2020年02月01日

黄色の衣装で復活


今日も風が冷たいですね〜
全豪オープンはロジャーがいなくなって残念無念


昨日案内を始めました、
3月2日のポルトガルワインセミナーは残席が少なくなっております

こんなに早く埋まるとは驚きですが、大変ありがたいです。
月初の月曜で、ポルトガルなのに(ポルトガルワインの関係者の皆さん、すんません)

ご検討中の方はお早めにお申込みいただけますようお願いします。



では、新入荷ワインの紹介します

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シャトー・ドゥーザック2015

名前は知ってるけど飲んだ事ない、
あるいは、
名前は聞いた事あるけど忘れた、なんだったっけ、
という方が多いのではないでしょうか??

こちらは、ボルドー、メドック5級格付けの赤ワインです
(くどいようですがメドックは赤ワインしか名乗れません)
AOCはマルゴーです。

てんちょが勝手に盛り上がってる、「マイナー格付けシャト−会」には欠かせないであろうワインです

…いやぁ、だって、絶対ランシュバージュやダルマイヤックと比べたら…
しかし、これはワインの悪口ではありません

正直、2,30年前には格付けシャト−の名に及ばないような低品質のワインってありました
1855年から150年余りの間、一度も見直されていないんですから、そりゃー中には所有者が変わってイマイチになった蔵もあります。
格付けよりもブルジョワの方が高価格なワインもありますし(今でも)

2級(またはそれ以外でも)でこの味かぁ…
っていうシャトーありましたもん

でも、今はもう違います
今、格付けシャト−である名誉を無駄にするなんてもったいない事この上ない、罰当たりな所業です。
力を入れてないシャトーはすぐにどこかが買い取って改革を始めるでしょう。

「格付け」という、努力ではもう手に入らない称号は持ってるだけで価値があるので、このを使わない手はない
(まぁ、よほどの政治力とお金を使えば格付けの見直しもなくはないかもしれませんけど)

と言う事で、ちょっと前まで「え〜、これかぁ」なんて思われてたシャトーは今や、昔とは雲泥の差の高品質ワインに変貌しています。
そういうシャトーはまだ価格が高くなっていなくて狙い目です


…前置きの暗い話が長くなってしまいましたが

ドゥーザックっていつからこんな黄色のラベルになったんでしょう???

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衝撃だわ。
結構好きですが。
2004年からの様ですね、因みに以前はこんなラベル ↓

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HPより以下同様、これより古いデザインももちろんありました

ドゥーザックの歴史は古く、1190年に英国王、リチャード1世(獅子心王)からこの地を拝領したペトリュス・ドゥーサックが起源になっています
ちょうどライオンハート王が第三回十字軍に参戦する直前です。
鎌倉時代だ。

かっこいいシャトーです ↓

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その後長い歴の間に所有者は何度か変わっていますが、1989年にフランスの保険会社のMAIFが所有権を取得、2017年に新しいコンサルタントのもとで大きな改革が行われています。

今日の2015年は当たり年として評価の高いヴィンテージです

ブドウの出来も良く、収量も多く、いい事づくしの年でした。
ただ、同様の05年、09年と並んで値段が跳びぬけて高い事がある
その点、ドゥーザックの15年はそんなに高くなくて買いやすいです。

カベルネソーヴィニヨン72%、メルロー28%

こちらのシャトは珍しく一塊の45haの畑を持っていて、フランやプティヴェルドは栽培してないんですね
セカンドやサードワインも同じく二つの品種だけ。

シャトーではブドウ畑を含む120haの敷地で循環農業を実践しています
養蜂を行い、羊も飼っています ↓

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てんちょ、もしこれ飲むならいつ振りだろうか〜
結構楽しみかも

店頭にもありますので、あなたもお試しになってみませんか









posted by cave MITSUKURA at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする