2020年05月05日

芸術とワイン


政府の緊急事態宣言の延長の伴い、カーヴミツクラも短縮営業を続けます。
毎日12時〜19時、休みなしです

どうぞよろしくお願いいたします。


今年の夏は猛暑になるようですね
やだなぁ…

冬が暖かく、暑くなるのが早いのはフランスも同じです
今年は平均より開花が2,3週間も早まる予想なので、そのままなら、またもや8月収穫になりそう。
早い〜
どこももう花芽がしっかり膨らんでいます


ワインの紹介します〜
少し前に入荷してきた限定品です

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オルネライア カリスマ 2015

かなり個性的なラベル。

オルネライアはとても有名ですね、高級品です
オルネライアという会社がオルネライアというワインを作ってます(もちろん、それ以外もありますよ)

3月にオルネライアの最高額ワインのマセットを紹介しました際にも書きましたが、↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/article/473990791.html
もう一度書きますね。

オルネライアやサシカイヤ、アンティノリの関係が分かる方はどのくらいいらっしゃるでしょう?
親戚だよね、くらいは知ってる方が多いでしょうね。

ブルゴーニュもですけど、どことどこが兄弟で従兄で、ってもうキーッって感じ
ややこしいかも

えー、

元々はフィレンツェに名門アンティノリ侯爵家がありまして、ここがソライアティニャネロを今日作っているアンティノ社です
こちらはキャンティ地区にありまして、トスカーナ州でも海からは少し離れた内陸にあります。
(北のフィレンツェと南のシエナを結ぶ線を中心とした広い産地がキャンティです)

それに対して、オルネライアがあるのは海沿いのボルゲリという地区です。
(アンティノリも現在ボルゲリでワインを作っています)

アンティノリ社はアンティノリ侯爵家26代目(だったかな)のピエロ氏が起こした蔵ですが、オルネライアはその弟のロドヴィーゴ氏が作りました
創業は81年。
マセットの時にも書きましたように、ボルゲリの土地は婚姻によって継承された母方の土地です。
当時、「不味い」イタリアワインなんかに見向きもしてなかった侯爵家の皆様が独自に高品質のイタリアワインを作ろうと始めたのです。

なので、
ワインはイタリア、トスカーナ産ですがブドウはボルドー品種なんです
カベルネソーヴィニヨン53% 、メルロ 23%、カベルネフラン17%、プティヴェルド7%

フルボディですが流石の高貴さ
もうオルネライアの品質にとやかく言う事はありませんが、

今日のワインは珍しいアーティストラベルの限定品です

コラボしたのは南アフリカのウィリアム・ケントリッジさん
(知りません
こんな方 ↓

オルネライア003-VDA15_SLIDESHOW.jpg
HPより、いかにも前衛芸術家

2015年で10回目となるアーティストとのコラボラベルです

オルネライア002-VDA15_SLIDESHOW.jpg
同上

ラベルのテーマは「収穫期のワイン造りの作業」で、描かれているのは「作業中の人間と機械との密接さ」を表現したものとのことです
む、難しいね…

限定ワインなので、15年に思い入れのある方には是非お勧めです















posted by cave MITSUKURA at 15:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする