昨日の陸上、世界リレーの男子4×100mをリアルタイムで見てまして…
思わず「あぁっ」と声が出てしまった

物凄くいい順位で来てたのに、第4走者へのバトンパスが思いっきりもたついて…
何とか中位でゴールはできたものの、失格

あーぁ
二人目の9秒台も出たことですし、今後に期待ですかね

…夏場所も興味なくなったし、ウィンブルドンまで何もない💦
さて、ではワインの紹介します



ロジャー・グラート コーラル・ロゼ2017

ロジャー・グラートは有名なのでご存知の方が多そうですね

こちらはスペイン、カタルーニャ地方のペネデスのカヴァの名門メーカーですよ

創業1882年、全てのカヴァが一番搾り果汁のみ使用(シャンパーニュでいうキュヴェです)、さらに全てヴィンテージ入りという拘りの作り手です

ペネデスのサン・エステヴェ・セスロヴィレスという場所に本社があります、バルセロナから車で30分くらい

元々自家用のブドウでワインを作っていたのですが、創業者のジョセッフ・カルナス氏がシャンパーニュの魅力にひかれ、同じものを作ろうと奮闘したのが始まり。
今では前述の様な拘りのカヴァを作るメーカーとして大変高い評価を得ています

そして、
確かにロジャー・グラートは何を飲んでも美味しい

それでいて価格が手ごろと言うのが素晴らしい。
因みに最初のカヴァを作ったのは、現在のコドーニュ社の先祖にあたるホセ・ラヴェントス氏です。
彼はシャンパーニュで製法を学び、道具や職人と共にその手法をスペインにもたらした功績者です

これが1872年なので、ロジャー・グラートもすぐにそれに追随した事になります。
日本語のHPありますよ ↓
http://www.rogergoulart.ne.jp/
ちょうど、フランスがフィロキセラの被害に苦しんでる時期です

スペイン、当時はボルドーだけでなく、シャンパーニュブームだったんですね

もちろんフィロキセラはスペインにもやって来ますが、接ぎ木が有効だと判明してる時期だったので早めに対処する事が出来たようです。
それから約100年を経て(1986年)ようやくカヴァの法的規制が明文化されることになります。
という訳で現在では、カヴァにはもちろんスペインワイン法の規定があります

簡単に書きます(Caには今日は立ち入りません)
通常、ワイン法は産地に対して与えられるべきところ、カヴァは「製法に与えられた特殊な規定」です

9割をバルセロナ近郊のペネデスで生産していますが、他州でもDOカヴァとして認定されている物がたくさんあります。
現在約160の地区があります。
途中で何度か改正がありましたが、現在認定されている品種は以下の通り。
白ブドウ
マカベオ
チャレッロ
パレリャーダ
マルヴァジア(リオハーノ)
シャルドネ
黒ブドウ
ガルナッチャ
モナストレル
ピノノワール
トレパット(ロゼのみOK)
シャルドネやピノノワールなど国際品種は後から追加されました(2008年)
特にロゼ用のピノノワールの需要が大きく、良い物ができるので認定に至ったようですが、ブランドノワールのカヴァも認定されています。
さらにシャンパーニュの様に甘辛の規定もあります。
瓶内二次発酵でなければなりません。
最低の瓶熟期間は9ヶ月

(レゼルバ、グランレゼルバはもっと長い)
瓶熟期間とは、2次発酵を瓶内で行い、デゴルジュマン(オリ抜き)をする前までの期間です。
酵母と共に閉じ込められる期間なのです。
ここに一般のカヴァとロジャー・グラート(そしてシャンパーニュ)との大きな違いを生む重大な要因があるのです
一般的なカヴァは法定の瓶熟期間が終わると、デゴルジュマンして出荷されていきますが、
9ヶ月と言う短い瓶熟期間では酵母の自己溶解が始まらず、シャンパーニュに特有のあの「香ばしい」香りがしないのです
これは、年末のクリスマス需要に合わせて前年の収穫分が出荷できるようにした商業的理由のなせる業だと言われています
(規定は最低熟成期間ですので、2年でも3年でも置いておくのは構いません)
言ってみれば「品質よりも目先の金」です。 ← 失礼ながら
だから、普段よく目にするカヴァはすっきり辛口ではあるけれど、複雑さや深みに欠けるような印象のモノが多いのです
それをよく分かっているのが、流石のロジャー・グラートです
最低でも12ヶ月、14ヶ月の瓶熟をさせています、レゼルバやグランレゼルバも同じく規定以上の期間を経て出荷されます。
低価格のカヴァなのに、複雑でコクがあるのはそのためなのです
特にマグナムボトルは素晴らしく美味しいのですよ、カヴァを馬鹿にしてる人はこういうのを飲んでみないと
さて、で、今日の淡い色のロゼですが、これは蔵の新しいラインナップです
コーラルとは珊瑚の事です。
ガルナッチャ70%、ピノ・ノワール30%で、わざと瓶熟9ヶ月と短くして、すっきり夏向きに楽しめるように作られています
アルコール度数12%の飲みやすい味です、もちろん辛口。
この淡い色ながら、フルーティなボリュームのある香りがしますよ〜
もういっそ、シャルマーでも美味しいのではなかろうかと思う(いかんけど)
上品な見た目と同じ、細やかな泡で繊細な味わいです
もちろん非常にお手頃価格です。
29日の試飲会に出しますね〜
ここに一般のカヴァとロジャー・グラート(そしてシャンパーニュ)との大きな違いを生む重大な要因があるのです

一般的なカヴァは法定の瓶熟期間が終わると、デゴルジュマンして出荷されていきますが、
9ヶ月と言う短い瓶熟期間では酵母の自己溶解が始まらず、シャンパーニュに特有のあの「香ばしい」香りがしないのです

これは、年末のクリスマス需要に合わせて前年の収穫分が出荷できるようにした商業的理由のなせる業だと言われています

(規定は最低熟成期間ですので、2年でも3年でも置いておくのは構いません)
言ってみれば「品質よりも目先の金」です。 ← 失礼ながら
だから、普段よく目にするカヴァはすっきり辛口ではあるけれど、複雑さや深みに欠けるような印象のモノが多いのです

それをよく分かっているのが、流石のロジャー・グラートです

最低でも12ヶ月、14ヶ月の瓶熟をさせています、レゼルバやグランレゼルバも同じく規定以上の期間を経て出荷されます。
低価格のカヴァなのに、複雑でコクがあるのはそのためなのです

特にマグナムボトルは素晴らしく美味しいのですよ、カヴァを馬鹿にしてる人はこういうのを飲んでみないと

さて、で、今日の淡い色のロゼですが、これは蔵の新しいラインナップです

コーラルとは珊瑚の事です。
ガルナッチャ70%、ピノ・ノワール30%で、わざと瓶熟9ヶ月と短くして、すっきり夏向きに楽しめるように作られています

アルコール度数12%の飲みやすい味です、もちろん辛口。
この淡い色ながら、フルーティなボリュームのある香りがしますよ〜
もういっそ、シャルマーでも美味しいのではなかろうかと思う(いかんけど)
上品な見た目と同じ、細やかな泡で繊細な味わいです

もちろん非常にお手頃価格です。
29日の試飲会に出しますね〜