2019年03月09日

桜のロゼシャンパーニュ


今年の花粉は予報通り厳しいですね〜
花粉症じゃない方がうらやましいです。


昨日は久しぶりに名古屋でも地震がありました
ちょっと揺れたし、長く感じたので不気味でした…
何の備えもしていない我が家、どうしましょ


では、新しいワインを紹介します
お花見にもピッタリなシャンパーニュです。

264F74B4-BF3A-429E-8213-DB8F0CB0C66C.jpg

ニコラ・フィアット レゼルヴ・エクスクルーシヴ ロゼNV

春の限定パッケージです
日本ののスリーヴァボトル

266FF8D9-D280-4DE5-BDC1-9B3EE6B68F7E.jpg

ピノノワール45%、シャルドネ10%、ピノムニエ45%

ですが瓶熟3年の本格的なシャンパーニュですよ

ニコラ・フィアットの名前は大変有名なので知ってる方が多いかと思います。

シャンパーニュで最大の協同組合で、

加盟農家5000 ← シャンパーニュの栽培家の3人に一人の割合
所有畑2225ha ← シャンパーニュ全体の7%にも相当
最大304000リットルのリザーヴワイン ← 年産どんだけだっけ、とにかく物凄い本数

恐ろしく大規模なのに高い品質を維持し続けている驚くべきメーカーです

たくさん作るとどうしても仕込みごとに差が出やすいので、ドサージュの量を多くして調整しようとするのですが、ニコラ・フィアットではドサージュはおおむね一桁。
よくあんなにいつも安定した美味しい味をキープできるな、と感心させられます。
二桁入れてるどこぞとは大違いです

日本語のHPありますよ ↓
https://www.nicolas-feuillatte.com/ja

ニコラ・フィアットとは個人の名前ですが、協同組合なのに個人名がついてるって不思議だなと思ったことはありませんか??

これには歴史があります
創業者とされるニコラ・フィアットは1926年生まれのフランス人ですが、なんと10代の後半からアメリカでビジネスを興し、コーヒー豆の輸入で莫大な富を築いていました

こんな方 ↓

ニコラ・フィアット.jpg
輸入元HPより

34歳の時にシャンパーニュ地方の12haの畑を入手したことでフランスに帰り、兄と一緒にシャンパーニュ作りを始めました。
最初のドメーヌは「サン・二コラ」という名前です。
発売したレゼルヴ・パティキュリエールはアメリカのセレブの間ですぐに人気となり、輸出市場を拡大していきます。

シャンパーニュ・メゾンとしてはかなり遅いスタートなのです


その頃、コート・デ・ブランでは栽培家の為に奮闘する一人の男性がいました。
センター・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュという協同組合を代表していたアンリ・マッカール氏です

彼はCICV(シャンパーニュ同業者員会)の栽培家責任者でもあり、ブドウ農家の協力なくしては良いシャンパーニュはあり得ない事を早くから見越し、農家の為の安定収入の確保や生産量拡大の為の設備の充実に早くから取り組んだ人物です。

1972年に前述の協同組合を設立、順調な出だしに思えた組合ですが、80年代に入ると好景気の影響で思わぬ苦戦を強いられることになります
組合に加入せず大手メゾンにブドウを売る農家の方が高収入を得られるようになり、更には醸造所では新しい設備の為の資金が必要になりました。

そんな時、ニコラ・フィアットと出会ったアンリ・マッカールは二人が協力できる事を知り、事業を統合します

ここに新たな協同組合としてのニコラ・フィアットがスタートしました。
この時1990年代初頭。

つい最近までニコラ・フィアットは「創始者が生きてる唯一のメゾン」だと言われていましたが残念ながらニコラ氏は2014年に永眠。
(マッカール氏は05年)

それでも、現在13年連続でフランス国内販売第一位(世界では第3位)のブランドであるニコラ・フィアット、安定した高品質は変わっていません

さて、今日のロゼ、綺麗なサーモンピンクの辛口で非常に繊細です
クリアバッグに入っていますのでプレゼントにも最適です。

2193AAA7-1DE7-40EB-854D-039943FB72DE.jpg

限定品なのである内に是非お試しください〜







posted by cave MITSUKURA at 13:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする