あまりにも暑すぎてタラタラの格好で出勤してしまった…

今日は業界向けの試飲会なのに💦
他にもありましたが行けて1社なのです。
倒れるかと思うくらいの熱波の中、行ってきました…

こんな陽気は試飲には全然向いていませんね

今日はランブルスコばっかりの試飲会でした


これで極一部、なんて下手な写真

今、イタリアワインのDOCとして最も輸出が盛んなのがランブルスコなんだそうです

アメリカ、他ヨーロッパを始め、東南アジアや中国へもかなり出荷されているそうで。
し、知らんかった…
そーなんだー

確かに泡物は世界中で人気ですよね

アルコール度数が9%程度なので、とかくハイアルコールになりがちな昨今のワイン事情からすると貴重な存在かも。
今日のランブルスコはドネリ社の物です

ドネリは1915年創業の老舗、エミーリャ・ロマーニャ州を代表する一大ワインメーカーです。
F1でフェラーリのスポンサーになるなど国際的な認知度も高いです

ランブルスコだけで20種類とか作ってます

作り過ぎじゃないのー

フェラーリのデザイナー、スカリエッティ氏とのコラボレーションボトルや缶に入ったランブルスコまである

フルールフレーバーのスプマンテもあるし。
これが一番スタンダードで有名かなぁ ↓

見た事あります?
店頭には何種類か、明後日入荷予定です

さて、ドネリ社のランブルスコが美味しいのは周知の事でいいとして、ランブルスコについてちょっと復習しますか

ランブルスコの事、どれくらいご存知でしょうか??
イタリアワイン
赤の微発泡
甘口から辛口まである
と、このくらいは、ぼんやりでも知ってる方が多いでしょう。
イタリア、エミーリャ・ロマーニャ州のモデナを中心にした産地です

ここ ↓

モデナを中心に、北にサンタクローチェ、南にカステルヴェートロの小さな街があります。
生ハムで有名なパルマや中世からの大都市ボローニャが近くです。
車好きにはモデナと聞けば、何をおいてもフェラーリなんでしょうけど

ランブルスコとしてはIGTもあるんですが、1970年と早い時期にDOCに認定されています。
法律の規定ではDOCランブルスコには3種類あって、
ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェートロ
ランブルスコ・サラミーノ・ディ・サンタクローチェ
となっていて、どれも赤またはロゼの発泡、微発泡ワインでなければいけません

ロゼもあるんだよ

ランブルスコはランブルスコというブドウで作られるのですが(ミュスカデと同じね)、その中にも種類があります。
先の、ソルバーラ、グラスパロッサ、サラミーノというのは品種の名前です。
どのDOCにはどの品種かも規定されていますので、勉強する方としては面倒というか厄介というか…
元々この土地の土着品種であるランブルスコは、プリニウスの博物誌に「エナンティウム」という名前で紹介されている程古くからある品種です

マエストリ
モンテリッコ
マラーニ
ランチェロッタ
マルボ・ジェンティーレ
これも全部ランブルスコの品種(亜種)。多いなぁ〜
それから、広域DOCとしてレッジャーノというワインもあります。
こちらもランブルスコ種(ぶどう)から作られるワインで、赤白ロゼがあり、スティルも発泡もあり、という何でもアリなワインです

(なんと規定ではノヴェッロもあるわ)
こちらの名前でも発泡ランブルスコと同じものがありますが、正式なワイン名としてはランブルスコではありません。
また、ややこしいなー 勉強は大変。
最初にも書きましたが、ランブルスコが人気な点の一つにアルコール度数があまり高くない、というのがある様ですね

最近のワインは温暖化の影響もあってか、14度15度と高めの物が非常に多いのでちょっと疲れちゃいますね


そういう点では、ランブルスコは親しみやすく、使い勝手がいいですね。
てんちょはセック(辛口)よりもアマービレ(やや甘口)くらいの方が好きです

こんなに暑いので、お好みの味の物を良く冷やしてあなたも飲んでみませんか

そして夜はミツクラの月例試飲会です
