2018年11月11日

キュヴェとカップ


名古屋、円頓寺のパリ祭は今日も大変な人出でしょう
天気が良くて何よりです。

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始まる前、午後はもう身動き出来ないほどだったらしい

弊店本社からも出店しています、
が、店名が分からない…
味噌ぱっつぁんのキャラがいるかなぁ ←このキャラ知ってる方いらっしゃいますかね



ワイン関連の記事をネットで見てまして、うーんと思ったのですが。

「キュヴェ」と言う用語を解説してる記事だったんです。

「この用語には色々と意味があります、シャンパーニュと他のワインでは意味が異なる」とありまして、そこまでは大賛成
私も最初にタイトルを見て、シャンパーニュと他を分けて解説しないとなぁって思いましたので。

しかしながら、解説は「シャンパーニュのキュヴェと言う用語は品種をブレンドしてある事を指す」と続きまして、
これには大いに疑問です

だって、ブランドブランにもキュヴェなんちゃら、ってありますしね

シャンパーニュのキュヴェという言葉は、法的には「一番搾り」の事を指します

収穫したブドウをプレスして果汁を取り出すわけですが、最初のプレスで得られる果汁ががキュヴェです。
一流生産者ではこの一番果汁だけを使用して二番目は売却しちゃうところもまま、あります。
(一番果汁の方が質がいいのです

そして、ちょっと紛らわしいのですが、この二番絞りをプルミエ・タイユpremier taille(言葉の意味は一番搾り)と呼びます

1987年(だったかな)に法改正がある前には、三番絞りのドゥジェーム・タイユdeuxième taille(言葉は二番搾り)まであったのですが、
現在は圧搾は2回までの規定になっています。
圧搾機が水平型のプレスから円筒型のプレスに移行してる(全生産者ではありませんが)事が大きな要因の様です。
搾汁効率が上がったんですね。

こちらが従来の水平プレス ↓

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eric rodez snsより

プヌマティック(円筒プレス)の写真がない… ので割愛


ですから、今ではキュヴェタイユと呼び分けるだけの表記が多いようです。

現在、円筒型のプレスはシャンパーニュ以外のスティルワインの生産者でもよく使われています

法規制の厳しいシャンパーニュですが、圧搾に関しても20以上の規定があります
ブルゴーニュでよく耳にする全房発酵ですが、元々シャンパーニュでは除梗なしの決まりです。
(マセラシオンのロゼを除く)
4000キロのブドウから2050リットルがキュヴェ、500リットルをタイユとしています。
圧搾機は1回ずつ洗浄するとか、実に細かい…

最初に戻って、シャンパーニュの銘柄やスティルワインについてる「キュヴェなんとか」は特別な思い入れがある事を示す言葉で、特に規制はありません。



という事で、今日はシャンパーニュの紹介をするべきですが、

全然違う物です

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ワンカップ大関

わっはは
こういうのもあるんだよ

てんちょ、先日ひれ酒をいただきまして大変美味しかったです
時間ないのに3合も飲んでしまった。

お店のご主人曰く、「ひれ酒にはいいお酒を使う必要はないので、こういうの(ワンカップ)が一番だよ」と。
そちらで何を使っていらっしゃるかは分かりませんでしたが、まぁ本醸かな。

コンビニよりもお値打ちな値段のこちら
あるだけですが、まぁまぁ数はありますよ























posted by cave MITSUKURA at 16:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする