2018年10月27日

ガメイを知ろう、とりあえず飲もう


10月入荷予定のワインが来ませんね… 
入船がまだならここから通関もあるし、恐らく11月になっちゃうだろうなぁ

今月も来月も色々あって慌ただしい


来月は、

11月15日木曜がボジョレー・ヌーボーの解禁日です

今日のニュースで第一便が日本に到着したと言っていました、早い。

いつも通り、今年も全てのアイテムを1杯300円で試飲できます

去年のが強かったヌーボー、実は3種類ほど残してあります、1年経ったヌーボーワインを比較試飲できますよ
今年も14時から21時、予約不要です。

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去年の写真です

今年の新酒の試飲は、

ルロワ
フィリップ・パカレ
マルセル・ラピエール
ルー・デュモン
ルイ・ジャド
ルイ・ジャド マコン・ヌーボー
ルイ・テット
ツァーヘル ホイリゲ
、です

さらにノヴェッロもあります
これに去年のヌーボーを3つ加えてお出しします。

今年は暑い夏が来て春先までの湿気を払ってくれ、収量も多く良いブドウになったようです

出荷(解禁日)が決まっているヌーボーは、早く収穫できる事が大変大きなアドバンテージになります。
遅れるとただでさえない時間がもっと無くなっちゃう
そういう面では今年は上手くいったと言えそうです。

夏が暑くて一部では焼けたブドウがあったようですが、反面、病害は無く完熟が早かった分、フェノール類の成熟まで十分な時間があったようです。
マリー・ラピエールさん(故マルセル・ラピエールの奥様)によれば、今年は少し凝縮した年になったそうです。

さて、どんな味になっているでしょう

定点観測の方、ちょっと味見がしたい方、お待ちしております〜



話は少し逸れますが、この前来店してくれたティボー・リジェ・ベレールさんに聞かれました。

「日本ではクリュ・ボジョレーについて、どのくらいの認識があるか」と。

これは人により差がありそうです。
真面目なワイン好き(特にブルゴーニュ)の中ではクリュ・ボジョレーはある程度認められているいいワインだと言えそうですが、
ミーハーな飲み手や、経験も知識も少ない方(これは悪い事ではないです)には、ボジョレーはまだまだヌーボーのイメージしかない、のではないでしょうか

素晴らしいモルゴンやムーランナヴァンを知る一方で、ヌーボーも楽しむ
どっちかだけしかあっちゃいけないのではありませんからね

ガメイというチャーミングなブドウ、ヌーボーの様に軽やかな物から長期熟成できる高貴な物まで、様々なワインがあるんですよ


しかしながら…

「100年に一度の出来栄え」(← 嘘つけ) とか、

「ボジョレー・ヌーボーがおしゃれで流行」
「ワインライフに定着」


などの謳い文句は正直もうやめた方がいい
かえって滑稽というか無理やりなのが痛々しいから。

大手のワイン輸入元にとっては、未だにヌーボーの売り上げが年間の半分近くを占めることもあり、ヌーボーが売れなくなると困るんでしょうけど。
市場が成熟しているのは悪い事ではない、変化に対応する必要がありますねぇ




そして、
月例の試飲会は21日(水)です

11月のテーマは「ブルゴーニュ」、4000円です。
こちらはイベントページに載せましたのでご確認ください
アイテムは選定中。


さらに、
ポル・ロジェ セミナーが23日金曜で(こちらは満席)、もう一つセミナーがあります。
近日中にご案内しないと。











posted by cave MITSUKURA at 18:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする