2019年01月05日

掘り出し物たりえるか


寒いです、お店の中
例年通りの寒さがやってきました…


今年もワインの紹介を頑張るつもり
早速、今日のワインです。

有名ど真ん中と言えばそうかも、マイナーと言えばそうかも。
と、なぞなぞみたいなワインですが、こちら ↓

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シャトー・ペデスクロー2013

知ってますか?

有資格者と受験生は絶対に知っている、しかし実際に飲んだことがある方は非常に少ないでしょう

フランス、ボルドー、ポイヤックの赤ワインです。
メドック格付け5級の名門シャトーなんです

何年か前に、お客様で「メドックの格付けシャトー61本を全て飲もう」という会をやっている、めっちゃくちゃマニアで面白い方がいらっしゃいましたが、

最も入手困難だったのが、
4級のシャトー・プージェだったそうです

ミツクラに店頭にありまっせ

そして、その次くらいにマイナーなシャトーってどこだろうという話で、大抵の方がここ、ペデスクロ―を挙げていますね

サン・ピエール
トゥール・カルネ
ベルグラーヴ
ドゥーザック

など、ありそでない、格付けシャトーの名前がいくつか挙がりますけど、
ペデスクローもマイナーが故にいまいち正体が分からない謎のシャトーなんですよね〜

まぁ、このシャトーはお値段からいうとブルジョワよりもお値打ちだったりする訳で、
価格が品質と寿命の裏付けとなるボルドーではそれが自ずと語るものがあるという事です…

このシャトーは1855年に格付けされるくらいですから、元は一流の蔵なんです。
元々仲買で創業者の名前がペデスクローさんなんですが、格付け45年前1810年設立という歴史あるシャトーです。
しかしながら、長い年月の間に怠慢か興味を失われたかで低迷してました。

150年以上も過ぎれば色々と変遷があって当然ですね…

シャトーは最近、2009年にサンテステフのリリアン・ラドイを所有する(してた)ロレンツッェティ夫妻に買収されています
最新設備を導入して品質の向上に取り組んだ結果が、今、出始めているところです。

すんごいお金のかけようだわ ↓

ペデスクロ1.jpg
HPより、以下同様

ペデスクロ2.jpg

2013年にはマルゴーのシャトー・ディッサンのオーナーである、エマニュエル・クルーズさんがディレクターとして指揮を執っています

クルーズさん懐かしい。
ミツクラに来てくれたのが一昨年?

シャトーはジロンド河に近いポイヤックのやや北にありますね。
ここです ↓

ペデスクロ.png

ラフォンロシェなどサンテステフのシャトーがすぐ北にありますね

メドックなので、例年カベルネソーヴィニヨンが60%〜70%と主体なんですが、
2013年はカベルネ53%、メルロー43%、フラン4%と少ない主体です。

(輸入元の資料だとメルロー48%で逆転してるんですよねぇ、どっちなんだ
まぁ、HPの数字を採用します)

こういうセパージュの適当表示も厄介です
飲めばわかるかな

あとはねー、ここのシャトーもなんですけど…

ラベルデザインをコロコロ変え過ぎじゃありませんかー

デュルフォール・ヴィヴァンとかね。
因みにペデスクローは14年から、また違うラベルになっています
この13年のラベルでいいのに💦

こらー、定着するまでは取り合えず継続してよぉぉ


という事で、

飲んでみなくちゃ分からない

格付けシャトーなのに物凄くお値打ちですよ〜
表にありますので。

経験値を増やしたい方は是非挑戦すべし














posted by cave MITSUKURA at 15:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする