2019年06月30日

7月試飲会の案内


梅雨時期とは言え、ここ数日の湿度は耐え難いですね…
蒸し暑いのなんのって。

何度吹いてもガラスが曇ってしまう…



フランスのみならず、ヨーロッパでも異常なほどに気温が高くなっています
ようやく開花が終わったブドウには心配な状況です。

暑すぎる期間が続くと、酸が不足し、ブドウが焼ける、結果的にワインの味が変わってしまう、という歓迎できない事態になってしまうので…

金曜のオーストリア試飲会でも、ワッハウのプラーガーさんは、
「ここ20年くらいで確実に気温が上がっている」
「標高の高い畑でも貴腐ワインやアイスワインの生産が激減していて、2018年に10年ぶりに少量作れただけ」
と話していました。

ワインがハイアルコールのどっしり、しっかりした「重い」飲み物になっているので、よけに樽に使用は控えたい、とも。


イベントページに7月の試飲会の案内を載せました

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冷やして美味しいワイン、すぐになくなっちゃいますが美味しければ良し
色んな地域のワインをお楽しみください。
逆にフルボディの赤も出すかも。

一例として、写真のワインは左から、

セッラ&モスカ トルバート・スプマンテ・ブリュットNV

イタリア、サルデーニャ州のスパークリングです。
シチリアの北にある島ですね、アルゲーロDOCで島の北西にある街の名前を名乗っています。

トルバートと言うスペイン由来の品種100%の辛口で、フルーティな辛口です
酸味が強すぎないので、優しい口当たりです。

予約販売の限定品ですよ


レキュ ミュスカデ・ドルトネス’15

フランス、ロワール地方の最西端にあるナントの白ワインです。
ムロン・ド・ブルゴーニュとも呼ばれるブルゴーニュ由来のミュスカデ100%、ミネラルが豊かな素晴らしいワインです

牡蠣にはこれですよ

お値打ちでも大したことがないミュスカデが多い中、レキュのミュスカデは群を抜いて品質が高く、フランス国内でも人気です。
ただ、16年17年と生産が激減したせいで、入荷がほとんどなく、この15年もあと数本を残すのみ。


ステュディオ・バイ・ミラヴァル2018

フランス、プロヴァンスのロゼ、辛口です。
これとデスクランがフランスのロゼワインブームのきっかけになりました

グルナッシュ、シラー、サンソ―など土地の品種を使用していますが、18年から新しくセカンド的なステュディオが発売されました

ボトルにエッチングもあって廉価ですが素敵です
魚介でもサラダでも生ものにはいい相性です。


メルシャン 日本のあわ トラディショナル・メソッド トリロジー2014

メルシャンが山梨、長野などのブドウで作る瓶内二次発酵の本格的スパークリングです。
14年から「トリロジー」のアイコンワインとなりました。
3つの産地からのブドウ(シャルドネとピノノワール)、3年熟成で「トリロジー」です。


アロイス・ラゲーデル ハバーリ ピノ・ビアンコ2012

イタリア、トレンティーノ・アルトアディジェの白ワインです、これも辛口。
標高500メートルくらいの高地にある畑がハバーリで、昼夜の寒暖差が大きく冷涼な気候のために大変繊細な辛口となっています

きりっとした酸味がありますが、桃の様なアロマもあり、繊細さがよく分かるワインです。


他にも、南アのおすすめや、ニュージーランドの冷涼系、樽なしのシャルドネなど、用意します
すぐになくならないように、7月はいーっぱい本数出したいと思います

是非、ご参加お願いします











posted by cave MITSUKURA at 18:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする