワイナリーツアーですが、問い合わせベースですが早くも満席になりました。
まだ日にちもございますしキャンセル待ちで受付いたしますので、お店までお問い合わせください。
バスの席はまだあるんですけど、セミナーが30名しか座れないそうで。


…昨日でてんちょのウィンブルドンは終わりました
ラファ(ナダル選手)が勝ってくれて嬉しいですが。
最後まで見ちゃって、少し眠い今日。

毎日、こう暑いと冷たい物がやっぱり美味しく感じますよね。
前にご紹介したマルク・コランと並ぶ美味しいブルゴーニュ・シャルドネを今日も紹介します

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ラ・フォーリー リュリー1erクロ・サンジャック2010

カッコいいラベルでしょ
味ももちろんとても美味しい

この1級畑はラ・フォーリーの単独所有(モノポール)となっています
リュリ―には赤も白もあって、ラ・フォーリーも赤白両方を生産していますが、クロ・サンジャックの畑はシャルドネだけ。

そして、ラ・フォーリーが生産しているのはレジョナルを除けば全てACリュリーです。
(あと、ラタフィアとかマールも作ってますが)

この生産者を知ってる方、どのくらいいらっしゃるでしょうか??
てんちょが去年滞在しましたリュリーの生産者としてはかなり老舗の有名人です
現在のご当主で5代目です。
ドメーヌ自体はリュリーの少し北、シャニ―というこれまたしょっちゅう通った村にあるのです。

シャニ―村は単独のAOCとはなっていませんが、ブドウ畑はACリュリーとして認定されています。

位置関係はこんな感じです ↓

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黒い矢印がシャニーの集落です、この辺りじゃ結構大きい方なのですよ。
赤い囲いがコート・ド・ボーヌ、青い囲いがコート・シャロネーズです。
一列に並んでる訳ではないのです。

醸造はステンレスタンクと樽を半分ずつで発酵、熟成させています。
新樽の比率は30%と控えめ、やはりシャロネーズのワインはあまりコテコテにしない方がいいですね

樽の風味と言うよりも、ブドウの旨みがすぐに感じられて美味しいです
こういうシャルドネは冷やしても美味しいので、今の時期にはとても重宝します。

2009年と並んで2010年もいい年ですが、肉付きの良いリッチな09に比べると10の方がエレガントで少し軽やかな印象でしょうか
個人的には少しシャープなくらいのスタイルが好きです

そして、マルク・コランと同じ、
この2010年も昔の価格のままです

ちょー、お買い得でっせ


リュリ―の発音を正しく習得できた暁には、さぞフランス語力もアップしている事でしょう…














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2018年07月09日

2018年収穫当て


昨日、掲載しましたシャトーメルシャン ワイナリーツアーですが、お申し込みが早くも10件以上来ています
ご検討中の方、お早目にご連絡ください。


それとは別件で、毎年同じことを思っていますが、
今年もボジョレーヌーボーの注文が始まりました
暑くて全然実感が湧きません

今年のブルゴーニュは雨の多い春でしたが開花は早く、寒い日と暑い日が繰り返しやって来て乱高下の陽気となった初夏でした
開花が早かったように、実の成長も早く、2018年は全てが早いヴィンテージとなりそうです。

もし、これからの2ヶ月を暑く乾燥した状態で乗り切れたら、2003年様に8月半ばで収穫が始まる事態になるかもしれません。
もちろん、まだ何とも言えませんが。
今の段階で例年よりもかなり早い成長であることは事実です
北フランスはシャンパーニュやロワールも同じ状況です。

今決めるのは無理だよなぁ

まぁ、今年も去年と同じ銘柄(多分)で、同じように飲みましょう
今年の解禁日は11月15日(木)です。

もう少ししたら輸入元から近況報告が来ると思いますので、ご紹介します。









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2018年07月08日

シャトーメルシャン ワイナリーツアー行きませんか


記録的な豪雨で西日本は大変なことになってますが、皆様大丈夫でしょうか。
土砂降りの限度を超えていて、対処にも限界がありますよね…

フランスでも局所的にが降ったようで、成長途上のブドウの実に当たると茶色くなってしまい、その実は収穫できません
こうなります ↓

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シャブリのエチエンヌ・デュヴォ―さんのSNSより拝借

余程のお金持ちシャト―なら、茶色くなった実をもう少し待ってからピンセットで一つずつ取り除く、という手もあるんですが、
通常のワイナリーがそんな事できる訳ないし
被害が一部にとどまってくれますように。

名古屋はありがたいことに何事もなく、これで梅雨明けとなりそうです


さて、イベントページに、
山梨のシャトー・メルシャン ワイナリーツアーのご案内を載せました

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カーヴミツクラ10周年記念の特別企画です。
破格のお手頃価格ですし、是非ご参加ください
メルシャンの全面協力をいただきまして実現しました

日帰りの企画です(朝早いですが頑張ります)
行程は以下の予定です。

9月15日(土)

6:50 中区栄オアシス21 久屋大通側 集合
7:00 出発〜 最寄りICより、恵那峡SA,諏訪湖SA,釈迦堂PA経由で勝沼ICへ

11:30〜13:10 シャトー・メルシャンツアー テイスティングセミナー及び畑見学

13:10〜13:40 シャトー・メルシャン内自由時間

13:50〜15:30 昼食 ぶどうの丘にてバーベキュー

15:30〜16:00 お土産等ご購入お時間

16:00過ぎ 山梨出発 
20:00 名古屋着 栄オアシス21 解散

時間は予定ですので、前後する事があります。

昼食はこちらです(ページ中ほどのバーベキューの箇所を参照ください)↓
http://budounooka.com/eat/

昼食のBBQで飲んでいただけるワインもご用意してあります
もちろん雨天でも濡れないように対応していただけますので大丈夫です。

それから、シャトー・メルシャン内では、醸造所の見学ツアーもあるんですが、こちらは非常に少人数でしか開催されませんので今回は残念ながら見学できません
その分、テイスティングセミナーでのお話を濃くして頂けるようにお願いしてあります

お申し込みは入金確認順とさせて頂きますのでご了承ください。
お支払いは現金のみ、お振り込みの場合は手数料はご負担ください。

旅行代金には、
バス代
有料道路代
セミナー代
昼食代
が含まれています。

集合場所までの交通費、お土産代(買いたい方は)、有料試飲代、バス内での食事代は含まれておりません。
朝早く、昼食までに時間がありますので必要な方は各自でご用意をお願いします。
帰路の分につきましても同様にお願いします。

バス内での飲料はなるべく潤沢に用意する予定ですが、ご参加の皆様の状況にも依るかと思いますので、
どうかお手柔らかに願います

行きたいけど一人になっちゃったらどうしよう、とか
知らない人ばかりで不安
と言う方はご安心ください

てんちょがいますし(お前が嫌なんだよと言う方には)、優しい青木ソムリエも同行していますので、
ご心配いりませんよ〜

お申し込みをお待ちしております





posted by cave MITSUKURA at 17:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月05日

岩の上に築かれた酒蔵


雨なのに蒸し暑いって一体なぜだ
そのせいか、静かな店頭です…


7月からは暑くなるのであまりワインを仕入れないつもりです
在庫は結構あるし。

でも、これ買っちゃった ↓

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シャトー・ペトリュス2011&2013

現行品があるワインでロマネコンティの次に高額な赤ワイン、と言ってもいいでしょう
今では貴重、簡単に買えなくなりましたよ。

でも、よく見てみると…

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13年からラベルデザイン、変わりましたね

ペテロの顔が変わってる
天国のカギを持つ手にもう片方の手が添えられてる
枠やブドウのデザインも変わった
枠自体も大きくなった


偽造防止の為にボトルにエッチングがあるのは何年からだっけ??

11年と13年、お値段は3000円しか違いません
てんちょ、11年がいいです(言ってみただけ)
おおよそ諭吉さんが30人くらい

正規品だから定価ですよ、ネットで60万円とかおかしいわ。

こういうワインをサラッと買っていくお客様がいらっしゃるんだよねぇぇ
是非仲良くなりたいわ






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2018年07月04日

優等生シャルドネ さらに輝く


台風の影響か場所によってはすごい強風です
蒸し暑さは全然軽くなってませんが
せめて夜の気温は下がってちょうだい


個人的な事ですが、てんちょ、ようやく豊田市美術館のブリューゲル展に行ってきました
フランス行く前に行こうと思っていたのに、延び延びになってました。

初めて豊田市美術館に行きましたが、広くて庭も素敵ですね〜
ブリューゲル展としては、代表作品が沢山集まっている訳ではありませんが楽しめました

愛知県美術館が改装してるので一部の所蔵品を展示してましたよ、常設展も良かったです
豊田市美術館も今後改装に入るそうですが。
ゆっくり見てたら4時間も過ぎてて、急いで帰りました



さて、店頭では穏やかな7月?が始まっていますが、新入荷ワインをご紹介します
再入荷、というべきでしょうか。

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マルク・コラン・エ・セ・フィス サントーバン フォントノット2013



昔の価格です‼️

この作り手が好きだと言う人とは仲良くなれそうです
高騰するブルゴーニュで、マイナーアぺラシオンで最も早く注目され、最も早く売り切れて行く人になりました。

マルク・コランさんはサントーバン村で1944年に生まれ、1970年に自分のドメーヌを興しています
しかし、当時はニュイの特級畑でも全く高額じゃなかったですし、自分でワインを詰めているブドウ農家がほとんどいないという環境です。
そんな状況ですので、「サントーバン」などという小さな村のワインが注目される事はなく、大抵はコート・ド・ボーヌとして販売されていました

今を思うと本当に皮肉というか、信じられない

それでも、マルク・コランは最初から、特級モンラッシェを所有しており、小さな区画ながら今でもちゃんと生産しています
因みに今ではネゴス物ですが、バタール・モンラッシェとコルトンシャルルマーニュも作っています。

ブルゴーニュワインの人気が高まると当然ですが価格は上昇し、品数は減少してしまい、ワイン業者は少しでも安いワインを手に入れるためにこれまであまり注目されてこなかったマイナーアぺラシオンの取り扱いを始めます
苦肉の策です。
でも、正直言ってやっぱり格下だなぁ、というワインが多かったのも事実

そんな中になって、マルク・コランのワインは非常に良いとすぐに評判になり、世界中で取引されるようになりました。
それまで無名で、見向きもされなかったサントーバンの名前の価値を高めたといってもいいと思います

サントーバンに8つも1級畑の区画を所有するマルク・コランです
8つ集めて飲み比べしたいわ。

現在はマルクさんは引退して息子さんと娘さんが蔵を切り盛りしています。
長男は結婚してピエール・イヴ・コラン・モレを興したので、弟たちが頑張っています


今日のワインはネゴシアン物ですが、それでもとても純粋なシャルドネの美味しさが楽しめます
過剰な樽はなし、冷やしても美味しいので今の季節にもアリです。
冬には常温で、一年中使えますよ。

しっかし、15年はネゴスでも定価が7000円以上もするんですよー
嘘でしょ💦

その点、この13年はお利口さん
半額とは言えませんが6割程度のお値段です、しかも税込

たったの7本しかありませんが、正規輸入元の物ですので安心してください。
いいシャルドネを飲みたい方は是非。








posted by cave MITSUKURA at 18:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月02日

価値再確認


毎日の蒸し暑さに、早くもこの夏の電気代は節約を諦めようと思うてんちょ、です
飲み代を減らすべきか。


そう言えば、(書きましたっけ?)
フランスから送った最後の1本は破損してました
箱を開けるまでもなく「シャリシャリ」音がしてまして…
粉々でした。
日本にない物だったし、ひたすら残念です

でも、郵便局員さんの誠実な対応に感謝しています



このところ、ワインの話を全く書いていませんね〜
ロワールから帰って来て、ちょっと燃え尽き症候群かもしれません


という事で、無理やりロワールに話を関連付けて、夏向きさっぱりワインの紹介です
いや、真面目に美味しいワインです。

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レキュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ エクセプショネル ドルトネス2016


