2019年01月24日

風車と伝統のアルザス


今日も綺麗な青空の名古屋、、風が強くて寒い


昨日の試飲会は結果、当日参加のお客様が多くて定員くらいになりました。
ご参加の皆様、大変ありがとうございました

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寒い時にスパークリングは最初ちょっと辛かったでしょうか💦

アルタランガやカーネロスは流石の香りと味でした
オーストリアのグリューナも良かったです

試飲会後の部屋はがらんとしてて… 兵どもが…

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来月は、2月27日(水)テーマは「イタリア」です
再来月は3月27日(水)テーマ未定です

とりあえずここまでは決まり


昨日、良かったワインの中から一つ紹介します

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ドップ・オー・ムーラン クレマン・ダルザス ブラン・ド・ノワール2013

アルザスの老舗、ドップ・オー・ムーランのクレマンです。
これはピノノワール100%、ヴィンテージの上級品です。

コクがあって香りも素晴らしい
お手頃価格でそれも嬉しい。


まずは、クレマンに関してワインの基礎知識をおさらいしましょう。

クレマンはフランス国内で指定された8地域で生産される瓶内二次発酵のスパークリングです。
それぞれ、ブドウ品種や瓶熟の期間などが規定されています。

生産地、8つ言えますか??

ブルゴーニュ
アルザス
ロワール
ボルドー
ジュラ
リムー
(ラングドック)
ディ(ローヌ)
サヴォワ ← 最近の認定

です

ディやサヴォワはなかなか見かけませんね
ディはクレマンよりもクレレット(アンセストラル製法))の方がメジャーですね。


さて、話をドップ・オー・ムーランに戻して。

ドップ・オー・ムーランはアルザス地方で1574年創業の老舗です

リクヴィルにあります。
現在でも家族経営を続けるドメーヌですが、この蔵にはアルザスワインの歴史上で重要な功績が二つあります

一つ目は、あの細長いアルザスボトルを最初に作ったのがこのドップ・オー・ムーランなんです
当時の当主、ジュリアン・ドップ氏の発明です。

1913年の事だそうで、一目でアルザスワインだと分かるようにしたんですね。
その後、他の生産者でもアルザス・フルートボトルを採用するようになり、1972年にアルザス全域で使用が制定されました

そして、そのジュリアン氏のもう一つの功績が、クレマン・ダルザスを作った事です

当時はシャンパーニュが高級スパークリングとして当然ながら不動の地位を築いておりましたが、それ以外のスパークリングは製法にも規定がなく、品質的にいまいちな物も沢山あり優良生産者の物とは区別する方法がありませんでした

そこで、ジュリアン・ドップ氏はシャンパーニュと同じ製法でスパークリングを作り、クレマン・ダルザスのAOC認可に大きな役割を果たしました

へー、知らなかったなあ
因みに、ジュリアン氏の名前はもう一つのクレマン、ピノブラン&オーセロワの方のキュベ名になっています

ドップ・オー・ムーラン(ムーランは風車の事)って、昔から日本へは輸入されていて知名度は高いのですが、
どうも宣伝がされてなかったというか、安価なお気軽ワインだけのイメージがあったような…
勿体ない事です


昨日のクレマン、とっても美味しかったです

泡好きは飲んでおくべし。

13年が終わると次は15年になって値上がりしちゃうので今のうちに是非買ってください。
下のクラスのクレマンはEPAで値下がりするのに、ブランドノワールは値上がりしちゃう皮肉












posted by cave MITSUKURA at 15:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする