本日2つ目のブログ書きます

もう忘年会や年末年始の予定が入って来てる方も多いのではないでしょうか


早いけど。
そんなクリスマスにも、ちょっとした手土産にもピッタリの限定シャンパーニュが入荷しました


ニコラ・フィアット ブリュット・レゼルヴ エクスクルーシヴ ワールドヘリテージNV

名前長いね

ご存知、シャンパーニュ最大の協同組合であるニコラ・フィアットの限定品

しかも素敵なオリジナルデザインの缶ボックスに入っています

一見、クリスマスっぽいんですが、実は違う

模様はシャンパーニュ地方のブドウの丘や星空に、各国の世界遺産=ワールドヘリテージがデザインされています。

エッフェル塔、パルテノン神殿、タージマハル、モンサンミッシェル、ピサの斜塔、自由の女神、
キジ島の教会(赤の広場の方かな)、イギリスの運河(ローマ水道橋かも)
後、よく分かんないのは何だろう…
2015年にシャンパーニュ地方が世界遺産に登録されたことを記念して、2015年のブドウを中心にブレンドされた特別なキュベです



ピノノワール40%、ピノムニエ40%、シャルドネ20%
瓶熟3から4年の通常よりも熟成期間の長い上級品です

NVですが、ヴィンテージよりも長く熟成しています。
缶ボックスも可愛いです


上部は円形ですが、下部は四角形というちょっと変わった形
ところで、
ニコラ・フィアットは個人の名前ですが、今日のシャンパーニュを作る協同組合の名前にもなっています

他の協同組合は、
マイイ、
サン・ガル、
ボーモン・デ・クレイエール
カステルノー、
デュヴォ―(ヴーヴってつかなくなったの???)
ジャッカール、
など有名なところはいくつかありますけど、個人名が付いてるのは、ニコラ・フィアットだけ

因みに上記の組合、どのくらい知ってますか??
全部飲んだ事ある方、かなり経験豊富ですね

で、
個人名が何故組合の名前になっているかと言うと(前にも書きましたけど)、
元々ニコラ・フィアットさんは20世紀半ば生まれのフランス人で、アメリカでコーヒーの輸入で財を成しました。、
彼はその後、兄弟と一緒に自分でシャンパーニュも作り、こちらもアメリカで非常に売れて大成功してたんです

この頃、協同組合として全く別のシャンパーニュを作っていたCVC(センター・ヴィニコール・ドラ・シャンパーニュ)があり、こちらも組合員を増やし設備投資をして着実にシャンパーニュ組合としての地位を築いていきました。
しかし、1980年代になり、小規模農家が大手メゾンの専属になることが増え、組合の前途に暗雲が立ち始めました

このままだと、ブドウ農家は大手メゾンに金で買いたたかれしまうのではないかという懸念も大げさとは言えませんでした。
そこで両者は手を結ぶこととなり、CVCは新たに協同組合ニコラ・フィアットとしてスタートすることになったんです

これが1990年、まだ最近。
実際2014年に鬼籍に入るまで、「創始者が存命の唯一のメーカー」と言われていたくらいです

4500の組合員を抱える巨大メーカー、年間生産9900万本(想像つかない)も作るのですが、
これが驚きの高品質をキープしてるんです

〇秒に〇本売れてる、なんて言われるあのメーカーみたいに、沢山作るとどうしても若干甘めになるのですが(ドサージュで味を調えるには多く入れた方が均質にできる)、
その点、
ニコラフィアットは全く差がなくブレない、素晴らしい品質です

6月に行って、やっぱりその巨大さにはびっくりしましたけど、
よく均質で高品質にできるよなーと感心、感動

そして特に秘密は全然なさそう。
さらに肝心な事で、
それほど品質が高いのに値段は全く高額じゃない、って事が驚き&嬉しいのです

どれもお値打ち、コスパ非常に良い

今日の限定キュヴェも税込みで一葉さんと少し

絶対買ってみた方がいいです

この缶ボックス、スパゲッティ入れにはちょっと大きいかもしれませんが、艶消しでおしゃれなデザイン、
なんだか取っておきたくなります

店頭に36本しかありませんのでお早めにどうぞ〜
(これ決まり文句)