2018年09月30日

明日から10周年セールです


台風、本当に直撃ですね…
またですが… まぁ無事ならいいです。


今日のハードリカーテイスティング、皆様お早くご来店でいいかも
それがいいです、早く帰った方が安心です。

明日もあります、当日お申し込みもOKですよ


さて、グダグダ準備していましたが、明日から10周年セールです
1カ月ずーっとセール、皆様是非ご来店ください。

目ぼしいグランヴァンを一部ご紹介しましょう

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オーブリオン2008 70000円
ムートン2014 60000円
ムートン2006 59800円 これのみラベルに小さい傷あり
ラフィット2014 65000円


全部、税込み

もちろん、ブルゴーニュもシャンパーニュもあります
店頭の定番も特価になっていますよ








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2018年09月29日

燃えるおとーこーの赤いヤツ


明日は確実に台風で大荒れですね…
なので、

明日9月30日(日)は11時から17時の営業とさせていただきます
ハードリカーテイスティングが終わる17時に閉店致しますので、どうかご了承ください。


10周年セールのアイテム決めました

明日、写真載せますね。
グランヴァン以外にも店頭の通常アイテムも値引きしますので、毎日来てちょ



さて、台風対策と言ってもさほどやることがありませんので、
ワインの紹介します

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シェーファー TD-9 ナパバレー2015

このワイン、どのくらい知名度があるでしょう?
結構有名だと思いますが、産地に興味のあるなしで大きく差が出そうです。

これは、アメリカ、カリフォルニアの赤ワインです
名前の通りナパバレーのスタッグスリープにあるワイナリーです。

アメリカのAVAではナパバレーが多分一番有名でしょう
(行政区分のナパカウンティとほぼ一致するものの、同一ではありません。まぁワインで行政区の話をする事はまずないですが)

ナパバレーの中にはさらに細かく16のAVAがあり、包含関係になっています。
スタッグスリープもその内の一つ。
メドックとポイヤックの関係と同じですね

全部言える方、すごいです
谷の中心部5つが言えれば結構ワイン通ですね。

ワイナリーを興したのはジョン・シェーファー氏、1972年に48歳での創業です。
彼はシカゴの出版業界で成功した後、ナパにやってきてワイン作りを始めたという典型的なアメリカン・サクセスの体現者です。

こんな方 ↓

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HPより以下同様、1973年当時

畑は1880年代にオウルとリンダーマンによって植樹された場所で、禁酒法の時代を生き延びてシェーファー氏に購入されました
アトラス山脈の麓のヒルサイドを含む209エーカー(84.57ha)の畑です ↓

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岩壁が太陽光を反射して日中の生育を助ける反面、夜には海からの冷たい風によって日中に蓄えた養分を温存してくれます
まさに理想の寒暖差がある。

HPにはもっと綺麗な写真があります ↓
http://shafervineyards.com/index.php

当時ジョン氏はワイン作りに関して何も知らなかったそうで、なんと本を読みまくって醸造や栽培を勉強したそうです
うそでしょ…
そ、そんなん(失礼)でワイン作りってできるんだろうか…

初ヴィンテージは1978年、その時点で既に樹齢50年のジンファンデルでした

現在は長男のダグ・シェーファーが醸造学を学んだ後に事業に参加、ワインメーカーも加わってワイナリーは大成功を収めています

全ての電力をソーラーで賄うというナパ初のワイナリーでもあります ↓

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今日のワインは、メルロー56%、カベルネ28%、マルベック16%のブレンドです
ステンレスタンクで発酵の後、新樽100%で20カ月熟成のフルボディです。

シェーファーはメルローが人気ですので、シェーファーのスタイルを理解するのに良い1本です
(他のももちろんいいんですがお値段がね💦)

ワイン名のTD-9トラクターの名称です

先代のジョン氏が初めて購入したトラクターで、息子のダグ氏も開拓者の精神を忘れないために、このキュヴェの名前にしたそうです
このワイン、洗練されたフルボディのナパですがお値段はまだ控えめ。
諭吉さん一人で何とかなる

アメリカンな人物とアメリカンなワイン、たまにはいいかも

10月の試飲会に出しますね
10月は10周年で、テーマなしですが、いいワインも色々出しますので是非来てください〜
10月24日水曜、今年は3000円のままです

…タイトル、理解できるの一定の年齢以上の人だけかな💦













posted by cave MITSUKURA at 19:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月28日

還暦祝いとかどうかな


台風がまた来るんですね…
しかも直撃


30日(と1日)はハードリカーテイスティングがあります

天候の状況にもよりますが、今のところ予定通り開催いたします。
明日以降でも、お住まいの地域によりご来店が困難そうなお客様はお知らせください。
安全第一ですので。


10月1日からは10周年セール始まります

31日まで1カ月通して、店頭の定番も高級ワインも大特価で大売出し
中には売り切れ御免なものもありますので、お早めにご来店ください。

で、今、準備の真っ最中
はよせないかん



でも、ブログも書きます

珍しい高級ワインが来ました、初めてです

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モンジャール・ミュニュレ グラン・エシェゾー2006 キュヴェ・デュ・ランスタン 3本セット

滅茶苦茶派手なパッケージです

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赤い木箱〜

丁寧な案内書もついています、ボトルは当然シリアルナンバー入り

モンジャール・ミュニュレはとても有名なので知ってる方は沢山いるでしょう

フランス、ブルゴーニュの一等地、ヴォーヌ・ロマネの名門&大地主です。

現在北はシュノーヴ(マルサネの北の村)から南はボーヌまで33haもの畑を所有。
35ものアペラシオンを生産している、家族経営なのに大企業並みの規模を持つ稀有なドメーヌです

ここは、特級リシュブールを筆頭に、4つのグランクリュを所有していますが、

エシェゾー
グラン・エシェゾー


の二つはDRCに次ぐ面積を所有している事が真っ先に言及されるでしょう
(さて、あと一つはどこか分かりますか??、文末に答え書きますね)

エシェゾーは区画によって、ヴィエイユ・ヴィーニュとグラン・コンプリカシオンという2つのキュヴェがあります。
植樹の最も古い区画から生まれるグラン・コンプリカシオンは精密時計の事で、複雑なテロワールとワインの象徴となっています

んが、

今日のワイン、グラン・エシェゾーには特に特別なキュヴェはない様ですね…
何故だろう???

では、これは何だ??


通常のグラン・エシェゾーの情報しかないけど

所有面積は1.44ha(全面積は9.14ha)
ピノノワール100%(当然)
樹齢は40〜68年
除梗はヴィンテージによるらしい(多分全房比率高め)
樽熟は100%新樽

蔵出し限定品なのでしょう(←適当

しかし、貴重なヴィンテージなのは分かりますが、恐ろしい値段かも

挑戦者来たれ〜


現当主はヴァンサン・モンジャールさん ↓

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HPより

こちらは、ヴォーヌ・ロマネですホテルも経営しています
その名もリシュブール、泊まってみたい。

4つ目のグランクリュはクロ・ド・ヴージョでした












posted by cave MITSUKURA at 19:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月27日

ヌーボー予約始めました


久しぶりにブログ書きます。ちょっと忙しかったので。

昨日は月例の試飲会でした

ご参加の皆様、ありがとうございました。
久しぶりの方、初めての方もいらっしゃって、楽しく飲めたと思います

ブラインドは甘口3連発

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わっはっは
全問正解者いらっしゃいましたよ、素晴らしい。

しかし…
フルボディの赤は減りませんでしたねー
チリの高級カベルネ、ぐいぐい飲むものじゃないですよね…

来月は10周年で豪華に行こうと思います
またご案内します。


店頭ではボジョレー・ヌーボーの予約受付を始めました

予約は10月31日まで、数に限りがありますのでお早めにご来店ください。
今年の解禁は11月15日木曜です

今年も1杯300円で飲み比べの会を開催しますね〜

フィリップ・パカレからのメッセージです(テラヴェールより) ↓

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「ボジョレ・ヌーヴォーと云えども、私はグラン・ブルゴーニュのワイン造りと同じ手間と時間をかけてワインを造っています。
 今年は天が私に味方してくれて、素晴らしい葡萄が取れそうです。ブルゴーニュに通じるヌーヴォーを造りたい。
 2018年はフルーティーなヌーヴォーではなく、テロワールを感じてもらえるヌーヴォーが造れそうです」




今日はドタバタしながら、メルシャンの展示会へ行って参りました
シャトーメルシャンのツアーでは大変お世話になりましたので、これから販売を頑張らないとね。

シャトーメルシャンのワインも色々出ていました ↓

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復習復習

珍しい甘口のエサンス・ド・甲州もありました ↓

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あー、もう色々と紹介したいのですが…
10月になればちょっとは余裕ができるだろうか。









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2018年09月23日

オレッキエッテ好き


今日は秋分の日です
これから日が短くなっていくと思うと、何だか寂しいなぁ

そう言えば、今年も知らないうちにボルドーのメドックマラソンが終わっていました

今年も派手な仮装チームがいましたね〜
何年か前に本気で参加しようかと思った事がありますが、宿の確保やらエントリーシートの記入やら、とにかく大変そうなので止めました
大体もう走れないし…


さーて、ではワインを紹介します
予約販売の限定品です。

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チェヴィコ ゼンサ ネロ・ディ・トロイア・プーリア2016

超派手なラベルでしょ

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これ見て、どこのワインか分かりますか??
イタリアだって事は分かる方が多いでしょう、だってプーリアって書いたし。

プーリア州はイタリア半島のかかとです ↓

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WIKIより

で、さらに文字を頑張って読んでみるとですね、

ビオロジコ
オルガニコ
って、書いてあります

そうなんです、このワインは有機栽培で作られています

「ゼンサ」とは、イタリア語のZENSA「〜なしに」という意味です。
(フランス語のSANS、英語のWITHOUTと同じ)
農薬や化学肥料を使用していません、という事なのでしょう

そして、ネロ・ディ・トロイアというのがブドウの品種です

イタリアの土着品種には本当にキリがありません
ご存知でしょうか?

ネロ・ディ・トロイアはウヴァ・ディ・トロイアともいい、イタリではとても古い品種です。

名前の通り、トロイア戦争に由来するという説もありますが詳しくは不明。
もっと時代を下って神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の時代にも登場しています、彼はプーリアには大変所縁の深い人物です。
世界遺産のカステル・デル・モンテの築城や、ここのワイン産業にも大いに影響のあった人なのです。

DOGCワインのカステル・デル・モンテにもこのネロ・ディ・トロイアが主体品種と規定されています
聞いたことありませんか?

最近でもネロ・ディ・トロイアは主にプーリア州で栽培されてブレンド用に使われていましたが、近ごろは生産量が減っているようです
(タンニンが強く色の濃いブドウであった為、昔は単体で醸造するのではなく優しい品種と混ぜて飲みやすくいていたようです)

流石の真っ黒な外観、南部らしいアルコール感、濃いですよ〜
これ以上濃いとてんちょは厳しい…
お値段は非常にお手軽なんで、コストパフォーマンスはかなりいいですけど

お値打ちフルボディを探している方にはお勧めですよ

プーリア州のワインはここ数年でかなり品質が向上していまして、ただ濃くてアルコールがぼったりしてるワインが減りましたね。
これもただ濃いだけじゃありません
綺麗な酒質で酸もちゃんとありますよ。


そして、実は生産者のチエヴイコはエミーリア ロマーニャ州にあるんですけど💦
傘下に15のワイナリーを収める大会社なので手広くやってます。


因みに、今日のワインは法的には
ネロ・ディ・トロイア・プーリアという、地理的表示付き=IGTワインです。

裏面 ↓

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ヨーロッパのワインは規定が細かく厳格な反面(だから例ががなく安心)、
知らないとさっぱり分からないという意地悪な規定でもあるんですよねー

ワインの勉強の道のりは長い、でも裏切られる事はないので安心してちょーだい











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2018年09月22日

どいっちゃー勉強しないと


3連休の世間ですが、晴れてよかったですね


カーヴミツクラは10月1日で10周年です

1か月を通してセールを開催しますので、皆様のご来店お待ちしております
高級ワインもセールします

実はまだ何も準備できておりませんが…
アイテムが決まったら目ぼしい物は紹介しますね



さて、沢山あった新入荷から久しぶりに1本紹介します

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ヨーゼフ・ビファー ゼクト リースリング ブリュット2012

ドイツのスパークリングです
こちらは指定栽培地域内のゼクトba、何でもアリのただのゼクトとは違う上級品です

ヨーゼフ・ビファーは、1879年にフランス人のアダム・ビファーがダイデスハイムに作った蔵です。
彼の一族はフランスのリヨンからダイデスハイムに移住しており、立派な当時の醸造所は現在、市の文化遺産に指定されています

ダイデスハイム、聞いたことありますか??

ここです ↓

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ものすごく大きな縮尺ですけど…

ダイデスハイムはドイツで2番目に大きな生産地域であるファルツに属しています
ラインヘッセンの南に続く地域です。
(今って13あるBAを「特定ワイン生産地域」っていうのですね、てんちょ、昔は「指定栽培地域」と勉強しましたよ)

ファルツには、

南部のズートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ、と
北部のミッテルハート・ドイチェヴァインシュトラーセ

という二つのべライヒがありますが…

うーん、全然覚えちゃいませんね
我ながら情けない。
名称の意味はは「ワイン街道」です。
フランス国境に近いので、歴史的にはフランスの政情の変化の影響も受けてきた地域です。

で、このビファー醸造所、非常に歴史のある蔵なのですが、2010年には後継ぎがおらず、廃業することになってしまいます

そこを継承したのが、日本人の醸造家の徳岡史子さんです
元々ドイツで醸造家として活躍していた彼女が、今、元同僚でやはり醸造家のミハエル・ライブレヒト氏と共にビファーのワインづくりを担っています。

こんなお二人 ↓

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輸入元HPより

そんな日本人女性がいたなんて、知らなかったー
なので蔵のHPには日本語のページがあります ↓
https://www.josef-biffar.de/de/page/192/video.html

蔵はもちろん、白ワインを中心に赤もロゼも作っているんですが、

このゼクトはものすごく美味しいですよ

ファルツのリースリング100%で、瓶内二次発酵。
ここまではまま、ありますが、このゼクトは瓶熟4年という驚異的な熟成の長さを持っています

ヴィンテージシャンパーニュの法定瓶熟よりも長い期間、滓と共に寝かされたリースリング、本当に繊細でいい香りです
最初、グラスの中ではオートリーゼの香ばしさが顕著ですが(これもとてもいい香りですね)、口に入れるとリースリングの白桃や青りんごっぽいフルーティさも感じられます。
辛口ですが、ソフトで細やかです。
もちろん、泡も細かいし。

リースリングの高貴さはスパークリングにしても上手く表現できるんですね〜

そして、やっぱり思いますね。
美味しいワインはすぐになくなりますから、分かりやすい

値段や理屈じゃありません

そしてこのゼクト、こんなに美味しいのに、価格はとても手ごろです
気軽にデイリーユースにしてください。

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このシンプルなラベルも好きです
ドイツ語てフラッシェンゲーリング(瓶内2次発酵の事)って買いてあるの珍しいわ✨















posted by cave MITSUKURA at 20:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月20日

アリゴテ会報告


暑さが終わったと思ったら続きになりましたね

今日も試飲会があったのですが、結局出かけられず
来週も行っても短時間だなぁ



昨日はマニア(もの好きとも言う)が集まって、アリゴテ会を開催しました

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有名生産者とレアな物をそろえて11種類
いやぁ 面白かったです

名称は同じブーズロン、同じブルゴーニュ・アリゴテでも生産者によって外観も味も結構違う

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やはり共通して酸が豊かですが、シャブリの様な鉱物感はそれほどないですね。意外にも。
アロマが大人しいです、繊細。

若いワインばかりでしたが、もう何年か待った方が調和が取れて良さそうな物もありましたね。

熟成したブーズロンも飲んでみたいです

アリゴテは栽培も少ないですし、大人気のワインとは言えませんので、作る人も限られています。
そうした状況で敢えてアリゴテを栽培する優良生産者のワインはやはりレベルが高い
青くて酸っぱいワインは一つもない。

どれもよかったなー、本当に

ムルソー、ヴォルネイ、シャサーニュなど、場所の違いによって味わいはどうかな、と思いましたが…
それよりも作り手による醸造の違いの方が差異を感じる主な要因かな、という感想でした

テロワールって、極近所の差を感じるのは難しいです…

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ポンソは流石の別枠ですね

13年はまだ若い、デキャンタージュしてもまだまだ
もう残りが少ないので、試したい方はお早めにどうぞ。

ご飯は鶏三和の黒酢弁当 ↓

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あんまり黒酢風味はなかったわ💦

何はともあれ、いい経験になりました✨

てんちょ、こういう「しつこく飲む」会が大好きです

真面目な話、一度に飲むと比較が容易ですし、経験値も高まります
さぁ、次はアレだ〜


…今日もワインの紹介ができませんでした
(明日もブログ書きませんので悪しからず)









posted by cave MITSUKURA at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月19日

10周年パーティ募集中です


気持ちの良い晴れですが、もう秋の陽気ですね
今度の日曜でお彼岸だし。


昨日は業界向け日本ワインの試飲会に行ってきました

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てんちょ初めてゲートホテルに入りましたよ、そういう事でもないと名駅にいかない、という田舎者なのです

すごい限定醸造のワイン、2508本とか一瞬ですよね… (既にないんじゃないだろうか)
買う?買わない??

9月10月は展示会など多いですね、できる限り行きたいですが、出かけてると仕事が溜まっていく…
明日も行くつもり。


HPのイベントページに、カーヴミツクラ10周年パーティのご案内を載せました

日時:10月20日(土)12時から15時
場所:バル・ラバノ 
   名古屋市中村区名駅2-36-8 知田屋名塩ビル2階
   052-533-1611
会費:8000円 現金で当日お支払いください
定員:30名くらい

事前にカーヴミツクラまでお申し込みください。
キャンセル期限は10月13日21時とさせていただきます。
これ以降のキャンセルは会費をご負担ください。


5リットル3リットルのワイン、皆で飲みましょう〜
マグナムシャンパーニュも沢山出しますね。

誰でも歓迎です。

ワインは大体こんな感じです ↓

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これだけでも、22500ミリリットル
写真にはマグナム以上しか写ってません、念のため。

きっとこれは全部出します。
追加もあるかもしれませんので、改めて一覧にしますね

5リットル瓶、500円玉貯金できるかな
(6リットル瓶はできますよ)



あぁ、新しいワインの紹介がしたい



時間がなくて。いつもこんなんですみません、
ちゃんと読んでくれる皆様、限定品を「明日から」どさどさご紹介しますね


今日はアリゴテ会です〜

ポンソはまだ若いのでデキャンタに移してみた✨
 ↓

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なんて美しい黄金✨✨♥️




posted by cave MITSUKURA at 17:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月16日

シャトーメルシャンバスツアー大成功でした


久しぶりに晴れた名古屋です

昨日はカーヴミツクラ10周年企画として、山梨のシャトーメルシャンへ30名とプラスαで行って参りました

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ご参加の皆様、朝早くからありがとうございました。
またキャンセル待ちで参加できなかった方々には大変申し訳ございませんでした。

行きは雨模様で結構な土砂降りになっているところもあり心配でしたが、午後には雨も上がりまして畑の見学など問題なくできて良かったです
雨男&雨女VS晴男&晴女の戦いは引き分けかなぁ

4月からワイナリーツアーの内容を刷新したシャトーメルシャン、大変有意義な訪問になりました

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センター長の渡辺様自ら解説していただいたテイスティングセミナー ↓

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見よ、うちのスーパーソムリエの、この真剣な取り組みを

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地下の樽貯蔵庫を見学して ↓

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実験農場(畑)へ ↓

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今年は暑かったせいもあり、大抵の畑で収穫は終わっていました。
こちらは実験農場なので見学用に残してありました。

ブドウ樹の仕立て方(シングルグイヨ)を実際に聞いて皆さんとても理解が深まったようです。

これがカベルネソーヴィニヨン ↓

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これはなにかなぁ ↓

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隣ののカベルネフランには、クーリーデュティーユで教わった通り葉にがあるのが分かって嬉しかった

ぶどうを食べることもできて良い経験になりました✨✨

この畑の手前が資料館とショップになっています。

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皆さん、沢山買い物してくれてメルシャンさんも喜んでいました。

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葡萄が生っている下でマリコヴィンヤードのシラー2015試飲しました
(シラーはやはり人気で販売はなし、試飲も2週間もしたらなくなりそうだとのこと)

こちらはマリコのシャルドネ ↓

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このシャルドネ(ワインじゃなくてぶどうの方です)も美味しかった✨

そして、場所を移してランチバーベキュー

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ぶどうの丘は高台にあるので眺めがとてもいいです
雨も止んで良かった。

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「天空の湯」に入ってみたかったです
諏訪湖SAのお風呂にも入ってみたい。

ここの地下にはタートヴァン(テイスティング用の小皿)を買うと飲み放題のテイスティングスペースがあります。1100円です。

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100くらいはあったかな。
因みにそのタートヴァンはもらえます。

タートヴァン、ご存知でしょうか?
今は使っているソムリエがほとんどいないでしょうし、見かけませんねぇ

これがタートヴァンです ↓

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グローバルより、タストヴァンとも言います

ソムリエはこれを首から下げて、ワインを抜栓した後にこれに注ぎテイスティングします。
これは赤白兼用です。
さざ波側で白ワインを、丸いくぼみのある側で赤ワインをテイスティングしますが、さざ波が全面に入ってる物とくぼみが入っている物を二つ下げているソムリエもいましたね

白百合醸造セラーマスター・アジロン2017が美味しかったです

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甘口なんですけど、いいバランスでアロマが良かった。
しかし、
アジロンって何???

アジロン・ダックという名のブドウですが… てんちょ、初めて飲みました


そうして帰路に着きました
帰り道も渋滞もなく良かったです。

またどこか行けたらいいですね〜











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2018年09月14日

暗黒の16


気温がぐっと下がって肌寒いくらいですね…
しかも雨続きですし


明日も雨の様ですが、予定通り山梨へ出かけます
晴天よりは日焼けしなくて、てんちょ個人は嬉しいです。

店頭にはいろいろ来ていますが、来週からちゃんと紹介する事にします
すみません、何だかんだ忙しくて

不作で生産量が極端に少ない2016年が入荷してきました

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フランソワ・ラマルシュ ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ2016

ケースでオーダーしたのに、届いたのはたったの3本

ヴォーヌロマネなどもありますが、同じく少ない💧

2016年は本当に厳しい…
これに限らず、2016年が記念の年で買いたい方はとにかく早く確保した方がいいですよ

ブログは来週からまたね〜
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2018年09月12日

出会いが沢山嬉しい


今頃ですが、
アンドレ・クルエはシャルドネの自社畑も多少ですが持っているそうです
なんやて〜、ジャン・フランソワ、聞いてる事とちがーう💦
うーん、関心の中心がピノだけ、と言いたかったのでしょうか。


昨日は店頭にマディランのアラン・ブリュモンから輸出部長のサミラ・ソウフィさんが来てくれました
写真なくてごめんなさい。

香港に住んでいたこともある彼女、中国語も日本語もできる、漢字も読めるそうです。
会うのはこれで2回目です、去年の9月メーカーズディナーで同じテーブルでした
てんちょの事も覚えていると言ってくれましたよ。

唯一無二の生産者であるアラン・ブリュモン、是非一度会ってみたい
セミナーお願いしておきました。


その後、イタリアワインの業界試飲会へ行ってきました。
ヴェルディッキオのカサルファルネートのエクスポートマネージャー、ユリッセ・パタロッチ氏がいらっしゃってました

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ヴェルディッキオだけで9種類も作っているという、作り過ぎじゃない??

ヴェルディッキオのスプマンテ、細やかな泡で優しい上品な口当たりでした
ヴェルディッキオなのに、遅摘みの一部貴腐が付いた甘口もあって、美味しかったです
注文したので来たらちゃんとご紹介しますね。


ところで、欲が出て…
ユエ追加で買っちゃいました

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ペティヤンは裏ですが表だと区別つかないので


09と07のモワルー、ル・モンは残念ながら売り切れ。
ペティヤンは09年、店頭の12年よりずっと深みがあるでしょう



さて、今日はGIVイタリアワインセミナーです

マウリッツィオさん、今年もありがとう〜
キャンティの話、楽しみです
明日か明後日改めて報告します。








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2018年09月10日

焙煎がすごい


台風は北上しなさそうで一応安心でしょうか…
雨でもいいから無事に山梨往復したい。

今日は業界向けの試飲会に行ってきましたが、知ってるワインが多くてそこまで発見はなかったかなぁ
ジゴンダスが良かったです


では、今日も新しいワインを紹介します

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バリスタ ピノタージュ2017

南アフリカ、ウェスタンケープの赤ワインです
南アの固有品種である、ピノタージュ100%

このワイン、飲んだ時、驚きました

だって、
まんま、コーヒーの香りがするんですよー

え、エスプレッソ???

バリスタって名前なのも納得の香りです、そして結構凝縮しているフルボディなワインです。
チョコレートやタバコも感じられる濃い赤ですよ
果実味もあるので濃い赤をワインだけで楽しみたい人にはいいかも。

このコーヒーフレーバーを樽だけで出しているっていうから二重に驚きです
ミディアムトーストのフレンチオークで樽発酵、バトナージュを行って4カ月熟成。

それだけでこんな香りになるの???
っていうくらい、エスプレッソです。

コーヒー豆入れてるでしょぉぉ(入れてません)

因みに、KWVのシニアワインメーカーでもあった醸造家でオーナーのベルタス・フォーリーさんは、
このバリスタワインのおかげで「スターバックス」というあだ名をつけられたそうです

面白いでしょ?
お手頃価格なので気軽にお試しいただけます

26日の試飲会に出しますね〜




ところで、どーでもいい話ですが…

コーヒーの木、って分かりますよね?
あの赤い実をつける樹木、コーヒーの実がなる木の事ですが、

「コーヒーノキ」っていう名前なんですよ

バナナやリンゴは、「バナナ」「りんご」じゃないですか?
で、バナナの木、リンゴの木、って言いますよね?

じゃ、コーヒーは「コーヒーの木の木」ってなるんですかー
おかしいと思うのはてんちょだけかなぁ











posted by cave MITSUKURA at 18:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月09日

ヴーヴレイの神様


全米オープンは大阪選手が初優勝、すごいです
てんちょはロジャーが負けて興味なくしました、ラファも残念。
秋場所もどーもねぇ

台風の行方がまだはっきりせず、やきもきするんですけどー

…昨日のブログは少しだけ加筆しました、ちょっと意味不明でしたかね💦



では、今日のワインです

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ユエ ヴーヴレイ・セック2017
ル・オー・リュー
クロ・デュ・ブール
ル・モン


ロワールのスーパースターです
6月のロワール訪問ではどこへ行っても「ユエは素晴らしい」とみんな言ってました
(でも訪問した蔵はユエ以外でも全て一流ばっかりでしたけど)

訪問記は6月15日のブログをご覧ください ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180615-1.html

ロワールの中ほどにあるヴーヴレイですが、16年は霜害で半分しか生産がなかったそうで、17年は悪くはないですが、セックの生産は減ったそうです

前にも書きましたユエですが、ヴーヴレイの丘の上に3つの区画を所有しています

一番古いのが、オーリューこれが最初に取得した自社畑です。
(ロゴにあるシクラメンはこの畑の屋敷の庭に咲いている)
ル・モン1957年取得、蔵の上部に当たり天井に根が生えてる
クロ・デュ・ブールクロの名前の通り塀で囲われた区画、表土の薄いやせた土地

17年は良いと書きましたが、それでもセックの生産は、

オーリューで30000本
クロ・デュ・ブールで11000本
ル・モンは15000本

しかありません。
多分一度入荷してもうおしまいです

ヴーヴレイにはおよそ200の生産者があり1400万本以上の生産がありますが、日本へ輸入されているのは極僅か、しかも知名度の高い作り手となるとほとんどないでしょう

ベルナール・フーケ(デゾビュイジエール)
マルク・ブレディフ

あと誰だ、そんくらいしか思いつきません…←情けない

セックは辛口ですが、他にもドゥミセックモワルーがあります。

どの味にするかはブドウの糖度により、人為的な醸造で味をコントロールする事はありません。
なのでブドウの出来によっては生産のない年もまま、ある訳です。
醸造も全て同じ、味わいによって変えることはなし。

葡萄はシュナンブラン100%

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現地にて、樹齢古い

ユエではシュナンブランしか栽培していません。
80年代には早くもビオディナミに転換しています。

ユエの人気は当然ながらそのワインの出来栄えです
文句なしで美味しいです。

シュナンブランの酸や固さが上手くほぐれていて、それでも長熟可能なワインです。
香りも決して派手ではありませんが、余計な物のない洗練された複雑な香りです。
主張が強いようには感じませんが、飲み込む時や飲んだ後の存在感はそれは美味しい、長い

17年セックは今楽しむというよりももう少し熟成させた方がいいでしょう

これも各1ケースしか入荷していませんので、お早めに
お値段は普通です。


余談になりますが…
店頭にはセック(とペティアン)しかありませんが、モワルー(甘口)も美味しいのですよ

セックにフグのお刺身
モワルーであんこう鍋

なんてやったら最高でしょう
あーたまらん

でもね、モワルーは高い
バックヴィンテージですが、2003年のオー・リューで18360円もします。
現行品は完売…

なので、
ふっふっふ、てんちょ、買ってきましたよ

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モワルー6本セット
現地だと流石、平均で1本1万円しません。

運ぶの大変で木箱はレンタカーと共に放棄しちゃいましたが
一緒の方の協力で持ち帰れました(一部送りましたけど、割れなくて本当に良かった)

これと17年のセックと13年のペティアンでワイン会やろうと思います

ブログに載せなかった現地の写真とお話も紹介しますので、一緒に行った気になってください。
もう2度とできまい。

多分10月後半、またご案内します〜














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2018年09月08日

ホタテの守護の白ワイン弟


台風22号が発生していますね
来週15日の土曜日辺りが微妙な気配です…

9月15日(土)シャトーメルシャン・バスツアーに関しては今のところ予定通りに開催する方向ですが、来週月曜・火曜の時点でとりあえずの状況を判断したいと思います。

延期でも決行でも遅くとも木曜には、イベントページに告知の上、全ての参加者の方に個別に連絡します。




では、今日も新入荷ワインの紹介します

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レスプリ・ド・シュヴァリエ ブラン 2015

久しぶりに新ヴィンテージが登場です
多分、09年以来だ…

このワインは、ボルドー左岸のグラーヴ地区で赤白共に特選銘柄になっているドメーヌ・ド・シュヴァリエのセカンドワインです
AOCはペサック・レオニャン。

赤のセカンドもありますが、入荷は白のセカンドだけ。
(買えますけどね)

赤だけしか認められていないメドックと違い、グラーヴには赤白両方の生産が認められています
しかし、どのシャトーも圧倒的に赤の方が多く白は希少なのです。

シュヴァリエに限っても、赤の畑が35haもあるのに対して白の畑は僅かに5haしかなく、市場で見かける事の少ない人気銘柄です
作付けはソーヴィニヨンブラン70%、セミヨン30%

西側と北側をに囲まれた畑には牧草地もあり、森野は松林があるために白は昔から「松脂風味」などと言われることがありました

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HPより

聞いたことある方います?? 話が古いかな。
ヴィンテージ事にも全く違う香りがしたり、これがシュヴァリエの白だ、と中々言えない手強いワインだったのです。

しかし、やはりここのワインは洗練されています

非常に手間のかかる丁寧な醸造をしています。
区画ごとに選化したブドウはプヌマティック(円筒形の圧搾機)でゆっくりプレスし、温度管理がされた場所で一部新樽を用いて発酵させます。
タンク発酵よりもより多くのアロマを抽出する事が可能だそうです。
樽発酵により、一層の長期熟成が可能なワインになるということです。
その後ブレンドされより熟成されますバトナージュも行います)

いつセカンドを選別するかは明記されていませんねー
若木の物と、バレルテイスティングで選別した物がセカンドになってるはずですが

15年はボルドー全体でも当たり年ですが、気温がやや高めのせいか、南方系のスタイルになったワインが多いようです

シャープなグリーンさよりも、フルーツの甘さを真っ先に感じさせるワインが多い中、
流石のシュヴァリエ、骨太でクリアな酸味がありながら青さは全然ありません

複雑な香りが早くもしています。
フルーツももちろんあります、ソーヴィニヨンブランの洋梨みたいな感じはいいですね。
セミヨンからは白い花と言われるアロマが豊かです、綺麗な辛口。

お値段はまぁ買ってもいいでしょう、高くはありません

繰り返しますが、白はとにかくないんですよ

店頭にもあるけど多くはありません。
ここの白が嫌いなんて方には会ったことがない、あなたも飲むべきだよー


えー、タイトルですが…

ホタテ=ヤコブの印でスペイン、サンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の目印なんです

守護=シュヴァリエ、騎士の事で、巡礼の通り道にある事からドメーヌ名になったそうです

弟=セカンドワインだから

以上でした
本文を書いてからタイトルをつけるのですが、どーも閃かないと無理やりになってしまうのです。
見逃してくれ

















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2018年09月07日

ヴィエイユ・ヴィレーヌ飲んでみたい


今日は一日雨かと思いましたが晴れてますね

北海道の地震には驚きました、停電もつづいているようですし…
先日の台風21号の関空の様子もそうですが、気象が極端で今後が心配です。

がけ崩れの現場に報道陣が押し寄せて、家族を心配してる人達を全国放送してるの、見てられません💦
自分だったら、と思うと…


では、新入荷ワインを紹介します
滅多に来ないブルゴーニュです。

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A&P ド・ヴィーレーヌ
メルキュレ レ・モント2013
ブルゴーニュ・コートシャロネーズ ラ・フォルテュン2014
メルキュレ レ・モント2014


ヴィレーヌはご存知の方が多いでしょう
ロマネ・コンティを所有するDRCのオーナー(の一人)です。

オベール・ド・ヴィレーヌさんは若い頃、父親の跡を継いでロマネ・コンティ社の時期オーナーになる事が決まっていた訳ですが、
父から「自分の力でドメーヌをやってみなさい」と言われ、一からこのドメーヌを立ち上げました

いいとこのボンで、行く行くは大ドメーヌの舵取りをしなければいけない立場のオベールさんにお父さんが経験を積ませたいと思ったんでしょうか。
DRCだけを見ていても駄目だ、と教えたかったのかもしれません。

オベールさんは1971年、ヴォーヌロマネからは遠く離れたコート・シャロネーズの北端にあるブーズロンにドメーヌを構えました

こんな場所です ↓

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HPより

もっと知名度が高く高級ワインを作る村はいくらでもあったのに、彼はこの地のアリゴテに注目したのです。

当時のアリゴテはシャルドネの下位になる2級品種扱いで「酸っぱくて青い」と敬遠されていましたし、コート・シャロネーズも格下の産地だと思われていました
まだブルゴーニュが世界に知られる前の話です。

オベールさんはブーズロンでアリゴテが上手く熟する事を発見し、アリゴテのワイン作りを継続します。
その結果、ワインは大変な高評価でブーズロンのテロワールをアリゴテが最大限に表現できることが広まり、周りもアリゴテ作りを真似し始めました。

元は一部の栽培だったアリゴテが、1997年にブルゴーニュで唯一100%のアペラシオンを獲得したのはオベールさんの功績です

17年の収穫 ↓

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HPより、アリゴテかシャルドネかよく分からない

アリゴテはペルナンやムルソーをはじめとして、中世以降長らくコート・ドール全体で栽培されていた品種なのですが、次第にシャルドネやピノノワールにその地位を譲ることになり忘れられていったのを、オベールさんが復活させたと言ってもいいくらいです。
モレサンドニにアリゴテが植えられていたのは由緒正しい話なのですよ

ドメーヌではアリゴテのほかにシャルドネもピノノワールも栽培していますが、全てのワインはコート・シャロネーズ内です

現在、蔵は彼の甥のピエール・ド・ブノワさんに譲られています。
こんな方 ↓

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HPより、オベールさんももう高齢ですので。


余談ですが、ドメーヌ名をちゃんと言える人が意外と少ないんですよ

Domaine A.etP. de Villaine ドメーヌ・アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌですよ

Aはオベールさんの頭文字、Pは奥様のパメラさんの頭文字を取っています
ご夫婦二人のドメーヌなんです。

こんなお二人 ↓

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素敵


一番買いやすいのはアリゴテ100%のブーズロンで、ミツクラの店頭にも常時あります
こちら ↓

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次はシャルドネのコート・シャロネーズかなぁ、これもまだ店頭にありますよ。

そして、

ピノノワールはめったに買えません
生産が少ないのですよ…
今回も割り当てが全然なかった

このヴィンテージはてんちょもまだ飲めていません。
ふくよかでしょうね、香りがよさそうです

各6本しかありませんので、興味ある方はお早めに〜


お値段はそんなにしませんよ


でもね、
ふっふっふ、てんちょ、ワイン会用にキープしてあるんです

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じゃーん、12本
まぁ、若いですけど。

畑を確認してじっくり飲みたい。

全日本縦飲み同好会の皆様、是非一緒に楽しみましょう〜

縦飲み同好会とは。
説明しよう、ヴァーティカル飲み会(試飲ではない)を行うことにより一つのワインをより深く理解しようとする省エネな会が好きなてんちょ、はじめ多くの皆様。
一回でも参加したら会員、入退会自由、会員数未把握という緩い会なのだ。

あ、縦飲みじゃないスピンオフですが、アリゴテ揃いましたよ ↓

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あと1席空いてます
8月29日のブログをご覧ください












posted by cave MITSUKURA at 16:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月06日

マルベック再認識


ようやく気温が下がってきました、まだ蒸し暑いですけど

昨日のラポストール&カテナセミナーは大変有意義でした
ご参加の皆様、ありがとうございました。

ものすごく良かったです

チリとアルゼンチンの有名生産者のお話、2時間弱で聞くのはとても時間が足りませんでしたが、それでも十分な収穫があったと思います

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バンジャマンさんも、マルセロさんも「時間がないなら短めに早く」と釘を刺されていたようで、
お昼間にあった時の3倍くらいの早口だった

お二人とも、優雅な紳士なので普段はあんなじゃないですよ💦
念のため。

資料も写真が多く、畑の情報も細かく載っていて大変勉強になります

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お店のロゴまで入れていただきまして、輸入元には感謝でございます。



すべてを書くことは難しいのでかいつまんで、カテナのお話から

カテナはアルゼンチン最大のワイン産地であるメンドーサにある国内最高の家族経営のワイナリーです

現在4代目に当たるお嬢さんのラウラさんがワイナリーを取り仕切っていますが、彼女の父親ニコラス・カテナさんがまさにアルゼンチンワインの名を高めた功労者です。
ラウラさんは生物学者で小児科医でもあり、お父さんは経済学者でカリフォルニアのUCデーヴィスで教鞭をとっていたこともある英才一家です。

カテナの功績には色々なものがありますが、フィロキセラ以前のマルベックを再発見したことが一番印象的でした

マルベックはもともとフランスのボルドーの品種で、中世のボルドーワインには半分程度はマルベックがブレンドされていました
これを知っている方は意外と少ない。
1855年の格付けでも4大シャトーの全てで40〜60%のマルベックが使われていました。

マルベックの名声は12世紀、アキテーヌの統治者であったエレオノールがイギリス王ヘンリー2世と再婚したことにより、宮廷でボルドーワインがふるまわれることになり、広くヨーロッパ中にマルベックワインの美味しさが伝わりました。
色が濃く、凝縮した果実が得られるマルベックは技術がなかった時代にはとても重要なブドウだったのです

飲みごたえのあるボルドーワインは当時「黒ワイン」として大変人気になったそうです

その後1860年代になるとフランスではフィロキセラ禍によりマルベックはメルローへと植え替えられ、ボルドーからは消滅してしまいました

晩熟で春の雨に弱いマルベックよりも早熟で湿度に強いメルローの方が栽培が楽だったんです。
今では誰もボルドーワインと聞いてマルベックを連想しませんよね。

しかし、それよりも前に1852年にゼンチンのメンドーサにはボルドーのマルベックが移民によって持ち込まれていたんです
雨が冬にしか降らない乾燥したアルゼンチンはマルベックに最適な環境だった訳です。

チリと同様にフィロキセラの害がないアルゼンチンでは自根のマルベックが栽培されていましたが、ラウラさんはそのクローンを研究し、135ものクローンから色、酸、果実味などの優れた品種を「カッティング」呼ばれる手法で選別しました。

因みにアルゼンチンにはフィロキセラはいるにはいるのですが、なぜかブドウ樹には害をなさないらしく…
不思議だ〜

このあたりはまだ研究中だそうで理由が解明されたら、もしかしてヨーロッパでも接ぎ木をしなくてもよくなる日が来るかもしれませんね
(フィロキセラとはブドウ根アブラムシともいわれるダニみたいな虫で、地中にいてブドウの根に巣くって樹を枯らしてしまう厄介な存在です。今のところ対処法がなく、耐性のあるアメリカ種の台木に接ぎ木する方法が取られています)

アルゼンチンの固有品種ともいうべきマルベック
貴重で長い歴史がありました

この辺のいきさつが分かりやすい映像になっています、ラウラさん作成で日本語字幕もありますので ↓
https://www.youtube.com/watch?v=jnWFQZx0_sw

いいお話でした。
参加の皆様にも良かったと言っていただけて嬉しいです
皆様のおかげです。

てんちょ、お土産もいただきました



昨日は試飲ワインもすごかったです

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フルボディのワインばっかりだったので食事なしで飲むのは結構しんどかったと思いますが


てんちょ、初めて単一畑のリヴァーストーン飲みました

マルベック100%、フルボディですがとても洗練されています。
綺麗な酸味を温存すべく標高の高い冷涼な畑に植えたマルベック、美味しいです

標高が高いと寒暖差も大きく、夜の冷気でブドウの酸味が損なわれずに完熟しますが、高地なので日照量は平地よりもかなり多く、その為にブドウの果皮が厚くなりフェノール類が豊かになるそうです

収穫される実はフランスのカオールなどのマルベックと比べると小さく歩留まりは良くないですが、その分ずっと凝縮したワインになります。
南仏のマルベックとは全く別物です。

高地のマルベックはスミレの花のようなフローラルな香りがする、という説明通り華やかでした

かなり長熟であろうリヴァーストーン、まだまだ全然若いです
あと20年くらいは余裕だわ。
15000円もしますけどね💦

試飲ワインは最低価格でも3500円越えという高額ワインがずらーっと。

6種類も飲めてお土産ワインも1本ついて、3500円の会費はちょー安いでしょ

来週はイタリアだわ。


南米に行ったことのある方は少ないですよね〜
てんちょも行ってみたいものの、そう簡単じゃないし…

バンジャマンさんがチリのサンチアゴに来て、それからメンドーサまで行けばいいよって軽く言ってましたけど、
アンデス山脈って場所によっては7000メートルもあるんだし(因みにバスで7時間だそう)、飛行機も小さそうだしなぁ〜
いつか行ってみたい






posted by cave MITSUKURA at 21:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月05日

南米本格的試飲

台風が去って晴れたのはいいのですが、蒸し暑いです💦
今日のカテナ&ラポストールセミナーも無事に開催できます✨

てんちょ、一足お先にお二人とランチしてきました‼️

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色々となるほどなお話が聞けました。
今日の夜のセミナーと合わせて明日にでも報告します😊



今日はランチの後、業界向けの試飲会にも行きまして、久しぶりに飲むワインが新鮮でした✨

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シルバーオークやセーニャなんて、何年振りだろう?
しかも高いし💦

アルゼンチンにもいいワインがありましたよ✨
試飲会で紹介したいですね😊


新入荷のワインもあるし、もっと色々書きたいのですが、なんせ時間がなくて…

ちょっとお待ちくださいませー


posted by cave MITSUKURA at 16:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月03日

台風による営業について

今日は快晴で蒸し暑い名古屋ですが、
明日は昼間に台風が直撃するんですねー💦🌀

5日のラポストール&カテナセミナーは予定通り開催します‼️

明日4日の夜は状況によりまして、早く閉店するかもしれません。
その場合にはどうぞご了承ください。


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2018年09月02日

トゥーランガワエワエとはこれか


台風が4日直撃は間違いなさそうですね…

「目」がはっきり分かる台風ですし、大丈夫かなぁ
今日も突然の大雨で参りました


フランスでは各地で収穫が行われています

この頃はSNSがあるので、収穫の様子がリアルタイムで見られるなど嬉しいです。

シャンパーニュでは圧搾の様子が出ていたりして、見ごたえがあります
水平圧搾機でプルミエタイユ(プルミエですがこれが2番絞り)の準備にブドウを起こす(1回目の圧搾でつぶれたブドウを掘り起こして混ぜる)作業など、まず見られない光景です

そんな中で…
アンドレ・クルエの収穫も見られたんですが。

あっれー
シャルドネの収穫しているじゃないですかー
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アンドレ・クルエSNSより

まさかピノブランではあるまい
なに? ついに自社畑にもシャルドネ植えたの??

真相がわかったら報告します。


さて、新入荷ではありませんが、先日の試飲会でも好評だったワインをご紹介します

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ヴァヴァサワー ソーヴィニヨンブラン2017

ニュージーランド、マルボロの老舗生産者です
青木君のオススメで教えてもらいました

最初、「ば、ばばさわー??」って思ったんですが(思いますよね?💦)

ヴァヴァサワーはオーナさんの苗字です。

1890年にイギリスからマルボロのアワテレバレーに移住した一族ですが、ワイナリーを興したピーター・ヴァヴァサワー氏は1985年にアワテレバレーで最初にブドウを植えた人物です

同時期にはオーストラリアのケープ・メンテルのデーヴィッド・ホーネン社長がマルボロにクラウディベイを立ち上げています。

マルボロはニュージランド最大のブドウ産地で、国内栽培面積の66%がマルボロにあります
その内の8割がソーヴィニヨンブランです。

マルボロには、3つのサブリージョンがありますが、法的に保護された地区とはなっていません。
北から、
ワイラウバレー
サザンバレー
アワテレバレー

です。

北部の二つとは異なり、アワテレバレーは氷河の圧力で硬くなった土壌が元で、岩や小石が転がるやせた厳しい土地です

所有畑は85ha、ソーヴィニヨンブラン以外にもシャルドネやピノグリ、ピノノワールを作っています。

2017年からラベルが変わりましたね。
鶏はヴァヴァサワー一族の紋章から採用されました
現在はワインメーカーはじめスタッフは一族以外にもたくさんいます。

値段は全然高くないのですが、
予約販売で売り切れるほどの希少なワインとなっていて驚きました

もうこのワインの追加はできません

ソーヴィニヨンブランらしい、パッションフルーツの香りが顕著です
ハーヴェイシャス、そのまんまですね。
トロピカルフルーツのニュアンスもあると言われますが、てんちょにはあんまし感じられませんでした。
酸味が綺麗で清涼感がありますね

マンゴーはないけど、パイナップルは少しあるかも。

少し前に書きました、
マオリ族の言葉、トゥーランガワエワエ(人が結びついている土地を表す)、これなら表現できているかも


試飲会でも人気でした、店頭でもリピーターが多いですよ
もうちょっとフルーティでもいいんですが、今のソーヴィニヨンブランは世界中どこでもこうしたグリーンなスタイルです。

白桃
青りんご
な人、誰かいないかな〜

あと数本、試したい方は是非お早めに。













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2018年09月01日

チリの4人組


また台風が接近していますね
4日の午後から夜にかけて名古屋も危険になってます。

5日のチリとアルゼンチンのセミナーは開催できますように

あ、1席空いております
どなたかいらっしゃいませんか〜


ワイナリー訪問で大変お世話になっているメルシャンさんが、今日発売のワイン、シャトーメルシャン4種を持ってきてくれました

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新ヴィンテージです。
樽の上手な使い方ですね、シャルドネは。
流石に若々しいです、お酒もしっかりしています
オムニスはやっぱり濃くて美味しい。



さて、今日から9月
新しいワインを紹介します。

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ヴィーニャ・アキタニア シャルドネ2016&カルムネール2017

このワインがどこのワインで、誰が作っているかご存知の方はどのくらいいるでしょう??
てんちょ、これの紹介をもらった時には「なんて懐かしい!」と思いました

このワインは、チリのペナロレン(マイポヴァレー)に1990年設立された新しいワイナリーが作っています
チリの首都サンチアゴの周辺です。
今では畑は南部のマジェコにも広げています。

このワイナリーを作ったのはフランス、ボルドーの超有名生産者の二人
コス・デストゥルネルの支配人だったブルーノ・プラッツさんとシャトー・マルゴーの醸造家だったポール・ポンタリエさんです
(プラッツさんの息子さんジャン・ギョーム氏もフランスで活躍しています、ポンタリエさんの訃報は大変残念です)

この二人にさらにシャンパーニュのボランジェ社長のギラン・ド・モンゴルフィエさんと、チリのワインコンサルタントのフェリペ・ド・ソルミニヤックさんが参加して、

チリワイン4銃士となってスタートしました

こんな皆様 ↓

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輸入元HPより

最初は、ワイナリーの名前はドメーヌ・ポール・ブルーノ(先の二人の名前を合わせて)と言ってましたが、今ではヴィーニャ・アキタニアと名称を変更しています。
当時はヴィーニャ・アキタニアはセカンドワインの名前でしたけど。

ラベルに4人のサインがあります ↓

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薄いけど💦

〇人組と言えば、プリオラートですかね〜
てんちょ、どーしても江青とかのイメージで…(ワインじゃない)
…余談でした💦


初リリースは1993年

しかし、なんとこれが大コケにコケちゃいまして…
そこから暫くはこのワイナリーの名前を聞かなくなっちゃいました

てんちょ、93年のワイン買いました
まーまー強気な価格だった割には全然美味しくなくてびっくり&がっかりでしたね
ドムス・アウレアの凝縮感に(いい意味で)驚いた後ではあれは駄目だったなぁ…
なので、それ以来一度も買うことなく、今日に至る訳ですが。

これはブルーノ・プラッツさんも自覚があるようで、
「93年と94年は発売するべきじゃなかった、あれで自分の経歴に傷がついた」
とまで言ってます(ワイナート3号より)

十分に樹齢が上がっていなかった事と、ブドウに畑の細かい土が付着したまま醸造した事が大きな敗因になったようです

そこから25年。
もちろん、こんな大物たちがイマイチなワインを作り続けてるはずがない

樹齢は上がり、ブドウは選果台につけたシャワーで軽く洗い、表面の土を取り除いてから圧搾・発酵させています
(ブドウは水を吸っちゃうので、もちろんこれには最新の注意が必要です。例えば収穫時に雨が降るなんて大惨事なんですから
さっと水にくぐらせて風を当てて乾燥させてたような…)
このブドウを洗う工程は95年から採用してずっと行っています。

ペナロレンに最初に購入した畑は、マイポ最古の畑と言われるコウニショ・マクールの区画にすぐ上部にあり、ケブラダ・デ・マクールの所有する区画とも隣り合っています ↓

ヴィーニャ・アキタニア1.jpg
生産者HPより

良質ワインがたくさん作られるマイポはさながらボルドーならポイヤック、ブルゴーニュならヴォーヌロマネの様で、コウニショ・マクールの区画周辺は特級畑の集まる地区と言えるでしょう

現在、南部のトライグェン(マジェコバレー)も含めて、蔵では9種類のワインを生産しています
上級品をプレミアム、定番をレゼルヴァとしていて、今日の二つのワインはレゼルヴァクラスです。
ですから、お値段もお手頃で気軽に挑戦できますよ〜

しかし、これが
お値段以上に美味しいのですよ

マジで良かった
感動したわ

洗練されている、とはこういうのを言うんだろうなと思える透明感と綺麗な酒質、上品な酸味、適度な樽の風味が完熟してるブドウのコクと合わさってちょうどいい調和をもたらしています

濃い事が良いワインの証明ではない、という典型的な好例ですな

あなたにも飲んでみてほしいです

9月26日(水)の月例試飲会に出しますね〜












posted by cave MITSUKURA at 13:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする