今日、気まぐれで二つ目のブログ書いちゃいます。
明日の試飲会に出すスパークリングを一つ紹介します

モンジャール・ミュニュレ クレマン・ド・ブルゴーニュ キュヴェ・クロエNV

名前の通り、ブルゴーニュのクレマンですが、モンジャール・ミュニュレは有名ですので知ってる方が多いでしょう

あの「手」の紋章が印象的ですよね。
なぜ、あれなんでしょう??
このクレマン、スティルのミュニュレとは全然違う何故かピンクのラベルですが、裏にはちゃんとあの紋章が書いてあります ↓
モンジャール・ミュニュレはヴォーヌ・ロマネでも指折りの地主で、家計は17世紀の前半まで遡れるブドウ栽培家たっだようです。
1945年に婚姻によってドメーヌを両家の名字を合わせた物に変更しています。
エシェゾーとグランエシェゾーはDRCに次ぐ面積を所有していて、北から南まで35ものアぺラシオンのワインを生産しています。
現当主のヴァンサン氏の父親はヴォーヌ・ロマネの村長だった方です。
今、こちらのドメーヌはヴォーヌ・ロマネで「リシュブール」という名のホテル・レストランも経営しています

行ってみたい〜
今日のクレマンは、お孫さんのクロエちゃんの為に新しく作られた物です

こんなかわいいお嬢さん ↓

HPより、今はもっと大きくなってるはず
ヴォーヌ・ロマネにある"Les Lutenieres"という区画のシャルドネ100%からつくられる、ブランドブランですが、
瓶熟期間など詳しい情報がない

クレマン・ド・ブルゴーニュの規定では瓶熟は9ヶ月以上ならOKなので、それくらいなのかもしれません

でも、天下のモンジャール・ミュニュレだし、もっと時間かけてるかも。
飲めば分かりますよ

この9ヶ月、と言う数字は大変微妙な規定です

この最低瓶熟期間はスペインのカヴァと同じですが、瓶中で酵母が働きを終えて澱となり、活動前に取り込んだアミノ酸を放出するのに必要な期間がおよそ10から11ヶ月と言われています。
この酵母が自己溶解する過程をオートリーゼと言います。
規定ギリギリの9ヶ月でデゴルジュマンすると、シャンパーニュの様な酵母の放つコクや香ばしい香りがなく、よりスッキリとしたスタイルになります。
ヴィンテージ・カヴァだけを生産する、ロジャーグラートはそれを嫌い、より深い香りと味わいにするために規定以上の2年から3年ととても長い期間を瓶熟に費やしています。
この辺りは経済的な理由や、生産者の狙う味わいの違いにもよりますので、一概に批判はできませんが、
やはり瓶熟期間が長い方がより評価が高いのは仕方ありませんね

明日、出しますのでご参加の方はどれくらいか推測してみて下さいね

外観は素敵な黄金色だし、期待できそうですね〜