最後に訪問したレキュ、ですが…
先にも書きました通り、16年17年と連続で平均生産の90%減という悪夢に見舞われまして、
通常のミュスカデは現地在庫ゼロでした

日本在庫はまだあるんですよね。
早速キープだ

我々を迎えてくれたのはギイ・ボサールからドメーヌを継いだニジェール氏ですが、彼は本当に独創的でした

新しい取り組みとして、アンフォラでアンバーワインを作っています。
(最初から最後までスキンコンタクトで白ワインを作っています)
品種もムロン(ミュスカデ)から、グルナッシュ、シラー、ガメイ、ピノ、シャルドネ、といっぱい。

清澄
フィルター
SO2
は一切なしです

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でもさー、アンフォラには蜜ろう塗った方が良くないでしょうかね💦
発酵熟成中に染み出して行っちゃうんで、20%は「天使の取り分」として消失します。
(訪問後に写真載せてます)

その結果、ワイン生産本数は少なるので、

あなたのワインは高い

と、言われるそうです
でも、これを考量したらしょうがないよね、とニジェールさん。

てんちょ、美味しくてお値打ちだと、なお良いと思うわ

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↑ アンフォラにはバイキングの文字が書いてあったりする。

因みにアンフォラはイタリア、ヴェローナ産です。

上に付いているトラップは発酵中の二酸化炭素を逃がすため。
発酵が終われば樹脂の栓に変えます。

暗ーくて独特の香りがする熟成庫にクラシックが流れてて…
ちとコワイ



さて、ドルトネスはアンフォラワインじゃありません。
完全なビオディナミですが、タンク発酵熟成です。

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プヌマティックで破砕、地下タンクへ重力システムで移行して発酵、アッサンブラージュにステンレスタンクを使っています。

オルトネスとは畑の表土下30センチから現れる正片麻岩の地層の事です

ラベルに描かれてる茶色の岩です。
完全なビオだからこそ、テロワールを反映したワイン作りができるので自信を持ってラベルにそれを表記できる、という訳です。

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平均樹齢は45年から55年、VVになって来た辺りでしょうか。
収穫は全て手摘み、これはミュスカデでは珍しいですね
収量も㏊当たり3500リットルと超少ない、これもミュスカデでは滅多にない低収量です。

10年以上の熟成が可能、と自信を持って言えるのは流石です。

大抵のミュスカデはブドウも沢山作って、機械でガーっと収穫して、沢山のワインを作るっていうのがスタンダードなので、
こうした面倒くさい事をチマチマやってる人はとても少数なんです

だから
ここのミュスカデはとても美味しいのです

変なビオに向かってるアロマは一切なし(ビオ特有の香りがいいと思えないわたくし)
健全な酸とミネラルが生き生きして、しっかり骨格のある辛口白ワインを作っています

サンセールの銘醸畑にも匹敵する、いい辛口ですね。
未熟な青さや、中途半端な軽やかさは全くなし

ボケてる香りを「優しい」、弱い酒質を「軽やか」などという事は簡単ですけど、やっぱり飲めば分かる。
ごまかしのない美味しさとはどんなワインなのか、は。

完全無欠のミュスカデですわ

牡蠣に滅茶苦茶合います
ワイン蒸しに使って、一緒に飲むと最高です

アサリでもハマグリでもいーよん
ボンゴレビアンコ万歳だわ〜

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雨が多い今年、でも我々が帰ってからは高気温に見舞われたようで、病気にならずに発育が進むように祈っています

品切れになる前にあなたも飲んでみませんか






posted by cave MITSUKURA at 18:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月01日

シーザーの月


もう7月だー

蒸し暑くてかないませんな…
東海地方も梅雨明けでいいんじゃないでしょうか。

ワールドカップも決勝トーナメントで盛り上がってるようですが、これからウィンブルドン、甲子園、名古屋場所などスポーツは色々と続きますね
てんちょはウィンブルドンでロジャーの連覇が見たい



イベントページに7月の試飲会のご案内を載せました
今月は「夏のさっぱりワイン達」です

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参考です

国や品種は色々で、飲み比べ出来たらいいなと思います
上品で洗練されたワインを楽しみたいです

お申し込みをお待ちしております。


あと、ロワール滞在中のブログで一部写真が表示されない物があったのを修正しました。


posted by cave MITSUKURA at 17:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする