2018年10月28日

新酒1号届く


もう11月になりますね、今年も僅かになりました。


店頭ではイタリアの新酒、ノヴェッロが入荷してきました

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ファルネーゼ ノヴェッロ2017

毎年人気の生産者です
新聞みたいなラベルでしょ

ファルネーゼはイタリア、アブルッツォ州のトップドメーヌです。

赤白ロゼ、泡と沢山の銘柄を生産していますが、どれも品質が高く美味しいですね

こちらはサンジョべーゼ40%モンテプルチャーノ60%を使用しています。

ノヴェッロはマセラシオン・カルボニックで作ったワインを40%以上使用する事が義務付けられていますので、通常の赤ワインよりは軽やかです。
それでも、ファルネーゼは十分飲み応えがあるまろやかな味わいです

生産者からの報告があります ↓

今年の収穫は夏が穏やかな気温だったため熟成は遅れていましたが、最終的にはAbruzzoでは、通常の収穫と同じ収穫時期となりました。
気温が穏やかだったため、よりフレッシュでジューシー、Novelloに典型的な味わいです。
ワイナリーで10日間、30℃でカーボニックマセラシオンを行います。
その後葡萄は破砕され、短期間の4日間で醗酵します。


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ファルネーゼ ノヴェッロ1.jpg
輸入元提供

早々と届いたように思える新酒第一号ですが、
ノヴェッロは2012年に解禁日が速まって、10月30日解禁です
(それまでは11月6日でした)

イタリア全土で生産が認められていますので様々なセパージュのノヴェッロがありますが、ちょっと玉石混交気味かなぁ…
(赤も白もロゼも発泡もOK、IGP以上)
ファルネーゼは安心、おすすめですよ


ミツクラには他にも、11月11日解禁のオーストリアの新酒、ホイリゲが来ます
ドイツのディア・ノイエは扱いません。


解禁日を守らない販売店や飲食店が未だにありますけど、感心しませんねぇ
しかもネットで拡散するのはやめた方がいい、浅薄です。



新酒ではありませんが、現地レポートの一部を紹介します

この秋に発売になりましたDRC2015年の報告です
(レポートは2015年11月18日付けです)

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全部の写真撮らなかったわ💦

15年は豊作のはずなんだけど、割り当てが全然増えてない
10周年なのにぃぃ

レポートはオーナーの一人、ヴィレーヌ氏から届くものですが、難解なフランス語らしく翻訳するのに毎回苦労するそうです…
てんちょは原語で見たことないです(そして見ても分かりません)

2015年はまず、ブルゴーニュのブドウ畑がユネスコの世界遺産に登録された事の喜びに言及して始められています

早めの開花でミルランダージュはなく、揃って過熟になる事もなく早い完熟と豊富な収穫量に恵まれた非常にいい年になったそうで、

「2015年はブドウ樹が威信のある栄誉を祝福したかのようであった」

一年を通して美しいブドウ樹が見られ、秋になって色が変わったブドウの葉を眺めていると「コートドール」の名前を思い起こす。

冬と春のタイミングの良い雨のおかげでブドウに水分を供給することが出来、夏の暑さには北風が吹いて(過熟を防いだ)成熟を促した。
何よりも早い均一な開花が15年の大きな勝因の一つであった。
03年の様な過熟になる事なく、腐敗果も一切なかった。

「例外的で予期せぬことが起こった年」と書いてありますが、大抵毎年こんな感じの記述があります…

それでもやはり、2015年はDRCにとって大変良いヴィンテージとなった事は間違いなさそうです

収穫はモンラッシェが9月4日から、コルトンが9月5日から、その他は順繰りに2番果まで採って10月です。
改めて見てもイールド低い

入荷分は全て売り切れ。
次回は(来れば)来年です

















posted by cave MITSUKURA at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする