2018年10月05日

サヴォイア王家のワインと言えば

今日はお休みですが、イタリアの生産者が名古屋に来ていてメーカーズランチに呼んでいただきました😊✨

イタリア、ピエモンテの一大生産者であるフォンタナフレッダからCEOのロベルト・ブルーノさんがいらっしゃってました‼️

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一番前に座りました😊

ブルーノさんに会うのは2回目、前は2014年にイタリアに行く直前にミツクラをお訪ね下さって、フォンタナフレッダについてお話ししてくれました❤️

ピエモンテのワインとバローロを語る時に、フォンタナフレッダの名前は必ず必要です。
絶対に避けて通れない歴史と背景を持っています‼️


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従業員などが住んでいます

↑ この建物の縞模様はラベルにも採用されています。

フォンタナフレッダとは今は会社名ですが、元々は土地の名前で「冷たい泉」を意味します。
実際に敷地にそうした泉があった事に由来し、今もあるそうですよ🍀

イタリア初代国王のヴィットーリオ エマヌエーレ2世が1858年にセッラルンガ ダルバに狩猟の為の土地を持ったことに起源があり、今年で160周年を迎えます✨
長ーい。

会社は所有が何度か変わって、もう経営陣には当初の一族はいませんが💧
銀行預かりになったり、商標を売却したり、色々大変な時期もあったのですよ(当然、今日の話には出ませんけど)

試飲はアルタランガ2つとバローロ3つ。

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アルタランガ飲んでしまって写真ないけど💦
伝統的なかつてのバローロと、クリュを名乗る新しいバローロの飲み比べ、良かったです‼️

どちらもバルバレスコに感じるようなスミレはありません、もっと古典的なブルゴーニュに近いです✨


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バローロは法的には最低2年は樽熟成をしなければならない事になっています。

フォンタナフレッダでは樽の大きさや産地はヴィンテージに合わせて変えているそうです。

バローロというDOCGワインはイタリアで最も有名な高級ワインで、赤ワインだけが名乗れる名称です。
バローロ村を始め、ランゲ地方の11の村が法的に認められており、ぶどうはネッビオーロ100%でなければなりません。

バローロのクリュは現在、MGAとして法的に規定されており、その数は181にもなります💦
10個くらいは言えるかなぁ

フォンタナフレッダが単独所有する、フォンタナフレッダ(という名前の区画)もMGAの一つです。
因みににバローロ、バルバレスコではクリュの認定の運動が盛んですが、両者を通じて単独所有なのはここだけ⭐️

最初に出た二つのアルタランガのスプマンテも、(ちょっと前にバンフィの物を飲みましたが)、やはりレベルが高いです‼️
…値段もまーまーしますけどね♠️

法的に全てのアルタランガは、ビンテージ入りでなくてはなりません。
瓶内二次発酵で、しかも瓶熟は30カ月以上ですので、そりゃーお値段も高くなりますよね🌀

アルタランガは後発のスプマンテなので、フランチャコルタに対抗すべくかなり厳しい規定を持っています🈲
元々、イタリア最初のスプマンテはピエモンテで作られていたそうで、ピエモンテ州としては是非とも巻き返したいわけです‼️

バンフィに比べるとかなり優しいアタックです、白もロゼも淡い色で複雑ですが、とてもエレガントです❤️
酸やミネラルはもちろんありますが、熟成でよく溶けた調和のとれた味と香りです。美味しいですねー

ロゼのドサージュにはなんと、1967年のバローロを使用しているそうです‼️㊙️
67年って…

ラベルにも記載があります ↓

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美味しいはずだ😆


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テイスティングルームの手前には古酒の展示もありましたよ

一緒に出していただいたピエモンテ料理も美味しかったです。
八事のイタリアン、イルソーレの増井さんが作っていらっしゃっいました

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一部だけ。
イタリア行った時の写真、今はないので明日、追加できたらします。

バローロ、やっぱりいいですねー✨








posted by cave MITSUKURA at 15:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする