2020年03月04日

酸が美しいワインが好きだ


雨だと少し花粉がマシな様な気がします

ブルゴーニュのグランジュールは中止になっちゃいましたね
香港の5月末のヴィネクスポも7月に延期


告知が大変遅くなりましたが、
カーヴミツクラでもキャッシュレス決済の還元が受けられます

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12月からできてたんですが、端末の交換とかありまして告知が遅れましてすみません
還元対象は、現在、VISA・MASTER・ID・交通系電子マネーです

JCBに関しては不備があった?のか再確認中でしてもう少し時間がかかりそうです。
自分のカードが対象かどうか分からない方は、経産省のキャッシュレス決済のサイトで、マップからお店を選択してカード番号の頭6桁を入力すると判定結果を見ることができます



さて、今日は先行予約でお値打ちに買えたブルゴーニュが入荷して来ました

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ギイ・アミオ ブーズロン レ・ブイヨッテ2017

アミオは良く知られていますね
シャサーニュ・モンラッシェにあるドメーヌで、やっぱり特級モンラッシェを頂点に優れた白ワインをたくさん作っています
赤もエレガントですよ

ここはたった3軒しか生産がない、1級ダモワゼルも作っています
(今はコランが兄弟で作ってるから4軒か)
もちろん17年も買いましたけど、高いー

ラベルデザイン変わりましたね

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ブルゴーニュ・ブラン・フラヴィはこんな ↓

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青っていうか緑がプラス。
裏にはマダム・フラヴィの写真もついてる
(1910年の写真、マダムに敬意を表してブルゴーニュ・ブランはキュヴェ・フラヴィと名付けられています)

でも今日はブーズロンの紹介です

アミオがブーズロン作ってるなんて知りませんでしたよ
16年の予約にはなかったよねぇ(もちろん通常販売はない)

ブーズロンがどこにあるか分からない方って多いかな?
このブログを読んでくれてる方なら少数派だろうか?

ブルゴーニュは細かいと大変、畑が小さいし所有者多いし
でも、大まかにはそんなに難しくない。

ブルゴーニュを大きく分けると6つ(コート・ドールを1とすれば5つ)
基本的な事でおおざっぱですが。

1.シャブリ

ここだけ離れ小島になってます、フィロキセラでブドウ畑がすっかりなくなちゃった後、復活できたのはシャブリだけなので。
ボーヌとシャンパーニュのオーヴとサンセールに行くのにそんなに変わらないという辺鄙な場所にあります。
この前、ブルゴーニュワイン委員会がシャブリをブルゴーニュから外そうとして大規模な反対運動になりましたね、そりゃそうだろう
シャブリは白だけ、必ずシャルドネ100%

2.コート・ド・ニュイ

ジュヴレイやシャンボル、ヴォーヌ・ロマネがあるのがここ。
全部のワインの値段の合計でこの前の広大な南西地方の何倍かになるんじゃなかろうか、という高額ワインがひしめいています。
にわかブルゴーニュファンや(それは悪い事じゃないけど)、香りも味も分からない輩はここの話しかしない。

3.コート・ド・ボーヌ

2と3を合わせてコート・ドール(黄金丘陵)と呼びます
こちらはニュイに比べて白の割合が多い。
特級モンラッシェがあり、ムルソーもあります

4.コート・シャロネーズ

ボーヌの南に続く地区で、その中に5つのAOCがあります。
私は昔、ここのモンタニーとボーヌのモンテリーをよく混同してました
今日のブーズロンはここ、最も北にあるAOCです。

5.マコネ―

マコンの白ワインで知られるこの地域は上記4つの産地に比べて広く、沢山の生産者がいます。
AOCも増えてる一方で、最近ではコート・ドールの生産者が新しい畑を求めて進出しています。
ヴィレクレッセとサンヴェラン、認定されてる畑の面積が広いのはどっちだ??

6、ボジョレー

日本ではヌーボー「だけ」が有名ですが、近年ガメイの魅力は再評価されています
北部のクリュ・ボジョレーでは素晴らしい生産者がいますので、昔のイメージでボジョレーを馬鹿にしてる貧しい精神の輩(物言いを咎められるかもしれませんが、てんちょはそう思っています)は時代遅れです
ロゼもシャルドネの白もあります。

と、ブルゴーニュはこんな感じです。
オーセロワクショワがない、って言う詳しい方は自分で勉強したまえ


と言う事で、ブーズロン

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ブルゴーニュワイン委員会より

先程、コート・ド・ボーヌの南に続く地区と書きましたが、ブーズロンはシャサーニュ・モンラッシェの南にあるといった方が正しいです。
マランジュやサントネイとブーズロンが互い違いになってますので。

上記の地図は珍しいですね、ブーズロンのリューディを詳しく見る機会は我々でもあまりないですね
大体、リュ―ディを名乗ってるのがヴィレーヌくらいじゃなかろうか。

でもね
今日のワインのBOUILLOTTES、載ってませんねぇ、区画の名前じゃないのかなぁ

そういう謎は残さないで欲しいのに。

きっと5,6回は書いてると思いますが、シャブリ同様ブーズロンには白ワインしかありません
しかし、ブドウはアリゴテ100%です。
BOUZERONと書いてあれば絶対辛口の白ワインでアリゴテから作られています
ぜーったいです、例外なし。

先に書きましたように、近年あまりにもコート・ドールのワインが高騰していまして、ブドウの供給も限界です
そこで各生産者はマコネ―やボジョレーに新しいラインナップを求めて進出してる訳ですが、その一方で温暖化によってブドウが熟しすぎてしまいアルコール度数の高いジャムみたいなワインになることを嫌う生産者が取り組み始めてるのがアリゴテの栽培です

従来のピノノワール、シャルドネでは対応しきれない状況で、新たなブドウに可能性を見出してる生産者がいるんですねー
酸の強いアリゴテ、収穫のタイミングによってバランスの取れた洗練された辛口ワインが作れると見込んでるようです
パカレやピエール・モレ等、評価の高い作り手が既に美味しいアリゴテを作っています

きっとアミオもそんな一人だろうなー

いつから作ってるのか言及がないわ

ヴィレーヌとは違い、アミオは3分の1を樽発酵で熟成中にバトナ―ジュしてます。
残りはステンレスタンクで発酵・熟成させ、12ヶ月後に再びブレンドして瓶詰めされ出荷されます

どんな味なんでしょう??
数本しか買わなかったので、店頭にもちょっとしかありません。
価格は非常にお手頃ですので、興味ある方はお試しくださいね

てんちょはもちろんワイン会用に1本がめてます













posted by cave MITSUKURA at 19:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする