2018年08月04日

北の横綱 シャンパーニュ編


明日から夏の甲子園が始まりますね
てんちょ、全然詳しくありませんが、「ある事」を昨日テレビで知って驚きました。

甲子園の始球式のボールって空からヘリで投げ入れてるんですねー

し、知らんかったー💦
いつからかは聞きそびれましたが、今年100回大会もやはり同様にヘリで投下するんだそうで。
(朝日新聞社の旗がついててヒラヒラ舞い降りて来る)
見たことなかったなぁ…


昨日のセミナーの記事には試飲ワイン内、最も高級品の紹介を追加しました
まだ余裕ですので、是非ご参加ください〜


さて、ではシャンパーニュの紹介をします
23日のシャンパーニュ祭りに出す銘柄から一つ。
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エグリ・ウーリエ ブリュット・トラディション グランクリュNV

シャンパーニュが好きで、詳しいという方がこれを知らない訳がない、という超有名銘柄です。

今から15年くらい前、レコルタンのシャンパーニュに注目が集まって、いろんな銘柄が盛んに輸入され始めました

(レコルタンと言うのは、正式にはレコルタン・マニュピュランと言い、シャンパーニュの作り手の生産形態の一つです。
現在、形態は7つあり、そのどれかを登録する必要があります。
大手のメーカーが買いブドウをして大量に生産するのに対し、レコルタンは自社畑のブドウを用いて自家栽培・自家醸造で
シャンパーニュを生産する家族経営の小規模生産者が多いです。
ただし、生産規模と品質は一概にはリンクしませんのでご注意)

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輸入が過剰になり過ぎたのか、リーマンショックの時には一気に輸入が減り大手メゾンへの回帰が見られましたが、良い評価を確立したレコルタンは今でも人気で安定の品質を保ち、定番となっています
確かに、「重箱の隅をつつくよう」な未知の生産者探しはもう流行りませんね

昔から数あるレコルタンの中でも、

シャルドネならジャック・セロ

ピノノワールならエグリ・ウーリエ

頂点だと言ってもいいでしょう
(もちろん他にも特筆すべき作り手はいますが)

余談ですが…
エグリ・ウーリエさん、とぉーっても口数が少ない、気難しい方の様です
信頼関係を築くのに何年もかかるそうで… 最近はお嬢さんが一緒に仕事をされているせいか人辺りが良くなったと聞きます。

エグリ・ウーリエの蔵は特級アンボネイにあります
同じく特級ブジーの隣で、どちらも小さな村ですね。
アンボネイの方がより小規模な生産者が多いです。

畑はアンボネイを中心に周辺の村の含めて11.5haを所有。

今日のトラディションが蔵で最もベーシックな銘柄です
(それでも1万円以上します💦)
ピノノワール75%、シャルドネ25%
ここは珍しく新樽で発酵させるという「変な技」を使っています

ボランジェやクリュッグなど樽発酵の蔵は他にもありますが、新樽を用いるところは聞いたことがありません
しかも、樽の使い方はブルゴーニュのドミニク・ローランから伝授されたそうで。

なるほどねー
新樽200%、なんて昔はあったもんね〜
今じゃすっかり変わったドミニク・ローラン、たまに飲むと驚きのピュアさでっせ

ドサージュも4グラム以下と、かなり少ない
こうしたレコルタンの情報のせいか、「二桁ドサージュは負け」のような風潮になったのでしょうね。

当然ながら瓶熟の期間は長い

このボトルで51カ月熟成、4年以上ですね ↓

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デゴルジュマンは17年の10月

さぞや美味しかろう
ピノの定番のような、高嶺の花の様な、どっちにしても飲んでみなけりゃ分かりません


と言うことで、23日はお待ちしてまーす
これは1000円ね。













posted by cave MITSUKURA at 17:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする