2018年09月22日

どいっちゃー勉強しないと


3連休の世間ですが、晴れてよかったですね


カーヴミツクラは10月1日で10周年です

1か月を通してセールを開催しますので、皆様のご来店お待ちしております
高級ワインもセールします

実はまだ何も準備できておりませんが…
アイテムが決まったら目ぼしい物は紹介しますね



さて、沢山あった新入荷から久しぶりに1本紹介します

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ヨーゼフ・ビファー ゼクト リースリング ブリュット2012

ドイツのスパークリングです
こちらは指定栽培地域内のゼクトba、何でもアリのただのゼクトとは違う上級品です

ヨーゼフ・ビファーは、1879年にフランス人のアダム・ビファーがダイデスハイムに作った蔵です。
彼の一族はフランスのリヨンからダイデスハイムに移住しており、立派な当時の醸造所は現在、市の文化遺産に指定されています

ダイデスハイム、聞いたことありますか??

ここです ↓

ダイデスハイム.png

ものすごく大きな縮尺ですけど…

ダイデスハイムはドイツで2番目に大きな生産地域であるファルツに属しています
ラインヘッセンの南に続く地域です。
(今って13あるBAを「特定ワイン生産地域」っていうのですね、てんちょ、昔は「指定栽培地域」と勉強しましたよ)

ファルツには、

南部のズートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ、と
北部のミッテルハート・ドイチェヴァインシュトラーセ

という二つのべライヒがありますが…

うーん、全然覚えちゃいませんね
我ながら情けない。
名称の意味はは「ワイン街道」です。
フランス国境に近いので、歴史的にはフランスの政情の変化の影響も受けてきた地域です。

で、このビファー醸造所、非常に歴史のある蔵なのですが、2010年には後継ぎがおらず、廃業することになってしまいます

そこを継承したのが、日本人の醸造家の徳岡史子さんです
元々ドイツで醸造家として活躍していた彼女が、今、元同僚でやはり醸造家のミハエル・ライブレヒト氏と共にビファーのワインづくりを担っています。

こんなお二人 ↓

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輸入元HPより

そんな日本人女性がいたなんて、知らなかったー
なので蔵のHPには日本語のページがあります ↓
https://www.josef-biffar.de/de/page/192/video.html

蔵はもちろん、白ワインを中心に赤もロゼも作っているんですが、

このゼクトはものすごく美味しいですよ

ファルツのリースリング100%で、瓶内二次発酵。
ここまではまま、ありますが、このゼクトは瓶熟4年という驚異的な熟成の長さを持っています

ヴィンテージシャンパーニュの法定瓶熟よりも長い期間、滓と共に寝かされたリースリング、本当に繊細でいい香りです
最初、グラスの中ではオートリーゼの香ばしさが顕著ですが(これもとてもいい香りですね)、口に入れるとリースリングの白桃や青りんごっぽいフルーティさも感じられます。
辛口ですが、ソフトで細やかです。
もちろん、泡も細かいし。

リースリングの高貴さはスパークリングにしても上手く表現できるんですね〜

そして、やっぱり思いますね。
美味しいワインはすぐになくなりますから、分かりやすい

値段や理屈じゃありません

そしてこのゼクト、こんなに美味しいのに、価格はとても手ごろです
気軽にデイリーユースにしてください。

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このシンプルなラベルも好きです
ドイツ語てフラッシェンゲーリング(瓶内2次発酵の事)って買いてあるの珍しいわ✨















posted by cave MITSUKURA at 20:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする